私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年09月11日
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カテゴリ: 千の朝


 日本のコンパチブルコンピュータに対抗する新型機を
 IBMが発表したことである。

 これはOSの一部をファームウェアに入れたものだつた。

 ファームウエアとは、
 コンピュータに基本動作をさせるために
 コンピュータ本体に組み込まれたソフトウエアのことで、
 ハードウエアと密着しておりマイクロコードともいう。

 そのため新型機では従来のものと比べて


 この措置に対して、
 コンパチブルコンピュータをつくる日本企業が、
 OSのソースリストなどの技術情報を手に入れようと動き、
 一九八二年六月、FBIのおとり捜査にひつかかって、
 社員が逮捕された。

 この事件では多額の賠償金を支払い、
 IBMの著作権を認めさせられた
 企業化ベルの痛手も大きかったが、
 研究者や技術者に与えた
 心理的影響も大きかったと私は思う。

 当時、新聞の一面に、後ろ手に手錠をかけられた


 私はすでにコンピュータの業界に足を突っ込んでいたが、
 それを見てものすごいショックを受けた。

 おそらく、あのときに
 電子工学やコンピュータをやっていた人たちにとっては
 二十数年たった今でも、触れたくないというぐらいの


 ある意味では、
 第二次世界大戦の敗戦以上に大きかったとさえ思うし、
 それは確実に日本のコンピュータ関係者の
 トラウマになっていると思う。

 何がそれほどショックだったかというと、
 手錠をかけられたサラリーマンを見たときに、
 多くの人は「組織のためにやったことであっても、
 個人としての責任を免れない」ということを
 意識させられたはずである。

 これは団体では強くても、
 個人の不安にはもろい日本人にとっては、
 最高の見せしめとなった。

 スパイ容疑で逮捕されるのは会社ではなく、
 社員の一人一人であり、
 「会社から切り離されたら、
 自分は一人では戦えない」と思ったにちがいない。

 アメリカ人なら違う。

 一人でも国家と戦うだろう。

 しかし、セロトニン受容体が少ない
 多くの日本人は一人では戦えないのだ。

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最終更新日  2017年09月11日 06時59分48秒
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