そんなREOスピードワゴンが大きくブレークしたのは1981年のことだった。1980年発表のアルバム『禁じられた愛』が大ヒットし、ジョン・レノンの遺作『ダブル・ファンタジー』を抜いて1位となり、年間アルバムのチャートでも同作を抑えて1位となった。1982年、1984年に発表した続くアルバム(『グッド・トラブル』、『ホイールズ・アー・ターニン』)も人気を博し、1987年に発表されたのが本盤『人生はロックンロール(Life As We Know It)』だった。前3作ほどヒットはしなかったものの、バンドの絶頂期の活動という点では、結果的に本作が最後となり、1980年代が終わるまでにはバンドの中心メンバーが抜け、やがてバンドも一時解散となってしまった(その後、1992年以降はメンバーが代わり、現在まで活動している)。