私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年02月01日
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カテゴリ: 千の朝
f836


 人間の意識-無意識の“構造”は、
 生理-本能-意識となだらかにつながっている
 動物のそれとは
 全く違った構造を持っている、
 というところから出発する。

 動物が本能によって欲望の方向性が
 あらかじめ決定されているのに反して、
 人間の欲望は、

 自己のエネルギーをどこへ向けるぺきか
 わからないような状態で生まれてくる(想像界)。

 だが人間は社会の中で生きてゆくため、
 この四方八方に広がっていこうとする欲望を、
 父や母という家族関係(オイディプス関係)の中で
 一定の方向に秩序づけてゆく。

 この秩序づけのプロセスは
 人間の無意識の中で行なわれるが、
 そのことによって人間は自己のうちに
 いわば社会的な言葉の秩序(象徴界)
 を織り上げることになる。


 またそのままで現象学に対する強い批判になっている。

 なぜなら、
 現象学では、(意識)とは、
 言葉によって自分を自覚的に捉え直すことと
 ほぼ重なり合っているが、

 人間が言葉によって自分を捉え直すことそれ自体が、
 すでに無意識の構造の中に組み込まれているからである。

「現代思想の冒險」 竹田 青嗣 毎日新聞社





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最終更新日  2016年02月01日 06時39分32秒
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