私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年12月01日
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カテゴリ: 千の朝


 軍部による統帥権干犯という無茶な憲法解釈と、
 そういったことを許した
 明治憲法の不備にあったと言えるでしょう。

 そして、それさえなければ、日本は
 明治の元勲たちが営々と築いてきた
 立派な国家としての体を
 さらに持ち続けられたのではないかと思うのです。

 歴史に「たら・れば」の濫用は許されませんが、

 十分な価値があると言えるでしょう。

 そしてさらに言うならば、
 当時の明治憲法が不磨の大典と呼ばれ、
 修正することが許されなかったことにも
 一因があるようにも思えます。

 その視点は現代の日本国憲法に関しても
 重要になってきます。

 現在の憲法は、
 フィリピン用に用意されていた法律を土台に、
 マッカーサーが司令部の若い法務担当者に
 一週間ほどで作らせたものなのです。


 形式を取らせて、
 発令させたのが真相なのです。

 ですから、アメリカが作ったものを
 日本が勝手に改正できないようにか、
 憲法改正条文は、

 「国民投票の過半数の賛成」という
 非常識きわまる条文となっているとも言えるのです。

 しかし、時代が生き物のように動いていく中で、
 変わらないと言うか変えられない
 憲法を与えられたのが日本であるという現実だけは、
 知っておきたいものです。

 そしてそれとともに、冷静に考えてみれば、
 日本が二十一世紀の国際社会で
 主軸になっていこうという時に
 変えられない憲法を持つ国でいいのかという懐疑と、
 有事になってからでは遅いのだという思いが
 必要になってくると思うのですが、
 いかがでしょうか。

「私の人生観、歴史観」 渡部昇一 PHP





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最終更新日  2016年12月01日 08時47分13秒
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