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2018年03月02日
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カテゴリ: 美容と健康
こんにちは。

 本日はまた、拙著 「セーラー服と糖尿病」 の話題から。





 本書の最大の特徴は、誰でも簡単に、糖尿病のメカニズムを理解できるよう、医師と素人代表の女子高生との会話形式であること。

 そこで、今回は本文からのサンプル原稿をご紹介しようか、と…。

 登場キャラクターは以下の二人。







 医療に興味を持ち、将来看護師になることを夢見ている元気な女子高生。おじいさんが脳卒中で入院したとき、毎日お見舞いに通っているうちに院長先生と仲良くなる。今回は、お父さんの血糖値のことで院長先生からアドバイスを受けることになったものの…。


病院の院長先生



 医学博士で、数多くの成人病の診察を行ってきたベテラン医師。



 ここから、サンプル原稿ですよ。

♡ なっちゃん 「糖尿病って、有名な病気ですけど、そもそもどんな病気なんですか。病名からすると、おしっこが甘くなるイメージですけど」

 糖尿病は、病名から「尿に糖が出る病気」だと思っている人が多いけれど、血液の中の糖分が多いことが問題なんだ。おしっこに糖が出るのは、血液中の糖分が高くなった結果として出てしまうわけ。ただ、おしっこから糖が出たからといって、必ず糖尿病だと言うわけでもない。

♡ なっちゃん 「じゃ、糖尿病というネーミングが当てはまらないじゃないですか」

 糖尿病という名前がつけられたのは、18世紀なんだよ。尿がたくさん出て、その尿には甘みがあるということで、ディアベテス・メリトスと西洋で名づけられた。ディアベテスは絶えまなく水が流れ出るという意味、そしてメリトスは蜂蜜という意味だ。「糖尿病」というネーミングは、その日本語訳だよ。

♡ なっちゃん 「日本語より、外国の言葉のほうがロマンチックに感じるわ」

 ところが20世紀に入って、血液中の糖分を正確に測れるようになってくると、血液中の糖分が増えなくても尿に糖が出るグループがいることがわかったんだ。

♡ なっちゃん 「えっ? そういう人たちは、血液中の糖分が正常だから糖尿病ではないということですか」

 その通り。健康な人は、血液中の糖分は腎臓で再吸収されて尿の中には出てこない。ところが、生まれつき腎臓の再吸収能力が低い人は、血糖値が正常でも尿の中に糖分が出てくることがある。これは腎臓の病気で、糖尿病ではないんだ。話が難しくなってくるからこれくらいにしておくけど。

♡ なっちゃん 「つまりおしっこから糖が出たからといって、糖尿病とは限らないということですね。だったら、こんなまぎらわしい名前をつけなければよかったんですよ」

 だから、かつては血糖値が高い状態を言う「高血糖病」という病名に変えたらどうかという意見もあったんだ。だけど、糖尿病というネーミングが古くから世間に浸透していたから、いまさらということで反対する人たちが多かった。

♡ なっちゃん

 相変わらず芸能通だね。

♡ なっちゃん 「そんなことより、ホントにこのままだとお父さんが糖尿病になる可能性があるのですか。少し太ってきただけで、あとは前と全然変わりませんよ。血糖値が少しくらい高くても、お腹が痛いとか、どこかがかゆいとかなければ大丈夫なような気もしますけど…」

 血糖値は、多少高くても、自覚症状のまったくない人がほとんどなんだ。病気が進んで糖尿病になっても、よほど悪くならない限り自分が病気だとは気づかない。

♡ なっちゃん 「最初は自覚症状がないなんて、ガンみたいですね。でも、ガンほど怖い病気とは思えないんですけど」

 ガンはもちろん怖い病気だけど、最近は検査や治療法が進歩して、早期発見して適切な治療を行えば完治させることも可能になった。ところが糖尿病は、境界型糖尿病で早期に治療をはじめた場合を除いて、現時点では、一度病気になると完全に治るということはないんだよ。

♡ なっちゃん

 また極端だね。糖尿病は、遺伝的な体質をベースにして、いろんな誘因が働いて発症すると言われているんだ。遺伝的な体質は一生変わることがない。だから、一時的に血糖値が下がっても、一生自分で気をつけていかなければならないという意味だよ。

♡ なっちゃん 「えっ? 糖尿病って遺伝するんですか? と言うことは、もしお父さんがこのまま糖尿病になったら、私も糖尿病になるかもしれないんですよね。これは大変。今日から何としてもやせさせないと」

 話は最後まで聞いてよ。糖尿病になりやすい体質が遺伝すると言ったけど、病気そのものが遺伝するとは言ってないよ。なりやすい体質に、いろんな要因が重なることによって発症するんだ。だから、もし糖尿病になりやすい体質があったとしても、その要因をシャットアウトすることで、糖尿病になる可能性をぐっと下げることができるんだよ。

♡ なっちゃん 「そうか。私はお父さんと違って大食いしませんからね。でも、自覚症状はほとんどないんですよね。だったら無理に努力しないで、ハニーブラッドのまま生きてゆくのも一つの生き方だと思うんですけど」

 何?ハニーブラッドって。ルー大柴みたいな英語だね。検査結果を見て、「また、血糖値が高めだ」と落ち込むだけの影響だったら、何も言わないよ。残念ながら血糖値が高いまま放っておくと、困ったことが体に起きてくるんだ。

♡ なっちゃん 「甘い雰囲気に誘われて、異性が集まってきて困る、みたいな?」

 だったら良いんだけどね。血糖値が高い状態が続くと、体中の毛細血管が徐々に障害を受ける。同時に動脈硬化が進んで、いろんな合併症を引き起こすんだ。

♡ なっちゃん 「えっ? たとえばどんな病気ですか?」

( 本書へ続く。)


 …ということで、血糖値が気になる方にお勧めの糖尿病予防の入門書。

「セーラー服と糖尿病: 血糖値の上がったお父さんを救うため、女子高生が糖尿病の謎に挑む」





 ご興味のある方は是非。

 よろしくお願い申し上げます。

        永嶋 信晴





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最終更新日  2018年03月02日 15時37分10秒
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