リトル・スティーヴン(Little Steven)すなわちスティーヴ・ヴァン・ザント(Steve Van Zandt)は、ブルース・スプリングスティーンのバンドのメンバーとして、あるいは『ザ・ソプラノズ(哀愁のマフィア)』などドラマに出演した俳優として知られますが、ソロ・アーティストとしても優れた作品を多く世に送り出しています。
今回の曲は、2017年のセルフ・カバー作『ソウルファイアー』に収められた「ラヴ・オンザ・ロング・サイド・オブ・タウン(Love on the Wrong Side of Town)」です。まずは、映像は動きませんが、このアルバム所収のスタジオ・ヴァージョンをお聴きください。
元々この曲はこのリリースから40年も前に最初に発表されたもので、曲を作ったのも彼一人ではなく、盟友B・スプリングスティーンとの共作です。しかも、その当時それを録音したのは、サウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークス(Southside Johnny & the Asbury Jukes)でした。彼らが吹き込んだこの曲は、1977年発表のアルバム『ディス・タイム・イッツ・フォー・リアル』に収められていますが、今回はリリース当時のライヴでの演奏の様子をご覧ください。