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「俺の親父はバカなんです。
坂本さんは、俺の親父のバカを、バカにしてます」
和尚め!!
いなくなってからもやってくれる。
そして旭が本当に素直にまっすぐに育ったのは、やっぱりヤスの愛情のおかげなんだと再確認できた回だったなぁ。
由美の家に、話をしに乗り込んできた旭。
親父の事も、旭の事もバカにしていると責められ、反論しようとした由美に、旭は和尚から渡された手紙を読んで欲しいと言う。
それは旭が一番大事にしている手紙。
見舞いに訪れたあの日、照雲が成人式が終わったら読んでと、旭が成人した際に渡して欲しいと和尚から預かった手紙。
「俺の親父がどんな人間か、分かってもらえると思います」
旭はそう言って、由美に手紙を読ませるのだった-------。
一方、ヤスの元に島野という男から電話が入る。
なんと彼はヤスの父の息子!!
後で判明した所によると、島野と父に血の繋がりはないよう。
再婚した相手の連れ子だったようで。
だから、ヤスの父親にとって、自分の血を分けた子供というのはヤスだけなのだ。
そんなヤスの父が、どうやらもう長くないらしい。
だが、その父が最後にどうしてもヤスに詫びたいといっているというのだ。
だから一目会ってやって欲しいと・・・。
ヤスの父親が生きていた!!
その話は瞬く間に街中に知れ渡ったよう。
ヤスの母親はヤスが生まれてすぐに亡くなったという。
しばらくは父が面倒を見ていたのだが、兄夫婦にヤスを預けて、父は東京に職探しに出たというのだ。
だが・・・そこで仕事を見つけて、更には新しい奥さんも見つけてしまったというのだ!!
ヤスはそのまま捨てられたと・・・。
酷い話。
ヤスはどうするのか?
会えばいいんじゃないかと、照雲は言う。
幸恵も、もうすぐ仏様になる人に恩を売って損はないという。
で、ついでに東京に出るなら、旭に会えばいいと背中をおしてくれるのだが・・・。
だが、ここは面倒臭い男ヤス。
旭と東京には行かないと約束したからと、やはり行かないと言い出してしまったのだ!!
そこへお弁当を持ってやってきたたえ子。
彼女は古い荷物の中から発見したものをヤスに見せようとしたよう。
それは・・・ヤスがお父さんから作ってもらったというせっけん箱の船。
それをいつも潮の湯に持って行って、お父さんが作ってくれたと自慢していたというのだ。
だが、ある日。
これが潮の湯の前に落ちていたのだという。
その日、ヤスの父はもう帰ってこないという話を聞き、ヤスが怒ってたたきつけたのかと思うと、返すことも捨てることも出来ずにたえ子は持っていたというのだ。
だが、この話を聞いても、ヤスは当時の事を何も覚えてはいない。
それでもたえ子は、小さい頃のヤスにあわせてくれてありがとうと笑うのだった・・・。
だが翌日・・・ヤスは東京行きの長距離トラックに乗ると言い出したのだ!!
ようは『仕事で仕方ないから東京へ行く』という形にしたいよう。
あぁ
面倒くさい男(^^)
でも、それをちゃんと理解してくれる職場の仲間と上司がいるのだ。
そして、クズの同乗者として、ヤスのシフトを変えてくれたのだ。
みんな旭へのお土産を持たせようとするけど、ヤスは受け付けない。
そんな中、クズだけが、嫁と皆に持たされたからと、父と旭へのお土産を受け取ってくれと、差し出してきたのだ。
皆の想いを受け取り、ヤスはついに父親に会いに行く事に。
島野は、ずっと父は表には出さなかったけれど、後悔していたと教えてくれる。
それだけは信じてやって欲しいと。
だが、病室の前についたものの、やはり心の準備がと言い出すヤス。
こういう優柔不断な所はそっくりだと笑う島野。
それが悔しくて、否定して病室に入るヤス。
だが・・・どうやら父は薬で眠っているよう。
40年ぶり位の親子の対面。
その時、ベッド脇に置いてあったスクラップブックを落としてしまったヤス。
それは・・・同じ日付で、毎年毎年貼り続けられていた新聞だった。
その日付は・・・ヤスの誕生日。
占いや何かを見る時、自分のものより先に、旭のものを見てしまうヤス。
父もまた同じように、息子のヤスを思って、毎年こうやって誕生日を迎えてきたのだろう。
その気持ちは、旭を育てた今だから理解できる気持ち。
そしてヤスは、眠ったままの父に今までの自分の話を聞かせる。
伯母をよく学校へ呼び出し、たえ子に面倒見てもらい、幼馴染みと一緒に怖い親父にゲンコツ食らわされて育った。
えらい人にはなれなかったけど、トラック運転手にはなれた。
そこで美佐子という出来すぎた女房と会い、旭という息子も出来た。
トンビがタカを生んだと、周りは言うけれど・・・。
「悪くない47年だと思います。
もし…あなたが迎えに来てくれれば、別の人生があったのかもしれませんけど、
それも悪くなかったかもしれませんけど・・・。
俺、バカだから、別の人生がいいと思ったことなんかないんです。
ホントにいっぺんもないんです。
あんたがくれた俺の人生は、何も…何も悪いことなかったです」
父親に捨てられた事。
当時はもちろん恨んだこともあったろう。
だが、それを忘れてしまえるほど、ヤスの周りの人たちは温かく優しかった。
今残っているのは・・・父親への感謝だけ。
その時、あのせっけん箱の船の事を思い出したヤス。
銭湯の中で一緒に遊び、嬉しかった記憶が蘇る。
大好きだった父の事。
もうそれだけで十分だった。
父の手を握り、感謝するヤス。
「全部…あんたのおかげです。
あんたが俺をつくってくれたから、いいことたくさんありました。
生まれさせてくれて、ありがとうございます」
父との対面はそれで十分だった。
目を覚ましはしなかったけれど、顔を拝めて十分。
謝罪したいだろうからと引き止める島野に、父は謝らなければならないことは何もしていないというヤス。
「昔のことなんてね、どうでもいいんです。
俺は今、満足してるし、それでいいんです。
島野さんは、どうですか?」
それに笑顔で島野も頷く。
それでいいのだ。
土産だけを渡し、病室に向かって深くお辞儀をして背中を向けたヤス。
そして・・・今度こそ旭に会いに編集部へ向かうことに!!
あいにく旭は取材に出ているらしく、話を聞いて早く帰るとの返事のよう。
対応した小林は、頼りになるからつい旭を使ってしまうという。
旭は年上の人や、目上の人にやたら受けがいいという。
その話を聞き、ヤスは田舎で色んな人の手で育ててもらったからだと、みんなのおかげだというのだが、小林はそれでもヤスの影響が大きいというのだ。
「だけど僕はやっぱり、市川くんを育てたのは、お父さんの手だと思いますけどね」
そう言って、小林は、本当はダメなのだが、旭の就職試験の課題の作文を見せてくれたのだ。
小林は、いつかヤスに読ませたかったのかもしれない。
いい作文だと言って渡されたそれ。
『嘘と真実について』
母親の死は、父を庇って死んだから。
そう聞かされて育った旭。
だがある日、故・海雲和尚から手紙を受け取った。
そこには母の死の真実が書かれてあったのだ!!
「父は あの小学6年生のとき以来、母の死については一度も話題に出さなかった。
やはり母への贖罪の意識があるのだろうと思っていたが、そうではなかった。
母が自分の命と引き換えに救ったのは、本当は僕だったのだ。
父の嘘を許してやってほしいと、そこには書いてあった。
お前のためを思って、悩んで悩んで、悩みぬいた揚げ句ついた嘘なのだと。
お前は母に命を守られ、父に育てられ、たくさんの人に助けられて、成人式を迎えるまで大きくなった。
それをどうか幸せだと思ってほしい。
生きて、今あることの幸せを噛みしめ、これからの長い人生を生きてほしい。
感謝の心を忘れない大人になってほしい。
母に、周りの人達に。
そして、何より父に。
お前を誰より愛してくれた父に。
いつか、ありがとうと言ってやってほしい。
手紙を読んで、涙がとまらなくなったのは生まれて初めてだった。
誰に向かってどんな思いで泣いているのか、自分でも分からなかった。
ただ、泣いているときふと気づいたことがある。
鼻をすするとき、片方の穴に指でフタをして、右左右左と交互にすするのは、父と同じ癖だった。
そして、自分はもうじき逝くと、和尚は書いていた。
美佐子さんに・・・僕の母に会えたら、お前が文武両道、立派に育っていることを伝えてやると。
和尚は書いていた。
美佐子さんはきっと喜ぶだろうと。
それから最後の最後にこうあった。
だが、美佐子さんが一番うれしく思うのは、お前が父の偽りの告白を聞いた後も、一度たりとも 父を恨まずにいてくれたことだろうと。
僕は和尚の手紙を読んで初めて気づいた。
僕は確かに母が父をかばって死んだのだと思い込んでいた。
だが、本当に、ただの一度も「父のせいだ」とは思わなかったのだ。
父を恨むことは本当に一度もなかった。
我慢していたのではなく、そんな思いは一切湧いてこなかったのだ。
そのことが、僕はうれしい。
僕自身ではなく、僕に恨みを抱かせなかった父を、誇りに思う。
父は嘘をついた。
僕は二十歳になって事実を知った。
だけどそれが・・・それが一体何だというのだろう?
大切な真実というものは、父と過ごしてきた日々にあるのではないだろうか」
その作文を読んで、屋上で号泣するヤス。
ここは本当涙腺崩壊だったなぁ。
文章にして読んだ今もまた涙が止まらない。
父の事を考えながら書いていた作文。
思わず笑みがもれていた旭の姿。
こんな自分を誇りに思うといってくれた旭。
その言葉だけでヤスには十分。
ここに来たかいがあっただろう。
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