私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年12月15日
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カテゴリ: 千の朝


 ひじょうに幸せな時点でとらえた存在だと思う。

 つまり、もうちょっと年代が上の人たちは、
 同じ西洋化一代目でも、
 鴎外(おうがい)とか漱石(そうせき)となると、
 外国語ができたし渡欧もしたし、
 ここで自分が西洋というものを
 受け止めていくのだといった、
 使命感みたいなものがあったと思う。



 しかし、菊池寛のように次の世代になると、
 第一高等学校とか帝国大学へ入れば、
 西洋の事はちゃんと教えてくれるという
 安心感もあったし、
 プランタンなんていう「カフェ」もできていたし、
 西洋化ということに、
 そう肩肘(かたひじ)張る必要はなかった。

 それに、作家になってからの菊池寛は
 たいへん儲かっていた。

 金で購(あがな)える西洋的価値は、
 どんどん手に入るという事情があった。






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最終更新日  2017年12月15日 05時41分38秒
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