音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019年10月11日
XML
テーマ: 洋楽(3388)
カテゴリ: 動画紹介
400万アクセス記念~いま聴きたいあの曲(その4)


 1988年にロイ・オービソン(Roy Orbison)が亡くなった時、それなりに年配のアーティストだと思っていたイメージとのギャップに驚いたという記憶があります。1950年代から活動していたせいでしょうが、享年52歳という若さでした。そんな彼が亡くなる前年に吹き込んでいながら、その急死によってしばしお蔵入りとなってしまったのがこの「アイ・ドローヴ・オール・ナイト(I Drove All Night)」でした。曲作りの名コンビ、トム・ケリーとビリー・スタインバーグが“ビッグ・オー”に提供したナンバーでした。





 ロイ・オービソンの曲としてはやかましすぎるという意見もあるかもしれませんが、彼独特ののびやかなヴォーカルがうまくいかされていてなかなかよいのではないかと思っています。それどころか、ぜひともその当時にリリースされてヒット(“ビッグ・オー”復活の大ヒット!みたいな感じで)して欲しかったという気が個人的にはしています。

 ところが、現実には心筋梗塞による急逝により、この音源は1992年まで発表されませんでした。宙に浮いたこのナンバーは、シンディ・ローパー(Cyndi Lauper, このシンガーは上記作曲コンビと深いつながりがありました)によって、彼女のアルバムに収録され、シングルにもなって1989年に前米ビルボードで6位のヒットを記録しました。

そのようなわけで、シンディ・ローパーによる「涙のオール・ナイト・ドライヴ」(当時の邦題はこうなっていました)をどうぞ。





 ちなみに2003年にはセリーヌ・ディオンもこの曲をシングル・リリースしていますが、上のシンディ・ローパーのものはなかなかのプレッシャーの中でこの曲を吹き込んだのではないかと想像します。当時はそんな裏事情は知りませんでしたが、亡くなった大物シンガーが吹き込んでいた曲を自分のアルバムで披露するといういわば大役です。結果的には、ロイ・オービソンとはまったく異なる雰囲気(でもよく聴くと随所で意識しているのかもと思わされます)の好曲に仕上がり、ヒットしたのも納得です。



[収録アルバム]


Cyndi Lauper / A Night to Remember(1989年)




 ​
Roy Orbison ロイオービソン / King Of Hearts 輸入盤 【CD】

 ​
ア・ナイト・トゥ・リメンバー [ シンディ・ローパー ]




  下記ランキングに参加しています。
  お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします!
        ↓           ↓ 

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019年10月11日 07時14分44秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
      ↑        ↑
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします!
      ↓        ↓
人気ブログランキングへ



↓相互リンク↓

ちょっと寄り道 [音楽の旅]




Calendar

Archives

2024年11月

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: