私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2019年03月11日
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カテゴリ: 千の朝


 歴史には基本的なトレンドが存在した。

 人口も生産量も流通の量も増大した。

 そして今、同じトレンドで人口や生産が増大するなら、
 地球上の人間の生活が破綻する可能性が見えてきた。

 だから、「歴史にはこういうトレンドがあるから、
 そのトレンドに従えばよい」という判断の枠組みが使えなくなった。

 ヨーロッパとロシアでは、マルクス主義国家が次々と崩壊し、
 資本主義が勝利したかのような形になっている。



 ごくおおまかに言うと、
 三つの視点から単調増大型の成長に警鐘が鳴らされている。

 第一に、資源や環境問題を抱えたまま、工業社会を維持できるのか。

 第二に、人口問題などを抱える開発途上国は、近代化に成功するのか。

 第三に、世界平和は達成されるのか。

 この三つの問題に答えが出ないうちに、マルクス主義国家が崩壊し、
 今は生き残った資本主義国家が主体となって、
 資本主義型の解決方法しか考えられなくなってしまった。

 単調増大型という大きな枠組みは何ら変わっていないから、
 資源が枯渇し、環境が劣化し、人口が増大すれば自動的に行き詰まる。

 だから、われわれは今、歴史の未来を見る基本的な視点を、

 「人間に課せられる課題を、どのように解決するか」
 という視点に変えなくてはならない時代にきているのである。

「倫理で歴史を読む」 加藤 尚武 清流出版





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最終更新日  2019年03月11日 05時10分05秒
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