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2005年09月04日

　ジャッキーチェンの映画は「酔拳」以来欠かさずみている。近年はさすがに劇場はパスしてDVDか衛星放送が初、というケースが増えてきてしまっているが、それ以前はほとんど劇場で観てきている。

　とにかくその予告編に衝撃を受けた。そこで親に頼み込んで一人で見に行ったのだが、そのアクロバティックな動きとコミカルさに完全に魅了された。物語的にはありふれたものであるが、ジャッキーが出ているというだけで価値があると思う。
　「酔八仙拳」のキャラクターがおもしろい。また最後の女仙人の技だけこんなのバカらしくてやってられるかと覚えなくて、最後の決戦の時に困るのだが自分なりに新しい女仙人を作り上げて勝つところが新鮮でこの場面は何度みてもおもしろい。音楽はオリジナルのものと日本で独自につけたものがあるのだがどちらも画面によくあって素晴らしい。　
　意外と好きなのが食事のシーン。親父に怒られてメシ抜きの目にあったジャッキーが無銭飲食目的でカモになりそうなおっさんのところにいって親子のフリするがバレてたたき出されるのだが、ここでの食べっぷりが実にうまそうなのである。思わず何度もみてしまうシーンだ。
　とにかくこの映画は間違いなく僕の人生を変えてしまった。これがなければジャッキーチェンをこれほど好きにはならなかったかも知れず、香港、中国、台湾、韓国映画を渡り歩いてきて現在の韓流までずっと観つづけるということも今ほどではなかったかもしれない。
　大げさかもしれないがすべてはこの１本から始まったのである。