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2018.09.30
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カテゴリ: 宗教
最近読んだり、今読んでる仏教の本で面白かったものをご紹介します。

梅原猛の『歎異抄』入門はフリーマーケットで購入。歎異抄をわかりやすく現代語訳するとともに、ともすれば教科書では神聖化されて近づきがたい存在となる親鸞聖人の生涯をコンパクトに生々しく人間的に描いているのが好感が持てます。親鸞聖人が京都の六角堂に篭っていた際に現われた救世観音のお告げの箇所と、また親鸞聖人に奥さんが2人いらしたのではとの梅原さんの推論が興味深かったです。
歎異抄は長い間、親の追善供養のための念仏の否定や、信者から布施を取ることを潔しとない考えが、宗門批判や組織の否定のつながるとして浄土真宗の中で封印されてきましたが、110年前に清沢満之により紹介されて世間に知られるようになったとの箇所も面白かったです。

梅原猛の『歎異抄』入門 (PHP新書) Kindle版


中学高校生の頃、日本史の教科書で仏教は各時代ごとにうしろのほうで文化と一緒に紹介されていて、飛び飛びで理解しづらかったです。瓜生中さんの知っておきたい日本の名僧は、最澄・空海・法然・親鸞・日蓮・一遍・栄西・道元・一休の生涯とその宗派をわかりやすく解説するとともに、日本仏教史の解説もされていて、仏教入門書としてちょうどよいと思います。
日蓮が元寇のとき、どう動き、鎌倉幕府と関わったかとか、最澄と空海のライバル関係が、結構面白いです。ただ一休さんが80歳のとき、30歳の奥さんを迎えて10年間楽しく過ごしたとの記述が人間っぽくていいです。
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知っておきたい日本の名僧 (角川ソフィア文庫) Kindle版 瓜生中 (著)


佐々木 閑さんの集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容したは、昨日から読み始めましたが、ぐいぐい引き込まれる面白さです。
去年読んだ宗教の本に大乗仏教は小乗仏教より良い教えだとみんな思い込んでいるという箇所がありました。大勢の人を救うんだから私もそうだとなんとなく思ってました。
この本では、小乗仏教だった釈迦の教えが、破僧の定義変更で、理にかなってさえいれば、それは釈迦の教えと考えてよいとなり、仏教の多様化が一気に進み、大乗仏教が誕生して世界的な宗教に成長したそうです。同じ仏教でもいろいろな教えの宗派が仲良く存在するのを直接名前は出していませんが、自民党の派閥のイメージとダブらせている点がなるほどと思いました。

オススメの一冊です。
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別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した Kindle版佐々木 閑 (著)


本文より引用。
青年 仏教を信仰するようになった欧米人は、それまで信じていたキリスト教を捨てて、仏教に改宗していったのでしょうか?
講師 そこが興味深いところなのですが、必ずしもそれまでの宗教を捨てたというわけではないのです。今までどおりキリスト教の信念を貫きながら、仏教的な生き方を実践している人も欧米には多くいます。つまり、そうしたスタイルすら許してしまう教義の多様性が仏教にはあるということなのです。





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Last updated  2018.09.30 08:51:25


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