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夏草や つわものどもが 夢のあと 今日は1日の時間を贅沢に使って、JRの旅をしました。「大都市近郊区間の特例」を活用し、140円で京都、三重、滋賀の周遊としました。 京都の隣駅、JR奈良線「東福寺」を朝8時出発し、木津駅を目指しました。 木津駅に到着。関西線に乗り換え、「加茂」駅まで1駅。ここで再度乗り換え「柘植」駅まで行きます。同じ関西線ですが、「加茂」までは、新快速が通ってます。「加茂」から先はワンマンディーゼルになっており、ローカル線気分が味わえます。 三重県に入り、伊賀忍者や松尾芭蕉のゆかりの地「伊賀上野」を通ります。「柘植」に着きました。ローカルの起点駅という気分が存分に味わえる駅です。 ここで「草津線」に乗り換え、東海道本線の「草津」駅まで行きます。途中滋賀県に入りますが、甲賀忍者の里「甲賀」を通ります。 二大忍者のルーツの地があるすごいところです。今でこそ東海道は米原、関ヶ原を通っていますが、昔の東海道はここを通っていたので交通の要衝であったためでしょう。しかも京、大坂どちらにもほぼ等距離で行けます。 徳川家康が関ヶ原の合戦の前、江戸へ逃げるように帰った道筋なのでこの地には、色々な逸話が残っております。 最近新名神高速道路が開通し、草津から亀山、鈴鹿、名古屋湾岸と通るルートがつながり江戸時代の東海道に似たルートができて、東京までの時間短縮になっているそうです。 そういえば、なぜ東海道本線は関ヶ原、米原を通るルートにしたのでしょうね?「草津」駅に着いて、今度は東海道本線に乗り換えですが、ほとんど待ち時間無く「近江塩津」行き新快速に乗り換えできます。が、駅内のコンビニでサンドイッチを買っていたら、タッチの差で乗れませんでした。「近江塩津」まで直行できたら「湖西線」に乗り換えて京都まで一気に行けます。 残念ではありますが、元々京都を終点に考えていたので、あわてる必要もなく次の快速で「米原」に行って、また乗り換えも面白いだろうということで少し待ちました。 「米原」に着くと、次は「長浜」行きの快速に乗り換えでした。この駅のホームには、駅弁と立ち食いそば屋さんがありました。駅弁をいただくと、140円旅行と言って馬鹿に出来ない旅情をチョットばかし感じられそう! 新幹線も通り、北陸本線の起点でもある駅だけあって、旅行者にはうれしい駅です。 「長浜」に着くとスコールのような雨でした。ホームにいたら濡れるので改札階まで少しの間避難。途中下車できない旅行のメリット。急な雨も怖くありません。「長浜」から「近江塩津」までは、左手が琵琶湖、右手が戦国時代の古戦場で名高い山々を見ながら各駅停車の旅です。「近江塩津」駅に着くと向かい側に「湖西線」姫路方面網干行き新快速が来るとのことで狭い一本のホームで待ちました。向かいの山々は霧というか雨雲が低く垂れ込めて煙っています。 新快速に乗ってしまうと1時間15分ほどで京都に着いていまいます。「湖西線」は琵琶湖と比良山や蓬莱山、比叡山などにはさまれた風光明媚な所を走るので途中下車でなくとも、ホームに降りて次の電車までの暫しの時間過ごすのも良いかなと思いながらも、アッという間に京都に着いてしまいました。到着時刻15時でした。 朝8時から7時間140円の旅でした。 関西の「大都市近郊区間の特例」が活用できる路線はこれです。 もっとゆっくりしてもいいし、もっと広い範囲に挑戦しても良いし楽しみ方は色々あると思います。 冷房の効いた所で読書三昧でも良いかなとも思いますしゴトゴトと揺られながら、うとうとリラックスするのも有りかなと思いました。
August 20, 2008
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祇園会は 長き夏癒す 百日紅 7月丸々1ヶ月間祇園祭は続きました(そうです)。もちろん全て参加できるわけでもないし、見ることもできませんが今年は、その内の数回の行事を見ることができました。1日から31日までこんなに行事があるそうです。1~5日 吉符入り 各山鉾町 関係者による神事の打合せ1日 長刀鉾稚児お千度 八坂神社 長刀鉾町の稚児関係者らが稚児と共に 神事の無事を祈願2日 くじ取り式 京都市役所 17日の山鉾巡行の順番を決める〃 山鉾町社参 八坂神社 各山鉾町代表が祭礼の無事を祈願10~14日 鉾建て 各山鉾町 各山鉾町が鉾や山を組み立てる10日 お迎え提灯 神輿洗いの神輿を迎えるため、万灯会員が 提灯を立てて巡行する〃 神輿洗い 四条大橋 氏子総代世話方らが神輿をかつぎ大松明を かざして行列し四条大橋に行く。橋上で神職 が榊を汲みおいた鴨川の水に浸して神輿に そそいで浄める12~15日 鉾曵き初め 各山鉾町 各町内の人々が祇園囃子をはやしながら 各鉾を試し曵きする13日 稚児社参 八坂神社 長刀鉾にのる稚児が乗馬にて社参し、五位 少将、10万石大名の格式が与えられる〃 久世駒形稚児社参 八坂神社 南区久世の綾戸国中神社から胸に駒形を かけて稚児が社参する.二人いて一人が 17日の神幸祭に、もう一人が24日の 還幸祭に 供奉して巡行する14~16日 宵山 各山鉾町 夕刻より駒形提灯を点した山鉾でお囃子が 始まる。山鉾町の町家では表を開け屏風 などの美術品を飾る。15日 伝統芸能奉納 八坂神社 今様・日本舞踊・狂言・詩吟・琵琶などを奉納する16日 献茶祭 八坂神社 裏と表の千家が一年交代で献茶の奉仕をする〃 鷺舞・石見神楽 八坂神社 鷺舞は雌雄の鷺の舞い.石見神楽はスサノ オノミコトの大蛇(おろち)退治の舞い17日 山鉾巡行 長刀鉾を先頭に四条烏丸→四条河原町→ 河原町御池→新町御池と巡行する。 途中、四条堺町で「くじ改め」をする〃 神幸祭 祇園会の古事に習い、3基の神輿が八坂神社 から四条お旅所まで巡行する. 神輿は24日まで、お旅所に留まる18~20日 狂言奉納 八坂神社 学生狂言研究会による狂言の奉納23日 献茶会 八坂神社 煎茶道家元の輪番による献茶の奉仕〃 琵琶奉納 八坂神社 琵琶協会の人々による狂言の奉納24日 花傘巡行 昭和41年よりなくなった「後祭」の変わり〃 還幸祭 17日に四条お旅所に渡った3基の神輿が 八坂神社への帰り道を巡行する。古代の祇園 祭に習った行事25日 狂言奉納 八坂神社 茂山中三郎社中による狂言の奉納28日 神輿洗い 四条大橋 10日の神輿洗いと同じ.そのあと神輿はしまわれる29日 神事済奉告祭 八坂神社 祇園祭の無事終了を奉告し、感謝する31日 疫神社夏越祭 疫神社 疫神社は八坂神社内にある.参拝者が鳥居に かけられた2メートルの茅(ち)の輪をくぐり疫病を祓う1日の朝から町は飾り付けがされて、祭が始まったことが知らされます。1日からの行事は関係者だけのものですが、お囃子の練習も始まり、目と耳で祭の雰囲気が盛り上がってきました。10日からは鉾建てが始まり、ここからさらに盛り上がってきました。12日からは「鉾曵き初め」が行われ鉾によっては参加できるそうですが残念ながらここの土日は、出張で見ることもできずでした。夜のライトアップも綺麗になります。14日の宵山からは、夜店もズラリと並び、夜の賑わいはハンパでなくなります。鉾や山が置かれてある範囲が広いので、夜店の数もスゴイですがさらに、町の店の方々が出すプチ屋台もユニークだし、数も多いので本当に楽しめます。何と言っても今年は菊水鉾のお手伝い参加ができたことは、思い出に残りました。お茶をいただき、銘菓「したたり」をいただき、粽を買いました。17日いよいよ巡行の日、朝早くから多くの方々が集まってきました。新町通を行く、函谷鉾は圧巻でした。巡行が終わるとやれやれという気になってしまいましたが、24日には「花傘巡行」や「還幸祭」があって、まだまだ祭は続いている雰囲気28日の「神輿洗い」でやっと終わったかなという気分です。これで、厄払いでできて、京都の暑い夏を乗り切れるということです。清々しい8月1日の八坂神社です。
August 10, 2008
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御輿洗い 祇園会の名残 納めるや28日は御輿洗式でした。夜8時過ぎの四条大橋です。この間だけは車にはご遠慮いただき、神事が行われました。優雅な祇園祭のイメージではない勇壮な御輿の練り歩きで、祇園祭の奥の深さに驚かされます。今日は雨が降っていたので、ビニールがかけられています。御輿洗ということは、その昔は鴨川の水で洗っていたのでしょうか?今までかけられていたビニールもはずされて、神主さんによってお祓いされていました。祭の名残を惜しむかのように、御輿が八坂神社に向かって帰っていきました。 翌29日に祇園祭の終了が八坂神社の神様に報告されて最終的には31日八坂神社境内の疫神社夏越祭の茅輪くぐりで終了します。今日は8月1日の早朝の八坂神社。すっかり普段の神社に戻ってました。いよいようだる暑さの京都になりました。
August 2, 2008
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