音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019年08月26日
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人気絶頂期の到来を告げる1枚


 マナー(Maná)は、既に長年活動を続けているメキシコのロック・バンド。1980年代にグアダラハラでフェル・オルベーラ(Fher Olvera,本名フェルナンド・オルベラ)、グスタボ・オロスコ(Gustavo Orozco)らによって結成されたソンブレロ・ベルデというのがその前身である。

 マナーとして4枚目のスタジオ作となる本盤『クアンド・ロス・アンヘレス・ジョラン(Cuando los ángeles lloran)』は、1995年4月にリリースされた。セカンド作やサード作とこれらからのシングルのヒットで既にバンドの人気に火がついていたものの、インターナショナル・アーティストへと成長していくきっかけはこの盤と言えるだろう。アルバムとしての出来も、収録曲それぞれの工夫やクオリティも格段にアップしている。筆者的にはリアルタイムで本盤のヒットを体験したというひいきもあるのだけれど、それを差っ引いても、後のマナーの活躍から聴き始めたという人がいたら、ぜひ本盤あたりまでは少なくともさかのぼってほしいと思ったりする。

 以下、本盤で注目したいナンバーをいくつか挙げてみたい。9., 10., 3., 4.の4曲がシングルカットされているが、それらのうちから特にお勧めなのは、4.「エル・レロッホ・ククー」と表題曲の8.「クアンド・ロス・アンヘレス・ジョラン」。前者は“鳩時計”、後者は“天使たちが泣くとき”の意で、どちらもテンポを落としたロック・バラード調で、これまでのマナーのナンバーの中でも、名曲に数えられると思う。

 その一方、ロック・バンドとしての成熟が見られ始めるナンバーとして特にお勧めなのが、2.「セルバ・ネグラ」と6.「アナ」。前者の表題は“黒い密林”の意味で、メキシカン・ロック独特のリズム感がいい。後者は人生に絶望する15歳の少女(その名前が表題のアナ)を歌った詞の内容。どちらも曲の内容がよくわからなくても演奏がカッコいいという観点では、このアルバムの中では特に上位の、筆者的にはお気に入りのナンバーだったりする。


[収録曲]

1. Como un perro enloquecido
2. Selva negra
3. Hundido en un rincón

5. Mis ojos
6. Ana
7. Siembra el amor
8. Cuando los ángeles lloran
9. Déjame entrar
10. No ha parado de llover
11. Antifaz
12. El borracho

1995年リリース。




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【輸入盤】Cuando Los Angeles Lioran [ Mana (Latin) ]





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Last updated  2019年08月26日 10時41分37秒
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