私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2019年03月12日
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カテゴリ: 千の朝


 「他人によって強要された物語を自分の物語として語り、
 他国によって語られた来歴に真剣に同化しようという傾向」
 が強かったが、自国の来歴を他国の物語、
 「人類」を主体とする「世界の進歩」の来歴を 借用して
 語ろうとしてきたこと自体に矛盾があり問題があったのである。

 日本の軍閥を非難する『平和と戦争』の歴史観は
 『太平洋戦争史』に受け継がれ、
 日本の軍国主義者と国民との対立を仮構することによって

 第二次大戦を現実には存在しなかった
 「軍国主義者」と「国民」との間の戦いにすり替えようとしたのである。

 両者の対立という架空の図式を導入することによって、
 アメリカには何らの責任もないという論理が成立可能になり、
 広島、長崎への原爆投下も
 「軍国主義者」が侵略戦争を起こしたことに
 よってもたらされた災厄であって、
 実際に原爆を落としたアメリカに全く非はないということになるのである
 (江藤淳『閉された言語空間』参照)。

「新地球日本史」2 西尾幹二 産経新聞社





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最終更新日  2019年03月12日 05時10分06秒
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