私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年09月25日
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カテゴリ: 千の朝


 日本を欧米諸国と全く対等の国にしなければならない、
 と決心しておりました。

 それは日本人のために必要であるばかりでなく、
 日本人と同様に遅れた歴史を持ってしまった
 アジアの人々の代表としても、
 日本人が西洋人と比べて
 少しもひけをとらないことを証明すれば、
 中国人も韓国人も当時は欧米の植民地だった

 人間として少しも西洋人に劣るところはないという
 気概をもつことができる。

 日本はいち早く近代化に着手したから、
 いわばアジア人の代表選手として
 そうしなければいけない、
 という気持ももちろんあったわけであります。

 そういうわけで明治政府は、
 条約を改正して対等な国際的地位を実現するために、
 営々として努力を重ねてまいりましたが、
 ちょうどこの「女学雑誌」が発刊された
 明治十年代の終り頃、

 日本をもっと積極的に西洋に近づけようという努力が
 一つの頂点に達します。

 それを象徴するのが実は「鹿鳴館」という建物なのです。

「利と義と」 江藤淳 TBSブリタニカ





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最終更新日  2017年09月25日 05時32分19秒
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