November 16, 2009
XML
カテゴリ: バイク


カスタムしたくなる理由もわかります。

どうしたいのか? 漠然と聞いたところで漠然とした返事しか
返って来ないだろうと思います。

まず、乾燥重量が245kgある車体ですから・・・中途半端な
カスタムじゃ返って危険ですね。純正は全て計算されてるんです。

まずはパスカルの法則を頭に入れておきます。
キャリパーピストン総面積÷マスターピストン総面積の値を
自分で調べさせます。(回答待ち)これを油圧レシオと言います。
仮に油圧レシオが10の場合。マスターに1kgの力で5mm
移動させた場合、キャリパーピストンは5/10=0.5mm移動します。

20の場合は5/20=0.25mmとなります。油圧レシオが
大きくなるほどパットをローターに押し付けるのにマスターの
ピストンの移動量も増えてしまいます。大き過ぎると危険極まりない
ブレーキになってしまいます。小さ過ぎるとリニア感のない
ブレーキになってしまう。純正は安全マージンを取るのでこの傾向。


次にレバーレシオです。レバーの軸が支点。指かけ部分が力点。
ピストンを押し込む部分が作用点に相当します。

支点⇔力点間÷支点⇔作用点間の値です。力点は人により多少左右
するので実際に握らせてみないとですね・・・ 簡単に言うと
レバーに加えた力を何倍に増幅するかを表してると言う事になります。

油圧レシオとレバーレシオを掛け合わせたのがトータルレシオ。
要するに純正の比率のまま上げてあげれば良いんです。

後はキャリパー剛性やラインでロスを少なくする。キャリパー剛性が
低いと奥で効かないとか現象が出て来ます。止まる為には不自由は
ありませんが気持ち良くない! ここまででほとんどの性格が出ます。
それからパット。ディスク。フルードなどで味付けをすればOKです。

握れば握っただけ効くリニアなブレーキに強力なストッピングパワー!
軽量なSSモデルと重量級のネイキッド。選ぶパーツも異なります。

欲を言えばブレーキ性能を左右するサスペンションやホイールも
欲しいところです。タイヤも大きく左右しますが用途もそれぞれなので
あえて触れないことにします。


にほんブログ村 バイクブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 16, 2009 08:12:35 PM
コメント(2) | コメントを書く
[バイク] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: