音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2023年08月16日
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全米で人気を獲得した飛躍の盤 


 ボブ・シーガー(Bob Seger)は、1945年デトロイト生まれのロック・ミュージシャン。ボブ・シーガー・システム、ソロ、さらにはバックバンドのシルヴァー・バレット・バンドとの活動を展開するが、長らく地元で人気のアーティストというポジションだった。

 そんな彼が全米レベルでのステータスを築くことになったきっかけが、本盤『炎の叫び(Night Moves)』だった。アルバムはチャートで8位まで上昇し、彼にとって初のトップ10入りとなった。シングルも全米4位となった表題曲(2.「ナイト・ムーヴス」)を皮切りに複数がヒットした。トップ・アーティストとしてのボブ・シーガーの快進撃はこの盤から始まったと言える。

 実際、本盤には好曲が並ぶ。冒頭の1.「ロックン・ロール(ロック・アンド・ロール・ネヴァー・フォーゲッツ)」は、ノリのいい、いかにもボブ・シーガーらしい王道のロック・ナンバー。シングルとしてもカットされた(最高位は全米41位)。2.「ナイト・ムーヴス」は、上記の通りシングルとしてヒットした。後の 「アゲンスト・ザ・ウインド」 「ライク・ア・ロック」 につながるあの雰囲気を、この曲は内包している。さらに、彼の代表曲の一つになった6.「メインストリート」も本盤に収められている。この曲もシングル化され、全米24位となった。

シングルとなったこれら3曲が注目の曲ということになるのだろうけれど、そのほかにも注目したい曲を少し挙げておきたい。3.「ファイア・ダウン・ビロー」は、妙に筆者のツボにはまるいかにもアメリカン・ロック調のナンバー。ミディアム・テンポの4.「光の中へ(サンバースト)」と8.「シップ・オブ・フールズ」は、少し余裕を持たせたり、肩の力の抜けた落ち着いた雰囲気を出したりしているところがいい。一方で、アルバムを締めくくる9.「メリー・ルー」は、ボブ・シーガー独特のハイテンションのヴォーカルが聴きどころとなっている。


[収録曲]

1. Rock and Roll Never Forgets

3. The Fire Down Below
4. Sunburst
5. Sunspot Baby
6. Mainstreet
7. Come to Poppa
8. Ship of Fools
9. Mary Lou

1976年リリース。




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【輸入盤CD】Bob Seger & The Silver Bullet Band / Night Moves (ボブ・シーガー&シルヴァー・バレット・バンド)

 ↓こちらはベスト盤↓

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Last updated  2023年08月16日 04時47分13秒
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