まずは、「ライク・ア・ローリング・ストーン(Like A Rolling Stone)」です。年齢を重ねたアン・ウィルソン(Ann Wilson, ハートのヴォーカリスト)によるこの曲のカバーです。昨年(2016年)、ボブ・ディランの75歳を祝うバースデイ・ライヴの模様ですが、ここしばらくの(特に60歳を超えた辺りからでしょうか)彼女の貫禄と迫力は素晴らしいですね。
続いては、「風に吹かれて(Blowin’ In The Wind)」のカバーです。1980年代末、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)がアコースティックのライヴを行った際の演奏です(映像の前半がディランのカバーで、後半はCCRの「バッド・ムーン・ライジング」です)。“ロック界のボス”のイメージとは違うかもしれませんが、ストーリーテラーとしてのスプリングスティーンらしさがうまく発揮されているパフォーマンスでもあるように感じます。