音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019年05月19日
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テーマ: 洋楽(3308)
疑いの余地なきクラプトン代表盤の一つ


 エリック・クラプトン(Eric Clapton)は、ヤードバーズ、ジョン・メイオールのバンド(ブルースブレイカーズ、 参考記事 )で名を上げ、クリーム( 参考記事 )、ブラインド・フェイス、デレク・アンド・ザ・ドミノス( 参考記事 )などで成功を収め、やがてソロ活動へと専念していく。1970年のファースト作( 参考記事 )以降、ソロとしてのスタジオ作だけで20枚以上、ライヴ盤も入れると30作を優に超える中で、最高作はどれか。そんなセレクションをするならば、多くの人にとって三指に必ず入りそうなのが、『461 オーシャン・ブールヴァード』(1974年)と本作『スローハンド(Slowhand)』(1977年)ではないだろうか。

 この『スローハンド』は、久々のイギリス録音(上記『461~』以降の3作はアメリカでの録音だった)で、表題は昔からの彼のニックネームである。直訳すると“遅い手”なわけだが、音数に比して指の動きがゆっくりである(チョーキングの多用などの結果、指がゆっくり動いていてもそうとは思えない演奏が繰り出される)というのが広く採られている説明で、ヤードバーズの時代からのものである。演奏には、数年来のレギュラー・メンバーのほか、元キング・クリムゾンのメル・コリンズ(サクソフォン)も加わっている。本盤は大きなヒットとなり、全米2位(全英23位)を記録した。

 どれも聴き逃がせない好曲が並ぶが、いくつか推奨曲を挙げておきたい。3.「レイ・ダウン・サリー」は最初のシングルとして発売された、カントリー風の軽快で小気味よいリズムで、全米3位となった。このシングルのB面にも収録された1.「コカイン」はJ・J・ケイルのナンバーで、クラプトンの本領が存分に発揮された演奏が繰り広げられている。2. 「ワンダフル・トゥナイト」 は彼の代表的バラード曲で、日本でも人気のナンバー。さらにもう少し個人的趣味で付け加えると、4.「ネクスト・タイム・ユー・シー・ハー」のようなクラプトン曲に筆者は弱い。あと、さらりとギターを聴かせるインスト曲の9.「ピーチェズ・アンド・ディーゼル」(2.のシングルのB面にも収められた)もいい。




[収録曲]

1. Cocaine
2. Wonderful Tonight
3. Lay Down Sally
4. Next Time You See Her
5. We're All the Way
6. The Core
7. May You Never
8. Mean Old Frisco
9. Peaches and Diesel

1977年リリース。





スローハンド [ エリック・クラプトン ]

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Last updated  2019年06月11日 18時48分50秒
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