Integration Of My Life~日々の気づきを大切に~

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2007.09.30
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カテゴリ: 身体開発
なんだかんだで一年が過ぎました。

消極的な言い方のようですが、意志力ではない一年だったなぁと。

んで。一応の成果。
1:身体意識の高まり
 これはいうまでもないですけど。でも、「カラダのどこかを動かそうという意識」よりも、「カラダと外界を感じること」に意識を向ければ、自然と適切な姿勢に向かうような感じがしています。

「適切な」というのは「正しい」とは違うということです。自分のカラダの状態と、社会との関係性の中で表現される形態が、姿勢なんだと思います。

 社会との関係性というのは、簡単に指摘されているようでなかなか把握しにくいものですね。人間が社会的動物であるのならば、「自己」という範囲に、社会関係を含めて考えるべきなのではないのかと感じます。

 たとえば、蜘蛛というのは、「蜘蛛の体」だけでなく、その製造物・表現物である「蜘蛛の巣」を含めて蜘蛛である、と考えるでしょうし。
 とすれば、「自分と社会との在り方」というのも、(あたかも蜘蛛の巣が張り巡らされているように)、自分の範囲に含まれるのではないかと。

 もっとも、社会関係という場合は、(蜘蛛と蜘蛛の巣との関係とは異なり)相手も独立した(?)個体です。したがって、蜘蛛の巣を辿るようには簡単にその全体像を把握することは困難です。

 したがって、自己の物理的な身体構造は、その内実として、自己によって定義されうる「個性」と、把握困難な「社会性」を含む、とても複雑な構造になっていることに気付きました。

 このように、「単純には把握困難である」ということに対する繰り返しの気付きが、この一年間における身体意識の気付きの最大の成果といえます。

 その分だけ、高岡理論などによる「上から(演繹的に)支えるアプローチ」の有効性も再認識できました。気付きの蓄積による帰納的な統一を目指すと、どうしても常に部品が足りなくなってしまう。
 把握困難な「個性」「社会性」から来る部品の不足を、「ある種のフィクション」で演繹的埋めることも、全体的な発展という意味では必要だと思うようになりました。

つづく・・・





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最終更新日  2007.09.30 22:11:09
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