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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ フランスの鉄道教徒アルテュール・オネゲルが死去(1955年)。自らの信仰告白である『パシフィック231』(1923年)が大ヒットしたものの、その30年後に『私は鉄オタではない、作曲家である』と殆ど自己否定とも取れる著作を出した。 ◇ 伊勢湾台風のドサクサで、近鉄王国が三重から愛知へ本格的に進出(1959年)。三重県が近畿に乗っ取られるという危機感が、俄かに東海地方で高まった。◇ 日本一有名なニート軽音部員・平沢唯の誕生日(1991年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月27日 】 〈トランプを甘い言葉で誘う〉元KGB工作員プーチンの発言を分析して分かること、ロシアの真の狙いとは? =後節==Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年11月12日 佐藤俊介( 経済ジャーナリスト) 民主主義の擁護に巨額を投じ、ロシアと対立してウクライナ支援を展開するバイデン政権への皮肉ともとれる。専制主義的な国家が実際には、世界の多数派を占めているという事実を突きつけることで、ウクライナ侵攻に踏み切ったロシアの包囲網を作ろうとした欧米諸国の取り組みを〝無駄なことだ〟と批判してみせた格好だ。 ただそのうえで「われわれは、敵対者(欧米)と異なり、西側を〝敵〟とはみなしてない」と水を向け、〝私はあなた方(ロシアを封じ込めようとする欧米)とは違う。ウクライナから手を引け。私たちの要求をのめば、あなた方の利益は守られる〟とのメッセージが読み取れる。脅したうえで、甘言を使って味方に引き入れようとする手法は、プーチン氏の外交交渉で繰り返し見られるものだ。 ロシアは、一部の西側諸国の政権とは違い、第三国を敵視しないとの主張だが、核の脅威を振りかざしながら隣国に全面侵攻をしかける国について、そのような甘言を素直に受け入れることはあまりに危険だ。しかし、これらの言葉は、具体的な利益が見えにくい行為に後ろ向きのトランプ氏を引き寄せる効果が期待しうる。 ロシアを排除した主要7カ国(G7)への、逆恨みともとれる批判も展開した。「7カ国は、ロシアを〝外国〟だとして陰で議論し、誠実さを装っていた」と述べ、ロシアを含めたG8に拡大した事実を「非良心的」だったと批判した。G7をG8に拡大する試みは、ロシアが中長期的に民主主義や基本的人権を重視する国に変容することを期待してのことだったが、わずか25年あまりで破綻した。 プーチン氏の主張は、米国が深く関与するNATO、G7、そして民主主義国家間の連携を〝無意味〟だとし、トランプ氏を揺さぶることで、それらの枠組みの足並みを乱す狙いがうかがえる。トランプ氏は〝一歩を踏み出す〟ことを恐れた そのうえで、トランプ氏には何を呼び掛けたのか。プーチン氏は、司会者の質問に答える形でトランプ氏が7月、ペンシルベニア州バトラー近郊での選挙集会中に銃撃を受けた事件を回顧し「あの時の彼のふるまいは、強い印象を残した。人間は異常な状況の中でこそ、本来の自分自身を表す。彼は、〝男〟としての自身を示したのだ」と持ち上げてみせた。そして「彼は第一期目では、追い詰められ、さらなる一歩を踏み出すことを恐れていた可能性がある」と語った。 最大限の賛辞のあとの言葉は何を意味するのか。これはほかでもない、第一期目においてトランプ氏がプーチン氏を落胆させた一連の出来事を、いったんは〝リセットする〟と秋波を送っていることにほかならない。 一連の出来事とは何か。第一期目を目指した選挙戦で、強い対露融和姿勢を示しながら勝利したトランプ氏は、政権発足直後から幹部とロシアとの密接な関係が次々と暴露され、「ロシアゲート」と称される状況に陥る。さらに就任からわずか3カ月後には、ロシアが橋頭保とみなすシリアのアサド政権側の基地に、米軍がミサイル攻撃を強行する事態も発生した。 アサド政権が化学兵器を使用したとの理由だったが、プーチン氏は「オバマ政権時より、ロシアとの信頼関係は悪化した」と苦々しく発言した。その後も米露関係に目立った発展はなく、むしろ米国民の反露感情が高まるなか、トランプ氏は1期で政権を去った。そのような事実を〝いったん、脇に置く〟との趣旨の発言だったとみられる。 そのうえでプーチン氏は「就任前であっても、トランプ氏と会談する用意がある」「(対中国、ロシアの)二重封じ込め政策をやめるべきだ」「ボールは米国側にある。われわれは、米国との関係を破壊してはいない」などと矢継ぎ早に重要発言を行った。 甘言を織り交ぜて、ロシアのペースで相手を交渉に引きずり込もうとする、国家保安委員会(KGB)の工作員だったプーチン氏の真骨頂ともいえる立ち振る舞いだ。 ただ、プーチン氏の誘い水に乗ることが米国の国益に直結すると考えることは幻想だ。プーチン氏の狙いはウクライナを奪うことだけではなく、民主主義を標榜する各国の価値観外交を混乱させ、独裁的なロシアの政治体制をさらに盤石にすることにある。 トランプ氏がそのようなプーチン氏の姿勢を本心でどう評価しているのか。今後の進展が注目される。○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411260000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/27
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 水爆実験用標的艦長門、竣工(1920年)。竣工後アメリカに譲渡される予定だったが、対米関係の悪化と開戦のため役目を果たすのは26年後のことになった。 ◇ 三島由紀夫を代表とするアングラ劇団「楯の会」が、自衛隊市ヶ谷駐屯地の総監室で、9年前に発表した短編小説『憂国』を本人主演で上演。しかし三島婦人が麗子の役を拒否したため、やむなく森田必勝が代わりに追い腹を切った(1970年)。 ◇ かの府中市で起きた三億円事件の二匹目のドジョウを狙って、フランスからやって来た3人組が有楽町で強盗事件を起こす(1986年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月24日 】 〈トランプを甘い言葉で誘う〉元KGB工作員プーチンの発言を分析して分かること、ロシアの真の狙いとは? =前節==Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年11月12日 佐藤俊介( 経済ジャーナリスト) プーチン氏の主張は、米国が深く関与するNATO、G7、そして民主主義国家間の連携を〝無意味〟だとし、トランプ氏を揺さぶることで、それらの枠組みの足並みを乱す狙いがうかがえる。トランプ氏は〝一歩を踏み出す〟ことを恐れた そのうえで、トランプ氏には何を呼び掛けたのか。プーチン氏は、司会者の質問に答える形でトランプ氏が7月、ペンシルベニア州バトラー近郊での選挙集会中に銃撃を受けた事件を回顧し「あの時の彼のふるまいは、強い印象を残した。人間は異常な状況の中でこそ、本来の自分自身を表す。彼は、〝男〟としての自身を示したのだ」と持ち上げてみせた。そして「彼は第一期目では、追い詰められ、さらなる一歩を踏み出すことを恐れていた可能性がある」と語った。 最大限の賛辞のあとの言葉は何を意味するのか。これはほかでもない、第一期目においてトランプ氏がプーチン氏を落胆させた一連の出来事を、いったんは〝リセットする〟と秋波を送っていることにほかならない。 一連の出来事とは何か。第一期目を目指した選挙戦で、強い対露融和姿勢を示しながら勝利したトランプ氏は、政権発足直後から幹部とロシアとの密接な関係が次々と暴露され、「ロシアゲート」と称される状況に陥る。さらに就任からわずか3カ月後には、ロシアが橋頭保とみなすシリアのアサド政権側の基地に、米軍がミサイル攻撃を強行する事態も発生した。 アサド政権が化学兵器を使用したとの理由だったが、プーチン氏は「オバマ政権時より、ロシアとの信頼関係は悪化した」と苦々しく発言した。その後も米露関係に目立った発展はなく、むしろ米国民の反露感情が高まるなか、トランプ氏は1期で政権を去った。そのような事実を〝いったん、脇に置く〟との趣旨の発言だったとみられる。 そのうえでプーチン氏は「就任前であっても、トランプ氏と会談する用意がある」「(対中国、ロシアの)二重封じ込め政策をやめるべきだ」「ボールは米国側にある。われわれは、米国との関係を破壊してはいない」などと矢継ぎ早に重要発言を行った。 甘言を織り交ぜて、ロシアのペースで相手を交渉に引きずり込もうとする、国家保安委員会(KGB)の工作員だったプーチン氏の真骨頂ともいえる立ち振る舞いだ。 ただ、プーチン氏の誘い水に乗ることが米国の国益に直結すると考えることは幻想だ。プーチン氏の狙いはウクライナを奪うことだけではなく、民主主義を標榜する各国の価値観外交を混乱させ、独裁的なロシアの政治体制をさらに盤石にすることにある。 トランプ氏がそのようなプーチン氏の姿勢を本心でどう評価しているのか。今後の進展が注目される。 演説の多くの部分で既存の西側の指導者や国々、北大西洋条約機構(NATO)を批判するなど、西側の足並みの乱れを誘う意図も鮮明だった。演説と、その後の質疑応答は約4時間にも及び、自身の〝タフさ〟を強調した格好だが、自国が、隣国ウクライナに全面戦争を仕掛けている事実に関しては、これまで通りの正当化を繰り返した。 トランプ氏へのメッセージ プーチン氏の演説は長大で、内容は多岐にわたったが、多くの点はトランプ氏に対するプーチン氏のメッセージともとれるものだった。これまでの欧米の失敗は、バイデン政権に帰するものだとし、トランプ氏は〝きっと、違うのでしょう〟との期待感をあらわにしていた。トランプ氏を取り込む狙いが明らかだった。 例えばプーチン氏は、バイデン政権下で米国が関与を強めたNATOについて、「完全に時代錯誤」の存在であると強調した。ウクライナを「報復行動に駆り立てた組織」こそがNATOだと主張し、「ホワイトハウス(バイデン氏が率いた米政権)は利己的な利益のために、紛争を引き起こしている」と主張して、NATOの中心的役割を担うバイデン政権を批判した。現在起きているウクライナをめぐる問題は、バイデン氏が重きを置いたNATOこそが原因だとの主張を展開した。 トランプ氏とバイデン氏の政策の違いを突くだけでなく、ロシアが対立するNATOの基盤を打ち崩そうとする狙いがうかがえる。トランプ氏にとり、これらの主張は耳当たりがよかったに違いない。このような論旨は、東欧諸国のNATO加盟をかねてから批判するプーチン氏の従来の主張を補強する意味合いもある。 また民主主義をめぐっては、「多数派ではなく、少数派のルール」だと主張し、「ロシアに戦略的敗北をもたらすことを狙った西側(民主主義国家)の要求には根拠がなく、むしろ、世界的な悲劇をもたらす」と主張してみせた。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411240000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/26
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 山崎晃嗣が、抱えた莫大な借金を清算する目的で青酸カリを呷りエクストリーム・自殺(1948年)。 ◇ 一昨日にジョン・F・ケネディをぶっ殺したリー・ハーヴェイ・オズワルドがリンチされる(1963年)。 ◇ 山一證券がギブアップ。記者会見ではトップが社員は悪くありませんからと号泣したが、ギブアップの責任者は粗方あの世に行くか時効を迎えて逃げ切る(1997年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月24日 】 プーチン氏、新型ミサイルを「戦闘状況」で使い続けると =BBC News Japan / 2024年11月23日 / ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は22日、ロシアには「いつでも使える状態」の強力な新型ミサイルの備蓄があると、テレビ演説で述べた。ロシアは21日、ウクライナ東部ドニプロ攻撃を「新しい通常兵器の中距離弾道ミサイル」で攻撃したと発表していた。プーチン大統領は予定外のテレビ演説で、「オレシュニク」と名付けた新型ミサイルは、迎撃不可能だと主張。今後も「戦闘状況」での使用を含めて、発射実験を繰り返していくと述べた。プーチン大統領は、新型の極超音速ミサイル「オレシュニク」の飛行速度が音速の10倍だと説明。量産開始を指示したと述べた。大統領はこれに先立ち、「オレシュニク」を使用したのは、ウクライナがアメリカ製「陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)」とイギリス製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」をロシアに対して使ったことへの反応だと話していた。ロシアが2022年2月に始めたウクライナ全面侵攻は今月19日、開戦1000日目を迎えた。19日にはウクライナが、アメリカ製長距離ミサイルを初めてロシア国内に発射し、20日には同様にイギリス提供の長距離巡航ミサイルをロシア国内に初めて使用。続いてロシアが21日、「オレシュニク」をウクライナ東部へ撃ち込むという、攻撃の応酬が続いた。こうした状況でウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領が「自分の行動がもたらした顛末(てんまつ)を実際に感じられるよう」に、「本格的に反応」するよう世界各国の首脳に求めた。ゼレンスキー氏は、ロシアからの「新しい脅威に対して命を守ることのできる」新式の防衛システムを西側の協力諸国から確保するよう国防省に指示したとして、担当者たちの協議がすでに始まっているとも話した。ウクライナ・メディアによると、ウクライナはアメリカ製の弾道弾迎撃ミサイル・システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」か、地対空迎撃ミサイル「パトリオット」システムの更新を求めているという。 爆発が3時間続きウクライナ東部ドニプロへのミサイル攻撃について目撃者は、通常とは違う光景だったと話した。攻撃された地点で爆発が相次ぎ、3時間続いたという。使用されたミサイルがあまりに強力だったため、ウクライナ当局は当初、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に似ていると話していた。英防衛コンサルタント会社「シビライン」の創設者で最高経営責任者(CEO)のジャスティン・クランプ氏はBBCに、ロシア政府はおそらく「オレシュニク」を使った今回の攻撃で、警告を発したのだろうと説明した。「オレシュニク」はその速度に加え、ロシアが持つ他のミサイルよりも技術的に進んでいるため、ウクライナの防空システムに深刻な打撃を与える能力を備えているという。世界的な紛争の深刻な危険ウクライナとロシアの戦争がここ数日で激化したことを受け、各国首脳は次々に警告を発している。ポーランドのドナルド・トゥスク首相は22日、「東での戦争は、決定的な段階に入りつつある。未知のものが近づいていると感じる」と発言した。教職員会議に出席した首相は、「紛争は劇的な規模になっている。世界的な紛争という意味で脅威は深刻だし本物だと、ここ数十時間の展開が示した」と述べた。ハンガリーのオルバン・ヴィクトル首相は、ロシアは「主に軍事力を政策の根拠にする」だけに、西側諸国はプーチン大統領の警告を「額面通り」に受け止めるべきだと述べた。 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記は、核戦争の脅威がこれほど大きくなったことは「かつてない」と警告し、アメリカ政府が北朝鮮に対して「攻撃的で敵対的」な政策をとっていると非難した。北朝鮮はこれまでに、ロシア軍に協力するため兵士数千人を派遣している。ウクライナ軍は、ロシア西部クルスク州に侵攻している部隊がすでに北朝鮮兵と衝突したと報告している。アメリカのジョー・バイデン大統領は、ロシアが北朝鮮兵を戦場に投入したことに対応するため、ATACMSのロシア国内使用をウクライナに認めたとしている。バイデン氏と交代して来年1月に大統領となるドナルド・トランプ氏はこれまで、自分が就任すればたちまちウクライナでの戦争を終わらせると公約してきたが、具体的な方法には言及していない。こうした中でロシアもウクライナも、第2次トランプ政権が発足する前に、戦場で有利な状況を作ろうとしている。ゼレンスキー大統領は22日夜、毎晩の動画演説で、中国にも言及。中国外務省が「(すべての当事者は)落ち着いて、行動を抑制するべきだ」と述べた後に、ロシアが新型ミサイルを使用したことは、「中国のような国の立場を(ロシアが)ばかにしたに等しい」と批判した。「中国のような国、グローバルサウスの国々の首脳の一部は毎回、抑制を呼びかける」ものの、ロシアはそれを無視してきたと、ゼレンスキー氏は述べた。さらに大統領は、ドニプロ攻撃を受けてウクライナ議会が22日の会議を延期したことを批判。通信アプリ「テレグラム」でゼレンスキー氏は、空襲警報が鳴らない限り、通常通りに働くべきだとして、ロシアからの警告は「今日は休んでいいという意味ではない」と述べた。「警報が鳴ったら、シェルターに行く。警報が鳴らないなら、働いて奉仕する。戦争の最中にはこれしかない」と、ゼレンスキー氏は呼びかけた。(英語記事 Putin says Russia will use new missile again in 'combat conditions' )○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411230000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/24
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 勤労感謝の日。こんな飯の種にもならないサイトばかり見てないで、たまには親御さんや周囲の大人に感謝していいツマミでも出しなさい。 ◇ 風船おじさんが、プリンセス・テンコーをも驚かせるイリュージョンを披露(1992年)。 ◇ マイクロソフトが「スタート!」の呪文で日本人をIBM PCの下僕とする様に洗脳し始める(1995年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月23日 】 プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動静」の嘘が発覚 =NewsWeek_ コラム / 2024年11月21日 / ブレンダン・コール ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が政権幹部や有力議員、財界人らと会談したというクレムリンの発表は、実は相当古い話ばかりだったと、ロシアの独立系ジャーナリストが暴露した。会談後、何週間も経ってから公表されることもあると、元BBC記者で、ロシアのウクライナ本格侵攻後、独立してロシア情報を発信しているファリダ・ルスタモワが伝えた。ロシア国外に拠点を置き、ロシアに関する調査報道を行なっている別の独立系メディア「ザ・インサイダー」も同様の情報を伝えている。疑惑が本当なら、プーチンは11月7日にロシア南部のソチで開かれたプーチン肝入りの国際有識者会議、「バルダイ討論クラブ」の総会出席を最後に、公の場に姿を見せていないことになる。その事実確認も含めて、本誌はクレムリンにプーチンの動静についてコメントを求めている。ルスタモワがメッセージアプリ・テレグラムに開設したロシアニュースのチャンネル「ファリデイリー」によると、プーチンが有力政治家や州知事、国有企業のトップらと会談してもすぐには伝えられないことはジャーナリストの間では「公然の秘密」だ。独立系ジャーナリストらはこれを、情報の「缶詰」と呼んでいる。クレムリンの情報操作には通常、プーチンが継続的に執務しているように見せかけ、健康不安など都合の悪い噂を払拭する狙いがあるとみられる。こうした情報操作は以前から行われていたが、このところ特に頻繁に行われるようになったという。「クレムリンは缶詰の消費期限を気にしなくなった」ようで、近頃では隠蔽がもろに露呈することさえあると、ファリデイリーは皮肉っている。 例えば、クレムリンは11月19日に公式サイトで、プーチンが野党・新人民党のアレクセイ・ネチャーエフ党首と会談したと発表した。それによれば、ネチャーエフは予算案を支持するとプーチンに約束したという。だがその予算審議は10月24日に終わっていた。また、11月14日には野党・ロシア自由民主党のレオニード・スルツキー党首がプーチンに会い、統一地方選の結果を大統領に報告したという発表があったが、この選挙が実施されたのは2カ月前の9月だ。与党政治家との会談でも、「辻褄が合わない」ことがあると、ファリデイリーは指摘している。クレムリンの発表では、与党「統一ロシア」のウラジーミル・ワシリエフ下院議員は11月12日午後3時にプーチンと会い、予算案の準備について話し合ったとされている。この日ワシリエフは午後1時には連邦下院本会議で発言していたし、それ以前に、ワシリエフとプーチンが協議したという予算案は9月30日には連邦下院に提出されていた。「最近では、身辺警護に当たる者とごく親しい側近を除けば、誰もプーチンがどこにいるか知らない」と、ファリデイリーは述べている。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官が11月19日の記者会見で核ドクトリンの改訂版はまだ準備できていないと述べたのに、クレムリンがその日のうちにプーチンは改定を承認したと発表し、世界を震え上がらせたことが何よりの証拠だ。 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411220000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/23
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ いい夫婦の日。どの夫婦が今後離婚するのかしないのかはっきりする日でもある。 ◇ リー・ハーヴェイ・オズワルド、昼休みに教科書ビルへ行って6階から外へ銃弾をお見舞い。その後大急ぎで階下へ降りて、コーラを一杯飲ってバスに乗り俺は今、ケネディを撃ってきたのさ! ◇ ウヒャハハハハ!と車内で大笑いする。その後バスを降りてポリ公をオートマチックの銃で殺ってジャンパーを脱ぎ捨てるが、映画館にいたところを取り囲まれジャンパーを着てリボルバーの銃で抵抗したところを取り押さえられた(1963年)。 ◇ 静岡にあるポピュラーソングの聖地で観客が過熱し過ぎてガス爆発、14人が死亡(1983年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月22日 】 なぜプーチンは長期政権を維持できるのか...意外にも、ロシア国内で人気が落ちない「3つの理由」 =後節= =NewsWeek_ コラム / 2024年11月15日(金) / ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 「法の支配」の代わりに「パワーの支配」が幅を利かせている<権威主義ロシアである理由2:古代ローマのDNA欠如>ロシアが権威主義である理由の2つ目は、古代ローマから西欧では続くDNA欠如――すなわち、西洋的な「法の支配」の概念が十分でないためだという仮説を私は持っています。ロシアや中国のような権威主義国家は、司法の独立性が保たれていません。民主主義の大原則である「法の支配」が機能していない代わりに、権威主義的な政党やリーダーという「パワーの支配」が幅を利かせているのです。「ヨーロッパの礎はキリスト教と古代ギリシア・ローマ」と言われるなかで、古代ギリシアが文化や芸術、哲学の礎であるなら、古代ローマは法や実学の礎です。法を整備し、道路や水路などインフラを建設した先進性が古代ローマの傑出した点であり、そのDNAはかつて古代ローマ帝国だった西ヨーロッパの国々に脈々と受け継がれています。ところが地理的理由から、ロシアは古代ローマの支配を受けませんでした。法やルールが機能しない社会では、公平性が損なわれます。古代ローマ時代とは直接は関係ないのですが、ロシアの農奴制は、制度自体は19世紀に廃止されたものの、事実上は20世紀まで残っていました。人間を売り買いするなど、人権蹂躙どころの話ではありません。ロシアの圧政下の苦悩や身分の違いから生じる軋轢が、人々の思索を深め、感性を研ぎ澄まし、優れた芸術や哲学・思想を生んだ──これは一面の事実ですが、作品に昇華できたのは限られた人々。一般的な人々は支配者に長い間抑圧されると、無気力になり、諦めてしまいます。「自分は偉い人の言うことを聞く側だ」と刷り込まれる可能性もあります。そこに強いリーダーを求める背景が合わさって、近代になっても共産党の一党支配による権威主義を受け入れ、現在は統一ロシア、そしてプーチン大統領の強権的な支配を受け入れている......。負の連鎖となっています。 政治的権威のバックに宗教的権威を見せるロシアの政治には、人権意識の低さも指摘されています。統一ロシアは西側諸国のような市場経済をある程度支持している一方、言論弾圧やメディアへの規制が強く、2013年にはLGBTQであると表明することを禁じる「ゲイ・プロパガンダ禁止法」が成立。2023年には「性的マイノリティの自由と権利を求める運動? そんな奴らは過激派だ」とし、ロシア国内での活動を禁じています。多様性の時代、「古き良き家族主義に回帰しよう」と訴えているのです。<権威主義ロシアである理由3 :「ロシア正教会」の影響>3つ目の理由は、ロシア正教会の存在です。ロマノフ朝の帝政時代から、ロシアでは皇帝は正教会を権威付けに使ってきました。ローマ・カトリックと違い、国ごとに正教会が分かれているため、国の政治的権力と結びつきやすかったのです。プーチン大統領も、正教会と密接な関係を築くことで、自らの権力基盤を強固にしてきています。政治的権威のバックに宗教的権威をも見せることで、権威主義的な政治がより強化されているのです。ポスト・プーチンはどうなる?社会主義の時代から教育費が無償だったこともあり、ロシアの人々の知的レベルは平均的にかなり高い。国の強力な支援によってスポーツでも研究でも飛び抜けて優秀な人が育っており、学問も盛んでした。米国に続き核兵器開発には成功。宇宙開発は近年まで世界を先導してきました(ウクライナ侵攻で他国がロシアとの宇宙開発の協力から手を引くといった悪影響が出ているようです)。このところ医療については後塵を拝していますが、ソ連・共産党時代に開発したポリオワクチンは、日本でも使われていたほどでした。バレエや音楽を学ぶためにロシア留学する人は今も世界中にいて、ショパンコンクールで2位になった反田恭平さんもその一人。ロシアという国そのものは、教育・科学・芸術といった面ではマイナスばかりでないことは指摘しておかねばなりません。 このように「ロシア国民のポテンシャルは高い」と言うと、しばしば「じゃあ、新たなリーダーが現れたら国は180度変わるのか?」という質問を受けます。ロシア専門家ではない個人の意見としてですが、「それは難しい」というのが私の答えです。抑圧への国民の反発がありながら長期政権を維持してきた背景には、前述した「強権的なリーダーを求める3つの理由」があります。また、広大で多数の民族を抱え多くの仮想敵国を周辺に持つロシアという国は、「強権的なリーダーでないと統治できない可能性の高い不安定な国」です。そしてロシアの人々には「こんな国は嫌だ」という不満と同じくらい、「強いリーダーが欲しい」という期待もあるのですから、長期政権は崩壊しにくいでしょう。今後新たに、ナワリヌイ氏のような人物が登場したとしても、法の支配が機能しない以上、命か自由のどちらかを奪われて封じ込められてしまいます。しかし人間には寿命があり、1952年生まれのプーチン大統領は70歳を超えています。「後任によっては変わるのでは? 新たな政党が現れるのでは?」そんな期待をしつつも、私は「別の政党・別の大統領になっても、またその党・その人の強権政治となり、西側と距離をおく可能性が非常に高い」と感じています。ロシアと西側諸国では、イデオロギー、価値観、文化的な違いが大きくあります。西側の民主主義的なものが浸透するのはそう簡単ではないでしょう。プーチン政権が倒れても、〝第2、第3のプーチン政権〞が誕生する可能性が高いということです。○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411210000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/22
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 日蓮が亡くなった日(1282年)なので、富士の麓のお寺では前日とこの日に追悼法要。何故か身延のお山や蒲田の近くのお寺では10月13日に行うそうだ。 ◇ ナポレオン・ボナパルトが宿敵イギリスを兵糧攻めにしてしまえと大号令を発する(1806年)が、逆にヨーロッパ全体が封鎖される破目に。 ◇ 6日前から川崎市で頑張っていた煙突おじさんが、お召し列車から御照覧されるのは畏れ多いと煙突を下りる(1930年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月21日 】 なぜプーチンは長期政権を維持できるのか...意外にも、ロシア国内で人気が落ちない「3つの理由」 =前節= =NewsWeek_ コラム / 2024年11月15日(金) / ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 プーチンが国民からの反発を受けつつも長期政権を維持できるのはなぜなのか。外務省時代から今まで世界97カ国でさまざまな国の人とビジネスや交流を行ってきた山中俊之氏はその背景として「ロシアの人々が『強権的なリーダーを求める3つの理由』がある」という。山中氏が「政党」を切り口に世界情勢を解説する『教養としての世界の政党』 (かんき出版)より、一部を抜粋・再編集して紹介する(本記事は第1回)。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇プーチン大統領はなぜ支持されるのか?プーチン大統領は、なぜ、これほどまでの長期政権を維持できるのでしょうか?過去を見てみれば、旧ソ連のゴルバチョフ書記長は、「ペレストロイカの立役者」として日本や西側諸国では評価されていますが、ロシアにおいては「ソ連を崩壊させたとんでもないやつ」という、売国奴に近い存在とみなす人もいます。拘束こそされなかったものの、職を解かれたあとは民族主義者のエリツィン大統領に追い出され、与えられたのは簡素な住まい。要職にあった人物とは思えない粗末な扱いです。エリツィン政権のおよそ10年間は、国家体制の激変後とあって国内は大混乱。私も当時のモスクワに行きましたが、治安が悪くて街中が暗く、人々はピリピリしていました。ホテルにいても安心できず、地下鉄に乗っていても雰囲気が殺伐としていたのを今もよく覚えています。エリツィンが追われるように政権を去り、2000年代にプーチン大統領が誕生すると、資源重視の経済政策をとり、石油や天然ガス、ダイヤモンドといった資源の価格高騰で経済が良くなりました。 ロシアによるウクライナ侵攻の中、寒さの厳しいEU諸国が冬の到来に怯えていたのは、ロシア産エネルギーに頼っていたからです。「エリツィンの混乱時代より暮らしは良くなった」「プーチン、よくやってくれたな!」暮らしが潤えば素朴に感謝する市民はいたでしょうし、今もいるでしょう。彼らがプーチン大統領を支持していても何ら不思議はありません。その後のロシアは経済発展していきますから、なおさら人気につながったと言えます。ロシアは、後述するように、ロマノフ王朝からソ連、さらにソ連崩壊後まで歴史的に強権的な政治が続いてきました。プーチン氏の強権政治もこの系譜に属するものです。ロシアには、オリガルヒと呼ばれる財閥があります。権威主義的な政府と結託して、暴利をむさぼってきました。しかし、プーチン氏の政治に批判的な言動を行ったオリガルヒのトップは、国外追放や逃亡、殺害などの憂き目にあっています。現在オリガルヒは経済ビジネス的にはともかく、政治的な影響力については限定的と言えそうです。プーチンを支持するロシアの人々は意外と多い新たな政党が擁立される気配はなく、プーチン大統領による強権政治には終わりが見えていません。ウクライナ侵攻に陥ってもなお、プーチンについていくロシアの人々。無論、反対勢力もいますが、「プーチンがいい」という人は意外と多いのです。この辺りは、日本や西側のメディアばかりを見ていてはわかりづらい点です。このように強権政治が続く理由を、プーチン側ではなく「ロシアの歴史や民族性」という視点でも考察してみましょう。 <権威主義ロシアである理由1:強いリーダーを求める皇帝型支配>理由その1として、徹底的に強いリーダーを求める皇帝型支配の気質があると私は考えます。日本や西側の価値観から見れば「プーチンは独裁者だ! けしからん!」となりますが、ロシアには強権的なリーダーを求める歴史的な国民気質があります。西欧から見ると辺境にあるロシアは、もともと「北の外れにある後発国」で「ヨーロッパの辺境」とみなされていました。現代の価値観からすると差別的ですが、17世紀頃までのヨーロッパの見方は、まあ、こんなものでした。さらに非常にたくさんの国に囲まれているという地理的条件もあり、いつ地続きの西欧列強やすぐそばのスウェーデンなど北欧諸国に攻められるかわからないと、外圧に怯えてきたのです。怯えは現実となり、ナポレオンやナチスに侵略されていますし、ロシア革命後は、「社会主義を倒せ!」と西側諸国と敵対関係になりました。厳しい自然環境、他国の脅威など、さまざまな苦難がある風土によって、「国を崩壊させない強いリーダー」を求める気質が培われたのです。実際に近代のソ連・ロシアの歴史を見てみれば、スターリンを典型として権威主義的な政治家が国を司っており、民主主義の西側とは大きく異なることがわかります。ゴルバチョフ元書記長だけは例外で、西側と友好的でした。しかし彼ですらNATOの東への拡大には批判的。自伝には「NATOなど西側がここまでやると知っていたら、西側とは妥協しなかった」旨が書かれています。(『我が人生 ミハイル・ゴルバチョフ自伝』)旧ソ連共産党も現在の統一ロシアも強い政党そのものですし、プーチン大統領はまさに強いリーダー。良し悪しは別として、ある意味「ロシアの皇帝型支配の気質に合った統治」といえます。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411200000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/21
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ ベートーヴェンが、自作のオペラ『フィデリオ』のリサイタルを開催する(1805年)も、散々な評判と出来だったので後で作り直す破目になる。 ◇ 北九州は小倉で、ギャンブル目的の自転車レースが始まる(1948年)。 ◇ 加藤紘一が自分の師匠に倣って総理大臣の座を獲ろうとするも、直前に腰砕けになった挙句総理大臣どころか派閥のボスの座からも追い出される(2000年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月20日 】 衝撃の暴露...トランプとプーチンの「黒い蜜月」 ・核戦争を回避したバイデン政権の裏側が明らかに =後節==NewsWeek_ コラム / 2024年10月17日(木) / マイケル・ハーシュ(フォーリン・ポリシー誌コラムニスト) オースティンはまた、もし核兵器が使われたら「ウクライナにおけるわれわれの作戦行動を縛ってきた制限を全て見直すことになるだろう」と述べたという。「これによりロシアは、あなた方ロシア人には想像できないレベルで国際舞台で孤立することになるだろう」これに対し、脅迫されるのは気に入らないとショイグが答えると、オースティンはこう返したという。「私は世界史上最も強力な軍隊の指導者だ。脅迫などするものか」2日後、ショイグは電話をかけてきて、ウクライナ側に「汚い爆弾」を使う計画があるとの虚偽の主張をした。核兵器使用の口実にするために嘘を持ち出したというのがアメリカ側の見立てだ。「あなたの言うことは信じられない」とオースティンは答えたとウッドワードは書いている。「そうした兆候は見つかっていないし、世界にもすぐに見抜かれるはずだ。やめておきなさい」。ショイグはこれに対し、「分かった」と答えたという。「オバマの対応は失敗だった」ウッドワードによれば、当時、国防総省の幹部を務めていたコリン・カールは後になって、ウクライナ侵攻が始まって以降で22年秋がたぶん「最も背筋が凍る思いをした」時期だったと語ったという。一方でこの時期、バイデンは世界の指導者として、1962年のキューバ・ミサイル危機でソ連に立ち向かったジョン・F・ケネディ大統領ばりの気概を見せたのかもしれない。かつて副大統領として仕えたバラク・オバマ元大統領についてバイデンが述べたという、批判的な発言は注目に値する。 ロシアは14年、ウクライナ東部の一部を「占領」するとともにクリミア半島をロシアに併合した。この時、オバマは比較的穏やかな対応を取ったが、それは大きな過ちだったとバイデンは言ったのだ。「おかげでこんなことになってしまった。われわれの大失敗だ」とバイデンは述べたという。「バラクはプーチン(のやること)をまともに取り合おうとしなかった。プーチンにそのまま続けていいと許可を出してしまったんだ。で、私がそのいまいましい許可を取り消そうとしているわけだ!」ウクライナ侵攻が始まって2年半というもの、バイデンは「対応が煮え切らない」とか、「ウクライナ防衛のための十分な武器をすぐに送らなかった」といった批判を浴びてきた。確かにバイデンは、M1A1エイブラムズといった主力の戦車や精度の高い長距離砲、F16などのジェット戦闘機の供与には二の足を踏んだ(最終的には供与したが)。そしてウクライナがハルキウ州で反攻を始めた後の22年10月、バイデンはアメリカ国民に対し、ロシアが核兵器を使用すれば「アルマゲドン(最終戦争)」に発展する可能性もあると警告を発した。そんな事態は、核兵器が使われる「直接的な脅威」が存在したキューバ・ミサイル危機以来初めてだとも彼は述べた。当時、核兵器の使用などプーチンのはったりではと考える人もいた。だがウッドワードが引用したアメリカの情報機関の分析は、侵攻前のプーチンの意図を驚くほど正確に見抜いていたのと同様に、この場合もまさに慧眼というべき内容だった。実際、後になってプーチンは、何がロシアの戦術核使用のきっかけになり得るかを具体的に説明している。プーチンは9月、ウクライナが西側から供与された長距離ミサイルでロシア領の奥深くまで攻撃するのを西側諸国が認めるなら、核兵器による反撃は正当化されるかもしれないと述べたのだ。 「10月ミサイル危機」の対応ウクライナの抵抗ゆえに、ロシア側に何十万人もの犠牲が出ていることも、見方によっては大きな危険をはらんでいる。本書には米統合参謀本部議長(当時)のマーク・ミリーとロシアのバレリー・ゲラシモフ参謀総長の会話が出てくるが、そこでゲラシモフは、ロシア側の核兵器使用の条件の1つとして「戦場において壊滅的な損害を受けた」場合を挙げている。それに対しミリーは「そんなことはあり得ない」と述べた。一方で、そう遠くない未来にそうした事態が起こらないとは限らない。「10月ミサイル危機」で──それもトランプとプーチンの関係に対する疑惑が拡大していくなかで──バイデンが取った行動の理由は、今となってはよく分かる。政治家として台頭するなかで、トランプは繰り返し、自分とプーチンの間には、プーチンの言いなりにならなければならないような関係は存在しないと主張してきた。その一方で、トランプはプーチンへの批判を拒んでもきた。ウッドワードは、9月にロシアで開催されたある経済会議でのこんなプーチンの言葉を取り上げている。「トランプ氏は、ウクライナ危機を含むあらゆる火急の問題を数日で解決すると述べている。喜ばしい話だと言うほかない」ちなみに、トランプが大統領選に出馬するよりもっと前、彼の経営する企業が経営不振に陥った挙げ句、資金面でロシアや旧ソ連圏の国々への依存の度を深めていたことについては、本書以外でも調査や報道が何度もされている。From Foregn Policy Magazine ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411190000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/20
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 東海道線から陸蒸気が粗方追い出され、東京と大阪の間を青大将が這いずり回り始める(1956年)。 ◇ ミッキーマウスとミニーマウスが電撃入籍を発表(2007年)。この二匹が今の今迄夫婦でなかったことに世界中が驚く。後にこの二匹は翌年に早々とディズニーランドで結婚式を挙げた。 ◇ 日産自動車が外資の玩具にされるのにこれ以上我慢出来なくなった日本人のイエスマンが、ボスを司直の手に引き渡す(2018年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月19日 】 衝撃の暴露...トランプとプーチンの「黒い蜜月」 ・核戦争を回避したバイデン政権の裏側が明らかに =前節==NewsWeek_ コラム / 2024年10月17日(木) /マイケル・ハーシュ(フォーリン・ポリシー誌コラムニスト) あまりに対照的な光景だ。そして、アメリカの政治システムが外交分野においてさえ機能不全に陥っている現状の表れでもある。過去数年間、ジョー・バイデン米大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と対峙していたのとほぼ同じ期間にわたって、前任のドナルド・トランプは秘密裏にプーチンと対話をし、アメリカのウクライナへの軍事支援に反対していた──ワシントン・ポスト紙の著名ジャーナリスト、ボブ・ウッドワードが新著『戦争』でそう明かしたのだ。この本には衝撃的な暴露話が多数ある。10月15日の発売日を前にフォーリン・ポリシー誌が入手した同書の中で、ウッドワードはトランプが大統領退任後にプーチンと最大7回電話で話したと書いた。また今年のある時点では、フロリダ州の別荘マールアラーゴに滞在していたトランプが、ロシア指導者との「プライベートな電話」のために側近に部屋から出るよう命じたという。それ以外の電話が、ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月24日より前だったのか後だったのか、詳細は不明だ。それでも、今回の暴露はトランプがローガン法──米国民が連邦政府の許可なく外国の高官と通信したり、アメリカと対立する「外国政府の措置や行動に影響を与える」行為を禁じる法──に違反していたとの疑惑をかき立てる。この疑惑は、トランプが17年1月の大統領就任以前から側近を通じてロシアと接触していたという指摘にも通じるものだ。 米大統領選の投票日まで1カ月を切るなか、この本はトランプとプーチンの関係、ビジネスや財政面でのトランプとロシアとのつながりをめぐる不穏な疑惑を再燃させている。なかでも改めて注目されるのが、なぜトランプはやたらとプーチンを持ち上げるのかという謎だ。トランプは自分が大統領選に勝利すれば、ウクライナ戦争を交渉によって「24時間以内」に終結させると約束。ウクライナに対し、ロシアに国土を譲渡してNATO加盟を断念するよう迫るとほのめかしている(これはプーチンの要求の一部でもある)。22年の侵攻開始のわずか2日前、トランプはプーチンの侵略を称賛するような行動に出た。右派のラジオ番組に出演し、プーチンによるウクライナ東部の独立承認を「天才的」と評したのだ。側近も戸惑う蜜月ぶり新著は「トランプがプーチンを批判しようとしないのは1回限りの出来事ではなく、一貫した性格的特徴だ」と指摘している。ウッドワードによれば、トランプが大統領退任後もプーチンと電話しているという情報のソースは、トランプ側近の匿名の1人のみ。ただし現在もトランプの最側近であるジェーソン・ミラーもウッドワードの話を完全には否定せず、「異議を唱えたい」と答えたという。さらに、トランプは本当に電話1本でウクライナ戦争を解決できるのかという質問に対し、ミラーはこう答えた。「できると思う。彼は相手の弱点を知っていて、双方を動かせる要素を分かっている。(プーチンとウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に)それぞれ1本電話するだけで実現できるだろう」ウッドワードは、トランプ政権で国家情報長官を務めたダニエル・コーツが、トランプとプーチンの関係に長年困惑していたとも指摘している。コーツは、トランプは「プーチンに手を差し伸べ、決して彼を悪く言わない。私にとっては‥...恐ろしいことだ」と語っている。 一方、トランプ陣営の広報担当者スティーブン・チョンは、新著は嘘だらけの作り話だとしてウッドワードへの個人攻撃を展開。「彼は精神を病んだごろつきだ。頭の回転が遅く無気力で無能、全体的に個性のない退屈な人間だ」と述べた。新著では、22年にバイデンが直面した「10月ミサイル危機」の恐ろしい詳細も記されている。ロシアの侵攻開始から半年ほどがたち、ウクライナの反転攻勢が始まった同年秋、バイデン政権の元に、プーチンが戦場での苦境に絶望を募らせているという危険な情報が届き始めた。米情報機関は、ロシアが戦術核を使用する可能性を50%と判断したという(侵攻初期の5%およびその後の10%と比べると劇的な上昇だ)。著書によれば、バイデンはジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)に、「あらゆるチャンネルを使ってロシアと連絡を取り、われわれがどう反応するかを伝えろ」と即座に指示した。バイデンは「直接的な脅し文句ではない威圧的な言葉」を使うようチームに命じ、「ウクライナとの交渉のためではなく、米ロが大惨事を回避するためにチャンネルを開く必要がある」と語ったという。ロイド・オースティン米国防長官は22年10月21日の電話会談で、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相(当時)にこう警告した。「われわれの指導者も、そちらの指導者も、核戦争には勝者は存在せず、絶対に手を出してはならないと繰り返し述べてきた。(核を使用すれば)双方にとって存続を脅かす対立の道に踏み出すことになる。滑りやすい坂道に足を踏み入れるな」オースティンはまた、もし核兵器が使われたら「ウクライナにおけるわれわれの作戦行動を縛ってきた制限を全て見直すことになるだろう」と述べたという。「これによりロシアは、あなた方ロシア人には想像できないレベルで国際舞台で孤立することになるだろう」・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411180000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/19
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 桓武天皇により京都が首都になる(794年)。今天皇陛下は東京にお住まいになられてますがあくまで奠都である。 ◇ ウィリアム・テルの弓矢とリンゴを使った瞬間芸が成功し、後にスイスが独立する切っ掛けとなる(1307年)。 ◇ ニキータ・フルシチョフが西側の資本主義者に好むと好まざると関わらず歴史は我々に味方する!貴様らをいずれ葬り去ってやる!と言い放つ(1956年)。それから35年経って、結局自分たちが葬り去られる側になるという皮肉。 ◇ ジム・ジョーンズとその御一行様が集団でエクストリーム・自殺にエントリー、この年の全米チャンピオンに躍り出る(1978年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月18日 】 なぜプーチンは長期政権を維持できるのか...意外にも、ロシア国内で人気が落ちない「3つの理由」 =前節(2/2)= 「法の支配」の代わりに「パワーの支配」が幅を利かせている =NewsWeek_ コラム / 2024年11月15日 / ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 「法の支配」の代わりに「パワーの支配」が幅を利かせている<権威主義ロシアである理由2:古代ローマのDNA欠如>ロシアが権威主義である理由の2つ目は、古代ローマから西欧では続くDNA欠如――すなわち、西洋的な「法の支配」の概念が十分でないためだという仮説を私は持っています。ロシアや中国のような権威主義国家は、司法の独立性が保たれていません。民主主義の大原則である「法の支配」が機能していない代わりに、権威主義的な政党やリーダーという「パワーの支配」が幅を利かせているのです。「ヨーロッパの礎はキリスト教と古代ギリシア・ローマ」と言われるなかで、古代ギリシアが文化や芸術、哲学の礎であるなら、古代ローマは法や実学の礎です。法を整備し、道路や水路などインフラを建設した先進性が古代ローマの傑出した点であり、そのDNAはかつて古代ローマ帝国だった西ヨーロッパの国々に脈々と受け継がれています。ところが地理的理由から、ロシアは古代ローマの支配を受けませんでした。法やルールが機能しない社会では、公平性が損なわれます。古代ローマ時代とは直接は関係ないのですが、ロシアの農奴制は、制度自体は19世紀に廃止されたものの、事実上は20世紀まで残っていました。人間を売り買いするなど、人権蹂躙どころの話ではありません。ロシアの圧政下の苦悩や身分の違いから生じる軋轢が、人々の思索を深め、感性を研ぎ澄まし、優れた芸術や哲学・思想を生んだ──これは一面の事実ですが、作品に昇華できたのは限られた人々。一般的な人々は支配者に長い間抑圧されると、無気力になり、諦めてしまいます。「自分は偉い人の言うことを聞く側だ」と刷り込まれる可能性もあります。そこに強いリーダーを求める背景が合わさって、近代になっても共産党の一党支配による権威主義を受け入れ、現在は統一ロシア、そしてプーチン大統領の強権的な支配を受け入れている......。負の連鎖となっています。 政治的権威のバックに宗教的権威を見せるロシアの政治には、人権意識の低さも指摘されています。統一ロシアは西側諸国のような市場経済をある程度支持している一方、言論弾圧やメディアへの規制が強く、2013年にはLGBTQであると表明することを禁じる「ゲイ・プロパガンダ禁止法」が成立。2023年には「性的マイノリティの自由と権利を求める運動? そんな奴らは過激派だ」とし、ロシア国内での活動を禁じています。多様性の時代、「古き良き家族主義に回帰しよう」と訴えているのです。<権威主義ロシアである理由3 :「ロシア正教会」の影響>3つ目の理由は、ロシア正教会の存在です。ロマノフ朝の帝政時代から、ロシアでは皇帝は正教会を権威付けに使ってきました。ローマ・カトリックと違い、国ごとに正教会が分かれているため、国の政治的権力と結びつきやすかったのです。プーチン大統領も、正教会と密接な関係を築くことで、自らの権力基盤を強固にしてきています。政治的権威のバックに宗教的権威をも見せることで、権威主義的な政治がより強化されているのです。ポスト・プーチンはどうなる?社会主義の時代から教育費が無償だったこともあり、ロシアの人々の知的レベルは平均的にかなり高い。国の強力な支援によってスポーツでも研究でも飛び抜けて優秀な人が育っており、学問も盛んでした。米国に続き核兵器開発には成功。宇宙開発は近年まで世界を先導してきました(ウクライナ侵攻で他国がロシアとの宇宙開発の協力から手を引くといった悪影響が出ているようです)。このところ医療については後塵を拝していますが、ソ連・共産党時代に開発したポリオワクチンは、日本でも使われていたほどでした。 バレエや音楽を学ぶためにロシア留学する人は今も世界中にいて、ショパンコンクールで2位になった反田恭平さんもその一人。ロシアという国そのものは、教育・科学・芸術といった面ではマイナスばかりでないことは指摘しておかねばなりません。このように「ロシア国民のポテンシャルは高い」と言うと、しばしば「じゃあ、新たなリーダーが現れたら国は180度変わるのか?」という質問を受けます。ロシア専門家ではない個人の意見としてですが、「それは難しい」というのが私の答えです。抑圧への国民の反発がありながら長期政権を維持してきた背景には、前述した「強権的なリーダーを求める3つの理由」があります。また、広大で多数の民族を抱え多くの仮想敵国を周辺に持つロシアという国は、「強権的なリーダーでないと統治できない可能性の高い不安定な国」です。そしてロシアの人々には「こんな国は嫌だ」という不満と同じくらい、「強いリーダーが欲しい」という期待もあるのですから、長期政権は崩壊しにくいでしょう。今後新たに、ナワリヌイ氏のような人物が登場したとしても、法の支配が機能しない以上、命か自由のどちらかを奪われて封じ込められてしまいます。しかし人間には寿命があり、1952年生まれのプーチン大統領は70歳を超えています。「後任によっては変わるのでは? 新たな政党が現れるのでは?」そんな期待をしつつも、私は「別の政党・別の大統領になっても、またその党・その人の強権政治となり、西側と距離をおく可能性が非常に高い」と感じています。ロシアと西側諸国では、イデオロギー、価値観、文化的な違いが大きくあります。西側の民主主義的なものが浸透するのはそう簡単ではないでしょう。プーチン政権が倒れても、〝第2、第3のプーチン政権〞が誕生する可能性が高いということです。○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411170000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/18
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 血まみれメアリーの治世が終わり、処女王がイギリスを世界の一等国へと押し上げ始める(1558年)。 ◇ 大分県別府市のとある不動産屋が、ワイドショーへの出演を目論み妻子と一緒に自家用車で海へとダイブ。自分だけが助かり、念願がかなった(1974年)。 ◇ エジプトのルクソールで無差別テロ発生、日本人観光客10名を含む63名が死亡(1997年)。図らずもしりとり愛好家にとっては朗報となった。 ◇ アップルがiPodを発売(2001年)。日本の特産品・ウォークマンが忽ちのうちに売れなくなり、技術立国のプライドが崩壊する一因に。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月17日 】 なぜプーチンは長期政権を維持できるのか...意外にも、ロシア国内で人気が落ちない「3つの理由」 =前節(1/2)= 権威主義ロシアである理由1:強いリーダーを求める皇帝型支配 =NewsWeek_ コラム / 2024年11月15日 / ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 プーチンが国民からの反発を受けつつも長期政権を維持できるのはなぜなのか。外務省時代から今まで世界97カ国でさまざまな国の人とビジネスや交流を行ってきた山中俊之氏はその背景として「ロシアの人々が『強権的なリーダーを求める3つの理由』がある」という。山中氏が「政党」を切り口に世界情勢を解説する『教養としての世界の政党』 (かんき出版)より、一部を抜粋・再編集して紹介する(本記事は第1回)。プーチン大統領はなぜ支持されるのか?プーチン大統領は、なぜ、これほどまでの長期政権を維持できるのでしょうか?過去を見てみれば、旧ソ連のゴルバチョフ書記長は、「ペレストロイカの立役者」として日本や西側諸国では評価されていますが、ロシアにおいては「ソ連を崩壊させたとんでもないやつ」という、売国奴に近い存在とみなす人もいます。拘束こそされなかったものの、職を解かれたあとは民族主義者のエリツィン大統領に追い出され、与えられたのは簡素な住まい。要職にあった人物とは思えない粗末な扱いです。エリツィン政権のおよそ10年間は、国家体制の激変後とあって国内は大混乱。私も当時のモスクワに行きましたが、治安が悪くて街中が暗く、人々はピリピリしていました。ホテルにいても安心できず、地下鉄に乗っていても雰囲気が殺伐としていたのを今もよく覚えています。エリツィンが追われるように政権を去り、2000年代にプーチン大統領が誕生すると、資源重視の経済政策をとり、石油や天然ガス、ダイヤモンドといった資源の価格高騰で経済が良くなりました。 ロシアによるウクライナ侵攻の中、寒さの厳しいEU諸国が冬の到来に怯えていたのは、ロシア産エネルギーに頼っていたからです。「エリツィンの混乱時代より暮らしは良くなった」「プーチン、よくやってくれたな!」暮らしが潤えば素朴に感謝する市民はいたでしょうし、今もいるでしょう。彼らがプーチン大統領を支持していても何ら不思議はありません。その後のロシアは経済発展していきますから、なおさら人気につながったと言えます。ロシアは、後述するように、ロマノフ王朝からソ連、さらにソ連崩壊後まで歴史的に強権的な政治が続いてきました。プーチン氏の強権政治もこの系譜に属するものです。ロシアには、オリガルヒと呼ばれる財閥があります。権威主義的な政府と結託して、暴利をむさぼってきました。しかし、プーチン氏の政治に批判的な言動を行ったオリガルヒのトップは、国外追放や逃亡、殺害などの憂き目にあっています。現在オリガルヒは経済ビジネス的にはともかく、政治的な影響力については限定的と言えそうです。プーチンを支持するロシアの人々は意外と多い新たな政党が擁立される気配はなく、プーチン大統領による強権政治には終わりが見えていません。ウクライナ侵攻に陥ってもなお、プーチンについていくロシアの人々。無論、反対勢力もいますが、「プーチンがいい」という人は意外と多いのです。この辺りは、日本や西側のメディアばかりを見ていてはわかりづらい点です。このように強権政治が続く理由を、プーチン側ではなく「ロシアの歴史や民族性」という視点でも考察してみましょう。 <権威主義ロシアである理由1:強いリーダーを求める皇帝型支配>理由その1として、徹底的に強いリーダーを求める皇帝型支配の気質があると私は考えます。日本や西側の価値観から見れば「プーチンは独裁者だ! けしからん!」となりますが、ロシアには強権的なリーダーを求める歴史的な国民気質があります。西欧から見ると辺境にあるロシアは、もともと「北の外れにある後発国」で「ヨーロッパの辺境」とみなされていました。現代の価値観からすると差別的ですが、17世紀頃までのヨーロッパの見方は、まあ、こんなものでした。さらに非常にたくさんの国に囲まれているという地理的条件もあり、いつ地続きの西欧列強やすぐそばのスウェーデンなど北欧諸国に攻められるかわからないと、外圧に怯えてきたのです。怯えは現実となり、ナポレオンやナチスに侵略されていますし、ロシア革命後は、「社会主義を倒せ!」と西側諸国と敵対関係になりました。厳しい自然環境、他国の脅威など、さまざまな苦難がある風土によって、「国を崩壊させない強いリーダー」を求める気質が培われたのです。実際に近代のソ連・ロシアの歴史を見てみれば、スターリンを典型として権威主義的な政治家が国を司っており、民主主義の西側とは大きく異なることがわかります。ゴルバチョフ元書記長だけは例外で、西側と友好的でした。しかし彼ですらNATOの東への拡大には批判的。自伝には「NATOなど西側がここまでやると知っていたら、西側とは妥協しなかった」旨が書かれています。(『我が人生 ミハイル・ゴルバチョフ自伝』)旧ソ連共産党も現在の統一ロシアも強い政党そのものですし、プーチン大統領はまさに強いリーダー。良し悪しは別として、ある意味「ロシアの皇帝型支配の気質に合った統治」といえます。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411160000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/17
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 御茶ノ水に日本最初の幼稚園が開園(1876年)。大学まで一貫してお嬢様として教育させるのが目的だったとか言われているが、真相は闇の中。 ◇ 全世界的ベストセラーであるカラシニコフがロールアウト(1947年)。当初はソビエト連邦など共産圏で使われていたが、今では発展途上国の田舎町でも手に入れられるほどに。 ◇ 任天堂から袖にされたソニーが対任天堂殲滅のための特殊部隊を設置(1993年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月16 】 〈トランプを甘い言葉で誘う〉元KGB工作員プーチンの発言を分析して分かること、ロシアの真の狙いとは? =後節= =Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年11月12日 / 佐藤俊介( 経済ジャーナリスト) トランプ氏へのメッセージ プーチン氏の演説は長大で、内容は多岐にわたったが、多くの点はトランプ氏に対するプーチン氏のメッセージともとれるものだった。これまでの欧米の失敗は、バイデン政権に帰するものだとし、トランプ氏は〝きっと、違うのでしょう〟との期待感をあらわにしていた。トランプ氏を取り込む狙いが明らかだった。 例えばプーチン氏は、バイデン政権下で米国が関与を強めたNATOについて、「完全に時代錯誤」の存在であると強調した。ウクライナを「報復行動に駆り立てた組織」こそがNATOだと主張し、「ホワイトハウス(バイデン氏が率いた米政権)は利己的な利益のために、紛争を引き起こしている」と主張して、NATOの中心的役割を担うバイデン政権を批判した。現在起きているウクライナをめぐる問題は、バイデン氏が重きを置いたNATOこそが原因だとの主張を展開した。 トランプ氏とバイデン氏の政策の違いを突くだけでなく、ロシアが対立するNATOの基盤を打ち崩そうとする狙いがうかがえる。トランプ氏にとり、これらの主張は耳当たりがよかったに違いない。このような論旨は、東欧諸国のNATO加盟をかねてから批判するプーチン氏の従来の主張を補強する意味合いもある。 また民主主義をめぐっては、「多数派ではなく、少数派のルール」だと主張し、「ロシアに戦略的敗北をもたらすことを狙った西側(民主主義国家)の要求には根拠がなく、むしろ、世界的な悲劇をもたらす」と主張してみせた。 民主主義の擁護に巨額を投じ、ロシアと対立してウクライナ支援を展開するバイデン政権への皮肉ともとれる。専制主義的な国家が実際には、世界の多数派を占めているという事実を突きつけることで、ウクライナ侵攻に踏み切ったロシアの包囲網を作ろうとした欧米諸国の取り組みを〝無駄なことだ〟と批判してみせた格好だ。 ただそのうえで「われわれは、敵対者(欧米)と異なり、西側を〝敵〟とはみなしてない」と水を向け、〝私はあなた方(ロシアを封じ込めようとする欧米)とは違う。ウクライナから手を引け。私たちの要求をのめば、あなた方の利益は守られる〟とのメッセージが読み取れる。脅したうえで、甘言を使って味方に引き入れようとする手法は、プーチン氏の外交交渉で繰り返し見られるものだ。 ロシアは、一部の西側諸国の政権とは違い、第三国を敵視しないとの主張だが、核の脅威を振りかざしながら隣国に全面侵攻をしかける国について、そのような甘言を素直に受け入れることはあまりに危険だ。しかし、これらの言葉は、具体的な利益が見えにくい行為に後ろ向きのトランプ氏を引き寄せる効果が期待しうる。 ロシアを排除した主要7カ国(G7)への、逆恨みともとれる批判も展開した。「7カ国は、ロシアを〝外国〟だとして陰で議論し、誠実さを装っていた」と述べ、ロシアを含めたG8に拡大した事実を「非良心的」だったと批判した。G7をG8に拡大する試みは、ロシアが中長期的に民主主義や基本的人権を重視する国に変容することを期待してのことだったが、わずか25年あまりで破綻した。 プーチン氏の主張は、米国が深く関与するNATO、G7、そして民主主義国家間の連携を〝無意味〟だとし、トランプ氏を揺さぶることで、それらの枠組みの足並みを乱す狙いがうかがえる。 トランプ氏は〝一歩を踏み出す〟ことを恐れた そのうえで、トランプ氏には何を呼び掛けたのか。プーチン氏は、司会者の質問に答える形でトランプ氏が7月、ペンシルベニア州バトラー近郊での選挙集会中に銃撃を受けた事件を回顧し「あの時の彼のふるまいは、強い印象を残した。人間は異常な状況の中でこそ、本来の自分自身を表す。彼は、〝男〟としての自身を示したのだ」と持ち上げてみせた。そして「彼は第一期目では、追い詰められ、さらなる一歩を踏み出すことを恐れていた可能性がある」と語った。 最大限の賛辞のあとの言葉は何を意味するのか。これはほかでもない、第一期目においてトランプ氏がプーチン氏を落胆させた一連の出来事を、いったんは〝リセットする〟と秋波を送っていることにほかならない。 一連の出来事とは何か。第一期目を目指した選挙戦で、強い対露融和姿勢を示しながら勝利したトランプ氏は、政権発足直後から幹部とロシアとの密接な関係が次々と暴露され、「ロシアゲート」と称される状況に陥る。さらに就任からわずか3カ月後には、ロシアが橋頭保とみなすシリアのアサド政権側の基地に、米軍がミサイル攻撃を強行する事態も発生した。 アサド政権が化学兵器を使用したとの理由だったが、プーチン氏は「オバマ政権時より、ロシアとの信頼関係は悪化した」と苦々しく発言した。その後も米露関係に目立った発展はなく、むしろ米国民の反露感情が高まるなか、トランプ氏は1期で政権を去った。そのような事実を〝いったん、脇に置く〟との趣旨の発言だったとみられる。 そのうえでプーチン氏は「就任前であっても、トランプ氏と会談する用意がある」「(対中国、ロシアの)二重封じ込め政策をやめるべきだ」「ボールは米国側にある。われわれは、米国との関係を破壊してはいない」などと矢継ぎ早に重要発言を行った。 甘言を織り交ぜて、ロシアのペースで相手を交渉に引きずり込もうとする、国家保安委員会(KGB)の工作員だったプーチン氏の真骨頂ともいえる立ち振る舞いだ。 ただ、プーチン氏の誘い水に乗ることが米国の国益に直結すると考えることは幻想だ。プーチン氏の狙いはウクライナを奪うことだけではなく、民主主義を標榜する各国の価値観外交を混乱させ、独裁的なロシアの政治体制をさらに盤石にすることにある。 トランプ氏がそのようなプーチン氏の姿勢を本心でどう評価しているのか。今後の進展が注目される。○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411150000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/16
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 3歳、5歳、7歳のこどもに神道の怪しげな儀式を行う日。買い物するってレベルじゃねぇぞなくらいの超インフレに対し、ドイツ政府が1兆マルクを1マルクにする荒業を繰り出すことに(1923年)。 ◇ 日本社会党が一つにまとまって支持を伸ばすのに恐れをなした保守が、美国政府の援助で統一の国政与党を樹立(1955年)。冷戦が終わった直後(1993年)とリーマンショックの直後(2009年)に一時的に下野するも、ほぼ永続的に一強体制を保持。 ◇ この日は何故か拉致や誘拐がよく起こる。下校途中の少女(1977年)とか、冷凍船(1983年)とか、三井物産の支店長(1986年)とか・・・・・・。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月15日 】 「第三次世界大戦は既に始まっている」世界で度々浮上する指摘、備えておくべきこと =後節= =Wedge_Online 【世界潮流を読む 岡崎研究所論評集】 2024年11月07日 / 岡崎研究所 「第三次世界大戦」の定義 ロシアのウクライナ侵攻に関係して、第三次世界大戦は既に開始されているとする驚く警告であるが、同様の指摘は、エマニュエル・トッドが既に22年5月に主張している。この論説は、後から振り返れば14年のロシアによるクリミア併合が始まりであったということになるかもしれないと論じている。 この問題については、まず「第三次世界大戦」の定義を明確にしておくべきであろう。常識的には、米国及びNATOとロシア、中国等が連合して複数の地域で「直接」武力衝突を行うことと定義付けられるのではないかと思う。現段階では、様々な事実がこのような状況に至る可能性を示しているが、断定はできない。 最近の西側プレスには、ロシア、イラン、北朝鮮および中国の4人組が結託して米国に挑戦しているとの論調が見られる。イランや北朝鮮はロシアにミサイル、ドローン、砲弾等を供与し、中国も軍事的利用可能な技術や資材を供与している。しかし、この4カ国の状況は異なり、米国に対する反感を共有して助け合ってはいるが、第三次世界大戦を引き起こしてでも米国に挑むまでは一致していない。 特に、中国は、国際経済の点で他の3カ国と異なり、国内の安定のために経済の活性化が重要で、依然として西側諸国との経済関係を重視する。 常にはらむ〝不測の事態〟 北朝鮮は、6月にロシアとの間で一方が武力侵攻を受けた場合には他方が軍事支援することを定める「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結した。その時点では、ロシアは、ウクライナ戦争への条約の適用を否定していたが、最近の北朝鮮からの兵員派遣の動きは、北朝鮮・ロシア間の軍事協力が質的に一段と深化することを示すものだ。 北朝鮮には、朝鮮半島有事の際にロシアの軍事支援を期待するであろう。北朝鮮は、憲法改正で韓国を敵国と定め、韓国からのドローン侵入を非難して南北を結ぶ道路を爆破する等、韓国との緊張を高めている。ただ、当面は、北朝鮮が積極的に韓国と事を構えるメリットが特にあるとは思えない。 以上に鑑みると、現在のウクライナおよびガザ・レバノン以上に戦線を拡大することや、朝鮮半島や台湾で新たにことを起こすことについては自制的な要素もあり、ウクライナ戦争やイスラエル・イラン対立が並行して継続するとしても、米国および中国が直接介入することはなく、いまだ世界大戦に発展することが必然とまでは言えないのではないか。 他方、今後、偶発的な不測の事態が生じ、これが武力行使の連鎖を招く可能性は常にあり得るので、危機的状況における首脳間の意思疎通の仕組みが必要ではないか。 〈トランプを甘い言葉で誘う〉元KGB工作員プーチンの発言を分析して分かること、ロシアの真の狙いとは? =前節==Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年11月12日 / 佐藤俊介( 経済ジャーナリスト) 米大統領選でトランプ前大統領が勝利したことを受け、ロシアのプーチン大統領は7日夜に開催された国際会議の場で、トランプ氏と「就任前でも会談する」と発言するなど、米国との対話再開に意欲を見せた。「私が大統領に就任すれば24時間で戦争を終結させる」と豪語するトランプ氏は、民主党のハリス氏と比べれば、ロシアに有利な条件を突き付けやすい相手とみなしているのは確実だ。 ロシアは数日で決着をつける算段でウクライナに侵攻して3年近くがたつ。そのようななか、戦場で北朝鮮の援助も受けねばならない状況にあるのが実態で、トランプ氏の登場は、自ら仕掛けた戦争から抜け出す千載一遇のチャンスと映る。 ただ、トランプ氏は2017年の登板時にもロシアの〝期待〟を裏切り、ロシアが重視するシリアに空爆まで行った人物だ。プーチン氏は7日の演説で、トランプ氏を持ち上げつつ、米国内、また欧州や日本とのさらなる断絶を促す主張を展開していた。 早期に戦争が終結するか依然不透明ななか、トランプ氏を甘言で引き寄せ、西側の足並みを崩す戦法に最重点を置く思惑が浮かび上がる。世界はロシアを〝必要〟としている 「世界はロシアを必要としており、ワシントンとブリュッセルのいかなる首脳らのいかなる決定も、その事実を変えることはできない」「トランプ氏は第一期の任期中、追い詰められ、新たな一歩を踏み出すことが(ロシアとの協調路線をとるということが)できなかったのかもしれない」「たとえ就任式の前でも、会って会談する用意がある」 ロシア南部ソチで7日に開催された国際会議で行われた、トランプ氏の再選決定後初めての演説で、プーチン氏はトランプ氏側に繰り返し秋波を送ってみせた。その言葉はトランプ氏の自尊心をくすぐる一方で、現在ある世界の問題の多くは、米政権(バイデン政権)にその原因があると断じ、米国内の分断をさらに広げる狙いが伺えた。 演説の多くの部分で既存の西側の指導者や国々、北大西洋条約機構(NATO)を批判するなど、西側の足並みの乱れを誘う意図も鮮明だった。演説と、その後の質疑応答は約4時間にも及び、自身の〝タフさ〟を強調した格好だが、自国が、隣国ウクライナに全面戦争を仕掛けている事実に関しては、これまで通りの正当化を繰り返した。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411140000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/15
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 水戸黄門が隠居(1690年)。以後は日本全国を彼方此方旅しては悪代官どもを懲らしめる日々を過ごすことに。 ◇ ある女新聞記者が、リアル八十日間世界一周へとニューヨークを出発、72日と6時間11分14秒とフィクションよりも早く到着した(1889年)。 ◇ カール・ラントシュタイナーがマスゴミや占い師のネタを考案、だが当初は安全な輸血と言う切実な問題を解決する手掛かりだった(1901年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月14日 】 「ウクライナとの停戦は望むが領土は返さない!」…ゆがむロシア世論、巨額の国防費で“麻痺”した経済感覚 =後節=Wedge_Online 【プーチンのロシア】 / 2024/10/30 /佐藤俊介(ロシアでも長年取材した経済ジャーナリスト) ソ連末期水準の国防支出 ロイター通信によれば、国民の実質賃金は昨年7.8%増加し、国内のサービス産業の成長も顕著だ。モスクワ市内では、週末になればレストランに人があふれているのが実態だ。ただ、そのような都市部の華やかな光景は、いびつさを増すロシアの財政構造が支えている。 プーチン大統領は軍事支出を増やさない意向を示しているものの、ロイターによれば、実際は25年も軍事支出が約25%増額され、13兆2000億ルーブル(約20兆円)規模に達するという。これは、歳出総額の約3割にあたる額で、ソ連末期の水準に匹敵する規模だ。このような国家支出の増大は、教育や医療などの歳出を圧迫しており、実際に社会保障費は3年連続で圧縮されているという。 軍事支出の増大は、武器の生産増や兵士の雇用増、待遇改善などに充てられているもようだ。事実プーチン氏は9月、同国内の兵士の定員数をウクライナ侵攻前の100万人規模から、150万人規模に引き上げる方針を表明した。 ロシアでは、モスクワなど大都市から離れた地方ほど徴兵率が高い実態が明らかになっているが、そのような地域であるほど、戦争に伴い手厚さを増した兵士の待遇は魅力的だ。ロシアはそのような無理な支出を通じ、軍事力の増強を図っている。弊害大きく ただ、このような経済構造は一時的には効果を発揮するが、長期化するにつれ弊害が増大する。生産される武器は基本的に使用すればなくなり、再投資につながるような収益は当然、期待できない。 このような産業は将来的な海外への輸出などにつながらない限り、その投資は一時的な経済のカンフル剤にしかならない。仮に戦争が終わり、その投資が減少すれば、経済の急減速を招く。 戦争開始当初、ロシア軍の国防費はウクライナ軍の10倍近い差があると指摘されていたが、欧米諸国の支援を受けるウクライナ軍に開戦から約1000日がたった今も、壊滅的な打撃を与えられないままでいる。ロシア製の兵器に対する国際的な評価という面では、このような事態は決して好ましいとはいえず、ロシア国内における兵器生産能力の拡大が、将来のロシアにとり輸出などの面で大きな利益をもたらすかは不透明だ。 レバダ・センターの調査では、「どのような害悪がもたらされたか」との質問で、「経済の悪化、物価の上昇、特別軍事作戦への支出増」を挙げた人も18%いた。GDPが上昇している一方で、経済悪化を感じる人々が一定程度いることも浮かび上がっている。 ロシア人の領土に対する執着は強く、経済的損失以上に領土欲を重視する事実は広く指摘されている。ただ、そのような国民性は一方で、自国経済や、他国との関係の悪化を深めるロシアを生む要因となっている。 いつかは切れるカンフル剤と、ロシア経済の構造的な弱体化。戦争はロシアに、深いゆがみを引き起こしている。「第三次世界大戦は既に始まっている」世界で度々浮上する指摘、備えておくべきこと =前節==Wedge_Online 【世界潮流を読む 岡崎研究所論評集】 2024年11月07日 / 岡崎研究所2024年10月16日付のワシントン・ポスト紙で、同紙コラムニストのウィルが、ロシア、北朝鮮、イラン、中国と欧米の間で第三次世界大戦は既に始まっているが、ハリスもトランプもそれに気付いていないと警告している。 思えば、第二次世界大戦は、日本、ドイツ、イタリアの枢軸国の合従連衡によって始まった危機の連鎖であり、1931年の日本の満州占領から始まったことは明らかである。後世の人は、第三次世界大戦はロシアが2022年2月にウクライナを侵略する前の14年のクリミア占領に始まったと結論づけるかもしれない。 次期米国大統領は、25年1月20日以降、中国、ロシア、イラン、北朝鮮からなる今日の枢軸国に対処することになる。 10月14日付フィナンシャル・タイムズ紙は、ドイツ情報機関が、ロシアの諜報員による 「攻撃的な行動 」が劇的に増えていることを説明する中で、ライプチヒのDHL貨物センターで、飛行機に積み込む前の小包が炎上した事件に触れ、もし飛行中に火災が発生していたら飛行機は墜落していただろうと述べたと報じた。 ウォールストリート・ジャーナル紙によると、英国の国内安全保障機関MI5は、ロシアの軍事情報機関GRUによって計画された欧州での攻撃が「驚異的に増加」し、その狙いは、武器生産を妨害し、政治家を威嚇し、街頭でパニックを引き起こすことだと報告した。 この夏、ウクライナの実業家が所有するロンドンの倉庫に放火した疑いで7人が英国当局に告発された。防空システムを製造するベルリンの工場で起きた火災の背後にもロシアの破壊工作員がいる疑いがある。フランスでは、2人の人物が200以上のダビデの星のシンボルを建物にスプレーし、検察がロシアとの関連を捜査している。バルト海や東欧では放火が相次いでいる。 MI5は、ロシアとイランは、標的とする国の犯罪者を使って放火や破壊工作を行っていると述べた。イランの反体制派を支持するスペインの政治家が「昨年末、白昼堂々と顔面を銃撃された」と指摘している。 北朝鮮の軍事技術者たちがロシアの弾道ミサイルを支援し、今月、ロシア領内でウクライナのミサイル攻撃によって複数の北朝鮮人が死亡したと報じられた。ロシアの兵器庫には北朝鮮のミサイルや大口径弾薬が貯蔵されている。 ロシア西部の国境から中国がフィリピンの主権を侵害している海域まで、 今日の戦争と戦争寸前の舞台は、地球上の24のタイムゾーンのうち6つのゾーンにまたがっている。米国大統領選挙では、まったく関心を持たれておらず、両候補とも、拡大する世界的な大混乱を真剣に考えず、認識している形跡もない。 この世界の混乱がバイデン=ハリス政権の評価を決定付けることになろう。そして今年、親プーチンのハンガリー首相は、2度もトランプを訪問した。 * * *・・・・・・・・明日に続く ・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411090000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/14
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ アメリカに於いて、白人の隣に黒人が座ったところで何ら文句を言われないことが認められる(1956年)。 ◇ サトウハチローが他界(1973年)。これにより、秋の発見者は永遠に謎のままに。 ◇ 宮沢りえの児童ポルノが発売(1991年)、これが大ベストセラーとなったことを切っ掛けとして規制論議が盛んになるという皮肉なことに。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月13日 】 ◎ ◎ 蔵書整理・・・・身のまわり整理・・・・終活かな !!!!? 本日休刊 ◎ ◎有形文化財(建造物)である友人宅=瀬戸内海を背景に見事な庭園を構える=の別棟に喫茶店を開き、“町内の寄り集い”に供すると言う。然れば、持て余す書籍をして町の図書館にと整理に入る。10kg用ミカン箱が80個になろう。箱詰めに三日はかかろう・・・・・さりとて、三っ日過ぎても発展途上。体力的な不平不満が!?!? ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411110000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/13
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★◇ 仁義を弁えなかった林長次郎が、山口組からカチコミされて商売道具に損害を被る(1937年)。 ◇ 時計台のてっぺんに落雷したことによって、デロリアンを改造したタイムマシンで過去へと飛ばされたDQNが現在に戻れることに(1955年)。 ◇ 全国の灯台が人工無能による管理となり、喜びも悲しみも幾歳月が本当に完結(2006年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月12日 】 ◎ ◎ 蔵書整理・・・・身のまわり整理・・・・終活かな !!!!? 本日休刊 ◎ ◎有形文化財(建造物)である友人宅=瀬戸内海を背景に見事な庭園を構える=の別棟に喫茶店を開き、“町内の寄り集い”に供すると言う。然れば、持て余す書籍をして町の図書館にと整理に入る。10kg用ミカン箱が80個になろう。箱詰めに三日はかかろう・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411110000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/12
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ ぼっちがバーゲンセールで日頃の鬱憤を晴らすいい買い物の日。& 聖マルティヌスの日/リメンブランス・デー(戦没者追悼記念日、復員軍人の日)にして 介護の日。 ☆ ポッキー・プリッツは元よりもやし・たくあん・麺、果てはきりたんぽや豚まん等色んな食べ物を記念する日。やっぱ食欲の秋だねぇ。 ☆ アメリカでは何かに感謝する日だが、2,738名の生贄を差し出して平和の女神が降臨した(1918年=第一次世界大戦が終結=)日でもあるからイギリスやカナダ・オーストラリアではお墓にポピーを供える日だったりする。。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月11日 】 ◎ ◎ 蔵書整理・・・・身のまわり整理・・・・終活かな !!!!? 本日休刊 ◎ ◎有形文化財(建造物)である友人宅=瀬戸内海を背景に見事な庭園を構える=の別棟に喫茶店を開き、“町内の寄り集い”に供すると言う。然れば、持て余す書籍をして町の図書館にと整理に入る。10kg用ミカン箱が80個になろう。箱詰めに三日はかかろう・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411090000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/11
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ 国政選挙が公示される度に立候・落選を繰り返す某氏を慰労する為の“発明家の日”。 ☆ 今の政府のあまりの無能ぶりに乗じて、コルシカの山師が鉄砲と大砲で権力の掌握に成功する(1799年=ナポレオンが軍事クーデターを起こし、フランス革命が終焉)。 ☆ 余りの政治の混乱ぶりに徳川慶喜が匙を投げて、天皇陛下に全てを押っ付ける(1867年=二条城で大政奉還を宣言) 。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月09日 】 「ウクライナとの停戦は望むが領土は返さない!」…ゆがむロシア世論、巨額の国防費で“麻痺”した経済感覚 =前節=Wedge_Online 【プーチンのロシア】 / 2024/10/30 / 佐藤俊介(ロシアでも長年取材した経済ジャーナリスト) 停戦を望むが、奪った領土は返さない――。10月上旬にロシアの独立系調査機関「レバダ・センター」が公表した世論調査の結果は、そのようなゆがんだロシア人の心情を浮き彫りにしていた。 長期化し、先が見えない戦争への嫌悪感が高まりつつも、領土は返したくないとの思いが背景にある。〝強気〟の考えはまた、自国の経済が制裁にも関わらず好調で、都市部を中心に、生活に余裕があることも理由といえる。 ただ、ロシア経済は国家予算の3割ともいわれる巨額の軍事支出に支えられている。そのような支出は再生産性がなく、新たな経済成長につながる投資でもない。現在の財政構造は、制裁を迂回した原油や天然ガスなど一次産品の輸出が支えるが、社会保障費は圧縮され続けているのが実態で、国民生活に影を落としつつある。 巨額の国防支出で保たれるいびつな経済バランスは、いつかは崩れる。そのときにロシア国民の心情にどのような変化が生まれるか、注目が集まりそうだ。72%が「即時停戦」に賛成 もしプーチン大統領が今日、停戦を決めたなら、ロシア国民の72%が支持する―。10月上旬にレバダ・センターが発表した数字は、海外メディアで幅広い反響を呼んだ。 5月時点の62%より10ポイント上昇。さらに、プーチン政権が始めた「特別軍事作戦」については、回答者の47%が「肯定的な結果以上に、害悪をもたらした」と回答した。「肯定的な結果をより多くもたらした」との回答は28%で、ここにも戦争に対するロシア国民の〝嫌気〟が見て取れる。 調査からはさらに、興味深い結果が浮かび上がる。戦争が「肯定的な結果以上に、害悪をもたらした」との回答は、女性では55%で、24歳以下の層も55%と、女性や若年層で戦争への忌避感が強いことがわかる。 また、「戦争がもたらした害悪とは具体的に何か」との質問に対しては、「(誰とは特定せず)人命損失や負傷、悲しみ」が52%である一方、「兵士の死亡や軍事的損失」は21%だった。人命損失という表現は、ウクライナ国民も含めた考えと理解でき、ウクライナ国民で膨大な数の一般市民が戦争の巻き添えになっている事実に、ロシア国民も心を痛めている様子がうかがえる。 領土への執着 しかし、「即時の停戦を支持する」が72%という数字は、「ロシアが占領したウクライナの領土も返還する」という条件を付けると、とたんにその割合は31%に下落し、逆に「反対する」との回答が60%に跳ね上がる。 レバダ・センターの質問は「領土を返還した場合」という表現を使っており、ロシア国内の一部でみられる「東部はそもそも、ウクライナの土地ではない」とするような過激な主張に与せず、はっきりと占領地域がウクライナだという前提で質問を投げかけている。このような質問に対し、6割の人々は「領土返還を伴う停戦はNO」との意見を突き付けた格好だ。ゆがんだロシア国内の世論 なぜそのような態度になるのか。質問の「特別軍事作戦がもたらした肯定的な結果とは、具体的に何か」との質問への答えは、そのようなロシア国民の意識を理解するうえで有用だ。 もっとも多かった答えは「領土の奪還、新たな領土の獲得、新たな人口の獲得」で26%だった。それに続くのが「ルガンスク、ドネツク人民共和国、ロシア語話者らドンバス住民の保護」(24%)「誰が(国際社会で)敵か、味方かを鮮明にした」(16%)などとなっている。 この回答から鮮明にわかるのは、ロシア人の多くはこの戦争において「領土拡張」を最大の成果だとみているということだ。さらに、「人口増」も成果とみている。 「領土」と「人間の数」が、国の力だと考える、帝国主義的なロシア人の思考が見て取れる。「敵と味方が鮮明になった」「ファシズム、ナチズムから(国を)守った」などとする回答が10%を超えているというのも、現在のゆがんだロシア国内の世論を浮き彫りにしている。 このような回答からは、ロシアが外交交渉で領土を返すような可能性は限りなく低い実態が鮮明になる。突き詰めれば、ウクライナ人の犠牲が増える事態に心を痛める世論が一定数あっても、その犠牲よりも領土のほうが重要と多くのロシア国民が考えている事実がわかる。成長が続く経済 ロシア国内のこのような世論の背景には、大多数の国民が、実際には戦争による目立った影響を受けていない実態があるとみられる。最大の要因は経済だ。 欧米諸国の制裁にも関わらず、中国やインド、トルコなどの国々がロシアの主要輸出産品の資源の代替輸出先となったことや、膨大な戦費の支出、旧ソ連地域などの迂回ルートを通じた制裁対象品の輸入ルートの存在などが経済を支えている。国内総生産(GDP)成長率は戦争が始まった2022年がマイナス1.2%だったが、23年は3.6%、今年も3.2%程度の成長が見込まれている。 ロイター通信によれば、国民の実質賃金は昨年7.8%増加し、国内のサービス産業の成長も顕著だ。モスクワ市内では、週末になればレストランに人があふれているのが実態だ。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411080000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/09
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ 写真マニアのヴィルヘルム・レントゲンが、何の因果か人の骨まで写せる写真を発明する(1895年=X線を発見)。 ☆ ミュンヘンでバイエルンの首脳部が酒盛りをしている最中にアドルフ・ヒトラーが乱入、無礼講の域を超えた一大事となる(1923年)。 ☆ 国語審議会(当時)、「ら抜き言葉」の使用を認めないとする見解を発表(1995年)。このような乱れた言葉遣いは断じて認めれない。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月08日 】 「第3次大戦は既に始まっている...我々の予測は口にするのも憚られるものだ」NewsWeek_ コラム / 2024年10月31日 / スザンヌ・ブレーク(JPモルガンCEO) 米金融大手JPモルガン・チェース銀行のトップが第3次世界大戦は既に始まっていると警鐘を鳴らした。これについて本誌が話を聞いた専門家は、パニックになるのは時期尚早と断りつつ、無視できない警告との認識を示した。JPモルガンのジェームズ・ダイモンCEOは先日、国際金融協会で行ったスピーチで、ウクライナと中東で今起きている紛争は、第3次世界大戦の序盤戦と位置付けられると述べた。ダイモンは以前にロシア、北朝鮮、イランを「悪の枢軸」と呼び、中国ともどもNATOなど西側の同盟や組織の破壊を企んでいると論じたことがある。「彼らは今まさにそれを実行すべく示し合わせている」と、ダイモンは今回のスピーチで述べた。「歴史が示すように、そうなれば世界は桁外れのリスクにさらされる」問題は、進行中の紛争が他地域に飛び火するかどうかではなく、いつ飛び火するかだ、というのだ。「第3次世界大戦は既に始まっている。その証拠に、複数の国家が関与する地上戦が既に展開されているではないか」アメリカが事態を甘く見て介入を避けていれば、敵の思う壺になると、ダイモンは警告する。「成り行きに任せれば事態はどんどん悪化する。適切な介入により、事態を打開する必要がある」時間がたつにつれて、脅威が縮小する可能性も否定できないが、現状のまま推移すれば、人類は考えるだに恐ろしい状況に直面することになると、ダイモンは言う。「問題は、事態が悪化した場合に人類が直面するリスクだ。私たちが予測するシナリオは、みなさんを驚愕させるだろう。口にするのがはばかられるような展開だ」ダイモンが真っ先に挙げる懸念材料は、ロシアの核の脅威だ。「1人の男が核を脅しに使う状況を、人類はいまだかつて経験したことがない。『おまえらが優勢になったら、こっちは核を使う覚悟ができている』──そう言われて、震え上がらない人はいないはずだ」 多くの国が核を保有するようになったことは「人類が直面する最大のリスク」だと、ダイモンは言う。「(人類が直面する問題は)気候変動ではない。核拡散だ。今後2年ほど、われわれは(軍事的な)目標の設定と達成に極めて慎重でなければならない」核を保有する国が増えれば、核使用の確率が高まり、地球上の多くの都市が壊滅的打撃を受けるリスクが高まると、ダイモンは指摘する。「世界の主要都市が狙われるのは、時間の問題となる。そのリスクを明確に認識し、他の事柄を全て後回しにしてでも、今すぐこの脅威を止めなければならない」オハイオ州立大学の政治学者ポール・ベックは、ダイモンの警告が傾聴に値することを認めつつ、第3次世界大戦が不可避であるとは考えていないと言う。旧ソ連が崩壊し、冷戦が終わった1991年以降、しばらくの間アメリカとロシアは比較的平穏な関係を保っていたが、いまその潮目は変わったとみていいと、ベックは本誌に話した。「ロシアのウクライナ侵攻や米選挙に対するロシアの干渉で、今は米ロの対立が過熱している状況だ」「さらにイランとの『冷戦』も継続中で、イスラエルの動きにより、それが熱い戦争に発展する恐れもある。一方で台湾に対する中国の脅威もあり、それらを見渡せば、確かに第3次世界大戦の始まりとも解釈できる状況だ。しかし、そこまでは行っていないと私はみている」米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ前大統領は10月初め、イランがイスラエルに過去最大規模の約200発の弾道ミサイル攻撃を行ったという報道を受けて、ウィスコンシン州ワウナキーで行った選挙集会で「世界的な大惨事はすぐそこまで迫っている」と支持者に警告した。「私はかなり前から第3次世界大戦について語ってきた。予言はしたくない。予言は必ず実現するからだ」と断った上で、トランプは、目前に迫った世界的な大惨事を止められるのは自分だけだと豪語した。 戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目の前だ=NewsWeek_ コラム / 2024年5月23日 / エリー・クックある著名な歴史学者が、ロシアと戦っているウクライナは第3次世界大戦を阻止していると述べ、両国が全面戦争に突入して3年目の現在を、第2次世界大戦直前の時期になぞらえた。米イェール大学の歴史学教授で、東欧とソビエト連邦を専門とするティモシー・スナイダーは、2024年を1938年と比較しながら、ウクライナは、第2次大戦初期にナチスに降ったチェコスロバキアに似てきたと述べた。1939年、アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツはチェコスロバキアに侵攻し、自軍の補給のためにチェコを併合した。イギリスとフランスは、ポーランドの同盟国で安全を保障していたが、それでもナチス・ドイツは同年9月、ポーランドに侵攻。これを受け、イギリスとフランスはナチス・ドイツに宣戦布告し、第2次世界大戦が勃発した。スナイダーは、エストニアの首都タリンで行われた会議で、「もしウクライナが諦めるか、私たちがウクライナを諦めれば、将来、今とは違うロシアが戦争を行うことになる」と発言した。大戦を引き延ばしているウクライナ「ロシアは、ウクライナの技術と兵士を手にし、地理的に異なる位置から戦争を行うことになる」とスナイダーは続けた。「その後は1939年と同じだ。今は1938年だ。ウクライナは事実上、私たちが1938年を引き延ばすことを可能にしてくれている。彼らは、1939年に突入しないようにしてくれているのだ」ウクライナにおける2年以上にわたる本格的な紛争は、第3次世界大戦の可能性を前面に押し出した。しかしNATO諸国は、ウクライナ戦争の当事者ではないことを強調し、暴力が国境を越えて広がる可能性を封じ込めようとしている。ウクライナは、もしウクライナがロシアに敗れれば、次はヨーロッパの他の国がロシアの攻撃対象になると警告している。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2022年2月、ロシア軍がウクライナに侵入してきた直後、以下のように呼び掛けた。「街頭に繰り出し、ウクライナの努力、ウクライナの戦いを支援してほしい。もしウクライナが倒れれば、ヨーロッパも倒れるからだ」「われわれが倒れれば、あなたたちも倒れる」また3月中旬には、世界は「本格的な第3次世界大戦の一歩手前」と発言した。プーチンの忠実な味方であるベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は2024年2月、世界は「再び崖っぷちに立たされている」と警告した。ルカシェンコは第3次世界大戦について、「懸念する根拠はある」と言い添えた。(翻訳:ガリレオ)○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411070000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/08
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ 民意の偽造に怒ったロシア人民が民主主義の政府を倒し、ウラジーミル・レーニンの政府を支持する(1917年)。 ☆ 4ヶ月前に出来たばかりの吊り橋が完成直後から風に揺られまくりで、実況されるまでになって遂にこの日落っこちる(1940年=ワシントン州のタコマナローズ橋)。 ☆ 松永安左エ門の肝煎りで、日本を電力会社の意のままにしようとする工作機関・電力中央研究所がオープン(1951年=日本最大の民間シンクタンク)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月07日 】 “僕は人を殺したくない” 国境の町で聞いたロシア人の“本音” =後節=NHK,特集 / 2022年10月6日 / ロンドン支局長大庭 雄樹 航空券代が約20倍にフィンランドの国境警備隊によると、入国したロシア人の約60%がフィンランド経由で第3国に向かうという。首都ヘルシンキの空港に行くと、確かに駐車場にはロシアのナンバープレートを付けた車が多く止まっている。乗り捨てて行くのだろうか。出発ロビーにいた人たちに取材すると、行き先はフランス、ドイツ、スペイン、エストニアといったヨーロッパ各国のほか、中東のイスラエル、レバノン、東南アジアのインドネシアまで幅広い。その中でも、圧倒的に多いのがトルコだった。背景には、短期滞在であればビザがなくても入国でき、住宅を取得すれば在留許可が得られることもあるという。地理的にロシアと近く、中央アジア系の人たちなど、ロシア語を話す人が少なくないことも暮らしやすさにつながっているそうだ。ロシア国内からトルコに向かう直行便は軒並み満席で、航空券の値段がふだんの約20倍に値上がりしている便もあるという。旧ソビエト軍兵士も「脱出」サンクトペテルブルクから来た54歳の男性も、トルコに行くという1人だった。フィンランドに入るビザを持たない家族はロシアから直行便でトルコに向かい、エーゲ海沿岸のリゾート地ボドルムで合流するという。男性はとつとつと、しかしはっきりと語り始めた。男性はそう言って、保安検査場に姿を消した。 警戒高まるフィンランドしかし、ロシアからの入国者が急増したことを受け、フィンランド政府は9月30日、ロシアからの観光ビザでの入国を原則として禁止した。議会の多数が、この決定を支持している。フィンランドは第2次世界大戦で旧ソビエトと2度にわたる戦争を経験。国土の一部が割譲された、苦い経験がある。その後、隣国を刺激しないことを主眼に、70年間にわたって軍事的中立を保ってきた。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻に強い衝撃を受けてその方針を180度転換し、5月、NATO=北大西洋条約機構への加盟を申請した。さらに、ロシアへの警戒感をいっそう高めたのが、フィンランド沿岸のバルト海を通るパイプライン、ノルドストリームで9月に起きたガス漏れだ。ヨーロッパでは、破壊工作によるものだという見方が強まっている。ロシアから逃れてくる人たちの中に軍や情報機関などの関係者が紛れ込んでいたら、フィンランドだけでなく、ヨーロッパ全体の安全保障を揺るがす事態になる。そう受け止められたのだ。 閉ざされる「脱出ルート」ロシアと国境を接するポーランドとバルト3国も9月、観光ビザでのロシア人の入国を原則禁止した。今回のフィンランドの措置によって、ロシアからEU=ヨーロッパ連合の加盟国に直接入るルートは事実上閉ざされた。ロシアからEUに入る最後の「ルート」は、北欧のノルウェーだ。EU加盟国ではないものの、人とモノの移動の自由を定めた「シェンゲン協定」に加盟しているため、現時点でノルウェーからEU域内に移動することはできる。ただ、そのノルウェーも、ロシア人の入国を制限する構えを見せている。「専制政治が強すぎる」こうした状況を懸念する1人が、モスクワ出身の劇作家ミハイル・ドゥルネンコフさんだ。ロシア軍がウクライナに侵攻した直後の3月、フィンランドに出国。その後、ヘルシンキを拠点に、逃れてくるロシア人を自宅に泊めたり、仕事探しの相談に乗ったりして支援している。プーチン政権と考えを異にするロシアの人たちへの支援は、ウクライナへの軍事的・経済的支援と同じような意義があるとも言える。その一方で、逃れてくる人たちの数が増えるほど、フィンランドのような周辺国の警戒は高まる。ロシアの「部分的動員」によって、国際社会は新たな難問を突きつけられた形となっている。 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411060000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/07
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ GHQ、三井、三菱、住友、安田の四大財閥解体を指令(1945年)。その後既に77年が経過しているが、何故か解体作業は遅々として進まぬばかりか図体がますますデカくなっているみたい。 ☆ 北陸トンネルが長大なロースターと化す。火種は食堂車(1972年=北陸トンネル火災事故)。 ☆ 松田優作が「なんじゃこりゃ~~~!」と言った後死去(1989年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月05日 】 “僕は人を殺したくない” 国境の町で聞いたロシア人の“本音” =前節=NHK,特集 / 2022年10月6日 / ロンドン支局長大庭 雄樹 「僕は人を殺したくない」16歳の少年はこちらをまっすぐ見つめ、そう訴えた。北欧フィンランドの国境の検問所。ロシアから逃れてきた人たちは、それまで祖国では口にできなかった思いを、せきを切ったように話し始めた。終わりの見えない車列9月27日。フィンランドの首都ヘルシンキから、車で東に約2時間の場所にある国境の町ヴァーリマーに向かった。検問所に着くと、ロシアから入国しようという車の列がどこまでも続いていた。観光バスや、10人以上が相乗りしているワゴン車もある。ただ、乗っている人たちは観光に来たわけではない。プーチン大統領が9月21日に「予備役の部分的な動員」を発表したことを受け、軍に招集されるのではないかと危機感を募らせ逃れてきた男性や、その家族がほとんどだ。道の途中には、仮設トイレが設置されているのも見える。すでに防寒具が必要な冷え込みの中、列の先頭で1人1人車を降りて入国目的などを申告し、探知犬も使った所持品検査が終わるのを、誰もが辛抱強く待っていた。 話し始めたロシアの人たち検問所を通ってフィンランド側に入ったところに、小さな休憩所がある。長旅の末、無事に入国できた安ど感からか、多くのロシア人がここで車を止めて一休みしていた。最初に話を聞いたのはモスクワから来たという29歳の男性。“緊張しながら声をかけた自分が拍子抜けするほど、笑顔で明るく話してくれた。”サンクトペテルブルクから来たという47歳の男性。“家族は、経営している店を閉じて、あとから来る予定だと言う。”国境を越えてきたロシアの人たちはインタビューなど嫌がるのではないか。そう思い込んでいたが、多くの人が堂々とカメラに向かって話をしてくれる。むしろ、話したいという感じだ。「政策支持しないなら、刑務所に」「記者の方ですか? 私たちの話を聞いてもらえませんか」さらにインタビューする人を探していたところ、小柄な女性が人なつこい感じで声をかけてきた。サンクトペテルブルクから来たという40歳の女性。聞くと、16歳の息子とともに、バルト海に浮かぶフィンランドの自治領・オーランド諸島に向かい、そこでスウェーデン人の夫と暮らすという。 「僕は人を殺したくない」かたわらにいる息子は背すじを伸ばし、母親の話をじっと聞いている。母親に通訳してもらいながら、息子にも話を聞くことにした。英語は話せないということだったが、英語で質問すると、すぐにロシア語で話し始めた。記者「ロシアを出国して、どんな気分ですか」息子「ロシアは美しい国で、僕はロシアが好きです。でも、学校長が代わってからは、まるで軍隊のように周りと同じことをしなければならなくなりました」「聖歌も毎日歌わなければいけません。時間に少しでも遅れたら、大量の書類を書かされ、その書類は警察や政府に送られるそうです」記者「あなたは16歳ですが、いつか動員され、ウクライナでの戦争に送られるかもしれないことを、どう思いますか」息子「僕はそのようなことには反対です。できれば逃げたいです」「学校にいるのに、ある日突然動員され、人を殺しに行きたくはないです。そんなことを想像するのは、まったく嫌になります」親子にお礼を伝えると、別れ際に母親が言った。・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411050000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/06
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ ハワード・カーターが王家の谷で盗掘に専念、その執念とカーナヴォン伯の援助でツタンカーメンの黄金マスクを入手(1922年)。されど、「ツタンカーメンの呪い」に遭う。 ☆ 8年前にJFKに苦杯を飲まされたリチャード・ニクソンが、雪辱を果たす(1968年)。しかし6年目にして任期途中の水門事故でホワイトハウスから去ることになろうとは、誰も予想しなかった。 ☆ 自作の動画・尖閣諸島中国漁船衝突事件によってSENGOKU38がネ申となった日(2010年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月05日 】 汚職と脅迫に基づくプーチンの超長期政権 権力の私物化が招いたウクライナ侵攻 =終節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」 =連載第4/4回 Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年9月9日 黒川信雄( 産経新聞社 元モスクワ特派員) プーチン氏は論文を、スラブ民族をめぐる古代の歴史から説き起こしている。その冒頭では「ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人は、すべて古代ルーシの子孫である」と主張した。そして、それらの民族は共通の言語(ロシア語)、経済、さらに正教の信仰で結び付いていると述べ、彼らにとり、ウクライナの首都であるキエフ(キーウ)という場所がいかに重要であるかを強調している。 そしてプーチン氏はそこから、「言語」という要素に着目する。「ロシア西部において統一国家が生まれた背景には、政治的、外交的決定があったからだけではない。そこには、共通の宗教があり、文化、伝統があり、そして、最も強調したいのは、言語の類似性があったということだ」と述べ、その言語は次第に「方言」や「現地語」に発展し、それが各地の文学、文化的発展を生んだとし、「それらをロシア、ウクライナの遺産だと区分けをする必要があるだろうか?」と問いかけた。 ウクライナ語などの言語は「地方で発展した言語」であるために、それらの言語で生まれた文化的遺産を、「別の国のものだと主張する意味があるのか」と問いかけている格好だ。暗に、「われわれは同じ言語を使っている仲間同士であり、ロシアとウクライナは、同一なのだ」と訴えようとする、プーチン氏の考えがにじみ出ている。 しかし、言語の共通性があれば、その国家の存在を否定してよいなどという考えは妄想に近い。例えば英語が使用されている、または、過去にイギリスの植民地だった経緯を持つ国々は、すべてイギリスと一体の国だとみなされ、侵攻してもよいわけはない。プーチン氏は、ウクライナの文化的遺産を記した本などは「引き続き発刊されるべきだ」とも述べているが、そのような発言をすること自体、ウクライナという国家に対するプーチン氏の強い否定の意思が感じられる。「主権国家としてのウクライナが存在する余地はない」 そしてプーチン氏は、1917年に起きた二度の革命と、1922年のソ連の誕生について言及している。ここでプーチン氏は、各共和国が平等な立場でソ連に加わるとしたレーニンの方針を強い調子で批判した。ソ連の憲法に、「各共和国が、自由に連邦から離脱できる権利」が認められたからだ。 プーチン氏はその条項に、「最も危険な、時限爆弾が埋め込まれた」と主張した。この条項が盛り込まれたばかりに、ソ連末期には各国の離脱の「パレードが相次いだ」からだ。1991年12月8日にロシア、ウクライナ、ベラルーシの各共和国首脳が調印した「ベロベージの合意」にも言及し、この合意によりこれらの国々もソ連から離脱し、ソ連が崩壊した経緯に言及した。 プーチン氏はかねて、ソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的悲劇」と主張してきた。「危険な時限爆弾」との言葉は、そのプーチン氏の主張と一致する。ソ連崩壊を「悲劇」ととらえ、その歴史の修正を目指そうとするプーチン氏の思いがにじむ。 そして現代のウクライナについて言及し、ウクライナはソ連が誕生して以降、ソ連の政策によって拡張を続けてきたと述べ、その領土は本来、「多くの部分は歴史的にロシアだった地域だ」と主張した。ソ連がなぜ、そのようにウクライナに対し「寛大に」土地を供与してきたかについては、「もともと、世界革命を目指し、国境を消滅させることを夢見ていたからだ」と断じた。そして「ひとつの事実は明らかだ。それは、ロシアは明らかに、奪われたのだ」と結論した。奪われた土地──ウクライナの領土──を取り返さねばならない、というのだ。 プーチン氏はさらに、ウクライナをめぐる一方的な見解を続ける。ロシアがクリミアを併合し、ウクライナとの対立が激化した2014年以降も、「ウクライナ人はロシアに仕事を探しに来ており、彼らは歓迎され、支援を受けた。それが〝侵略国〟だというのだ」「本質的に、ウクライナの指導者は自国の独立を、過去を否定することによって、正当化している」「1930年代に起きた飢饉は、ウクライナ人に対するジェノサイド(集団殺害)だと位置付けられた」などとした。 欧米とウクライナの関係をめぐっては、2014年よりはるか以前から、ウクライナが欧米の意向によって「ロシアとの経済協力を制限する方向に押しやられていった」とし、そのような状況を「ウクライナは、危険な地政学的ゲームに引き込まれていった」と表現している。そのような、「反ロシアプロジェクト」においては、「主権国家としてのウクライナが存在する余地はない」などとし、「本当のウクライナの主権は、ロシアとのパートナーシップを通じてのみ、実現し得る」と主張してみせた。 自国とのパートナーシップによってのみ、主権が達成し得るという言葉には、ウクライナを主権国家として強く否定するプーチン氏の思考があからさまに現れている。 プーチン氏はそして、この論文を発表したわずか7カ月後には、ウクライナへの全面侵攻に踏み切った。膨大な数の民間人が殺害され、故郷を追われ、生活の糧を失った。 論文でプーチン氏は、ウクライナをめぐる歴史的経緯を批判しつつ、ウクライナ人に対する賛美ともいえる言葉を連ねていた。しかし、その結果が全面侵攻である。短期間で決着をつけられるとにらんだプーチン氏の思惑とは逆に、戦争はすでに、泥沼に陥っているともいえる。このようなプーチン氏の決断は、狂気と呼ばざるを得ないのではないだろうか。狂気の果てに ウクライナ侵攻が始まり、プーチン氏をめぐっては重病説が報じられたり、私兵集団「ワグネル」が反乱を起こしたりするなど、その足元が揺らいだかのように見える局面が幾度かあった。 しかし、プーチン氏は現在も外遊をこなすなど健康体とみられ、ワグネルの反乱も最終的には収束させ、国内の動揺を抑え込んだもようだ。2024年3月に実施された次期大統領選でも、同氏の優位を揺るがすほどの強力な対立候補が現れることもなく、難なく再選となった。 ただ、そのようなプーチン氏のもとで生活を続けるロシア人の多くは、政治に無関心であるか、またはプロパガンダを正しいと信じて生き続けるか、本心を隠して生きるしかない。 結局プーチン氏の政策は、自国民に限られた自由と一定の生活の保障を提供する以上のものではなく、さらに隣国に対し著しい混乱と生活破壊を招きかねない。 そのようなプーチン氏の、大国のリーダーとしての資質には、強い疑問を投げかけざるを得ない。了 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411040000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/05
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ 草加次郎が島倉千代子を殺そうとするも未遂に終わる(1962年)。この腹いせから草加は、以後一年近く彼方此方で花火を爆発させることに。 ☆ ロナルド・レーガン主演の映画「ストロング・アメリカ」が封切り(1980年)。以後8年にわたるロングランを記録。豊国では王がバットを奉納して現役引退。 ☆ 麻原彰晃とゆかいな仲間たちが、自分たちを批判した弁護士の一家を丸ごとポアさせて極楽浄土に導く(1989年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月04日 】 汚職と脅迫に基づくプーチンの超長期政権 権力の私物化が招いたウクライナ侵攻 =中節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」 =連載第3/4回 Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年9月9日 黒川信雄( 産経新聞社 元モスクワ特派員) 汚職と脅迫で成り立つ超長期政権 KGB時代に培った、〝人に対処する能力〟は、プーチン氏のその後の政権運営にも色濃く反映されている。超長期政権を維持するプーチン氏だが、その政権運営を支える重要な要素となっているのが、KGBの工作員が相手を取り込むために使う〝弱み〟を握り、相手を脅迫して従わせる手法だ。 前出のフィオナ・ヒル氏は、プーチン氏が用いる統治構造を、「非公式の私的なシステムに支配された環境」と解説する。 それは、どのようなものか。典型的な事例が、プーチン氏が2000年に打ち出した、オリガルヒらに対する行動原則だ。オリガルヒは、エリツィン時代に国家の資本をかき集めて蓄財し、政治、経済両面において隠然とした影響力を行使していた。しかしプーチン氏は、彼らが活動を続ける上での〝交換条件〟ともいえる原則を打ち出した。 それは、オリガルヒらは従来通りにビジネスに従事し、財産を築くことができるものの、一方で政府の財源を確保するための課税制度に合意し、かつそれを変更させようとするような試みは許されないというものだ。さらに国外での活動においても、プーチン政権が考える〝ロシアの国益〟を優先しなくてはならない。 オリガルヒらを単に排除するのではなく、手元に引き入れ、コントロールする。まさに前述のKGBの工作員が駆使する「人間に対処する」手法が応用されている。一方で、そのルールに反した者は、厳しい罰が与えられる。実際に、そのようなプーチン氏の提示した行動原則に反旗を翻したオリガルヒらは、ロシア社会から排除されていった。 さらに、プーチン氏の統治構造には、「人間に対処する」手法のもうひとつの重要な要素も駆使されている。「脅し」である。これは、むしろプーチン氏に従順な姿勢を示す取り巻きに対し、その忠誠を維持するために利用されている。 具体的には、過去の〝罪〟を暴くことをちらつかせて、相手に忠誠を誓わせるというものだ。弱みを握り、相手をコントロールする手法だ。 プーチン氏の統治システムの中で実績を上げ、その維持に貢献した人間は、さまざまな特権や報酬を得ることができる。しかし、金銭的な報酬というものは、いつか、誰かがさらに優れたものを提供する可能性がある。 だからプーチン氏は、潜在的な脅しで、相手をコントロールする。誰もが、汚い金をつかまされ、弱みを握られるというのだ。だから、ロシアにおいて汚職というものは、ほかの国々とは意味合いが大きく異なる。それは、時に政府が人をコントロールするためのツールとして使われる。そして弱みを握られた人間は、プーチン氏に対し否が応でも忠誠を誓わざるを得ない。プーチンの私的なものとなったロシアの権力 これは、金銭的な報酬を与えることで忠誠をつなぎとめることよりも、はるかに効率的なシステムなのかもしれない。さらに、プーチン氏のシステム内で活動した人間は、その世界から足を洗うことは許されない。脅迫のシステムは動き続ける。その結果、政権を去った者であっても、プーチン氏に脅威をもたらすような行為は許されない。 このようなシステムは、プーチン政権を支えるひとつの要素に過ぎないが、一方でそれは、プーチン氏の統治手法を象徴しているといえる。 ロシアにおいて、そのような統治構造が20年以上に及び続いたのだとすれば、プーチン氏の周辺に、その意向に反する発言や行動ができる側近が居残り続けられるとは考えにくい。政治システムはますますプーチン氏の私的なものとなり、同氏の判断が国内の勢力によって押しとどめられたり、変更されたりする可能性は、極めて低くなる。 ウクライナ侵攻という、国際社会を大混乱に陥れたプーチン氏の決断がロシアをどのような状況に導くかは、依然見通すことはできない。しかし、プーチン氏の暴走ともいえるその行動は、プーチン氏を食い止めるシステムがほとんど稼働しなくなった政治環境のもとで生まれたことは疑いようがない。 【狂気の決断】ウクライナ侵攻最大の要因 プーチンが考える「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性」とは =前節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」本文公開=連載第4/4回= プーチン氏がウクライナへの全面侵攻に踏み切った背景には、ウクライナ人とロシア人は民族として同じルーツを持ち、ロシアはそのウクライナを統治する権限を持つという、プーチン氏の極めて独善的な思想が背景にある。 プーチン氏がいつごろからそのような考えに固執し始めたのかは定かではない。しかしそのような考えを、絶対的な権力を持つ一国の最高指導者が抱き、さらにその決定を誰も食い止めることができない環境があることが、今回の戦争が引き起こされた要因であることは間違いない。 そのようなプーチン氏の考えを明確に示す、本人による論文が存在する。侵攻の約7カ月前の2021年7月に公表された、「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性」と題された論文だ。 今回の侵攻の本質が、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大への懸念でも、西側に対する反撃でもなく、プーチン氏がそもそもウクライナという国を正当な主権国家として認めておらず、その地をロシアが支配することが正しいとする歴史観を抱いていたことにあるということを、この論文は物語っている。 プーチン氏はこう書き出している。 「ロシアとウクライナの関係を問われたとき、私はこう答えている。それは、ロシア人とウクライナ人は一体的な存在だということだ。この言葉は、決して短期間で考えられた結果でもなく、現在の政治的コンテクストから生まれたものでもない。これは、私があらゆる場面で述べてきたことであり、強く信じるものだ」「まず、こう強調したい。近年、ロシアとウクライナの間に生まれた壁というものは、この本質的に同じ歴史、精神空間を分け隔てる壁というものは、私の気持ちにおいては甚大な、共通の失敗であり、悲劇だ」 「これは、異なる時間軸においてなされた、われわれの失敗の結果だといえる。と同時に、これはわれわれの団結を乱そうとする、外部の力による企みがもたらしたものでもある」 プーチン氏は何を言おうとしているのか。それは、ロシアとウクライナは、本来は一体のものであるが、ソ連時代などにおける失政、さらには、ロシアの弱体化を目指す外部の要因が、ロシア・ウクライナの分断をもたらしたと主張している。 プーチン氏はここから、自身の歴史観を解説しつつ、現在のロシア、ウクライナがふたつの国に分かれている状況を〝修正〟する必要があるという考えを披露している。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411030000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/04
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ 小林旭が演歌のネタにした見世物がニューヨークで初開催(1900年=世界初の自動車ショー)。 ☆ ヴィルヘルム2世自らUボートにエクストリーム・カミカゼを命令したところ、水兵がブチ切れたばかりかあっという間にドイツ全土を巻き込む吊し上げに(1918年=キール軍港で水兵が叛乱。ドイツ革命が始まる)。 ☆ 東宝の大型新人ゴジラが銀幕デビューを飾る(1954年)。帝都縦断パレードにてファンクラブ自衛隊の熱烈な歓迎を受け全域が焦土と化した。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月03日 】 汚職と脅迫に基づくプーチンの超長期政権 権力の私物化が招いたウクライナ侵攻 =中節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」 =連載第3/4回 Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年9月9日 黒川信雄( 産経新聞社 元モスクワ特派員) 1989年11月に、ベルリンの壁が崩壊したころ、ドレスデンにあった旧東ドイツの情報機関「国家保安省」(通称・シュタージ)の拠点に、暴徒となったドイツ人の群衆が押し寄せたことがあった。プーチン氏は地下室で機密文書を処分する作業を行っていたが、群衆が集まるなか、プーチン氏は意を決してボディーガードを引き連れ建物の外に出て、群衆と対峙したという。プーチン氏はその際、武力を使い拠点を防衛することも辞さない覚悟だったというが、その日は幸い、そこまでの事態には至らなかった。 ただ、この出来事は、プーチン氏の心に衝撃を与えた。なぜなら、プーチン氏はソ連の軍事基地に応援を要請したものの、〝モスクワからの命令がなければ、動くことはできない〟と回答されたからだ。アメリカ国家安全保障会議(NSC)でヨーロッパ・ロシア担当上級部長を務めたフィオナ・ヒル氏によれば、このときの出来事についてプーチン氏は「われわれを守るために、指一本上げる者さえいなかった」と述懐し、政府に見捨てられた気持ちになったという。ソ連という国の弱体化を、若き日のプーチン氏は見せつけられた。 そして、ソ連崩壊の直前の1990年に、プーチン氏はレニングラードに呼び戻される。KGBの現役予備役となり、レニングラード大学で学長補佐官に就任した。そして当時の同大学教授で、後にサンクトペテルブルク市長となるアナトーリ・サプチャーク氏と出会う。サプチャーク氏が大学を辞めて、レニングラード市ソビエトの議長に就任した際に、プーチン氏はサプチャーク氏の顧問に就任。そして市長選に出馬したサプチャーク氏が勝利すると、1991年6月にプーチン氏は副市長に就任する。ソ連崩壊の約半年前のことだ。そして副市長就任の2カ月後には、プーチン氏はKGBを辞職する。 プーチン氏は最近のインタビューで、1990年代には自ら、ドレスデンから持ち帰った車を使い〝白タク〟の運転手を行っていたと証言している。白タクは、ソ連崩壊後の経済混乱を象徴するような仕事で、車を持っていた多くの人々が日銭を稼ぐために行っていた仕事だ。もし事実であれば、プーチン氏もまた、ソ連崩壊後の経済混乱に深く巻き込まれていたことになる。 KGB出身の大統領 1980年代から90年代初頭にかけて、プーチン氏はソ連崩壊の悲哀を痛切に身に感じた。政府への幻滅、経済の崩壊、生活苦が、プーチン氏を襲った。しかしその一方で、プーチン氏はサプチャーク氏との出会いをきっかけに政治の世界に足を踏み出し、その後は一定の紆余曲折はあったものの、出世街道をひた走ることになる。 サプチャーク氏が再選に失敗すると、プーチン氏は大統領の資産を管理する部署で働くために、1996年にモスクワに異動した。これが、大きな転機となる。プーチン氏は翌年の1997年3月には、ロシア大統領府副長官に昇格。さらにその後はロシア連邦保安庁(FSB)長官を務め、1999年8月には第一副首相となり、間もなく首相となった。 そしてエリツィン大統領はプーチン氏を後継に指名し、1999年12月に辞任。プーチン氏が大統領代行となり、翌年3月の大統領選で勝利し、5月には大統領に就任した。その後、憲法の規定に従っていったんは大統領の座を降りるが、実質的な最高権力者としての立場を維持し続け、2012年に大統領に返り咲いて以降は、その座を保ち続けている。 プーチン氏が異様なスピードで出世を遂げた背景には多くの要素があるが、KGBの工作員として培ったスキルがプーチン氏にとり大きく役立ったことは間違いない。プーチン氏は自身がKGBで務めたキャリアを誇りに思っており、大統領就任当初の海外メディアに対するインタビューで、そこで培った能力がロシアのトップを務める上で重要な役割を担っていると明言している。 工作員として培った能力とは何か。それは具体的には、〝人間と情報に対処する能力〟だとプーチン氏は語っている。 「相手に敬意を払いつつ、最高のものを引き出す。相手を仲間に引き入れ、自分と共通の目標があるということを感じさせるスキル」だとプーチン氏は語る。そして、「大量の情報から最も重要なものを引き出し、処理し、利用するスキル」だと述べている。 やや、上品すぎる言葉とも感じられる。工作員にとり、人間に対処するとはつまり、相手の心を分析し、つかむことで、相手を意のままに操る技能だ。時にそれは、相手の弱みをつかみ、コントロールすることも厭わない。かつてのKGBのように、単に相手を抑圧して、投獄や抹殺、または教育するのではなく、強い忍耐力と繊細さを駆使して、相手を取り込む能力だといえる。そのような能力が、プーチン氏が出世する上での大きな推進力となった。 汚職と脅迫で成り立つ超長期政権 KGB時代に培った、〝人に対処する能力〟は、プーチン氏のその後の政権運営にも色濃く反映されている。超長期政権を維持するプーチン氏だが、その政権運営を支える重要な要素となっているのが、KGBの工作員が相手を取り込むために使う〝弱み〟を握り、相手を脅迫して従わせる手法だ。 前出のフィオナ・ヒル氏は、プーチン氏が用いる統治構造を、「非公式の私的なシステムに支配された環境」と解説する。 それは、どのようなものか。典型的な事例が、プーチン氏が2000年に打ち出した、オリガルヒらに対する行動原則だ。オリガルヒは、エリツィン時代に国家の資本をかき集めて蓄財し、政治、経済両面において隠然とした影響力を行使していた。しかしプーチン氏は、彼らが活動を続ける上での〝交換条件〟ともいえる原則を打ち出した。 それは、オリガルヒらは従来通りにビジネスに従事し、財産を築くことができるものの、一方で政府の財源を確保するための課税制度に合意し、かつそれを変更させようとするような試みは許されないというものだ。さらに国外での活動においても、プーチン政権が考える〝ロシアの国益〟を優先しなくてはならない。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411020000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/03
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ 阪神タイガース記念日。1985年に日本一になったことを記念して制定された。そりゃあ優勝回数が少ないからね(巨人ファン談)。ひがみではないが、巨人ファンにもの申す…下項留意… ☆ 横浜で通訳をやっていた方が、庶民に漢字を教えるために新聞を創刊(1874年)。これが今の読売新聞の前身だったりするが、上から目線な態度はこの頃からの伝統だったりする。 ☆ インターネットに虫が湧き、数千台のコンピュータが発病(1988年=Morris worm)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月02日 】 「プーチンはロシアを救ってなどいない」”圧倒的支持”は真実か? ロシア人の本音から見える「すべてが恐怖を基盤に成り立つ」生活 =終節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」 =連載第2/4回 Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年9月9日 黒川信雄( 産経新聞社 元モスクワ特派員) ロシア人の100人中、99人は海外に行ったことがありません。だから、テレビで言われていることをすべて信じています。つまり、すべての困難な事象が起きているのはプーチン氏が悪いからではなく、アメリカやヨーロッパが邪魔をしているからだと考えているのです。 そのような典型的なロシア人は、アメリカの影響のせいで生活が悪いと思い込み、月に3万ルーブル(約4万9000円)程度の給料のうち半分を公共料金と家賃、そして残りを食べ物とウォッカに費やしています。ロシアで、アルコールの価格が安いのは偶然ではないのです。国は実は、税額を使い、極めて注意深くコントロールしています。つまり、ロシア人の典型的な男性はウォッカを買いに行き、酔っぱらって週末を過ごし、そして週明けには町で唯一の職場である、工場にいく。そして工場で働く人々は、プーチン氏に投票しなくてはならないのです。もしそうしなければ、解雇されるか、給与を剝奪されます。だから、これらのロシア人は言われたとおりにしなければならず、さもなければ、生活することができなくなるのです。 これに加えて、市民として自由に不満を表明すれば、それは即座に強制的な抑圧の対象になりかねません。内務省や検察などの治安機関には、法の執行と正義を確保するためだけでなく、プーチン氏の権力を保証するために、途方もない額の予算が割り当てられているからです」対ロシア制裁はプロパガンダの格好の材料 / イワンさん(40代、男性) 「プーチン大統領が、何からロシアを救ったというのですか。民主主義から、救ったとでもいうのですか。奇妙な質問ですね。 1990年代は、まだ裁判所は機能していました。でも今は違います。人権問題を裁判所に訴えたら、100%敗訴するのです。もう、ロシアに裁判所などというものは存在しないも同然です。 プーチン氏は、短期間だけの大統領ならよかったでしょう。でも、結局彼が成し遂げたのは、自分自身と、自分の取り巻きの生活を良くしたということだけです。 ただ、現在の欧米によるロシアへの経済制裁については、見直しが必要だと思います。一般人にあまりに大きな影響を与えているからです。それが、プーチン政権のプロパガンダにいいように利用されています。 例えばヨーロッパには、ロシア人が直接渡航できないようにしている国々があります。しかし、このような制裁は、『西側は、ロシア人を敵視している』というプーチン政権のプロパガンダの格好の材料になっているのです。 また、ヨーロッパへの渡航が制限されたことで、従来はヨーロッパに行って現地の人々と意見を自由に交わすことができましたが、それができなくなったために、海外からの情報が入らなくなりました。これも、人々がプロパガンダを受け入れる素地になっています。 プーチン氏は、とてもプラグマティック(実務主義的)な人間でもあるのです。ロシア人の扱い方を熟知している。その事実を理解しなくてはいけません。 実際には、ロシア人の四割は、ウクライナ侵攻に反対していると思います。侵攻に反対する人がごくわずかという社会調査の結果は、本当の意見を言えないからそうなっているだけなのです。その点は理解してほしい。 現在の対ロシア制裁は、昔のユダヤ人に対する弾圧に近いものがあるように感じます。世界中で、ロシアの文化、言語が否定されているようです。これも、プーチン氏に利用されています。〝ロシアの文化、言語が攻撃されている。私は、あなた方のために、戦っているのだ〟と主張できるからです。 あと、ロシアの航空機の部品の輸出を止めているのも問題でしょう。民間航空機が墜落しかねないからです。これも、ロシア人から見ると、欧米がロシアの民間人を攻撃しているかのように受け止められています。繰り返しですが、このような状況は、プーチン氏のプロパガンダにとり、極めて好都合なのです」 4人の声は、いずれも示唆深い内容だった。特に、イワンさんが語った「ロシア人の4割は戦争に反対している」との指摘は、ロシア国民の本音を理解する上で重要と思う。本当の意見を、言いたくても言えない。仮に、社会調査という文脈であっても、人々は危険を感じとり、本能的に自分の心を隠している現実がわかる。 汚職と脅迫に基づくプーチンの超長期政権 権力の私物化が招いたウクライナ侵攻 =前節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」本文公開=連載第3/4回= 2000年の就任以来、ロシアを実質的に20年以上にわたり統治し続け、21世紀の現代において、さらなる領土拡張のためにウクライナに侵攻したプーチン氏。国内の統治においても、時に自国民への弾圧も辞さないその強烈な手法は、一体どのようにして培われたのか。 ウラジーミル・プーチン氏は1952年10月に、旧ソ連のレニングラード(現サンクトペテルブルク)で生まれた。兄がふたりいたが、ひとりは第二次世界大戦前に、もうひとりは大戦中に死亡している。レニングラードは戦時中、ナチス・ドイツ 軍により約900日にわたり包囲され、膨大な数の市民が死亡した悲惨な歴史を持つ都市だ。そのような戦争が終結し、復興に向けて歩み始めた街の中で、プーチン氏は育ったことになる。プーチン氏は少年時代、学業において必ずしも優秀な学生ではなかったとされる。しかし、サンボ(柔道とレスリングを組み合わせたようなソ連発祥の格闘技)、のちに柔道を学び、高校卒業後はレニングラード大学で法律を専攻した。 一九七五年に大学を卒業した後、旧ソ連の諜報機関である国家保安委員会(KGB)に就職し、モスクワにあるKGB赤旗大学での訓練を終えると、1985年には東ドイツのドレスデンに派遣された。プーチン氏はここで、1980年代後半に東欧を覆った民主化のうねりに直面することになる。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202411010000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/02
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★☆ サンリオ・キティちゃんの誕生日。今年もまたひとつ年を取って48才(2022年現在)。ただし中の人のそれは粛清されましたが、外皮『ハローキティ』のみが外世界で健在。 ☆ 千島で難破して漂着した光太夫が、日本人のサンプルとしてロシア宮廷で見世物にされ、ご褒美として紅茶を口にすることに(1791年=エカチェリーナ2世の茶会にて)。 ☆ 長らく日本銀行券の代表的アイドルの座にあった聖徳太子が、お役御免になる(1984年)。福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石が登場する【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年11月01日 】 「プーチンはロシアを救ってなどいない」”圧倒的支持”は真実か? ロシア人の本音から見える「すべてが恐怖を基盤に成り立つ」生活 =終節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」 =連載第2/4回 Wedge_Online 【プーチンのロシア】 2024年9月9日 黒川信雄( 産経新聞社 元モスクワ特派員) 疑問に目を閉ざすロシア人 / アンドレイさん(40代、男性) 「僕はあまり政治には詳しくないし、ニュースを見る人間でもありません。しっかりと答えられるかどうかわからないので、それは理解して下さい。 だけれども、プーチン氏が1990年代の混乱からロシアを救ったという考え方は、間違っているのではないでしょうか。確かに、プーチン氏がロシアを強く、安定させた、などと考える人はいます。2000年代は、1990年代と比べて犯罪率も低下したのは事実です。 それでも、それは彼が理由なのでしょうか。路上でのあからさまな犯罪行為などは減ったかもしれません。しかし、組織的な犯罪などが減ったかどうか、定かではないです。 僕は1990年代からロシアを離れていて、ロシアに住む家族を繰り返し訪れていました。思い出すのは、当時はロシア社会が急激に変化していたということです。経済が、資本主義に変わって、人々は商売を始めました。その基盤を作ったのは、(旧ソ連の)ゴルバチョフ大統領でした。プーチン氏が変化をもたらしたわけではないのです。 なぜ、多くの人々がプーチン氏を支持しているのか。最大の理由はメディアです。テレビをつければ、ラジオを聞けば、〝特定の構図〟が提供されます。そして、この〝特定の構図〟というものは、事実に反しています。テレビから発せられるメッセージというのは、「あなたは、自分を(西側から)守らなくてはならない」というものです。だから、ウクライナに軍を送れというものなのです。 誰もが、そのような内容に疑問を持っています。だけど、テレビを見る人々もまた、自分の人生を肯定したい。自分たちの人生を心地よいものにしたいし、自分たちがやっていることを、〝良いもの〟だと感じたい。とてもシンプルなんです。 ロシアでの生活は、すべてが〝恐怖〟を基盤に成り立っています。普通の人が普通の人生を送りたいなら、恐ろしい目に遭いたくないでしょう。だからみんな、ほかの人たちと同じように流されて、生活をしているのです」 「ロシア人の4割は戦争に反対だ」それでも反対意見を封殺する「恐怖・貧困・プロパガンダ」によるプーチンの統治システム =前節=『空爆と制裁』4章「狂気の皇帝 プーチン」=連載第2/4回= プーチン氏は本当にロシアを一九九〇年代の混乱から救ったのか? 同氏に対するロシア国内の高い支持率は、どれほど実態を伴うものなのか? そのような疑問への答えを見つけようと、海外に在住する数人の三〇~四〇代の一般のロシア人に、率直な意見を語ってもらった。恐怖とプロパガンダで国を統治 / セルゲイさん(50代、男性) 「プーチン氏がロシアを1990年代の混乱から救ったという意見は、絶対に違うと思います。なぜ2000年代にロシア経済が回復したのか。それは1998年のデフォルト(債務不履行)後に外貨が国に流入し始めたからです。 ソ連崩壊後、ロシアは自由に利用できる石油や天然ガスなどの天然資源を受け継ぎました。その資源という財産は、当時のロシアの指導者のもとに突然転がり込み、当時のオリガルヒ(新興寡占資本家)の間で分割が始まりました。 プーチン氏が権力を握ると、メディア、石油、天然ガス、その他のさまざまな産業で、競争相手を排除していきました。オリガルヒであった、ホドルコフスキー氏が投獄され、ベレゾフスキー氏が排除されたのです。その結果、プーチン氏は彼らが保有していた資産を自身の取り巻きらに与え、自身もまた、これらの産業の公然、または影の、トップであり続けています。 天然資源を輸出するという行為は正しいです。しかし、結果としてこれがロシア経済を〝殺した〟のだと僕は考えています。例えばノルウェーを見てください。ロシアと同様に、この国は天然資源を輸出する国です。しかし、資源輸出で得られた資金は、特別な基金に送られ、国内で使われることはありません。国家予算の主な収入源は資源輸出ではなく、テクノロジーやサービスといった、ほかの産業から得られています。一方でロシアは、これらの産業は発展していません。天然資源以外の分野への投資は、汚職などの問題で、うまくいかなかったからです。 汚職こそが、プーチン氏の主な功績です。彼は、垂直型の統治構造を構築し、その管理を円滑にするために、〝汚職〟や〝横領〟を容認しました。これは、外貨収入に対しても行われています。プーチン氏は、自分とその取り巻きを裕福にするためにすべてを行ったが、ロシア自体のためには何もしなかったのだと思います。〝高尚〟なテーマに目を向ける余裕などない なぜ多くのロシア人が今でもプーチン氏を支持しているのか。それは、簡単に言えば、恐怖とプロパガンダ、そして貧困です。これらは、プーチン氏が精密に構築した、国家管理のシステムだと言えるでしょう。 貧困層は普通、十分な教育を受けていないから、彼らのような選挙民を管理するのは簡単なことです。プーチン氏は、大多数の人々が政治に興味を持たないように仕向けました。つまり、政治や経済といった、〝高尚〟なテーマに目を向ける前に、彼らは自分の問題に目を向けなくてはいけない。人々が心配しているのは、自分自身を今日、どうやって養うかであって、国の未来をいかに良くするか、ということではないのです。 ここでいう〝人々〟というのは、小さな町や村、農村の選挙民のことを指しています。ロシア人の大多数は、このような環境に住んでいるからです。モスクワやサンクトペテルブルクといった大都市では、人々はより良い生活をして、ほかの人々よりは教育を受けているので、プーチン氏の政策への支持はいくらか低い。ただ、ロシア人の100人中、99人は海外に行ったことがありません。だから、テレビで言われていることをすべて信じています。つまり、すべての困難な事象が起きているのはプーチン氏が悪いからではなく、アメリカやヨーロッパが邪魔をしているからだと考えているのです。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202410310000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/11/01
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