音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2024年08月27日
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テーマ: 洋楽(3573)
多忙な男の大ヒット作


 1980年代のフィル・コリンズ(Phil Collins)は“世界でいちばん忙しい男”だった。ソロでもバンドでも大人気で、イギリスで演奏後にコンコルドに乗って米国へ飛んで次のステージに上がるなんてこともあった。本盤『フィル・コリンズIII(No Jacket Required)』(現在では日本でも『ノー・ジャケット・リクワイアド』と表記されたりする)はソロの方での大ヒット作。黒い背景にフィル・コリンズの首から上だけが映っている写真のジャケット(密かに“生首ジャケ”と呼んでいる)のこの盤は、1985年にリリースされ、英米だけでなくさまざまな国のチャートで1位を獲得し、グラミー賞にも輝いた。

 往時は筆者も何度通して聴いたかわからないほど本盤を聴いた。とにかく盛りだくさんで飽きさせない作品である。ダンス調の1.「ススーディオ」はシングルとしてもヒット(全米1位)した。そうかと思うと、同じくシングルとしてカットされた5.「ワン・モア・ナイト」は極上のバラード曲で、アメリカで1位、イギリスで4位のヒットとなった。

 上の2曲からわかるように、バラードからダンサブルなナンバーまで、幅広く楽しませ聴かせるというのが本盤を飽きさせないものにしている。似たような対比をもう少しするならば、リズムに乗った6.「ドント・ルーズ・マイ・ナンバー」(こちらもシングルとしてアメリカで4位)があるかと思えば、テンポを落としてじっくりと聴かせる9.「インサイド・アウト」があり、ジェネシス調の10.「テイク・ミー・ホーム」がある。

 最後にもう一つ。3.「ロング・ロング・ウェイ」は静かなバラード調のナンバーだが、デュエットで参加しているのはスティングである。さらに、バックコーラスながら、上記の10.「テイク・ミー・ホーム」では、スティングらとともにかつてのジェネシスのメンバーであるピーター・ガブリエルもゲスト参加している。


[収録曲]

1. Sussudio
2. Only You Know and I Know
3. Long Long Way to Go

5. One More Night
6. Don't Lose My Number
7. Who Said I Would
8. Doesn't Anybody Stay Together Anymore
9. Inside Out
10. Take Me Home
11. We Said Hello, Goodbye (Don't Look Back)

1985年リリース。




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Last updated  2024年08月27日 13時41分42秒
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