猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践

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2010年09月12日
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カテゴリ: 炎症性腸疾患

ブログを書くに当たって2005年6月号の『臨床栄養』誌を引っ張り出して読み直しました。

特集 炎症性腸疾患と栄養療法 (873-916)

特集の最初の1ページ目を改めて読み返し、ぜひご紹介したいので、やや長くなりますが転記します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

2005年の2月、昨年アメリカで腸切除を受けたことのある20歳代の男性のクローン病患者さんが受診された。大きな薬瓶を持参し、「この薬も残り少なくなった」ので、処方してほしいとのことであった。その薬は、5-ASAでもなく、ステロイドでもなく、免疫抑制剤でもなく、腸管蠕動を抑制する対症療法薬であった。アメリカの患者さんだったので、「再発や再燃で腹痛があり、苦しいようなら、アメリカでポピュラーなレミケードによる治療が日本でも、できますが・・・」と説明した。しかし、「あれは結核になるし、がんのリスクが無視できない。私は、レミケードの治療を希望しません。また免疫抑制剤も絶対にいやです」との答えであった。食物アレルギーがあり、アメリカで受けた食事性抗原に対する血中抗体の血液検査の結果を見せてくれた。「だから、自分は栄養指導と栄養療法をしてほしい」とのことだった。日本では一般的な治療法である「成分栄養剤を用いた栄養療法」について説明したところ、「ぜひとも、その治療をお願いしたい」とのことだった。アメリカ人なのに、免疫抑制剤を使わないで栄養療法を希望するのはなぜなのだろうかと疑問に思ったので、「なぜアメリカで一般的な免疫抑制剤やレミケードで治療したくないのですか?」と聞いてみた。「栄養療法についての選択肢を聞かされたことがない。アメリカには、成分栄養剤はないのか?」との返事だった。

(一部省略)

アメリカでも「免疫を抑制する治療よりは、免疫を刺激しない栄養療法」を希望する方があることを知り感激したが、改めて炎症性腸疾患における食生活、食事療法の意義を明らかにする必要があると痛感した。

(一部省略)

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最終更新日  2010年09月12日 19時35分11秒
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