私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年09月22日
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カテゴリ: 千の朝


 啓蒙の近代への橋渡しをしたが故に
 「近代哲学の父」とも呼ばれるが、
 これは間違っている。

 正しくは、この近代に「反・近代」的な狂信をもたらした
 「狂信の起源」ともいうべき哲学者である。

 なぜならば、デカルトの主著『方法序説』は、
 「理性はすべての人間に平等に備わっており、
 正しく用いれば人は誰でも

 これによって「理性主義」という、
 人間を狂暴化して社会を野蛮化する暴走に誘う
 新しい宗教を創造することになったからである。

 ギロチンによる大量殺戟に象徴される
 フランス革命の十八世紀末の狂態も、
 このフランス革命の模倣としての
 ソヴィエト連邦に代表される全体主義(社会主義)の
 悪魔のごとき二十世紀の圧制も、
 その思想的根源は直接的にはルソーらの
 十八世紀フランス啓蒙哲学にあるが、
 それはまたデカルトを始祖とする


 フランス革命が最高潮に達したときに
 ロベスピエールが主宰した、
 理性を神とする「最高存在の祭典」(一七九四年〉とは、
 この「理性主義」信仰の実にグロテスクな
 宗教化の儀式であった。


 人間の頭脳が市場の需要.供給メカニズムを
 より合理的に代替できるとの
 宗教的信仰(狂信〉に基づくものであった。

 この意味で、ソ連の崩壊は、
 「理性主義」がいかに反理性的であるかを
 完全に証明した実験であった。

「正統の哲学 異端の思想」 中川八洋 徳間書店





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最終更新日  2017年09月24日 09時07分25秒
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