秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2022.04.01
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カテゴリ: 宗教
テレワークをしていると季節の移り変わりにうとくなりますが、満開の桜もいつの間にか散ったようで、新緑の季節間近です。

今月の築地本願寺の掲示板は花にまつわる言葉です。Google検索してみると、この言葉のベースは仏教詩人の、坂村真民さんの詩の一節だそうです。原文を見つけて読んでみましたが、素朴な力強い詩だと思います。

築地本願寺の掲示板の言葉は、坂村さんの言葉を否定しているようには感じられず、浄土真宗の本質を軽妙に表現してこれもよい言葉だと思います。この2つの言葉をもしつなげるならどんな接続詞がいいか考えました。『ただし』あたりはどうでしょうか。
「念ずれば花ひらく。『ただし』念じなくても花は咲き念じても花は散る」

花に関する言葉が出たところで、いつも引用させていただいている光華女子学園のサイトに「花びらは散っても花は散らない」 という言葉を見つけました。この言葉も会わせて心にとどめておきたいです。

2022.4.23内容の追加。



2022.4築地本願寺の掲示板:念じなくても花は咲き念じても花は散る

■参考リンク


先日、何気なく目にした、あるお寺の掲示板の言葉に、私はたいへんな衝撃を受けました。

仏教詩人である坂村真民さんの「念ずれば花開く」という言葉はあまりにも有名です。それに似せていながら、単に悪趣味な模倣とも言い切れない、より本質を突いた言葉と私は受け止め、掲示板の前でしばらく立ち止まり、あれこれと考えを巡らせたのです。
「念ずれば花開く」という時の「花」とは、目的とする成果や結果のことを意味しているのでしょう。なのでこれは、強く願うことで、必ず思いは叶いますよ、という励ましを意味した言葉だと思います。一方、掲示板のほうの「花」は、直接、植物の花を意味しております。
以下略

2018-04-21 18:46:39●念じなくても花は開く

念ずれば花ひらく詩人 坂 村  眞 民(さかむら しんみん)
抜粋
「念ずれば 花ひらく」

念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを

となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった

今月のことば:2月のことば「花びらは散っても花は散らない」 金子大栄『意訳歎異抄』:光華女子学園

「ようやくあたたかくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は○○大学に進学が決定し、遅咲きながら桜が咲きました。これからもどうぞよろしくお願いします。○○○○」 目の前にぱっと、明るい笑顔が浮かぶ。九州に生まれた彼女は、幼いときから父親の故郷の京都に憧れていて、中学生の時に祖父母をたよりに京都に来て、本校に入学した。
生徒会や演劇部で活躍した彼女は、まさにバイタリティーのかたまりのようで、その後も活発に京都と九州を往来していた。 訃報が届いたのは、この葉書をもらって間もない頃だったろうか。急な病で、まだ大学在学中のことだった。私は行けなかったが、九州の葬儀には仲間たちが駆けつけたらしい。
二十数年も前の古びた葉書を見つめながら、はたと気づいた。私はこの葉書を数年前にも見て、同じことを思い出していたと。いや一度ではなく、何度も何度も・・・そして、そのたびにまた机の奥に大切にしまっていたことも・・・
彼女に会うことは二度とかなわない。いや、だからこそ私はこの葉書を決して捨てないだろう。そして、また数年後に葉書を見つけ、彼女の記憶を甦らせ、机の奥にそっとしまうのだろう・・・
彼女だけではない。私事で恐縮だが、光華にお世話になって38年、今年最後の一年を終えようとしている私は、ここで多くの「いのち」と出遇い、共に生きてきた。
「ここには君を待っている人がいるんだよ。そのことを忘れてはだめだよ」くじけそうな時に力強く励まして頂いた上司も、「『宗教』の授業を聞いて、私のいのちも意味があるのだと思えるようになりました」難病に苦しみながら、しみとおるような笑顔を私にくれた彼女も・・・今は亡い。
しかし、その笑顔や声は今も鮮やかに私の中に残っている。
「花びらは散っても花は散らない形は滅びても人は死なない」先達の言葉が、今実感を伴って甦る。
みんな生きているのだ。私の中に。そしてつながっていくのだ。大きないのちの源に・・・
「前に生まれん者は後を導き、後に生れん者は前を訪とぶらえ。」(道綽(どうしゃく)禅師『安楽集』より)
「光華」という場で互いに遭い遇う、さまざまな「いのちの願い」が永久に受け伝えられていくことを念じつつ筆を擱く。(宗教部)





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Last updated  2022.04.23 17:04:17


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