1988年にロイ・オービソン(Roy Orbison)が亡くなった時、それなりに年配のアーティストだと思っていたイメージとのギャップに驚いたという記憶があります。1950年代から活動していたせいでしょうが、享年52歳という若さでした。そんな彼が亡くなる前年に吹き込んでいながら、その急死によってしばしお蔵入りとなってしまったのがこの「アイ・ドローヴ・オール・ナイト(I Drove All Night)」でした。曲作りの名コンビ、トム・ケリーとビリー・スタインバーグが“ビッグ・オー”に提供したナンバーでした。