音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2025年11月09日
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イングヴェイ節が冴える21世紀盤


 スウェーデン、ストックホルム出身のロック・ギタリストであるイングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie J. Malmsteen)。彼は、アルカトラスでの活躍( 参考過去記事 )を経て、1984年にファースト作( 過去記事 )を発表して以降、バンド名義でしばしば作品をリリースしてきた。とはいえ、バンド名義の下であっても、実質はイングヴェイの作品(あるいはイングヴェイのバンド)であり、メンバーは頻繁に変わっていった。21世紀に入って最初のスタジオ盤となった本作『アタック!!(Attack!!)』においても、前作の『ウォー・トゥ・エンド・オール・ウォーズ』(2000年発表)からメンバーを総入れ替えし、ヴォーカルはドゥギー・ホワイトとなっている。

 ひとことで言えば、イングヴェイ節が冴えわたるといったところだろうか。ヴォーカルのホワイトとの相性も悪くないように思える。1.「レイザー・イーター」の流れるようなギターのメロディに始まり、表題曲の5.「アタック!!」でもイングヴェイ節が存分に発揮されている。インスト曲の6.「バロック&ロール」は本盤の聴きどころの一つで、 「ファー・ビヨンド・ザ・サン」 などインストの名演を残してきたこのギタリストの本領発揮のナンバーだと言える。

 イングヴェイのギター・プレイという観点では、8.「マッド・ドッグ」、インストルメンタルの10.「マジェスティック・ブルー」といった曲も要注目である。また、上記のホワイト(ヴォーカル)との相性およびバンドとしての演奏という点では、13.「タッチ・ザ・スカイ」の出来が特によいと感じる。アルバム締めくくり(ただし日本盤ではこの後にボートラが続く)となるインスト・ナンバーの15.「エア」は、バッハの「G線上のアリア」が原曲となっている。 


[収録曲]

1. Razor Eator

3. Valley of Kings
4. Ship of Fools
5. Attack!!
6. Baroque & Roll
7. Stronghold
8. Mad Dog
9. In the Name of God
10. Freedom Isn't Free
11. Majestic Blue
12. Valhalla
13. Touch the Sky

15. Air
16. Nobody's Fool 〈日本盤ボーナストラック〉

2002年リリース。




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Last updated  2025年11月09日 06時02分22秒
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