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昨日の朝、私は意を決して娘に電話しました。
前日、娘は「二日くらい食べなくても犬は大丈夫だから。パパがご褒美のビスケットをやるからクロケット(栄養満点の愛犬食)を食べようとしないのよ」とか言って、私の心配をどこ吹く風という具合に無視されてしまいました。
愛犬パチュリ(8歳になるアメリカン・コッカ―の雌犬)が先週の金曜日頃から日曜まで、朝はクロケットに全く口をつけず、夜は何とか食べたものの、月曜日と火曜は何も食べず、昨日水曜日の朝も同じだったので私の心配は極限に達したのです。2日間+昨日の朝、何も食べなかったのですから。
私の切迫した口調に驚いた娘は、やっと私の説明をしっかり『理解』してくれました。彼女は犬が食べ物を口にしなかったのは、月曜と火曜の2日間だけだと勘違いしていた訳だと分かりました。急いで家の近くのベテリネ-ル(獣医)に電話して、直ぐランデブ—(予約)をとってくれました。
今週はクレッシュ(区の託児所)がバカンスなので、娘が犬を連れて
ベテリネ-ルに行く間、私が孫2人の世話を家で見ることになりました。私も獣医のところへ行きたかったんですが、どうしようもありません。まあ、久しぶりに会う孫と遊ぶのも楽しいですから。
そうして
ベテリネ-ルの家の前で待ち合わせして、犬と孫を『交換』しました
もう直ぐ2歳になるイヤエルはプセット(ベビ-カ―)にのせ、3歳半のエタンと手を繋いで150メートルほど離れた家に帰ります。パチュリの体調が心配ではありますが、一方で孫と歩くのは楽しい!
家に着いたら2人ともパルク(囲いのある遊び場)の中へ一直線でした!
どのくらい(30-45分位?)孫たちと遊んでいたんでしょうか、入り口のドアの空く音がして娘が犬と共に入ってきました。
獣医が言うにはちょっと酷い胃痛だとのこと。
原因は可能性として3つあると。何か悪いものをだべてしまった(道に落ちていたものを拾い食いした)か、何か大変なショックを受けたか、何かに気を病んでいたのか、とのことでした。実質的な飼い主は私ですから、犬がこのような病気になったのは自分のせい、と思ってしまいました。
いろいろ思い返してみて真っ先に思ったのは、月曜の夕方に起きた停電騒ぎで、作業員が来ている間の2時間、パチュリは電気の無いほぼ真っ暗な居間で、ひとりク~ンと泣き続けていたのでした。懐中電灯の明かりで作業員の仕事を見ていた時の私の心細さを思えば(もしかして今晩中には電気は回復しないのではという不安で)、真っ暗な居間にひとりぼっちだったパチュリが抱いた不安の大きさは、容易に想像がつきます。
しかしそれは月曜日ですから、それによって症状が悪化した可能性はありますが(絶対にある!)、直接の原因ではありません。
何だろう、と思いを巡らしていて、先週から自分が精神的に不安定だった、ということを思い出しました。イライラしていたこともあるし、妙に沈んでいたこともありました。いやなこともあったし、思い出したくないことを思い出したり…。
私のイライラがパチュリにも乗り移ったのでしょうか? それはないな、と思うも、入れ以外には何も心当たりがありません。
パチュリはこれから暫くは娘のマンションで過ごすことになります。いくつかの薬も飲まなくてはいけないし、しっかり回復具合を見ていかなければなりませんから、あまり役に立たない私の家には置いて置けないということです。
これからは早朝にパチュリがベッドの端に両前足をついて、散歩に行こうよ、とねだりに来ることもありませんから、ゆっくり朝寝ができます、ゆっくり起きられます、何やかんやと心配することがありません。一日中、私の後をつきまとうことも、トイレの中まで入ってくることもありません。
でもねぇ、心配することが人がいないなんて、後ろを見ても誰もいないなんて、本当に良い事なんでしょうか?
心配することが無くても一人っきりは寂しいもんです。早朝6時に起こされてもいいですから、一日も早くパチュリに戻ってきて欲しいですよ。
例え返事が無くても、話す相手がいるのはこの上ない楽しみですから。言ってみれば相棒なんですよ、パチュリは。
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