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「木綿のハンカチーフ」のことを書いたのが2日前。もうどうでもいい事なのに、頭の中がそれでぐちゃぐちゃになっている。いや違いますね。そうじゃなくて、頭の中が『木綿』で満たされてしまっているような、不思議な気分に浸っています。どうしちゃったんでしょうか?たかが歌詞一つに、自分が弄ばれているようで苛立たしいような、でも本心は押し寄せる激情の波を心地よく受け入れているような、不思議な気持ちです。でもホントに『たかが歌詞』ですよ! 信じられませんね。これって感動なのか、それとも単なる『目から鱗』の極端なものか、初めて聴いた時から50年経ってやっと『真実』にたどり着いた冒険家のような心境なのか…。もしかすると、50年ぶりに会った中学時代の片思いの女性(当時は女生徒)から、「実はあなたのことが好きだったの」と『告白』された時のような衝撃なのか、いや、昔付き合っていた女性との、遠距離恋愛が原因で破局したことを思い出して切なくなってしまったのか、私の脳みそは粉々に打ち砕かれ、感情をコントロ-ル出来ない状態になったようです。まるで50年間、鈍感で遅れていた私の感覚が、2日前からその遅れを取り戻そうとするかのように鋭敏に機能したかのような、そんな気分です。こんなことってホントにあるんですね。何十年経って、やっと事の『真実』『真相』に気付く、たどり着くってことが…。何となくロマンティック(こんな言葉は、自分の人生で殆ど使ったことが無い、と思います)な気もします。不思議ですねぇ…。昨日も今朝も、太田裕美のこの歌を聴いてしまいました。やはり彼女の歌声が最高に良いですね。あの舌っ足らずのベイビ-ボイスで、あの切ない歌詞を、軽やかなメロディ-に乗せて、何気ない笑顔で歌う彼女は素晴らしい、と思いました。私も合わせて歌ってみましたが、予想通り、途中で声が詰まって歌えなくなってしまいました。歳を重ねると、無意識に『予知能力』が働いて、これから起こるだろう感情の起伏を事前に感知して、涙腺のバルブを開きっ放してしてしまうんですね。困ったもんですこれって、こんな私が『異常』とまではいかなくても、『過敏』過ぎるんでしょうか? そうかもしれません。今年はそういう気分なのかもしれない。でも、哀しくて沈んでいるのではなくて、どちらかというと『ハイ』な気分で熱中している感じがします。暇を持て余している私には、これくらいの『事件』があっても良いのかもしれません。ああ、またその歌を聴いてしまいそうです(^^♪。木綿のハンカチーフ / 太田裕美 (歌詞入り)この曲を聞いていて思ったことは、間奏の短い事です。かなり短い部類ですね。「この曲は1番から4番まで通しのスト-リ-完結になっているから、しっかり歌詞を味わってね」という、作詞家のメッセ-ジが作曲家に伝わって、意図的に間奏を短くした、ような気がしました。勿論単なる私の妄想でしょうが…。ここにきて、4番の歌詞の中の『ねえ』が秀逸なのに、また驚愕を覚えました。最後の最後に、元カレに甘えているのが伝わってきて、また泣けました…。切ない…。彼女の似顔絵を描いてみようかなぁ、とも思いましたが止めました。下手な似顔絵で今の気分を壊されたくないので…。PS) 後で知ったのですが、彼女はこの歌を歌うのが辛かった、歌いたくない時期があったようですね。でも、歌って、歌手が歌い始めた時には、もうその歌手だけのものではなくなってしまうものなんですよ。それに、当時は歌詞の意味を十分には理解してなかったとも言ってました…。理解していたら、あんな笑顔では歌えなかったんじゃあないかなぁ。(その動画はこちら。歌いたくない木綿のハンカチーフ 太田裕美)にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.30
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タイトルに書いた通り、今回は楽天選手だけでなく、元楽天所属だった選手の契約更改結果とコメントも書いていきたいと思います。楽天では岸投手、田中和基外野手、太田光捕手、元楽天選手では、中日の涌井秀章投手、DeNA森原康平投手です。先ずは楽天岸投手です。1000万円増の年俸2億2000万円で更改しました。今季は22試合に登板して6勝11敗、防御率2・83。143回1/3を投げ、21年以来3年ぶりの規定投球回にも到達した。 交渉後の記者会見で述べた彼の言葉がこちらです。(日刊スポ―ツ紙より引用)「後輩たちに負けない、やっぱり年だからローテ守れないでしょうとか、(登板を)1回飛ばそうかとか、そういうのをなんか考えてほしくないなっていうのもやっぱありますし、そう思わせたくない」何とも勇ましい言葉ですなぁ!去年の会見でこんなことは言わなかったように記憶していますが。やはり今季の成績が気にくわなかった、悔しかったんでしょうか? でも今季22試合先発登板は、早川の25試合に次いで藤井と並んでチ-ムで2番目の登板数だし、早川と共に規定投球回数に到達したんですから、投球内容からは文句のつけようのないものでしたよ。故障もなくほぼロ―テを守った来月4日に40歳になる右腕は、来季も楽天先発投手陣のローテをしっかり守ってくれそうな確信があります。そうなんです、彼はこうも言っていました。「毎年、年を重ねて、年をとっても、やっぱりキャリアハイは常に目標としてはある」若い、彼はまだまだ若いですね2番手は楽天太田光捕手です。27日に契約更改を終えました。900万円アップの年俸5700万円でした。6年目の今季は94試合に出場し、打率1割9分6厘、2本塁打、23打点をマーク。昨季に続いて今季も捕手陣では最多の出場でしたが、本人は満足していないようです(私もですが)、こんなことを言っています。 「やっぱり不動の、併用という形ではなく、この球団だったら、このキャッチャーだよねっていう、そういうキャッチャーが理想です」アップ査定に気が大きくなったのか、こんなことも言ってしまいました。「ゴールデングラブはもちろん取りたいんですけど、ベストナインというタイトルはやっぱり打たないと取れないと思うので、ベストナインを目指していきたいと思います」盗塁阻止率も高くて守備は良いと思うんだけど、彼の場合はとにかく打撃ですよ。打率が1割台じゃあお話にならない。安田、石原との三つ巴の競争はいいとは思うけど、やはり誰かが頭二つくらい抜け出して、楽天投手陣をリ-ドしてもらいたいのが本音。『ベストナイン』をとるぞ、という意気込みは買うけど。まあこの時期は皆威勢がいいねぇ3番手は田中和基外野手です。来季年俸は『あっと驚く』900万円増の3000万円でした。今季は68試合に出場し、打率1割2分9厘、0本塁打、1打点。スタメン出場は1試合にとどまったが、シーズン通して1軍に同行した。今季から選手会長を務めているので、全試合ベンチにいたことと合わせ、グラウンド外での活動も査定の対象になったのでしょう。彼の成績なんですが、今季も含めた直近3年間の年度別成績を見ていきます。年度 打率 試合 打席 安打 二三塁 本塁 打点 盗塁 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .129 68 34 4 1 0 1 0 .161 .129 .290 21002023 .088 95 41 3 0 2 3 3 .265 .205 .470 20002022 .143 77 70 9 3 1 5 6 .238 .229 .467 2200 2018年シ-ズンには105試合出場して打率.265で本塁打18本で新人王を獲得して、翌年の年俸が4000万円に大幅アップした彼なんですが、ここ4年ほどは本気で低迷しています。何なんだ、その打率は!27日の会見で彼はこう語りました。「1軍にい続けたってことは、やっぱり数字は出てないですけど、価値がある1年だったのかなと思います」「もう1回頭から出る挑戦をして、勝負させてもらおうかなと思ってます」シ-ズン通して1軍ベンチにいたことを言っているんですが、実は昨季もずっと1軍帯同していて今季が初めてではありません。昨年の更改後の会見では何と言っていたかというと、「ベンチから1回も外れることなく全試合に携われて良かった」「(新人王をとった)2年目くらいの成績は出したい」彼の今季の主な仕事は、守備固めと代走でした。昨シ-ズンと同じです。勿論それだってチ-ムにとっては大事な仕事であり役割ですが、彼にはもっと打撃で仕事をしてもらいたい気持ちが強いんです。もっと貪欲にレギュラ-を奪い取りに行く気持ちでやってもらいたいんですがねぇ。でもねえ、それも含めてすべて彼のキャラなので、見守ったほうがいいんでしょうか?4番手は元楽天で、現在中日の涌井秀章投手です。29日に、1000万円減の9000万円で更改しました。日刊スポ―ツ紙の記事から引用させてもらいます。『プロ20年目の今季は16試合に先発して、通算500試合登板(505試合)をクリアしたが、夏場には右広背筋肉離れを発症するなど故障に苦しみ勝ち星は3勝にとどまった。来年6月に39歳となる右腕は「20年やってきた中で初めてのケガ。もったいなかった。(来季は)1年しっかり投げて規定(投球回)も達成したい」と目標を掲げた。』そしてこんなことも言っています。『通算200勝まであと38勝。「実際に近づいてこないとわからないが、やっていく中で達成したい数字。遠い数字だが、それに向かって勝負しないといけない時だなと思っています」。ここにも200勝を目標にする選手がいました。ちょっと遠いけど、それを公言して頑張るぞ、と言っているのには好感が持てます。またチーム投手最年長となる年齢については、24日に行われた球団OB会で同席した山本昌氏(59)から「あと12年だな、とサラッと言われたのでそこを目指してやっていきたいなと思います」と50歳現役も視野に来季に備える思いも明かした。』いやあ、岸と言い涌井と言い、『西武生まれ』の投手は長寿が多いねぇ来季も頑張ってください。そしてラストは元楽天で現在DeNAの守護人となった森原康平投手です。また、スポ―ツ紙からの引用です。『年俸5700万円から大幅4300万円アップとなる大台の1億円でサイン。今季はほぼ1年間、守護神としてシーズンを全う。リリーフで唯一、全試合1軍メンバーに名を連ね、58試合に登板して2勝6敗、防御率2・41、29セーブ、11ホールドをマーク。日本シリーズ第6戦でも9回を締め、胴上げ投手となった。』『来季も変わらず故郷の広島で「森原塾」を開講。昨年の塾生だった徳山、中川虎、坂本らが軒並みキャリアハイの数字を残しており、「正直、みんなキャリアハイを出してくれたのでそれが一番うれしい。来年も全員でキャリアハイを達成して欲しい」とエールを送った。』彼も33歳。若手を引っ張っていくベテランになったんですね。森原投手は22年に楽天からトレ-ドでDeNAに移籍。翌年は46試合登板で防御率2.32、17セ‐ブの10ホールドと活躍、移籍後の2年間で順調に一流リリ-フ投手の階段を上がり、ついには1億円プレ-ヤ-となりました。来年は、涌井投手や森原投手の様に、退団した田中投手の年俸更改の記事をブログに書くことになるんでしょうか。どういう内容になるのか、今の時点では想像するのが難しいですね。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.30
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随分と長いタイトルになってしまいました。お読みになった方は、何のことを言っているんだか全く分からなかったんでは、と思います。でも大丈夫です、つじつまは合っていますから。今日の午後1時過ぎ(ベルギ-時間です)に、楽天藤平投手の来季年俸更改記事を見付けたので、すぐにこれを書いているところです。 2550万円増の年俸4000万円で更改、昇給額は今までトップの酒居の2400万円を抜いてチ-ムトップに立ったそうです。当然と言えば当然ですよ今回の結果を表に入れてみると、次のようになります。 ミステリー小僧予想 実際 差 判定 1. 辰己涼介 外 13000万円(+5000) 2. 小郷裕哉 外 6000(+2900)3. 早川隆久 投 6600(+3300)4. 藤井聖 投 4050(+2750)5. 藤平尚真 投 4100(+2650) 4000(+2550) 100オーバ- 〇6. 鈴木翔天 投 6200(+3000)7. 渡辺翔太 投 5050(+2250) 4000(+1200) 1050盛りすぎ X8. 古謝樹 投 2900(+1300) 2300(+700) 600盛りすぎ X9. 小深田 内 7800(- 700) 9000(+500) 1200過剰 X 10. 村林一輝 内 3700(+1000)差はたったの100万円ですから、これは誤差の範囲内と考えていいでしょう。やれやれ、やっと合格点がもらえました この調子で後も頑張りましょう。ところで更改後の会見で、彼は次のように語りました。以下、スポ―ツ紙(日刊スポ―ツ)の記事から抜粋します。(記事はこちら)『8年目の今季、先発から中継ぎに転向。47試合に登板して0勝1敗、1セーブ、20ホールド、防御率1・75の好成績を残しました。この成績については、「数字の成績というのは、本当に自分の中でも一番いいシーズンでしたし、ここがベースになって、これからの評価がされると思うので。自分の中では満足いく数字だったと思います」一方で、侍ジャパンの一員としてプレミア12で6試合に登板。計6回を無失点で防御率0・00、12奪三振と抜群の存在感を示した。「本当に大きな経験になりましたし、僕もこれまでシーズン同様できるとは思っていなかったですし、本当、他チームの選手ともたくさん話す機会があって、プロ野球人生の中でも大きな大会になりました」』守護神・則本が27日の契約更改の場で、藤平、鈴木翔らと来季、抑えのポジションを争いたいと発言した。藤平は「ノリさん(則本)に後ろを競うメンバーとして僕と(鈴木)翔天さんを挙げてもらって、僕は本当にうれしい。そういうチャンスがあるんだったら僕も狙っていきたいと思います」則本よ、アンタは本当に偉いよ! 則本君がこの発言をした時は、「負けてたまるか‼」という自分自身への叱咤激励と、競争を勝ち抜いて自他ともに認める『生涯守護人』となる決意表明の為の『謙遜』だと思っていた私ですが。今日の藤平の発言を読んで、『もしや』則本は、藤平や鈴木翔天が則本の言葉に感激して闘志を燃やすのを期待して、『あの』発言をしたのではないか、と思う気持ちが強くなりました。 今季の則本の成績を心ならずもこき下ろしてしまった私ではありますが、一方で彼の『キャラ』を物凄く買ってもいるんです。来季は田中将大が抜けて、則本が名実ともに楽天投手陣の大黒柱となります。特に救援陣においては、最年長の酒居と共にリリ-フ陣を引っ張っていって欲しいと思います。侍ジャパンを経験した藤平と鈴木翔天とガチで競争することによって、救援陣の技術力と精神力を高めてリーグ一のリリ-フ陣を作り上げていって欲しい、それが私の願いです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.29
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いつものように、YouTubeで懐かしい歌を探していた時です。何気なく画面をスクロ-ルしていて、あるタイトルに目が釘付けになりました。この場合、「釘付け」はちょっと大袈裟すぎますね。スクロ-ルする右手が止まった、のほうがいいでしょう。それは『「木綿のハンカチ-フ」の歌詞の解釈が真っ二つに分かれる』というタイトルの動画でした。実は、太田裕美という歌手は好きでしたが、タイトルの「木綿のハンカチーフ」というのが好きになれなかった(木綿とはチョットダサい印象があった)こともあり、1番から4番まで通しで完全に聴いたことが無く、正直どういうシチュエ-ションなのかよく理解というか把握ができていなくて、ちょっと気にかかっていた歌でした。ただ、今までは歌詞を調べて見ようなどとは考えていなかったのですが、その時は何か急に知りたいような気分になった、ということみたいです。動画の内容は「なるほど」と頷くものはありましたが、もう一度自分で歌詞を読み返してみて、その歌詞の意味するところと「凄み」がはっきりとわかってきました。私があれこれ書く前に、先ずは歌詞を1番から4番まで書いたほうがいいでしょう。青字は『ぼく』の歌詞、赤字は女性のです。1番恋人よ ぼくは旅立つ東へと向かう列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す 探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って染まらないで帰って1番の歌詞は特に特筆すべきところはないでしょう。この歌が出たのは1975年だったか、そんなところですから、YouTubeは勿論、CDも無かった時代で、カセットテープが大流行りしていた頃でした。歌詞の中に出てくる「列車」というのは、ディ-ゼル機関車のことでしょう。新幹線と言えば東海道新幹線しかなかったのかな?この頃、都会に働きに出るということは、そこで1人前にならないとなかなか故郷に帰れなかったんじゃあないか、と思います。ところで、歌手の太田裕美ですが、彼女はNHKの歌番組「ステ-ジ101」に「ヤング101」のメンバ―として活躍していて、当時から歌唱力には定評がありましたので、『木綿の』でのデビュ-前から知っていました。古い話ですが、懐かしいなぁ2番恋人よ 半年が過ぎ逢えないが泣かないでくれ都会で流行りの 指輪を送るよ君に 君に似合うはずだいいえ 星のダイヤも海に眠る真珠もきっと あなたのキスほどきらめくはずないものきらめくはずないもの1番に続いて2番の歌詞にも「いいえ」という否定から、彼女の言葉は始まっています。二人の間の気持ちのずれが出始めました。『都会で流行りの指輪』というのは、もしかすると都会で働きずくめで時間がない彼ができる、精一杯のことなのかもしれませんが。3番恋人よ いまも素顔でくち紅も つけないままか見間違うような スーツ着たぼくの写真 写真を見てくれいいえ 草にねころぶあなたが好きだったのでも 木枯らしのビル街からだに気をつけてねからだに気をつけてね2行目の文末を読んでビックリしましたね。『くち紅も つけないままか』というのは、何か彼女を見下すような感じがして嫌ですねぇ。以前この歌を聴いている時は『くち紅も つけないままで』という風に聞こえていた、というか理解していましたが、一字違うだけで全く意味が状況が変わってしまいます。この言葉から、1行目のいまも素顔でというのは、『なんだお前は、いつも化粧しないですっぴんなのか。田舎臭いな』と言って見下している、あざ笑っているようで不快ですねぇ。これは彼女が送ってきた写真について言っているんでしょうけど。彼では彼女が可哀そうすぎますよ。3行目の冒頭には『君と違って』という言葉が省略されている、と思えます。彼が送ってきた写真を見た彼女は、『私が好きだったのは草にねころぶあなた』と柔らかく反論している、あるいは窘めているんでしょうか。次の行の『木枯らし』は青々とした『草』と対比させているんでしょうね。彼女の精いっぱいの皮肉です。4番恋人よ 君を忘れて変わってく ぼくを許して毎日愉快に 過ごす街角ぼくは ぼくは帰れないあなた 最後のわがまま贈りものをねだるわねえ 涙拭く木綿のハンカチーフ下さいハンカチーフ下さい彼(ぼく)は彼女のことをいつも『恋人よ』と呼びかけてはいますが、いつも心がこもっていない、というか単なる枕詞としか思えない…。ここで彼女は初めて『いいえ』という否定ではなく、『最後のわがまま』として木綿のハンカチーフをねだるんですが、彼女のセリフの3行目冒頭の間投詞『ねえ』がいいですねぇ。『ねだるわ』と『涙拭く』を見事につなげている、これしかないドンピシャの『一句』だと思いましたね。そして最後に『木綿のハンカチーフ』が出てくるんですね。1番の歌詞の『都会の絵の具に染まらないで』がその伏線のようで、まるで『ミステリー小説』みたいですなぁ。木綿というのは素朴、純朴というか変わらないで残っているものの象徴なんでしょうか。変わっていってしまった『ぼく』への当てつけみたいですね。純朴な木綿のハンカチーフで彼に涙を拭け、と言っているような。いや違いますね、彼に涙を拭いてもらいたいんでしょうか。先に書きましたが、私は1番から4番まで通して聞いたことが殆ど無く、記憶に残っているのは1番と4番の歌詞だけでした。なので、この歌詞を4番まで全部読んだ時は驚愕の気分でした。この詩(歌)の意味、シチュエーションはこうだったのか、と初めて分かったのです、恥ずかしながら何か切ない歌詞ですね。歌詞がいいなぁ。でも、わかって良かったなぁ、というのが本当のところです。歌詞はちょっと切ないので、歌手には明るい感じの太田裕美を選んだのでしょうかねぇ。ところで冒頭に『二つの違った解釈がある』と書きました。それは女性側の視点で解釈するのが一つ、もう一つは『自分は仕事に追われている中で、何とか君に喜んでもらいたいと思っていっているのに、彼女の返事はいつもネガティブ』と男性側の視点で解釈しているものです。まあ私は女性の視点で読み解くのが自然だとは思いますが。そうじゃあ無ければ、この歌詞を書いた意味がない。 タイトルで『感情のダムが決壊した』なんて書いてるけど、そんなことないじゃあないか、と言われればごもっともです、としか言えません。でも、歌詞の意味が分かってから次の動画を『聴く』と、もしかするとあなたも『決壊』しそうになるかもしれませんよその動画はこちらです。3番4番の歌詞ではもらい泣きです。Ai Hashimoto - Momen no handkerchief これは暇を持て余していたから見つけた『思わぬ』感動みたいなもんです。モノクロだった画面が、一瞬にして『天然色』になったみたいです。(この歌の歌詞は『君は天然色』と同じ松本隆さんが書いたものです)にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.29
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7年契約の7年目となる来季の年俸は、現状維持の3億円プラス出来高払いで更改しました。早いもので、あれから6年が経ったんですね。プロ入り12年目で33歳の今季は、先発から抑えに転向して54試合に登板し、4勝3敗、32セーブ、4ホ-ルド、防御率3.46の成績で、自身初の最多セ‐ブのタイトルを獲得しました。 成績については、良い面もあったし危ないところもあったので、来季はもっと質を上げてもらいたいですね。交渉後の会見で次のように述べています。1)来年以降、どうやって戦っていくべきだとか、詳しく話せたと思う。(40分に及ぶ話し合いは、殆どこれに終始したらしい)2)来季も後ろ(抑え)で投げたいが、確約されている訳ではないと思っている。3)特に鈴木翔天と藤平には負けたくない。彼らと争って抑えをつかみ取りたい。いやあ、何ともノリらしいコメントですね。嬉しくなりますよ!上のコメントについては、もう少し詳しい記事(スポニチ紙)もありましたので、付け加えてみると、『自身については来季も守護神継続を訴えた。秋季練習中、三木肇監督(47)にその旨を伝えると、最近指揮官に「来年も中継ぎをやってもらいたい。チームにとって(則本が)後ろで投げるのは重要だと思う」と言われた。(監督は『競争』を促しているんでしょうか?)意気に感じた則本は藤平、鈴木翔ら若手との守護神争いを制した上で「安心して(9回に)送り出してもらえるように頑張ります」と即答した。』更にこんなことも。 『さらに生涯クローザーの覚悟も明かした。「去年、この場(契約更改後の会見)で抑えをやると伝えた時から(現役生活を)終わるまで後ろで投げたいつもりで、その覚悟でボクは抑えを引き受けたんで…だから来年先発に戻るとかそういう気持ちはないです」と語気を強めた。』繰り返しになってしまいますが、何とも則本らしい言葉ですねぇ。こういう言葉というか決意は、彼が言うとホント様になります。彼は、私が愚痴を言った内容をよく理解してくれているみたいです!来年は、則本、藤平、鈴木翔天の7回8回9回トリオが、今年以上の活躍をしてくれることを期待します。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.27
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先日のブログで「登板機会を求めて」退団したのではないか、と書きました。今日、彼が取材対応で述べた「居場所がない」と、意味が似ているようで本質的には違う意味だなぁ、と感じました。「うまい言葉を使ったなぁ」というのが、彼のコメントを何回も読み返してみての印象です。当たり前のことですが、彼自身の心境を素直に表していると感じました。彼は自分自身の言葉の重み、というか怖さをよく分かっているので、会見での言葉選びはかなり慎重になっていたようですが、それでもかなり的確に自身の気持ちを表現できたのではと感じました。今回彼が語った内容は、『退団を決意した心境』に絞れば、次のようなことだと理解しています。(日刊スポ―ツ紙よりの抜粋。記事のリンクはこちら)1)大幅減となった来季の年俸を提示された時の思いは?その中で球団と実質1回ですね。提示があった時に15分くらいですかね全体的に、その時に提示を受けた時にですね、自分個人的には受けた印象としては、もう期待はされていないんだなと。最適な言葉が、なかなか思い浮かばないですけど、これはちょっと出て、新しいところで求められるところでやるのが自分にとって一番だなと。とにかく期待をかけてもらって、やりがいを感じるところでやりたいというのが一番です。2)新しい球団を探すことについて自分としてはまだまだやれると思ってますし。今年1年投げられなかったっていうことは、なかなかこうタフな状況だとは思いますけど、まだまだ本当に体は今現在、元気ですし、シーズン後半に投げているところはお見せはできてるんで。オフもいい感じで、今のところこう調整して練習重ねることできてるので。自分の中では来年、今年よりももっとできるというふうには思っています。3)もらったオファーは残念だったか?そういうふうに見られて、イーグルスからはそれがもう評価だと思うし。オファーをいただいたっていう事実はありますけど、個人的にはもう…実質もう居場所はないんじゃないかっていうぐらいのやはり。直接やはりそんなことは言いませんよ。言わないですけど、受け取る側としては、そう受け取りました。4)200勝も仙台で達成したかった?なんとかやはり乗り越えて、来シーズンたくさん勝ちたいですし、まあ200は1つそこはありますけども、自分の中ではそこがゴールじゃないですし、もっともっとその先があると思っているんで。っていう思いですかね。5)「やりがい」という言葉は、先発として立ち続けたいという思いが一番強いか?基本的にはもうやらなければ下がるっていうのは当然で、そこは受け止めて来シーズンもプレーするっていう気持ちではありましたけども。やはり球団からのいろんな部分ですね。ちょっともう出るしかないなと。そこら辺に関しては、なかなか交渉事でもありますし、なかなかこう、はっきりとクリアには言えないですけど。6) 新たなプレー先はNPBをイメージか?そうですね、はい。そういう、まあまあ縁があればっていう感じですね。7)例えばアメリカとかは?どういう状況になるかによると思うんで。ただ、現実的にそういうオファーが届くかっていうと、そこからオファーがないんじゃないですかね。でも分かんないですよ。どうなるか。8)ルール的には一応、楽天とも再交渉も可能だが考えてないも何も、別にそういうお話もないですし。なんかバックアップという感じのコメントもされてましたけど、そういう話も一切してないんで、ちょっとこちらも困惑してるところではありますけども。一言で言ってしまえば、楽天球団が田中に送ったメッセ-ジというのは『かなりドライ』だったということでしょうか?今季9月末に登板した内容から見て、来季に戦力になるとは思えなかったので、それなりの金額(一説には5000万円(出来高含めて1億)とか)を提示した。きっとそれだけだったのでは、と思います。実際にどういう言われ方をされたのかは、会議の当事者以外の者には想像することしかできませんが、球団側の対応はきっとドライだったのでしょう。本気で期待していれば、それなりの誠意のある金額を提示したし、「来季も君の力が必要だ」とか『本気で』口説くこともあったでしょうが、それはなかったのではと思います。それらしいことを言われたらしいですが、田中の胸には響かなかったようです。まあ楽天も本気で言ったのではないので、心に響かないのも当然かもしれませんが。楽天としてのスタンスは、「来季の田中には、戦力として期待していない」ということです。期待していないイコ-ル必要とされていない、ということで、田中としてみたら、下手すれば来季も2軍暮らしが続く可能性がかなり高い。来季37歳になる彼にしてみれば、文字通りの死活問題で、楽天にいることイコ-ル時間の無駄、ということになるでしょう。彼にとっては時間こそが貴重なのですから。そして、彼は「まだまだやれると思っている」と言っているように、やる気満々なのですから、球団と彼の思惑が全く正反対の方向を向いている訳です。話がまとまるはずがありません。冒頭で「居場所がない」という彼の言葉に「うまい言葉だ」と感じたのは、単に『登板機会がない』だけではなく、彼が考える居場所というのは、今季の大部分を過ごした2軍ではなく、当然1軍である訳です。しかし、彼曰く「順調に仕上がっている」にもかかわらず、1軍首脳陣は「この投球では戦力にならない」と見立てている訳で、楽天イ‐グルスには、田中という選手を理解してくれている、あるいは理解しようとしている人がいない、と感じているのかもしれません。つまり、「先発の枠が埋まっている」から「登板機会がない」という物理的に「居場所がない」ということに加えて、誰も自分のことを理解してくれる人がいないという、精神的な「居場所がない」ということをも、伝えているように思えたからでした。ただ、今回の田中自身の話から、楽天のレジェンドに対する、楽天球団の対応の仕方がおかしい、ハッキリ言えば『誠意がない』と批判する方もいるかもしれませんが、個人的にはそんなことはないと思います。田中は確かに2013年の球団初のリ-グ優勝と日本一の『最大の立役者』ですが、楽天は2021年1月のNPB復帰の際には『優勝の為には君が必要だ』というような言葉で、NPBとしては破格の9億円で彼を丁重に迎えていますし、今回のことにしても、力が伴わないのに「君が必要だ」などと言える訳がありません。彼が今、一番必要としているのは『登板機会』であることは間違いないでしょう。ならば、『今の彼の先発としての力を認めて必要としてくれる球団』があるのであれば、そこに移れば『戦力として期待され、やりがいを感じて』プレ-出来るでしょう。一部の報道によれば、ヤクルトが田中獲得調査に乗り出した、との記事がありました。やっぱり、という感じですね。こういう記事が出た限りは、NPBのヤクルト入りというのが現実味を帯びてきました。繰り返しますが、今回の楽天の対応に彼を傷つけるような対応があったとは思いませんが(ちょっと対応がドライ過ぎたきらいはあるが)、楽天は戦力として彼を必要としていないのですから、交渉のテ-ブルでどんな発言があったのかは知りませんが、自分を必要としてくれる球団に移れることをポジティブに考えて、来季に先ずは200勝達成を目指してほしいものです。最後に、今日の彼の会見の言葉を読んでいて気づいたことがあります。大したことではありません。今の彼の投球について次のようなことを言っています。『本当に体は今現在、元気ですし、シーズン後半に投げているところはお見せはできてるんで。オフもいい感じで、今のところこう調整して練習重ねることできてるので。自分の中では来年、今年よりももっとできるというふうには思っています。』これを読んでいると、彼は今季末の投球にある程度満足していて、来年は今年よりもいい投球ができる、と信じている、あるいは信じようとしているように聞こえます。「200勝は単なる通過点で、自分にはもっと先がある」とも言っています。「自分はあと3つの為(小事)だけに、苦しい今を頑張っているんじゃあない」ということなんでしょうか。私にはどちらの言葉にも、同じ響きに聞こえますね。彼のプライドがそう言わせているのだと。何となく悲痛な叫びに聞こえますが。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.27
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田中将大投手の退団騒動も何のその、楽天の契約更改が進んでいます。今日は渡辺翔太投手と石原彪捕手の契約更改記事を見ました。でも、その結果を見てビックリ‼ 2選手のアップ額が同じなんですよ! どちらも1200万円増し、とは一体どういうこと?だって、石原は68試合出場の打率.171、4本塁打の13打点。一方の渡辺は49試合登板で、7勝2敗、12ホールド、防御率3.04で、昨季と合わせて2年間で100試合登板を挙げました。 石原捕手の年俸を上げたことに、文句を言っている訳ではありません。ただ、この2人の昇給額が同じ1200万円というのは、正直理解に苦しみます。確かに石原は開幕直後の1ヶ月ほどは頑張ったと思いますが、その後は鳴かず飛ばずだったような…。打撃は4本塁打以外はさっぱりでしたから、68試合出場という守備の面を評価されたのでしょう、きっと。それしか考えられない。まあ渡辺だって1年目よりは成績を落としてはいるものの、勝ちパタ―ンの一角を占めた投手ですから、それが石原と同じ昇給額とは、いったいどういうことなんだ、と楽天球団の責任者を問い詰めたいくらいです!個人的な感想としては、『石原の評価は高すぎで、渡辺の評価は低すぎる』ということです。釣り合いが獲れていないですよ。今回は困惑というよりは怒りですね‼ 少々機嫌が悪い。ということで文句はここまで。今回の結果を表に入れてみると、楽天球団評価とかなりの乖離が見られます。 ミステリー小僧予想 実際 差 判定 1. 辰己涼介 外 13000万円(+5000) 2. 小郷裕哉 外 6000(+2900)3. 早川隆久 投 6600(+3300)4. 藤井聖 投 4050(+2750)5. 藤平尚真 投 4100(+2650)6. 鈴木翔天 投 6200(+3000)7. 渡辺翔太 投 5050(+2250) 4000(+1200) 1050盛りすぎ X8. 古謝樹 投 2900(+1300) 2300(+700) 600盛りすぎ X9. 小深田 内 7800(- 700) 9000(+500) 1200過剰 X 10. 村林一輝 内 3700(+1000)球団査定には納得いきませんね。もう少ししっかりと活躍度をチェックして査定してくださいね。お願いしますよ、森井さん‼にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.26
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昨日のブログを読んでいて、自分の書いたものでありながらちょっと内容に違和感、というか納得できないものがあったので、このブログで補足しておきたいと思います。タイトルで書いたように、田中将大投手が楽天を退団、つまり自由契約を望んだ最も大きな理由は、『登板機会』であることは間違いないと思います。彼の17年間に及ぶNPBとMLB野球人生の集大成として、日米通算200勝は絶対に達成したいでしょう。あとたったの3勝なんですから! ただ『たったの3勝』とは言っても、これを達成するためには彼の先発投手としての力の衰えを考えると、開幕1軍を『確約』してくれるとまではいかなくても、『シーズン通して登板機会を与えて入れる』球団を求めて退団したと考えるのが、最も腑に落ちるようです。3勝挙げるためには、少なくとも10試合の登板は必要だからです。今季の成績から予想される、来季の楽天先発投手陣は次の投手になると思われます。早川 26歳 11勝藤井 28歳 11勝 岸 40歳 6勝 内 22歳 6勝古謝 23歳 5勝荘司 24歳 1勝滝中 30歳 4勝直近2シ-ズンで実績を残せなかった、特に術後の今季に調子を上げられなかった田中は、来季(来年彼は37歳!)の先発ローテ6人の構想に入る可能性は極めて低く、十分な先発機会を楽天では得られない、と彼は球団との話し合いから判断したのだと思います。(球団との話し合いというよりも、今季の先発陣を見れば自明ではありますが)彼の今季末の初登板の調子を見れば、上記7投手より優先順位が下になるのは致し方ないことだと思います。来季の年俸云々が退団理由というのは、やはり納得がいかないように思えます。田中投手は、MLBなどで超一流の経験をして来た訳ですが、一方でプロの世界の厳しさは身にしみてわかっていると思うので、『年俸が1億を割ったから』とか『提示額が酷すぎたのが退団を決意させた』というのは当たらないような気がします。ただ、私にとってよく理解できないのは、田中投手自身は「今の調子は悪くない」とか話しているような記事を見ることです。彼の頭の中には、投球テクニックを駆使すれば『抑えられる』という気持ちというか『自信』があるのかもしれませんが…。それが本当だとするならば、来季も『いばらの道』が待っているかもしれません。なんとも古めかしいセリフになってしまいましたが。そういうことから、田中の獲得に乗り出すのは在京の飲料品メ―カ―が最右翼になるでしょう。セリ-グで唯一10勝投手が出なかった球団で、先発としての登板機会が最も期待できそうに思えます。そしてこの球団は、今オフに最もアグレッシブに戦力補強を考えているように思えるからです。いずれにしても、早く所属球団が決まって来季に備えて心身ともにリフレッシュして、念願の200勝を目指して諦めないでもらいたいと思います。少し大げさに言えば、彼が現在の苦境を脱して200勝を達成することは、私自身の励みにもなるような気がするので。それが楽天であろうが他球団であろうが、個人的にはそれ程気にしてはいませんが。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.25
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衝撃でした!まさか大幅減額より自由契約を選ぶとは‼田中将大投手が、「楽天と来季の契約を結ばずに、新たなチ-ムを探すことに決めました」ということを、自身のYouTubeチャンネルで報告しました。 彼の今季の年俸は2億6000万円ですが、球団は彼との交渉で、減額制限を超える年俸を提示して、同意を得られなかったことから、球団は彼の所有権を放棄するとともに、契約保留者名簿に記載せず、田中選手は自由契約になったということです。何となくわかったような分からないような…。なので、ちょっと表現を変えてみると、『球団は野球協約の減額制限(年俸1億円超は40%)を超える来季年俸を提示していたが、田中将が自由契約を望み、他チームに移籍する道を選んだ』こちらの方が分かりやすいような気がしますね。あれこれ言う前に、まずは彼のNPB復帰後の成績を見てみましょう。 防御率 試合 勝 負 投球回 被安 被本 奪三 被打率 WHIP 年俸億円2024 7.20 1 0 1 5 6 1 1 .316 1.60 2.6 2023 4.91 24 7 11 139.1 156 15 81 .289 1.39 4.75 2022 3.31 25 9 12 163 160 16 126 .258 1.17 92021 3.01 23 4 9 155.2 131 17 126 .228 1.03 9 NPB通算 2.67 248 119 68今季の成績はさて置いて、NPB復帰直後の2年間、つまり22/23年シーズンは防御率、被打率、WHIPなどのデータはまずまず良い数字だったのに、勝ち運に恵まれないという、気の毒な面がありました。この2年間でたったの13勝しかできなかったのが残念だったですね。その後、肘の調子が悪かった昨年は防御率4.91、肘手術後の今季は9月末に1試合登板のみに終わりました。今回、彼が自由契約を希望した理由は色々あると思います。ネットや動画サイトでは色々な情報が飛び交っているようですが、衝撃的なタイトルとは裏腹に憶測の域を出ていないようです。それでは、『なぜ彼は、楽天と来季契約を結ばない決断をしたのか』について私なりの考えを書いていこうと思います。私見なのか憶測なのか、まあどちらでもいいのですが…。いくつか考えられる(思いつく理由)理由を挙げていきます。1)来季年俸額が低すぎて、とても納得できる額では無かった。(プライドが許さない)2)MLBへの強い愛着。もう一度自分を最高峰の舞台で試してみたい気持ち。3)球団内やチ-ム内に理解者がいない。その他にも『安楽問題の余波』などがあるのでは、という憶測もあるようですが、この点については正直分かりません。上の3つの中で何が一番彼の決断に影響したのか、個人的には1)と2)だと考えています。1)については、常識的にいって最も考えられる普通の理由だと思います。石井SDは、「1億円を下回る提示だったのか?」という質問に「ただ、大幅に超えたという事実はあります」という、ちょっと衝撃的なことを言っています。つまり1億円以下、それも大幅に下回ったということの様です。まあ頑張って好成績を挙げた選手にはしっかりと報い、成績の悪かった、あるいは活躍できなかった選手にはそれなりの厳しい評価を、という評価・査定の考え方には異論はありませんから、あとは田中選手の考え一つでしょう。石井SDの言葉からの推測ですが、田中投手としては到底受け止められないような予想外の減額であり、来季年俸だったのではないでしょうか?2)についてですが、彼は今でもMLB特にヤンキ-スに対する思いが強いのではないでしょうか?これは私の考えですが、彼は元々日本では2年ほど、長くても3年投げた後はMLBに戻る考えだったと思います。それが日本で思うように勝ちに恵まれず、多くのファンの期待を裏切ってしまったので、MLBに戻ろうと思いつつも後ろ髪を引かれる思いで、それができなかった気持ちがあったのではないか?ただそうは言っても、7年の間MLB,それも超人気球団のヤンキ-スで活躍した彼にとっては、NPBというのはやはり物足りなく感じたところはあったと思います。それに今でも活躍しているダルビッシュ有や菊地投手の活躍も、気になっていることでしょう。「俺ももう一度」という気持ちになっても不思議ではありません。そして最後に、7年後に戻ってきた楽天という球団は、彼が7年前にいた球団とは球団フロント、監督、選手など、知っていた殆どの人は去ってしまい、球団名は同じでも似ても似つかぬものに思えたのではないでしょうか? つまり愛着の濃さが以前ほどでは無くなってしまったと。(でも、ファンの人は変わってないんですけどね。)だから今回の屈辱的(彼にとっては)な年俸ダウンをけって、楽天を出る気になったのかもしれません。ただ、MLBへの強い想いは有っても、現実を考えればMLBで活躍できる実力は、今の彼にはありません。NPBでも出来るかどうか、という段階ですから。かといって、彼がマイナ-から這い上がるなんていう考えは絶対に無いでしょう。これから起こりそうな最も現実的なことは、世間一般に思われていることなんですが、NPB球団で先発投手が足りない球団や、田中将大というネームバリュ-が欲しい球団なんかが名乗りを上げることが考えられます。ただ、前回登板の動画を見た限りでは、彼を戦力として欲しがる球団があるかどうか、は分かりません。パリ-グではないでしょう。あるとすればセリ-グですね。私は個人的には、もし可能ならばMLBでまた活躍して欲しいと思っているんですけど。今年1年だけで良いから。まあ、私の思いは兎も角、彼の一番の願いが叶うことを心から祈りたい、と思います。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.25
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ここ数日、契約更改が順調に進んでいるようです。昨日の22日は、主砲の浅村などが交渉を終了しました。主要選手の契約更改結果は次のようになりました。 選手名 年齢 POS 来季年俸 増減 来季目標 浅村栄斗 34 内野 50000 現状維持 今季はたったの60打点。来季は100を小深田大翔 29 内野 9000 500増 来季は盗塁王,GG賞,打率3割内星龍 22 投手 3100 1200増 規定投球回達成して15勝滝中瞭太 29 投手 2800 500増 体力的技術的にもっと出来る荘司康成 24 投手 2700 300減 手術開け来季は1年目以上の成績渡辺佳明 27 内野 1800 400増 守備でのユーティリティ性が評価された弓削隼人 30 投手 1700 720増 50試合以上は投げたい安田悠馬 24 捕手 1500 200増 長打を打てるように。本塁打は10本中島大輔 23 外野 950 250増 オフはチ-ムメイト小郷に弟子入り宮森智志 26 投手 950 30減 開幕1軍で1試合目をしっかり抑える西垣雅矢 25 投手 920 100増 来季は40、50試合投げれるように津留崎大成 27 投手 900 40増 任されたポジションで全力でやる上記12選手の殆どはアップの査定となっていますね。中には「あれ?」というようなものもありますが、出場機会に恵まれずに年俸が低い選手にとっては、有り難い事には違いありません。楽天の年俸査定については、2年連続で選手の満足度が12球団中最下位だったことを思えば、今オフの査定は少し甘めになっているのかもしれません。(いや、そんなことはないでしょう!)上の12選手の中で、コメントしておきたい選手が何人かいるので、ちょっと付け加えておきます。1人目は浅村栄斗内野手です。彼は楽天にFA移籍した時から年俸は5億円です(推定)。22年オフに更に4年契約を延長しているので、あと2年、26年までは現在の年俸が続きます。個人的には、楽天チ-ム内でコスパが良くない選手の代表格だと思っています。彼がこだわっている打点は、今季に至っては『たったの60』でチ-ム内でトップではあったものの、2位辰己とはたったの2点差でした。それにスタメン落ちもかなりあったし…。 来季の目標を問われた浅村は、『リベンジ』と色紙に書き次のように述べました。-『浅村ってこういう選手』と思ってもらえるように復活したい。まあ、何と言っても打撃ですよ。4番として、楽天一の高給取りとして、5億円プレ-ヤ-として恥ずかしくない選手になってもらいたいです。もしかしたら、2年連続で年俸査定の満足度が最低だったのは、この人の巨額な年俸も関係してたりして…。楽天チ-ム内で彼の年俸に次ぐ選手は、1億円プレ-ヤ-だけピックアップしてみると、則本 3億円田中 2億6000万円岸 2億1000万円鈴木 1億4000万円島内 1億2000万円彼らはこれから契約交渉をするわけですが、こうしてみると、浅村だけではないみたいですね、コスパの悪い選手は!特に島内選手ですかねぇ。彼はもう復活は出来ないでしょうね。もう一人は弓削隼人投手かなぁ。彼は今季の年俸がかなり安かったので、720万円増しは朗報でしょう。ただ来季の抱負で「50試合は投げたい」と言っているのには、申し訳ないが納得できないというか、無理と言わざるを得ませんね。 今季の彼の成績は、キャリアハイの34試合登板したものの、防御率は5.94、被打率.307とかなり打たれましたから。これで720万円アップというのは、ちょっと理解しにくいところが…。対左打者の被打率.315というのも何とかしてもらいたい。彼は、左投手が少ない楽天救援陣にあっては、来季も起用される機会があるだろうから、もう少し自身の投球に磨きをかけてもらいたい、と思います。ハッキリ言えば左投手だから残っている訳で、今季のような成績ならお払い箱にされる可能性はあります。だって左投手なのに左打者に通用しないのだから…。まあ、楽天球団も査定項目をたくさん設けて、かなり複雑な査定をしているんでしょうが(IT企業だから当然か?)、素人の私にはよく理解できないところがあるようです。どうも今期の順位予想同様に、来季の年俸予想も『外れ』を連発しそうな雰囲気です。 にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.24
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昨日、小深田選手の契約更改交渉があり、500万円アップの9000万円でサインしました。私の予想は700万円のダウンでしたから、1200万円の差ということに…。これで古謝樹投手に次いで2連敗となってしまいました。今回は結構自信あったんですけどねぇ…。この調子だと今後も厳しそうだなぁ。 これまでに予想した選手の来季年俸とその結果は、次のようになっています。 ミステリー小僧予想 実際 差 判定 1. 辰己涼介 外 13000万円(+5000) 2. 小郷裕哉 外 6000(+2900)3. 早川隆久 投 6600(+3300)4. 藤井聖 投 4050(+2750)5. 藤平尚真 投 4100(+2650)6. 鈴木翔天 投 6200(+3000)7. 渡辺翔太 投 5050(+2250)8. 古謝樹 投 2900(+1300) 2300(+700) 600盛りすぎ X9. 小深田 内 7800(- 700) 9000(+500) 1200過剰 X 10. 村林一輝 内 3700(+1000)しかし、今回の小深田の来季年俸がアップというのには、正直驚きです。だってほとんどの成績が昨季に比べて落ちているんですから、現状維持はあるかもしれないけど、小幅とはいえアップとは…。唯一ポジティブなことと言えば、守備力が向上してゴールデン・グラブ賞を受賞したことでしょうか。それが500万円アップということかのかな?楽天球団の査定方法やポイントが分からないので、私の予想と球団の結果が相違することはしょうがないですが、ちょっと私の中では腑に落ちないですねぇ。この調子で他の選手についてもアップ査定を連発してくれれば、何も文句は言いませんが…。まあそんなことはないでしょうけど。ひとこと言わせてもらえれば、もう少し素人でも分かるような査定方法にしてもらいたいですね。お願いしますよ!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.22
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相変わらず「これは」と触手が動く話題が少なくて困っていたんですが、今日ある記事を読んでいて書くことが決まりました。このことについては、今までも意識はしていなかったけど、ズーッと心の奥に潜んでいたことなんですが、今回その記事を見て「やっぱりそうでなくちゃ」と納得したような気分になりました。日頃からこのブログで言いたい放題のことを書いていますが、今回もというか、今回は特にその傾向が強いと思います。私はブログを書きながら結論を考えていくスタイルなので、今この時点ではラストがどういう展開になるか分かっていません。いつもこんな感じなんです。何とも頼りないというか…。いつものように前書きが長くなってしまったようなので、本題に移ります。ある記事とは、今季の日本シリ-ズで日本一になったDeNAの南場オーナ-が、さる民放のテレビ番組に出演した時の発言です。いくつかの記事に分かれているので、ここではその抜粋を2,3書いていきます。『球団との距離感については「やっぱりちょっと距離を持って冷静にっていうのがなかなか難しい事業ですね、本当に。私、あまりに負けず嫌いだし勝ちたいし。負けるとあまりに自分の生活に大きな影響を及ぼすので」と語り、「心の保険をかける癖がありまして今日は相手はこのピッチャーが出てくるのは強いから、今日はダメかもねみたいなことを自分に言い聞かせて。それで心の保険をかけないと、もう生活がぐちょぐちょになっちゃうんですよ」』この記事を読んだ時、「この人は自分に似ている」と思い、思わず頷いてしまいました。私もイーグルスの試合をネットで見る(リアルタイム速報ですが)時、特にピンチの時は、負けた時のショック、つまり気持ちの落ち込みを最小限にするために、「(相手チ-ムのバッタ-は)いい打者だから、打たれてもしょうがないなぁ」とか「この試合負けたっていいじゃないか」といった予防線を張っていることが多いです。勿論、それは本心ではありませんが。ただ、そうしないと日常生活に悪影響してしまうので。こういうのは結構尾を引いてしまうんです、私は…。なので南場オーナ-が言っていることはよく理解できます。つまり彼女の考えに『共感』したということでしょうか。彼女はこんなことも言っています。『野球は見ているだけだが、それでもオーナーとして「何を変わったらいいのかなと思った時には、とにかくまずはチームの状況。うまくいってる時はなんでうまくいっていて、うまくいってない時はなんでうまくいってないのかっていうのはまずしっかり今年は理解する年にさせてほしいということで、それをやらせてもらったんですよね。月に1回、(三浦)監督から詳しく聞いてるんですよ。聞いて何か言うわけじゃないんですよね。ただ状況を聞いて応援するだけなんですけど」と話した。』このことを読んで、DeNAの監督と選手たちは『幸せ』だと私は思いますね。南場オ-ナ—はシーズン中何度も応援をしに球場に足を運んでると言います。普通の会社で言えば、社長がしょっちゅう現場に行って現場の監督や担当者のいうことに耳を傾けている(文句は言わない!)。会社のトップが文句を言うためではなく、応援のために現場に駆けつけてくれれば、管理職や社員にとっては限りなく嬉しいことだと私は思うんです。まあ、全ての人がそうとは思いませんが。球団のオ-ナ—と言えば、私が小学生の頃(大昔のことですが)、東京オリオンズ(今のロッテの前身)に永田さんという名物オ-ナ—が居ました。とにかく『野球愛』、『オリオンズ愛』が異常と思えるほどに強く(当時の私はそう感じていました)、シーズン中はかなりの頻度(10回とか20回とかいう頻度ではない!)で球場に応援しに行っていたそうです。応援というか、むしろ現場の監督や選手の『邪魔』をしにいった、というのが正解かもしれませんが。ただ、決して不快を与えるような言動は無く、むしろ心温まるエピソ-ドをたくさん残した人だったと記憶しています。『金は出すけど口も出す』と言われながらも、慕われたオ-ナ—だったと思います。あの頃は今に比べれば、かなりおっとりした時代だったのかもしれませんね。話を戻します。こういう話を聞くと『うちのオ-ナ—』のことを考えます。 彼は「楽天イ‐グルスのことをどう思っているんだろうか?」ということです。殆ど肉声が聞こえてこないので、少し調べて見ることにしました。『Business Journal』誌に、あの有名になった逸話に関する記事(リンクはここ)を見付けました。『プロ野球の独立リーグ、ヤマエ久野九州アジアリーグの「福岡北九州フェニックス」のオーナーを務めている堀江氏は、8月4日にネットで生配信されたフェニックスの試合中継に出演した楽天野球団の元社長、立花陽三氏から聞いた話として、以下のように語った。「三木谷さんみたいにさ、(自分は)現場に口出さないから。いや、スッゴイ口出すらしいよ、三木谷さんは。だって俺さ、楽天球団、長いこと社長やってた立花陽三って仲良くてさ。大変だったらしいよ、打順まで言うらしいよ。試合中に電話かけてくるらしいよ」』別の記事(2015年8月15日Diamonnd Online)にはこんなのもありました。『5位に沈んでいる東北楽天・田代富雄打撃コーチの突然の退団(7月30日)は大きな話題になった。表向きの理由は「打撃不振の責任をとって」だが、多くのメディアが「三木谷浩史球団オーナーの度を超えた現場介入に田代コーチがブチ切れた」と報じたからだ。では、どのような現場介入があったのか。各メディアの報道を見ると、先発オーダーの変更の指示まであったという。先発オーダーは打撃コーチが練習での選手の調子や相手投手との相性などを考慮に入れて監督(楽天の場合は大久保博元監督)に進言、それを参考に監督が決めるものだが、楽天ではそれを三木谷オーナーがチェックすることが慣例化されダメ出しされることもよくあったらしい。また、1軍と2軍の選手の入れ替えの指示もあったという。』ここまでやったら嫌われて当然でしょう。この人に関しては、ネット、マスコミだけでなく世間一般の評判も余り良くないようですね。「言うべきでない良い余計な一言を言ってしまう」とか「好感度で経営ができる訳ではない」とたかを括っている、などと言われたりする。ただ、私が知りたかったのは、このような現場への介入に関してではなく、「オ-ナ—の楽天イ‐グルス愛」なのですが、それについて書かれたものは見つかりませんでした。つまり、彼はそういうことを何らかの機会に口にする、語ることが無かったようです。これって結構不思議なことですね。チ-ムの細かいことに口出しはするけれど、そのチ-ムについて『愛』や『思い』を口にすることはない、というのは個人的には理解できません。言葉は悪いですが、彼にとってみれば球団経営というのは、単なる道楽と一緒なのでしょうか? つまり気にくわない時に文句を言って一人満足している、という彼の顔が想像できそうです。金持ちのお坊ちゃんが、周りの大人を困らせて喜んでいる、そういう光景が頭に浮かんできます。これは楽天球団、監督、選手それにイ‐グルスファンにとって、良い事ではないと思います。人と人を比較するのは余り良いことではない、と年齢をそれなりに重ねた今感じることではあるのですが、やっぱり比較したくなってしまいます。世の中には野球のル-ルを知らない人が大勢います。DeNAの南場オーナ-もその一人の様ですが、野球のことを何も知らなくてもいいんですよ。『自分のチ-ム』のことを知ろうとする気持ち、チ-ムを愛する気持ちがあれば、たとえ少しばかり(本当に少しならですが)偏屈なところや現場介入があっても、まあ我慢は出来るかもしれません。「金は出すけど口は出さない」と言われているのは、ソフトバンクグル-プの孫会長だと言われています。でも言われているだけで私は知りませんが。まあうちのオ-ナ—にそこまでなれ、とは言いませんが、「(外国人選手獲得の)金は出さないが口は出す」というオーナ-にだけはなってもらいたくないです。選手補強費は投資ですから、投資のための金は出せない、したくないというのなら、さっさと野球ビジネスから身を引いて、しっかりと投資の出来る人にオーナ-になってもらいたいですね。(彼にしてみたら、当たる確率の低い『外国人補強』は費用対効果が悪い、もしかすると『博打』じゃあないかと思っているのかもしれません)さて最後に、南場オ-ナ—が言ったことで個人的に印象に残ったことがあったので、ここに付け加えたいと思います。ここからは本題とは関係ありません。『インタビュアーを務めた同局の女子アナウンサーが「仕事をずっとしてたいって思うんですけど、『(選択が)合ってるのかな』とかっていうことは日々思うので…」と相談。南場オーナーは「会社経営してると戦略もさ、こっちの戦略もこっちの戦略もさ、どっちを選択してもそんなにその選択自体の差はないっていう。迷うくらいだったら、同じぐらい良い選択肢なんですよ」と語った。続けて「みんな同じようなことをやって勝つ人と負ける人がいるのは、どれだけそれをしっかりやり抜いたかってことなんだよね。やり抜くには、『これが間違ってるかもしれない』って思うとなかなかやり抜けない。『もしかしてあっちが良かったんじゃないかな』とかじゃなくて。正しい意思決定をしたんだから、もう信じてできること全部やろうってやった方が絶対成功する。いかにしっかり見事に、堂々とやるかっていうことによって、そこから出て来る幸せが違ってくると思うけど…」と力説した。真剣なまなざしのアナを前に、「なんか悩んでるんですか今? もう悩んでるなら私が決めちゃう!」とインタビューを締めくくった。』だそうです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.21
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昨日、辛島航投手が契約更改を終えた様です。22年オフに年俸8000万円の3年契約を結んだので、3年目となる来季の年俸も現状維持の8000万円です。まあ複数年契約なので記事にもなりませんでしたが。昨季は『貴重な先発左腕』ということで、1軍で10試合の登板がありましたが、今季は1軍に上がることは有りませんでした。では2軍ではどうだったのかというと、15試合に登板して4勝6敗66.2回で被安打59防御率2.43と、2軍とは言えまずまずの投球だったんですが、それでも1軍には呼ばれなかったんです。直近6年間の彼の成績と年俸を見てみます。 防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 与四 被打率 WHIP 年俸万円2024 ---- 1軍登板なし ---- 80002023 4.56 10 1 5 0 51.3 57 7 16 .279 1.42 80002022 3.40 17 6 4 0 90 86 10 24 .258 1.22 40002021 ---- 1軍登板なし ---- 51002020 4.93 19 1 3 2 38.1 43 6 15 .289 1.51 62002019 4.14 27 9 6 2 117.1 119 14 57 .268 1.50 5000通算 3.97 208 56 72 1000.2 前に書いた通り、22年オフに3年契約を結んで、年俸が倍増して8000万円になりました。しかし複数年契約1年目の23年は先発に起用されましたが、5回以前に降板することが多く、殆ど戦力になりませんでした。そして今季は1軍登板なし。複数年契約を交わした2年前は、楽天で活躍していた左腕は松井裕樹くらいで、早川(5勝9敗)、藤井(1勝)や鈴木翔天は覚醒すらしていませんでしたから、かなりの左腕不足と言っていい状態でした。なので、当時は先発左腕としての希少価値から複数年契約(FA宣言無し残留)と年俸倍増が実現したと思います。しかし今季は早川と藤井がローテをしっかり守ってどちらも11勝を挙げ、新人左腕古謝もローテに食い込んだし、救援では鈴木翔天が勝ちパタ―ンの一角を占めるなど、ベテラン左腕辛島の1軍での需要、必要性は無くなってしまいました。年度別の成績からもわかるように、辛島のパフォーマンスは決していいわけではありませんでしたから、1軍に呼ばれなかったのも当然かもしれません。彼の存在すらも忘れ去られてしまったかもしれません。ハッキリ言ってしまえば、昨季と今季の彼のパフォーマンスは年俸に見合うものとはなっていません。来季も1軍に呼ばれなければ、間違いなく戦力外通告を受けると思います。だって2年後には36歳になっている訳で、その年に23年以上の結果を残せるなんて可能性は殆ど無いのですから、例え年俸を半額にしたとしても雇い続ける余裕は球団には無いと思います。昨年12月3日のこのブログで、辛島選手の契約更改について書きました。改めて読んで見ると、書いている自分が少々いらだっているのが分かります。契約更改後の会見で言っていることが、他人事過ぎて…。彼の場合はまず1軍に呼ばれないと話になりませんから、キャンプから飛ばしてオープン戦で活躍して、開幕1軍を掴む気持ちで臨まないと来季1軍での出番はないでしょう。それ程切羽詰まった状態だと思いますよ。まあ、成績に関係なく3年間で2億4千万円稼げるわけ(来季は3年契約の3年目)ですから、「必死になってやれ」といっても無駄かもしれませんが。2008年ドラ6で入団した彼も、来年はプロ17年目の35歳になります。来季は彼の『気持ち』『本気度』が試される年になりそうです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.20
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楽天の昨年ドラフト1位古謝樹投手は、今季は 勝敗というルーキ-イヤ-としてはまずまずの成績だったんではないでしょうか。その昨年のドラフトでは、古謝をはじめとした大学生の即戦力投手の当たり年と言われ、8投手がドラ1で指名されて入団しました。その中で最も活躍したのは、西武のドラ1夏武内夏暉投手であるのは間違いないでしょう。その一方で、1軍のマウンドに上がれなかった投手も何人かいた様です。契約更改の時期のせいでしょうか、ここ最近、ひじの故障や肘の手術で無念のシーズンを送った投手の記事を、頻繁に目にするようになりました。どうも3人以上いるみたいです。今まで新人投手でこんなに肘を故障して手術をした選手がいた年はないのでは?、と気になったので、昨年のドラ1大学生投手の今季と現在について、パリ-グは勿論のこと、セリ-グについても調べて見ることにしました。まず昨年のドラフト1位の中から投手だけを抜き出して、今季の成績をみてみます。《セリ-グ》阪神 下村海翔(青学大) 1軍登板なし。 4月に右肘のトミ-・ジョン手術を受けリハビリに専念。広島 常広羽也斗(青学大) 2試合に先発し11回15被安打の防御率2.45(2軍では12試合2勝6敗63.2回防御率3.96) 1軍登板では走者を背負うことが多く、大学時代の安定した投球は見られませんでした。巨人 西舘勇陽(中大) 28試合、主に救援で登板。30.2回で1勝3敗20ホールド防御率3.82と大活躍ヤクルト 西舘昂汰(専大) 1軍登板なし。1月の新人合同自主トレ中に右肘痛を発症。9月に4月に右肘のトミ-・ジョン手術を受けた。中日 草加勝(亜大) 1軍登板なし。1月の新人合同自主トレ中に右肘違和感。2月に右肘のトミ-・ジョン手術を受けた。《パリ-グ》ソフトバンク 前田悠伍(大阪桐蔭高) 1試合3回 0勝0敗 防御率18.00(2軍では65回防御率1.94)楽天 古謝樹(桐蔭横浜大) 15試合83.1回 5勝8敗 防御率4.32西武 武内夏暉(国学院大) 21試合145.1回 10勝6敗 防御率2.17日本ハム 細野晴希(東洋大) 2試合9.1回 0勝0敗 防御率3.86(2軍では8試合28.1回 被安打15 防御率1.27) 7月に左肩故障で約3か月離脱。ドラフト1位投手9人(前田以外は大卒)のうち、1軍でそこそこ以上活躍したのは、巨人西舘勇陽、楽天古謝樹、西武武内夏暉の3投手しかいませんでした。残り6投手のうち、阪神下村海翔、ヤクルト西舘昂汰、中日草加勝の3人は、開幕前に肘痛を発症して2月から4月の間に手術を受け、今季はリハビリに専念することになってしまいました。肩の故障を発症した日本ハム細野晴希を含めると、9人中4人が戦力とはならなかったことになります。本人は辛かっただろうが、チ-ムとしても即戦力として期待していただけに離脱は痛かったに違いない。昨年のドラフト上位の投手は、いわゆるパワ-ピッチャ-、完投型のタフな投手が多かったと聞いていたので、今季開幕前の自主トレやキャンプ中に発症や手術ということで、本番で投げる前に既にリタイヤしてしまったので、ちょっと驚いてしまいました。どんなに前評判が良くても、故障してしまったらそれ迄ですね。『無事これ名馬』とはよく言ったものです。ただ、今年駄目だからと言っても来年頑張ればいいわけで、スタ-トが遅れたことを気にする必要は無いでしょう。1年目に活躍して期待された2年目に、体調不良や故障で活躍できなかった荘司君の例もあるので、我らが古謝クンも体調管理には十分気を付けて、来季も頑張って欲しいものです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.19
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1年前に一体誰が、今季のそして現在の侍ジャパンでの活躍を予想していただろうか? 昨日のプレミア12の試合でスコア7-6の1点差の9回に抑えで登板し、1死満塁という大ピンチも2者連続三振に仕留めて零点に抑えました。雨が降り続きマウンドがぬかるむ最悪のコンディションの中で、全勝でのSR進出を期待する多くのファンの声援と日の丸を背負った藤平にとって、このピンチをゼロで切り抜けた興奮と歓喜は、投球後のガッツポーズと雄叫びに現れていました。本来であれば抑えは巨人の大勢の役ですが、シーズン中に経験のない3連投を避けるため、試合前の時点で藤平の抑えとしての登板は決まっていたということです。残念ながら連続三振は9で途切れましたが、昨日の最終回の力投は彼にとっては、連続三振以上の価値があったのではないでしょうか? 日の丸を背負った彼が、1点差で迎えた最終回の大ピンチを無得点で抑えたことは、今季幾多のピンチを抑えた彼であっても、かけがえのない経験と大きな自信になったと思います。来季の活躍が楽しみになってきました。さてその藤平ですが、あるスポ―ツ紙に次のような見出しの記事がありました。【侍ジャパン】藤平尚真、キューバから代表初セーブ 米スカウト「将来メジャー行ける」肝心のところだけ抜き出すと、『3連続Kを奪った13日のオーストラリア戦(バンテリンD)にはドジャース、メッツなど約10球団のメジャースカウトが集った。あるナ・リーグのスカウトは「これまでは誰も注目していなかったが、将来的にメジャーに行ける可能性が出てきた。来季はもっと注目されるだろう」と有望株として高く評価。初選出となったトップチームでの快投で「FUJIHIRA」の名が世界に広がりつつある。』昨年までは、日本国内でさえも殆ど注目すらされていなかった彼ですが、もしかすると何年か先にはメジャ―行きの話が出てくるかもしれませんね。彼は今季プロ入り8年生ですが、まだ26歳です。来季はまたリリ-フの中核を担うでしょうが、再来年辺りでクロ-ザ-ということになるかもしれません。今の藤平にはバラ色の未来しかないみたいですねにほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.18
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10月に手術をしてから今日で27日経ちました。手術後のケアが必要なことから、暫く娘のマンションで生活していたパチュリが帰宅してからも1週間以上が経ちましたが、彼女は大変元気になるまで回復しています。手術前の容態が悪い時に食事を受け付けなかったパチュリでしたが、手術後もそれまで食べていた愛犬食で体調を崩したので、獣医の勧めに従い消化の良い食事に替えました。すると現金なもので、パチュリは喜んで新しい食事を食べ、お代わりを要求するなど大満足の様です。食べ終わった後でも、食事の入っていた容器を何度も何度も嘗め回しています。新しい食事は、パテとクロケットですが、これが何ともいい香りがします。少なくとも前のクロケットよりは断然いい匂いです ちょっと大げさに言えば(本当に大袈裟です)、万一非常食が無くなった時に代わりに食べても良いかな、と思わせるような匂いですね。娘によれば、以前に比べて食費はかなり高価になったようで、今後のやり繰りを考えて少し難しい顔をしていた彼女でしたが、パチュリが喜んで食べる様子を見てそんな憂いもすっ飛んでいったようです! 愛犬が喜べばすべて丸く収まるもんですねぇ。では最近のパチュリの寝姿です。 頭を枕にのせて昼寝です。 夜のオドド(眠っていること) 手術前には、仰向けになって寝ていることもありましたが、最近では見かけません。やはり手術のせいでしょうか。パチュリの食事が良くなりましたが、私の食事も最近はメニュ-が改まりました。数日前にはなんと『肉じゃが』を作るまで腕が上がったんです。ただ、ちょっと煮込み過ぎてしまって、汁が干上がってしまいました。おかしいなぁ、ちゃんとレシピ通りに作ったのに…。やっぱり汁が無いと、別のものを食べてるみたいで食感が違うんですよね。今日、先ほど食べたランチは、最も準備が簡単なサンドウィッチでした。とにかくすぐに食べられるのが一番です! 少なくともパチュリの食事よりは映えるし、味も匂いも良いと思いますよそして今晩ですが、カレ―を作ろうと思っています。一度作ってしまえば、これで3回は料理作る手間が省けますから…。少しずつではありますが、食事のクオリティーは上がってきているみたいです。気のせいかもしれませんが…。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.17
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今季中継ぎで突如『大変身』した楽天藤平尚真投手が、侍ジャパンに選ばれて出場しているプレミア12で、登板したオーストラリア戦と昨日の韓国戦で各1イニングずつ投げて、対戦した6打者から6者連続三振を奪う『快投』を見せてくれました! その前のチェコとの強化試合を含めれば、9打者連続三振という『快挙』です! イヤ-、凄いですねぇ 今季の藤平は『すごい!』とは思っていましたが、それ以上の『物凄さ‼』です。ちょっと彼の投球を振り返ってみましょうか?11月10日 チェコ戦 7回3-0と3点リ-ドで登板 13球三者凡退 5番 カウント1-2からの4球目151キロストレ-トに空振り三振 4球全てストレ-ト 6番 1-2からの5球目フォークに空振り三振 ストレ-トでカウントを取り、最後はフォ-ク 7番 1-2からの4球目149キロストレ-トに空振り三振 4球中3球ストレ-トで、最後もストレ-ト 13球の内訳は、ストレ-ト10,フォーク2、スライダ-111月13日 オーストラリア戦 7回5-3と2点リ-ドで登板 13球三者凡退 6番 カウント0-2から4球目フォークに空振り三振 ストレ-トでカウントを取り、最後はフォ-ク 7番 2-2から5球目フォークに空振り三振 フォークを3球続け、1球ストレ-トでコースをついた後、最後はフォーク 8番 1-2から4球目フォークに空振り三振 ストレ-トとスライダ-でカウントを取り、最後はフォーク 13球の内訳は、ストレ-ト5,フォーク7、スライダ-1 11月15日 韓国戦 8回6-3と3点リ-ドで登板 12球三者凡退 5番 カウント1-2からの4球目フォークに空振り三振 6番 2-2からの5球目フォークに空振り三振 7番 0-2からの3球目フォークに空振り三振 3者ともストレ-トでカウントを取って、フォークで空振り三振のパタ―ン 12球の内訳は、ストレ-ト8,フォーク4 ということで、9人の打者に38球を投じて9三振という快投!打者一人当たり4.2球という省エネ奪三振ショ-でした今季の藤平君の活躍については、このブログでも何回か書きました。フォークを磨いて勝負球にするなど技術面での著しい進歩が見られましたが、最も成長したのは個人的には『精神面』だと思います。侍ジャパン井端監督の次の言葉が、それを端的に表していると思います。『9月中旬に井端監督から初招集のオファーが届いた。持っていなかったパスポートを急いで取りに行った。井端監督からはシーズン中の活躍を見ていたことと、「気持ちの強さ」を評価している点を伝えられた。中でも「ずっと(代表に)呼びたかった」という言葉に胸を打たれた。「監督もすごい期待してくれてマウンドに送り出してくれてるので、それに応えるだけ」。』(記事全文はここをクリックください)こんなこと言われたら、どうしたって頑張っちゃいますよねこれで、プロ入り8年目の『苦労人』で『遅咲き』のドクターKが、やっと『全国区』の選手になったわけですね(^^♪なんか早くも来季の活躍が目に浮かんでくるようです!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.16
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今季終了後に自由契約となっていた辰見鴻之助選手ですが、楽天と育成契約で合意したようです。彼の俊足を買っていた私としては、ホッと胸をなでおろしています。 彼と言えば真っ先に、今季開幕第3戦で1軍登録されて即代走に起用され、小深田の浅いレフトフライで、サヨナラホ-ムインした『激走』が思い出されます。というか、彼が今季活躍したのはそれ一度きりでした。もう1試合1番でスタメン起用されましたが、3打数0安打2三振で結果をだせず、その後は2軍に落とされて2度と1軍登録されることは有りませんでした。その時の今江前監督の弁は「打撃が弱すぎる彼を常時1軍には置いておけない」というようなことだったと思います。楽天は、その後1軍で起用することもなく、2軍でも不振だった辰見鴻之助と育成契約することにしました。どうしてでしょうか? 来季以降、彼をどのように鍛えて起用するつもりなんでしょうか? 正直言って私には全く分かりません。教えて欲しいくらいです私が買っているのは彼の走力です。彼の打撃には関心はありません。だって彼は学生時代に目立った打撃成績(九州六大学での通算成績は、39試合打率.295、0本塁打、10打点、21盗塁)を残している訳でもないし、右打ちなので俊足を生かした内野安打を量産できるわけでもない。2軍でそこそこ打てるようになったとしても、1軍で通用する打撃になるのにあと何年かかるのか? イヤ、そもそも打撃が良くなって1軍に昇格する可能性がどれだけあるのだろうか? その彼の打撃についてですが、入団以来の2軍での打撃成績を見てみます。 打率 試合 打数 安打 本塁 打点 盗塁2024 .147 42 109 16 0 7 62023 .251 96 283 71 0 10 17 今季は開幕直後に2軍に落とされてからは良いところが無かったようです。打撃改造でもしたんでしょうか?私は別に彼の能力を否定している訳ではありません。むしろ彼の秀でた能力を使うことなく、無駄に時を浪費しているのでは、と心配しているのです。楽天が彼を育成ドラフトで指名した理由は、彼の脚力であることは間違いありません。つまり足のスペシャリストです。でも、首脳陣としては「打撃が守備がそこそこできないと1軍では使えない」ということであれば、彼の1軍での起用はこれからもまず『非常に限られた』ものになるのでは、と思います。だって、彼は打撃或いは守備を期待されて入団したのではないし、現実を直視すれば、彼以上の打撃能力を持つ選手は、2軍にたくさんいると思うので。首脳陣が彼に打撃レベルの向上を期待するのは当然と思いますが、だからと言って彼の打撃が、黒川や山崎などを抜くほど突然『開花』するとは思えません。その彼も24歳になりました。1軍で起用される打撃レベルを期待されるのはプロ野球選手としては当然なのですが、1軍での活躍を夢見ている彼にはある意味『非情』だと思います。では、彼が『代走のスペシャリスト』として起用される可能性というのは、楽天には無いのでしょうか?先日、侍ジャパンの強化試合で、日本ハムから選ばれた五十幡選手が代走で二盗、三盗し、内野ゴロで生還するということがありました。得点力がそれ程ない楽天には、こういうような走力を使った攻撃があっても良いと思います。特に、終盤1点ビハインドや同点時にです。そのような攻撃を可能にするためには、チ-ムの層の厚さと安定した投手力が必要ではありますが。辰見鴻之助と育成契約した楽天は、彼に一体何を求めるのでしょうか?私は、個人的には彼の『激走』をもう一度見たいですね。いや、何回も見たいです。別にシーズンを通して彼を1軍に置く必要はありませんよ。限られた1軍登録枠なんですから。でも、シーズン中何回か2週間ほどずつ1軍に置いておくことは可能なはずです。私の言っていることは単なる戯言なんでしょうか?来季、先ずは支配下登録を勝ち取って、1軍で彼の得意技を存分に発揮して欲しい、それが私の願いなんです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.15
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このブログを書いていて気づくことの一つは、私は左投手が好きなんだなぁ、ということです。今秋のドラフト会議直前には、「楽天は左投手をドンドン獲るべし」というようなことを書いたと思います。先発でもリリ-フでも、左の好打者が多い(と思うんですが)パリーグでは、左投手というのは絶対に必要な存在なんだ、という考えというか気持ちがあるからだと思います。では、左投手は左打者に対して本当に優位なのか、今回それについて調べて見ることにします。事の発端は、好投手が多い楽天リリ-フ陣で唯一不足気味なのが『左投手』だからなのです。則本、藤平、鈴木、渡辺、酒居、宋が『勝ちパタ-ン』を担う6人衆ですが、左は鈴木翔天一人しかいません。弓削もいますが、防御率が悪すぎて勝ちゲ-ムでは使えません。期待されたターリ-と、現役ドラフトで獲得した桜井は戦力にはなりませんでした。今年のFA表明選手には左投手はいないし、他球団を戦力外になった左投手は結構いるようですが、誰がものになるか、特に即戦力として来季働いてくれるかなんて、ド素人の私にわかる訳はありませんから。というか、左投手は何のために必要なの? 左投手が必要と言われているのは、左打者が『苦手意識を持っている』か『実際に苦手としている』からだと言われていますが。じゃあ本当に左投手は左打者を抑えているのか、対左右打者の被打率を比べて確認してみることにします。対象は楽天投手です。先発投手 対右打者 対左打者 左打者との相性早川 左 .247 .235 〇藤井 左 .274 .301 X 岸 右 .279 .244 内 右 .224 .297古謝 左 .225 .240 X 滝中 右 .240 .315左投手平均 .253 .278 右投手平均 .251 .259 リリ-フ投手 対右打者 対左打者 左打者との相性則本 右 .287 .275藤平 右 .183 .177鈴木 左 .155 .143 〇酒居 右 .213 .225渡辺 右 .217 .275宋 右 .309 .242タ-リ- 左 .212 .320 XX弓削 左 .297 .315 X 左投手平均 .243 .241 右投手平均 .215 .240 先発とリリ-フをひとまとめに計算すると、 対右打者 対左打者左投手平均 .249 .264 右投手平均 .245 .254 投手の人数がそれほど多くなく、また楽天投手陣のみで計算したので、それ程正確な数値では無いかも知れません。それでも上の数字からは、左投手の被打率は対左打者では対右打者よりも悪く出ています。右投手でも同じような傾向が出ています。つまり『左投手だから右投手より左打者を抑えられるということではない』ということです。では逆に打者の立場からみて、左打者は左投手を苦手にしているのか、苦手にはしていないのか、を調べて見ます。パリ-グを代表する左打者の、対右腕の打率と対左腕の打率を比較します。 対右投手 対左投手 左投手との相性近藤 ソフトバンク .339 .279 XX 栗原 ソフトバンク .292 .249 X 清宮 日本ハム .308 .286 Xポランコ ロッテ .228 .278 ◎佐藤 ロッテ .273 .289 〇辰己 楽天 .311 .270 X小郷 楽天 .258 .255 △森 オリックス .256 .336 ◎ 西川 オリックス .251 .277 〇源田 西武 .250 .288 〇どうも選手によって相性が違いますね。近藤選手や栗原選手に左投手をぶつけるのは『あり』ですね。逆にポランコや森選手に左投手をぶつけたら餌食になってしまう…。結論としては、左打者だから杓子定規に(馬鹿の一つ覚えみたいに)左投手をリリ-フに出すのは考え物だということみたいです。そして当たり前のことかもしれませんが、早川や藤平、鈴木などの好投手にとっては、右であろうが左であろうが関係なく打ち取っているということです。ただ、左投手が嫌いな左打者もいるので、そこにワンポイントで癖のある左投手を出すのは『あり』でしょう。決して左投手がいらない、という訳ではありません。さて、データから見たら上記のようになりましたが、それでもやっぱり左投手が欲しいですね即戦力になるかは分かりませんが、戦力外になった左投手で「これは!」と思われる投手を挙げてみると、DeNA 石川達也 26歳 178/75 20年育成1位 4年目 '23/'24年に防御率1点台を記録。ソフトバンク 三浦瑞樹 25歳 174/78 21年育成4位 3年目 '24年は5回のみ防御率0.00ソフトバンク 笠谷俊介 27歳 173/73 14年ドラ4 10年目 '24年1軍登板なし。'23年は11回1.59まあ、即戦力にはならないでしょうから、楽天が手を伸ばすことはないかもしれません。ということで今回はここまでです。一体何をやったのかよく分かりません…。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.15
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この年俸予想シリ-ズの8回目(11月10日)に予想したルーキ-古謝樹投手の年俸が、今日明らかになりました。来季の年俸額は700万円増しの2300万円で、予想した1300万円増しの2900万円とは600万円もの開きがありました。契約更改後の会見で古謝投手は「自分もそこらへん(2300万円)くらいを想像していたので、とても良い契約になりました」と言ったとか。ということは、私の予想したアップ率はかなり『盛り過ぎた』ということになります。他にこんなことも言っていたようです。「まず基礎的な体力を上げないと、7回、8回を投げられない。基礎的な体力、投げ込みなどを頑張っていきたい」「5回終わってからの体力や、要所要所の1球の重みであったり、そういうところをキャッチャー任せにせず、自分の頭で考えて、勝ち星をチームにつけて貢献したいです」ハイ、その心構えは立派です。是非実行して来季はもっと長い回を投げて頑張って欲しい。予想の話の戻りますが、今回は完敗ですね! どうも選手への思いが強いので、どうしても『盛りすぎ』てしまうみたいですね。まあこれは単なる暇つぶしの遊び半分なので、当たろうが外れようがどうということないのですが、それでもやっぱり「悔しい」!他の選手の予想も、古謝のそれと同じような基準(平たく言えばただの『勘』ですが)なので、今後も厳しい結果が待ち構えているように思え、ちょっと意気消沈してしまいます。まあ遊びですから、これからの展開が楽しみではありますが。これまでに予想した選手の年俸は、次のようになっています。 ミステリー小僧予想 実際 差 判定 1. 辰己涼介 外 13000万円(+5000) 2. 小郷裕哉 外 6000(+2900)3. 早川隆久 投 6600(+3300)4. 藤井聖 投 4050(+2750)5. 藤平尚真 投 4100(+2650)6. 鈴木翔天 投 6200(+3000)7. 渡辺翔太 投 5050(+2250)8. 古謝樹 投 2900(+1300) 2300(+700) 600盛りすぎ X9. 小深田 内 7800(- 700)10. 村林一輝 内 3700(+1000)次は誰でしょうね?辰己、早川、藤平、鈴木、村林はプレミア12が終わってからだから、小郷、藤井、渡辺、小深田の誰かということになります。さあ、次はどうなりますかね。ところで、上の選手以外で2選手が契約更改交渉を終えました。酒居投手と岡島外野手です。国内FA権は行使せず残留を決断したばかりの酒居知史投手は、2400万円アップの年俸8000万円の複数年契約で合意。今季出番が少なかった岡島豪郎外野手は、1000万円ダウンの4300万円でサイン。彼は「何でもいいからもっと試合に出たい」「まだまだ俺はできるぞというのを来シーズン見せたい」と話したとか。その気持ちよ-く分かりますね。シーズン通してスタメンで出られれば、.250くらいは打てるんだぞ! ということでしょう。彼は今でもそのくらいの力はもっていると思います。でもその彼も現在35歳。あと何回契約交渉の場に出て来られるのでしょうか?にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.13
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2年前の2022年シーズンに、1軍で大活躍した2人のリリ-フ投手がいました。しかし2023年は2人とも不調で、1人は昨年9月に右ひじのトミ-・ジョン手術を受けて今季は育成契約でリハビリに専念し、今季9月末に術後初めてイースタンリ-グで1イニング投げるまでに回復しました。もう一人の投手は、昨季は変にコントロ-ルを気にしすぎて、勢いのあるストレ-トを投げられずに打たれて(彼はこう言っているんですが、私にはよく理解できません…)、全く期待に応えられませんでした。トミ-・ジョン手術を受けたのは西口直人投手。16年に甲賀健康医療専門学校からドラフト10位で入団した28歳のプロ入り8年生。22年シ-ズンは61試合登板して4勝30ホールド、防御率2.26とブレ-クしました。その西口投手の年度別成績は次の通りです。 防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 奪三 与四 被打率 WHIP 推定年俸 2024 ---------------- 1軍出場無し ----------------- 3200 2023 4.56 26 0 4 7 23.2 32 4 18 9 .323 1.73 42002022 2.26 61 4 0 30 55.2 39 2 59 26 .198 1.17 18002021 3.28 33 5 2 3 57.2 46 7 55 23 .219 1.20 530 2019-20 ---------------- 1軍出場無し -----------------2018 2.35 1 0 0 0 7.2 5 1 3 1 -- -- 6002017 ---------------- 1軍出場無し ----------------- 600 冒頭に述べたように、昨シ-ズンは不調でシーズン終盤に手術を決意して、今季はリハビリに専念しました。今オフはフェニックスリ-グでも登板し、2シ-ズンぶりの支配下登録へ順調に段階を踏んでいるようです。藤平並みの奪三振率を誇るその右腕が、来季は1軍のマウンドでバッタバッタと三振を取る場面が見られそうで、何ともワクワクしてきます。彼自身は、長い回を投げられる投手になりたいとのことで、先発を希望しているようですが、先ずは2年前の球威と制球を取り戻してほしいですね。西口投手の記事はこちらです。 もう一人のリリ-フ投手は、四国独立リ-グから21年育成1位で入団した、プロ入り3年目26歳の宮森智志投手です。ルーキ-イヤ-の22年には、プロ初登板から22戦連続無失点のプロ野球タイ記録をマ-クした、あの投手です。 宮森投手の年度別成績は次の通りです。 防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 奪三 与四 被打率 WHIP 推定年俸 2024 1.00 9 0 0 0 9 5 0 5 2 .161 0.78 980 2023 7.71 24 0 2 3 21 30 2 15 14 .341 2.10 10002022 1.54 26 1 1 7 23.1 12 0 23 12 .162 1.03 250今季は9月初昇格以降、9試合9イニング投げてまずまずの投球でした。1軍昇格前の2軍での成績は次の通りで、良い投球をしていたようです。防御率2.17 40試合 3勝1敗 45.2回 被安打36 被本3 32奪三振 22与四球先ずは、来春のキャンプ、オープン戦でしっかりアピールして、開幕1軍を勝ち取って欲しいところです。ストライクゾ―ンに勢いのあるストレ-トをしっかり投げられるようになれば、22年に大活躍した時の投球が蘇ってくるはずです、きっと。気が早いですが、来シーズンのリリ-フ投手陣の顔ぶれを見てみましょう。赤字の名前は左腕です。6回 西口直人、宮森智志、(日当直喜、中込陽翔)7回 渡辺翔太、酒居知史、宋家豪8回 藤平尚真、鈴木翔天9回 則本昂大則本についてですが、10月末に右足三角骨障害に対する三角骨摘出術を行った、との記事がありました。試合復帰まで3カ月を要する見込みだそうです。開幕から5月頃まではかなりいいピッチングをしていた則本でしたが、6月以降は失点する場面が多くなりました。この障害が悪化したのかもしれません。足の甲を伸ばした時などに強い痛みが出るようですから。来季は、彼本来の投球ができることを期待したいです。少し説明が必要かと。日当直喜 : 今季新人 フォークで三振が獲れる将来のクロ-ザ-候補中込陽翔 : 24年ドラ3 変則スリ-クウォータ-から、スライダ-やフォークなどを繰り出す、奪三振能力が高い投手。 中込投手については、以前(10月25日のブログ)書いていますので、参考にしてみてください。『6回担当』予定の西口直人、宮森智志、日当直喜、中込陽翔は、まだまだ今後の状況、成長を見なければ1軍で活躍できるのかは未知数のところはあるものの、やはり夢のあることだと思うんです。彼らが1軍でバリバリ活躍出来る時こそは、楽天イーグルスが上位争いをしている、もしかしたら首位を走っている時かもしれません。(先発投手陣の不安はありますが…) 来季の大きな楽しみができた様です!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.13
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GM就任は確か来季からなので、正式には『石井SD』が正解なんですが、一足早く今から使わせてもらいます。 だって、来季にGM再就任という記事が出てから、石井SDの発言がたびたび取り上げられるようになりましたから、彼が既に戦力補強に関与しているのは間違いない事実となったわけです。まあ、そうだから期待しているんですけど。それと共に、今の時期はFA宣言の話でもちきりですから、楽天選手でFA権を持っている選手についての動向と、今オフのFA選手や新外国人選手の獲得などについても、石井GMの発言などをもとに考えていくことにします。単なる憶測ですが。先ずは楽天選手のFA宣言についてです。楽天にはFA有資格選手が12人いますが、残留がはっきりしていなかった酒居知史投手(Cランク)と茂木栄五郎内野手(Bランク)については、両選手の気持ちが決まりました。先ずは酒居投手から。【酒居知史投手】 『残留』を表明!19年にロッテにFA移籍した美馬の人的補償で楽天に移籍して早5年、楽天救援陣の柱として『勝ちパタ―ン』の一角を占めています。推定年俸5600万円(少なすぎる!)で人的金銭保証がいらないCランクなので、FA宣言すれば即戦力救援投手が欲しい球団での争奪戦が予想されていました。 11日の日刊スポ―ツ紙の記事から引用すると、『最後までFA権を行使するか迷ったという。「選手をしている以上、1回きりという思いの中でトライしてみたい」という気持ちもあった。その上で「居心地の良さを取って、その挑戦の心を捨てるのはどうかなという思いがあったので、本当に最後までその思いと葛藤しながらというところがありました」残留の決め手については「本当に何度も交渉を重ねるうちに『残ってほしい』という思いが伝わってきて、その思いが本当に僕の中で心が動いたという部分が1つです」と説明した。』 記事へのリンクはここです。10日のスポ―ツ報知紙の記事では、『決断の裏には石井GMとの縁があったという。当初は権利を得たことで、他球団の評価を聞いてみたい思いはあった。だが、FA移籍した美馬の人的補償として、ロッテから移籍した際の編成トップだった石井GMが復帰。大幅増が予想される金銭面だけではなく、選手の気持ちをくみ取った誠意あるオファーが心に響いた。楽天への愛着もあり、残留へ一気に傾いた。』記事へのリンクはここです。やはり石井GM復帰は、FA選手の気持ちを左右するほど価値があったということですね。ところで、このスポ―ツ紙は既に「石井GM」と書いていますねェ。私と同じく時代を先取りしているようですさて、もう一人の茂木選手です。【茂木栄五郎内野手】 FA権行使の見通し。2015年ドラフト3位で入団9年目の大卒30歳の茂木。プロ入り6年間はレギュラ-として遊撃や二塁手として活躍したが、22年以降は出場機会が激減。昨年オフにFA権行使を検討するも、(監督交代でチャンス在りかと思い直して)残留した。今期推定年俸は6000万円で、『人的補償+年俸の40%』又は『年俸の60%』の補償が伴うBランク。 11日日刊スポ―ツ紙の記事では、 (リンクはここです)『石井一久シニアディレクター(SD、51)が11日に取材に応じ、茂木本人が意向を示したと明かし、「権利ですし、そこは僕は別に自分もそういう経験者なので、いろんなことを実行して考えてもらえればなと思います」と話した。球団としては宣言残留を認める方針で、石井SDは「宣言残留するのはもちろんあります。もうその中でプランっていうのがあると思うんで、どこまでっていうのはちょっと分からないですけど、宣言残留は大前提として認めます」と説明した。』今季は主に代打として存在感は見せていたんですが、体調不良で夏場を長期間欠場したことで、46試合の出場にとどまってしまいました。まあ、もし残留しても、宗山の加入で競争が激化する内野手争いでは、到底出番は巡ってこないでしょうから、FA権を行使して移籍するのは当然と言っていい決断です。幸いヤクルトが獲得に興味を示しているとのことなので、来季はセリ-グで頑張って欲しいですね。【今オフの戦力補強】ここからは、今オフの戦力補強についてです。先ずは他球団でFA権を行使しそうな選手を挙げてみます。FA権行使をすべきか迷っている主な選手(パリ-グ)は、ソフトバンク 石川柊太投手(32)FA権行使 年俸1億2000面円 Cランク(補償不要)ソフトバンク 甲斐拓也捕手(32)熟考中 年俸2億1000万円 Bランクロッテ 西野勇士投手(33)残留か 年俸8500万円 Bランクいやあビックリ! 石川投手の今季年俸は1億円超えているのに、チ-ム内の年俸順位では10位以内に入っていないなんて…。恐るべしソフトバンク!人的や金銭の補償が必要ない石川投手なんかは、多くの球団が争奪戦を繰り広げそうだなぁ。欲しいけど楽天では無理でしょうね。実際、上記の日刊スポ―ツ紙では『石井SDは今オフのFA補強については慎重な姿勢を示した。』と書かれていましたから。では、今オフに日本人選手の補強をしないのかというと、そうでもないかもしれません。こんな記事がありました。楽天、阪神戦力外の加治屋蓮を獲得調査へ今季は不振でしたが昨季は大活躍したようなので、獲得できれば救援陣の強化につながると思います。【新外国人選手獲得】いまだにそれらしい情報が聞こえてきませんねぇ。今年も獲得する気が無いんでしょうか。別に「優勝何か狙わないから、外国人選手の補強は必要なし」という考えなら、それはそれでいいのですが。その代わり3位以内になるような補強はちゃんとしてくださいね。一方で、「外国人補強はしないけど、ドラフトで有望新人をとったのだから、優勝してもらわないと」という考え方だと困ってしまいますよ。それ程○○なことを言う人はいないでしょうが。戦力補強の方法手段には、いろいろあります。①現有戦力の底上げ、②ドラフト会議を経て新人選手獲得、③トレ-ド、④FA移籍選手獲得、⑤新外国人選手獲得、などがありますが、①と②は全球団がやっていることなので、④と⑤の可能性が無いと仮定すると、可能性が残っているのは③トレ-ドということになりますが…。楽天は直近5,6年間にトレ-ドで獲得した選手で活躍した選手は、殆どと言っていい程いません。ボーダ-ライン上の選手としては、阿部、伊藤の両選手でしょうか。レギュラ-には程遠いですが…。現役ドラフトで獲得した選手は、2年連続で戦力外になったし…。 優勝を狙えるチ-ムにするためには、現有戦力の底上げと戦力補強が必要です。戦力なんていうものは『相対比較』ですから、自分のチ-ムの戦力は十分底上げしたとしても、他チ-ムがそれ以上の底上げや補強をしたのでは、チ-ム力の差が開くばかりです。今季パリ-グの上位3球団は、いずれも戦力補強がうまくいった球団でした。ソフトバンクは、FAで獲得した山川内野手が大活躍して優勝に貢献。日本ハムは、新外国人野手レイエス選手が後半戦から大活躍、それに加えて現役ドラフトで加入した水谷選手や2軍でくすぶっていた大砲候補の清宮選手の覚醒。ロッテは、加入したソト選手がシーズン通して大活躍して、ポランコ選手との大砲の2枚看板が実現。一方で4位以下のチ-ムは、補強した新戦力が全くの不振。楽天は、駒の足りない投手陣の補強に外国人投手2選手を入団させたが、いずれも戦力にならず。野手に関しては目立った補強は無し。オリックスは、山本と山崎の抜けた穴を新外国人投手やFA加入の西川、そして長距離砲の新外国人でカバ-しようとしたが、打撃も投手力も抜けた戦力の穴を新戦力でカバ-できず。西武は、課題だった長打力不足の解消の為に獲得した、長距離砲の新外国人2選手が全く戦力にならず。新外国人のみに頼った補強の失敗が低迷の原因に。優勝を狙うのは戦うプロスポ―ツ集団においては当然のこと。優勝という最も大きな目標に向かって選手を奮い立たせるのが、監督と球団フロントの仕事です。「3位以内ならいいよ」なんて目標を言われても、選手も監督もどう頑張っていいか分からないでしょうから。優勝を狙うことこそが、チ-ムの選手の一番のモチベ-ションになり、そこに向かって皆の気持ちが一つになるのですから。その意味において、戦力補強を十分にしないということは、監督や選手にしてみれば球団フロントが「優勝を真剣には考えていない」つまりは「優勝は狙わなくていい」という間違ったメッセ-ジを、監督・選手やファンに対してまでも送ってしまうことになりかねません。今季の楽天の成績は、得点、失点、打率、防御率、本塁打の項目において、上位3球団に大きく引き離されました。その結果が3年連続の4位だったという訳です。球団が本気で『優勝』を考えているのなら、それなりの戦力補強をするのが『筋』というものです。さて、球団と石井GM(正式にはSDですが)は今オフにどのような戦力補強を実施して、吹けば飛ぶような軽い『言葉』ではなく、決断と実行力の『本気モード』で優勝を目指せるチ-ムを作っていって欲しい、それが私の願いです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.12
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3回目の今回は村林内野手です。今秋のドラフトで楽天は、10年か20年に一人と言われた逸材即戦力の明大宗山内野手の交渉権を獲得したことから、昨季途中からレギュラ-の座を不動のものとしている村林選手の尻に火がついてきたみたいです。来季のレギュラ-の座が怪しくなってきた村林選手の今季の成績を簡単に振り返るとともに、来季の年俸を『勝手に」予想してみたいと思います。村林選手は、2015年ドラフト7位で入団した高卒プロ入り9年目の27歳です。 まず打撃成績を。1軍出場が目立って増えてきた21年以降を見てみます。年度 打率 試合 打席 安打 二三塁 本塁 打点 盗塁 長打率 出塁率 得点圏 OPS 年俸(万円)2024 .241 139 571 125 16 6 50 5 .313 .270 .260 .583 2700 2023 .256 98 340 77 16 2 32 11 .336 .311 .272 .647 1000 2022 .188 47 17 3 0 0 0 0 .188 .235 .000 .423 950 2021 .150 79 47 6 1 1 4 4 .250 .190 .250 .440 7002022年までは、専ら代走か守備固めの起用されていましたが、23年6月に打撃が開花して以降は、堅実攻守巧打の遊撃手としてレギュラ-の座を獲得。今季は、開幕から打撃不振だった小深田選手の代わりに、2番を打つ試合が多かった村林選手。試合数、打席数、安打、本塁打、打点などはキャリアハイを記録しましたが、一方で打率は昨季に比べて1分5厘下回る.241とイマイチ振るわず、出塁率や得点圏打率も下回りました。不振だった小深田選手とまではいいませんが、昨季ブレ-クして今季一層の活躍が期待されたにしては、物足りない数字だったと思います。では今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ対象)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 (トップ)打率 .241 5位(辰己.294) ----(SB近藤.314)安打 125 3位(辰己158) 10位(辰己158)二三塁打 16 4位(辰己22) ---- (SB栗原40)本塁打 6 6位(浅村14) ---- (SB山川34)打点 50 3位(浅村60) 12位(SB山川99)盗塁 5 4位(小郷32) ---- (SB周東41)長打率 .313 5位(辰己.419) ----(SB近藤.521)出塁率 .270 6位(辰己.353) ----(SB近藤.439)得点圏 .260 4位(辰己.323) ----(SB近藤.324)OPS .583 5位(辰己.772) ----(SB近藤.960) 今季はほぼフルに出場して、安打数、打点共にチ-ム内3位は、勝負強い2番打者としてしっかり役割を果たしたと言っていいでしょう。まあ、彼は元々守備の人で、今季も華麗な守備を存分に見せてくれました。彼の守備で勝てた試合も随分ありましたから、打撃のみではなく、打撃+守備のトータルで見るべきでしょうね。ただ、来季に加入してくる宗山選手の存在を考えると、来季は今季を上回る打撃を見せないと、ショ-トのレギュラ-が難しい。ショ-トは宗山、二塁は小深田になれば、三塁へのコンバ―トもありうるかもしれません。いずれにせよ、来季は打撃の良し悪しで内野ポジションのレギュラ-争いが決まりそうな気配です。それは兎も角、来季の年俸を予想したいと思います。打率関連は昨季には及ばなかったものの、初の規定打席到達を果たし、しぶとい打撃でチ-ム3位の打点を挙げたことは高く評価されて良いと思います。そして守備の貢献度は、センタ-の辰己に勝るとも劣らないほど高かったといえます。今季の成績は期待したほどでは無かったにせよ、好守プラス初めてシーズンを通してスタメンで活躍したチ-ムへの貢献度を考えると、現在の年俸2700万円から800-1000万円程度のアップはあるのでは、と思います。プロ入り9年目の村林一輝内野手の来季の年俸予想は、1000万円アップの3700万円と予想します。ここまでに書いてきた選手の来季年俸予想は、次の通りです。活躍した選手を重点的に書いていますから、アップする選手が多いのは当然です。第1回 辰己涼介 外野手 1億3000万円(+5000)第2回 小郷裕哉 外野手 6000(+2900)第3回 早川隆久 投手(先)6600(+3300)第4回 藤井聖 投手(先)4050(+2750)第5回 藤平尚真 投手(救)4100(+2650)第6回 鈴木翔天 投手(救)6200(+3000)第7回 渡辺翔太 投手(救)5050(+2250)第8回 古謝樹 投手(先)2900(+1300)第9回 小深田 内野手 7800(- 700)第10回 村林一輝 内野手 3700(+1000)にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.11
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小深田選手の今季の成績を一言で言えば、「すごく物足りない!」あるいは「もっとできるはず」と言ったところでしょうか。そう言いたくなるほどの情けない成績でした 社会人から2019年ドラ1で入団し5年目の29歳。その小深田のプロ5年間の打撃成績から見ていきます。年度 打率 試合 打席 安打 二三塁 本塁 打点 盗塁 失策 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .229 134 522 103 13 3 23 29 5 .287 .296 .582 8500 2023 .258 134 549 123 14 5 37 36 15 .331 .329 .660 50002022 .267 118 479 113 21 2 29 21 10 .342 .328 .670 3700 2021 .248 121 455 97 13 3 21 5 12 .312 .328 .640 33002020 .288 112 437 109 21 3 31 17 8 .381 .364 .745 1500通算 .257 619 2442 545 59 16 141 108 この表の成績を見れば「今季の成績は物足りない」というのは生ぬるいかもしれません。何しろ、打率、安打数、本塁打数、打点、盗塁数、出塁率など、ほとんどの指標は昨季を下回ています。それどころか打率やOPSなどのように、プロ入り5年間で最低となった数字も見られます。唯一良くなった点は、失策数が格段に減ったことくらいでしょうか。確かに今季は守備範囲が広く、しかも安定していた印象があります。彼の好守に救われた試合も多々ありましたから。では今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 (トップ)打率 .229 6位(辰己.294) TOP20圏外(SB近藤.314)安打 103 6位(辰己158) ----(辰己158) 二三塁打 13 8位(辰己22) TOP20圏外(SB栗原40)本塁打 3 9位(浅村14) ---- (SB山川34)打点 23 8位(浅村60) ---- (SB山川99)盗塁 29 2位(小郷32) 3位(SB周東41)長打率 .287 6位(辰己.419) ----(SB近藤.521)出塁率 .296 5位(辰己.353) 20位(SB近藤.439)得点圏 .238 6位(辰己.323) ----(SB近藤.324)OPS .582 6位(辰己.772) TOP20圏外(SB近藤.960) 小深田選手は長距離打者ではないので、本塁打や長打率などについては触れませんが、チ-ム内でのその他の成績は盗塁を除いて散々な有様です。では、小深田自身は今季の成績、特に打撃の不振についてどう思っているのか、唯一書いてくれたスポニチ紙の記事はこちらです。楽天・小深田 ドラ1の宗山に負けん!来季は初の打率3割目標「今年は特に打撃が物足りない」まあ文句を言うつもりはないですが、どうせ記事にするならもう少し内容のあることを書いてもらいたいですね。この記事からは今季の低迷の理由が分からないので、納得がいくまで自分で調べて見ることにします。先ずは『右打者・左打者別』打率や『チ-ム別』打率を調べて見たものの、ザックリいって落ち方にこれといった特徴が無く(つまり満遍なく落ちている)、最後に見た球種別の打率(次の表)でも一様に落ちているみたいです。球種別の打率(球種は割合が10%以上のもの) 2023 2024 割合% 打率 割合% 打率 ストレ-ト 47 .288 46 .241 スライダ- 15 .304 15 .132結局、何が原因かは分からずじまいでした。今季は開幕直後の出だしから不調でしたから、キャンプやオープン戦での調整が失敗したのかもしれません。でも来季もこんな調子だったら、宗山が内野の競争に入ってくる来季は、もうスタメンでは起用されなくなるかもしれません。自分で尻に火をつけて奮起して欲しいものです。では、もう後がない小深田大翔内野手の来季の年俸を予想します。今季の成績ではアップはあり得ません。現状維持があるかどうか。あるとすれば守備での貢献か盗塁数くらいか。しかしあの成績では現状維持も危ないなぁ。ないでしょう。減額だとすればどれくらいか?何か参考になるものは、ということで探し出したのがFA宣言をするだろうと予想される茂木栄五郎選手の、21年から22年の年俸推移です。 打率 試合 打点 本塁打21年 .259 120 53 14 22年 .223 73 30 9 ==> 8400から7400万円にダウン(-1000万円)似ていると言ってもやはり違います。でも、このくらい成績が落ちると、1000万円減にはなるという例です。今回扱った中で最初の減額となりますが、700万円から1000万円程度のダウンはあると思います。今季の打順は下位を打つことが殆どでしたが、そうは言っても134試合522打席も打席に立っている訳で、私は1000万円減は無いと思います。という訳で700万円減と見ます。小深田大翔内野手の来季の年俸予想は700万円ダウンの7800万円です。念のため、ここまでに書いてきた選手の来季年俸予想は、次の通りです。第1回 辰己涼介 外野手 1億3000万円(+5000)第2回 小郷裕哉 外野手 6000万円(+2900)第3回 早川隆久 投手(先)6600(+3300)第4回 藤井聖 投手(先)4050(+2750)第5回 藤平尚真 投手(救)4100(+2650)第6回 鈴木翔天 投手(救)6200(+3000)第7回 渡辺翔太 投手(救)5050(+2250)第8回 古謝樹 投手(先)2900(+1300)第9回 小深田大翔 内野手 7800(-700)にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.11
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古謝投手の今季の成績には、ちょっと納得がいかない、というか不満なところがあります。もう少しいい成績が残せたのではないか、ということなんですが…。そうは言ってもルーキ-なので、あまり厳しい要求を言っては可哀そうですね。何はともあれ、まず今季の成績からです。 年 防御率 試合 勝 敗 回数 被安 被本 三振 四球 死球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 4.32 15 5 8 83.1 70 10 58 31 7 .231 1.21 1600 5月末に初登板してからは、ほぼローテを守り通したのは評価できます。デ-タを見て目につくのは、被打率とWHIPは悪くないのに、その割には防御率が悪い。 もう一つは被本塁打10本は多すぎますね。楽天で被本塁打10本と言ったら早川がそうですが、彼は170イニング投げて10本。一方古謝は83イニング、つまり半分のイニングしか投げていないのに被本塁打が同じとは…。それに与四球も多そうな気がする…。この辺のところは、この後で見ていくことにします。では、彼の成績を項目別に、チ-ム内及びリーグでの順位を見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ又は2位)防御率 4.32 6 位(早川2.54) ----(モイネロ1.88)試合数 15 5 位(早川25) ----(加藤27)勝数 5 5 位(早川藤井11) ---- (伊藤・有原14)投球回数 83.1 5 位(早川170.1) ----(有原182.2)奪三振数 58 4 位(早川160) ----(今井187)QS率% 46.7 5 位(滝中75.0) ---- (モイネロ84.0)被打率 .231 1 位(早川.242) 6 位(モイネロ.187)奪三振率 6.26 2位(早川8.45) 10 位(種市9.04)与四球率 3.35 6位(滝中1.77) ----(加藤0.92)WHIP 1.21 2 位(早川1.12) 12位(モイネロ0.94)被本塁打率 1.08 6位(藤井0.50) --------- 尚、チ-ム内順位は先発投手陣(6人)が対象、リーグ順位は、規定投球回数到達投手(12人)を対象としています。チ-ム内順位が1、2位以外の場合は、リーグ順位は省きました。いずれにせよ、古謝は規定投球回数には未達なので、リーグ順位は参考程度です。なお、被本塁打率は9イニング当たりの被本塁打数を表わしています。改めて数字を見てみると、古謝という投手は被打率、WHIP、奪三振率はチ-ム内で上位の成績ですが、それ以外は下位に甘んじています。特に被本塁打率が良くないのが気になります。何でそんなに本塁打を打たれるんでしょうか?球種別に見てみると、 割合% 平均球速 被打率 被本 ストレ-ト 46.6 144.8 .292 7スライダ- 28.2 130.1 .171 2ツ-シ-ム 16.9 135.4 .118 1 チェンジアップ 4.3 130.7 .111 0カットボ-ル 2.4 136.8 (.571) 0カ―ブ 1.7 121.4 ---- 0 いやあ、ストレ-トの被打率が他の球種に比べて格段に悪いですね。本塁打もよく打たれています。では、左右別の成績です。 被打率 打数被 安打 本塁打 対右打者 .225 178 40 8対左打者 .240 125 30 2球種ではストレ-トを、右打者にスタンドに運ばれているんですね。折角、被打率を低く抑えているんですから、これからは右打者に長打を打たれない投球を考えて欲しいところです。さて、成績の前置きが長くなってしまいました。ここからが本題の来季年俸についての予測です。ここで私としては参考にしたいのが、早川投手が1年目に9勝を挙げて年俸が1600万円から3600万円(+2000)にアップした時のことです。その時の成績を今季の古謝と比べてみます。 防御率 試合 勝 負 回数 QS率 被打率 WHIP 早川 3.86 24 9 7 137.2 39.1% .254 1.18 古謝 4.32 15 5 8 83.1 46.7% .231 1.21試合数、投球回数、防御率、そして先発投手として最も価値ある勝利数で負けているので、アップ金額は最大でも1500万円程度ではないかと推測します。なのでアップ額は1300プラスマイナス100万円と言ったところか…。ではいきます!古謝投手の来季の年俸予想は、1300万円アップの2900万円! です。念のため、ここまでに書いてきた選手の来季年俸予想は、次の通りです。第1回 辰己涼介 外野手 1億3000万円(+5000)第2回 小郷裕哉 外野手 6000万円(+2900)第3回 早川隆久 投手(先)6600(+3300)第4回 藤井聖 投手(先)4050(+2750)第5回 藤平尚真 投手(救)4100(+2650)第6回 鈴木翔天 投手(救)6200(+3000)第7回 渡辺翔太 投手(救)5050(+2250)第8回 古謝樹 投手(先)2900(+1300) にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.10
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今回は渡辺翔太投手です。プロ1年目の昨季より『勝ちパタ―ン』の一角を占めている、大卒2年目24歳の球界では珍しいパームの使い手です。2年目の今季に早くも100登板を達成したタフガイでもあります。 さて、その渡辺投手の年度別成績と年俸の推移を見ていきます。 年 防御率 登板 勝 敗 HLD 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 3.04 49 7 2 12 47.1 42 2 41 22 .244 1.35 28002023 2.40 51 8 3 25 48.2 30 1 41 20 .175 1.03 1000通算 2.72 100 15 5 37 96 72 3 82 42まず目につくのは勝ち星の多さ! 中継ぎの2年間で15勝というのは、5回を投げ切らないと勝ち投手の権利が発生しない先発投手には、何とも垂涎の的としか言いようのない数字ですねでは、先発、救援を問わず楽天投手陣で直近の2年間で15勝以上上げている投手は、渡辺の他に誰がいるでしょうか?答えは早川(17勝)と岸(15勝)だけです。なんか笑っちゃいますよね15勝以下だと、14勝の藤井、その下は11勝の則本になってしまいます。如何に2年間で15勝がすごいのかが分かります。閑話休題。その勝ち運の強い渡辺投手ですが、防御率、被打率、WHIPが大幅に悪化しました。彼曰く、「(変化の大きい)勝負球のパームボ-ルを振ってくれなかった」のが調子を落とした要因のようです。これについては10月26日付け日刊スポ―ツ紙記事にこう書かれています。『一方で課題が露呈したシーズンでもあった。1年目は「怖いもの知らずで」と淡々と投げ込み、最後は決め球のパームで打ち取るパターンを確立。だが、今季は2ストライクから苦戦した。「今年は追い込んでから(パームを)振ってくれなかったですし、やっぱ反応が去年と全然違ったので、そこは1つ苦しかった点なのかなとは思います」と振り返った。平均球速が昨季から2キロほど落ちただけに、同じリリーフの先輩のすごみを感じた。「それこそ今年、(藤平)尚真さんと(鈴木)翔天さんの真っすぐがやっぱ良かったので、アベレージが150キロを超えてたので、そこはすごいなと。今年は球速が遅いのも1つ悪い点だったので、そこを改善して、来シーズンはもうちょっと真っすぐを極めたいというか、もう1段階、磨きをかけたいなって思います」と力を込めた。』上に述べられていることは、次のデ‐タからもわかります。 2023 2024 割合% 球速 ストライク% 被打率 割合% 球速 ストライク% 被打率ストレ-ト 43 149.4 45.0 .234 37 147.8 42.9 .318 パ-ム 28 129.2 37.1 .094 20 127.9 32.5 .194カットボ-ル 21 137.5 44.4 .147 30 137.7 56.5 .235スプリット 5 133.6 41.5 .231 4 134.1 40.6 .143スライダ- 3 132.8 55.0 .286 9 131.8 45.7 .083 パ-ムのストライク割合(空振り、見逃し、ファール)が下がって、ストレ-トの平均球速も落ちているのが分かります。では、今季の楽天リリ-フ陣の中で、そしてリーグを代表するリリ-フ投手の中で、渡辺翔太投手の成績がどういう位置づけだったのかを見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ) 防御率 3.04 4 位(鈴木1.66) --(ぺルドモ0.64)登板数 49 2 位(則本54) 12 位(河野竜生52) 勝数 7 1 位(則本3) 1 位(山本拓実6)HLD 12 5 位(酒井26) --(河野竜生33)投球回数 47.1 3 位(則本52) 9 位(杉山50.1)奪三振率 7.80 3 位(藤平11.27) --(ヘルナンデス13.50) 与四球率 4.18 7 位(宋1.59) --(ぺルドモ0.96)被打率 .244 4 位(藤平.180) --(佐藤隼輔.160)WHIP 1.35 6 位(藤平0.88) --(ぺルドモ0.82)対象は、30試合以上登板しているリリ-フ投手(クロ-ザ-も含む)です。こうしてみると、勝ち数以外はチ-ム内でもあまり誇れる数字ではありませんでした。本人も悔しいでしょうが、今オフにストレ-トの球速アップと打者への攻め方を見直して、来季いい成績が残せるように頑張って欲しいです。さて来季の年俸ですが、昨季に比べて今季成績が上がった項目は殆どありませんでした。唯一ポジティブと言えることは、プロ入り2年で100登板は、なかなか達成できるような数字ではありませんから、そこが評価のポイントになるかもしれません。ル-キ-イヤ-に大活躍して、2年目もまずまずの成績で『勝ちパタ―ン』の一角を占め続けることが出来た実績は、しっかり評価されてしかるべきでしょう。さあここで、これまで査定して予想した4投手の来期予想年俸を書き出してみると、鈴木翔天 3200 6200(+3000)藤平尚真 1450 4100(+2650)早川隆久 3300 6600(+3300)藤井聖 1300 4050(+2750)鈴木翔天や藤平翔真よりは下の成績なので、2500万円以下のアップかと。プロ入り1年目で大活躍した投手に、たったの1800万円しかアップしなかった渋ちん球団ですから、2000万円以下のアップということもあり得ますかね。まあそれでは夢が無いので、間をとって2250アップということにします。では渡辺翔太投手の来季の年俸予想は2250万円アップの5050万円です。森井球団社長山へ。 『夢のある』回答をおねがいしますね。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.10
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このシリ-ズも早いもので6回目となります。鈴木翔天投手は、昨季の61試合に続き今季も49試合に登板して、圧倒的な安定感を示してくれました。2018年ドラフト8位で入団した大卒6年目の28歳左腕。 今季は4月28日ロッテ戦から無失点救援を続け、8月15日のオリックス戦で失点を喫するまで、28試合連続無失点の球団新記録を記録するという、すさまじいまでの安定感でした。さて、その鈴木投手の年度別成績と年俸の推移を見ていきます。 年 防御率 登板 勝 敗 HLD 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 1.66 49 2 0 24 48.2 24 0 48 21 .149 0.92 32002023 3.30 61 1 1 22 43.2 37 5 47 25 .236 1.42 10502022 4.03 38 1 3 7 38 25 2 35 25 .198 1.32 6502021 0.00 5 0 2 0 4.1 3 0 5 4 --- --- 6602020 13.50 2 0 0 0 1.1 2 1 1 1 --- --- 700 2019 --------------- 1軍出場無し --------------- 700通算 2.91 151 4 4 53 136 91 8 136 76 一昨年に頭角を現しつつあった翔天は、昨季にブレ-クして防御率3.30で22ホ-ルドを挙げる活躍で、キャリアハイの成績をを挙げました。今季はそれを上回る防御率1.66と24ホールドで、被打率も大きく改善し安定感が格段に増しました。『選手名鑑』のコメントを見ると、「右打者の被打率を下げるべく新球種取得に励む」と書いてあったので、「ふ~ん、そうか」と思って球種デ-タを見てみると 2024 2023 割合% 球速 被打率 割合% 球速 被打率ストレ-ト 64 149.9 .180 56 149.3 .203スライダ- 24 133.1 .029 31 133.0 .246ツ-シ-ム 11 137.6 .200 10 140.2 .318 カ―ブ 2 124.6 --- 3 125.0 .250 新球種はありませんでしたが、被打率は全球種で格段の改善を見せていました。では、課題としていた対右打者の被打率はどうだったかというと、 2023年 2024年 対右打者 .273 => .155 対左打者 .216 => .143 対右打者は勿論のこと、対左打者に対しても大幅な改善が見られました。殆ど無双と言っていいくらいの成績ですね。では、今季の楽天リリ-フ陣の中で、そしてリーグを代表するリリ-フ投手の中で、鈴木翔天投手の成績がどういう位置づけだったのかを見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ) 防御率 1.66 1 位(藤平1.75) 7 位(ぺルドモ0.64)登板数 49 2 位(則本54) 12 位(河野52) HLD 24 2 位(酒井26) 4 位(河野33)投球回数 48.2 2 位(則本52) 7 位(杉山50.1)奪三振率 8.88 2 位(藤平11.27) 11位(ヘルナンデス13.50) 与四球率 3.88 6 位(宋1.59) --(ぺルドモ0.96)被打率 .149 1 位(藤平.180) 1 位(佐藤隼輔.160)WHIP 0.92 2 位(藤平0.88) 3 位(ぺルドモ0.82)対象は、30試合以上登板しているリリ-フ投手(クロ-ザ-も含む)です。被打率は、リーグの救援投手の中では堂々たる1位でした!チ-ム内でも、与四球率を除いて1位か2位という傑出した成績を残しました。こうしてみると、鈴木翔天と藤平翔真は、防御率、奪三振率、被打率、WHIPという投球の諸指標において、救援陣の中で確固たる地位を築き始めていることが判ります。こういう優秀なリリ―バ―は大事に扱わねばいけませんねでは、来季の年俸を大胆に予想してみます。計算の参考となるのは、何と言っても昨季から今季への上昇幅です。年俸が1050万円から3200万円に大幅アップ(+2150、昇給率205%)した今季の成績は、昨季に比べて試合数が61から49に減った以外は、防御率、投球回数、HLD数、WHIPなどほぼすべてでキャリアハイを記録し、安定感ではチ-ムで1,2位を争うまでに大きく飛躍しました。なので、来季の年俸は今季の2150増しを上回るのは確実かと。ここでこれまで予想してきた投手の来季の年俸を見てみると、藤平 救援 1450 => 4100 (+2650)早川 先発 3300 => 6600 (+3300)藤井 先発 1300 => 4050 (+2750)最も参考にしなければいけない藤平の昇給率は2650万円なので、鈴木翔天についてもそれ以下の昇給額は無いだろう。何しろ2人の今季の成績は甲乙つけがたい(古い言い回し!)から。では、来季の年俸予想は、2650万円増しの5850万円! と行きたいところだが、今季の年俸がほぼ同じレベルの早川が 3300=>6600 (+3300) であるので、もう少し色を付けないと先発と救援で『格差』がついてしまう…。それに鈴木は2年間で110試合登板であるから、リリ-フ1年目の藤平とは『格』が違う。2年連続で『勝ちパタ―ン』の一角を占めたことも加味しなければ…。なので、思い切ってこうでしょう!鈴木翔天投手の来季の年俸予想は3000万円アップの6200万円です! (思うところあって『2800万円アップ6000万円』から修正しました)さあ、森井球団社長の決断は如何に⁉ 森井球団社長 PS) ブログの内容の一部を加筆修正しました。来季の年俸予想もアップしています。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.08
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今回は、今季リリ-フに転向して大成功を収めた藤平尚真投手です。先発で鳴かず飛ばずであった投手が、リリ-フでこんなに成功した事例を私は知りません。いや、もしかしたらあるかもしれませんが…。なんでこれだけ成功したのか、ということについては10月9日のこのブログで書いていますので、ここでは繰り返すのはやめましょう。 では、彼のこれまでの年度別成績を見ていくことにします。 年 防御率 登板 勝 敗 HLD 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 1.75 47 0 1 20 46.1 29 4 58 12 .180 0.88 1450 2023 4.44 11 2 4 0 50.2 50 5 42 27 .249 1.52 1000 2022 3.97 8 1 0 0 22.2 15 0 17 12 .190 1.19 10002021 --- 1軍出場無し --- 12002020 0.00 1 0 0 0 0 1 0 0 0 -- -- 1500 2019 10.38 3 0 1 0 8.2 9 4 6 7 -- -- 18002018 4.43 14 4 7 0 81.1 65 17 68 54 .222 1.46 18002017 2.28 8 3 4 0 43.1 30 2 44 15 .194 1.04 1500通算 3.81 92 10 17 20 253 199 32 235 127 藤平投手は、横浜高校から2016年のドラフト1位で入団しましたが、毎年期待されつつ上の表でわかるように、全く芽が出ませんでした。よく戦力外にならなかったなぁ、って思いますよ。それが今江前監督が「若いから力が有り余っているので、毎日投げさせたほうがいい」との考えでリリ-フに転向になった今季は、鈴木翔とともにブレペンを引っ張っていくような素晴らしい働きでした!彼の一番の魅力は、キレのあるストレ-トとフォークの両方で三振を奪えることと、90%以上の割合で投げるその2種の球種の被打率が2割以下という、非常に安定した投球だということです。そして今オフは、その三振が獲れて安定している投球が認められて、初めての侍ジャパンに選ばれました。今年は彼にとって飛躍の年になったわけです。良かったですね!さて、年俸に話を移す前に、今季の楽天リリ-フ陣の中で、そしてリーグを代表するリリ-フ投手の中で、藤平投手の成績がどういう位置づけだったのかを見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ) 防御率 1.75 2 位(鈴木翔1.66) 10位(ぺルドモ0.64)登板数 47 5 位(則本54) 17位(河野52) HLD 20 3 位(酒井26) 8 位(河野33)投球回数 46.1 4 位(則本52) 12位(杉山50.1)奪三振率 11.27 1 位(鈴木翔8.88) 2 位(ヘルナンデス13.50) 与四球率 2.33 3 位(宋1.59) 8 位(ぺルドモ0.96)被打率 .180 2 位(鈴木翔.149) 5位(鈴木翔.149)WHIP 0.88 1 位(鈴木翔0.92) 2位(ぺルドモ0.82)対象は、30試合以上登板しているリリ-フ投手(クロ-ザ-も含む)です。奪三振率とWHIPはチ-ムでトップで、リーグでも2位という素晴らしさ!防御率と被打率もチ-ム内2位ですから、藤平という投手がいかに安定した投球をするのか、というのが分かります。では、彼の来季の年俸を推定していきます。1年目の年俸を上回ったのがたったの2回、それも2年目と3年目のみで、その後は1000万円と1500万円の間で行ったり来たりという、8年目の26歳の若者には気の毒な年俸の低さでした。繰り返しになりますが、戦力外にならなかったのが不思議なくらいです。個人的には5000万円くらいは挙げたいですが。ちょっと無理かな?ここで参考になるのが渡辺翔太の今季の年俸です。昨季はプロ1年目で次のような素晴らしい成績を挙げました。防御率 試合 勝 負 回数 被打率 WHIP 2.40 51 8 3 48.2 .175 1.03しかしながら、年俸は1000万円から2800万円に、たったの1800万円アップ(280%)しただけでした。中継ぎで8勝したのにですよ⁉この280%を適用してみると、1450x2.8=4060万円(+2610)ということになります。私の希望とする5000万円とはかなりの開きがありますが、こんなもんなんでしょうか? 切りのいい4100万円とします。本当はもっと上げてあげたい気がするけど…。では、藤平尚真投手の来季年俸は4100万円と予想します!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.08
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社会人からプロ入り4年目の藤井投手は、今季エースの早川に並ぶ11勝を挙げて、早川と共に先発投手陣を支えてくれました。プロ入り後の3年間でたったの4勝しか挙げていなかった投手が、今季は二桁勝利ですからブレ-クと言っていいでしょう。では、そのプロ入り後の年度別成績と年俸を見ていきましょう。 年 防御率 登板 勝 敗 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 2.93 22 11 5 126 138 8 74 29 .285 1.33 1300 2023 2.29 10 3 0 35.1 28 1 24 18 .222 1.30 1050 2022 3.38 4 1 2 18.2 16 1 10 10 .225 1.39 1000 2021 ----- 1軍出場無し ----- 1120今季は数週間離脱した時期はあったものの、ほぼローテを守り切ったのは立派でした。彼の投球は、打たれても粘って抑えるというスタイルですが、それは今季の成績によく表れているようです。いくら打たれたって、点を取られなければいいわけですから。 では、彼の成績を項目別に、チ-ム内及びリーグでの順位を見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ)防御率 2.93 3 位(早川2.54) --位(モイネロ1.88) 勝数 11 1位(早川11) 4位(伊藤・有原14投球回数 126 3 位(早川170.1) --位(有原182.2)登板数 22 2 位(早川25) --位奪三振数 74 2 位(早川160) --位(今井187)被打率 .285 5 位(古謝.231) --位(モイネロ.187)WHIP 1.33 5 位(岸・古謝1.21) --位(モイネロ0.94) QS率 54.5% 4 位(滝中75.0%) --位平均回数 5.73 4 位(早川6.81) --位尚、チ-ム内順位は先発投手陣が対象、リーグ順位は、規定投球回数到達選手を対象としています。《平均回数》は、1試合当たりの投球回数のことです。こうしてみると、チ-ム内では早川と並んで勝ち頭でしたが、他の多くの項目では早川はもとより、岸投手(QS率、被打率、WHIP、試合当たり平均投球回数など)にも及びませんでした。結構、勝ち運に恵まれた面もありましたね。とは言え、入団3年目までで4勝しか挙げていなかった投手が、今季は二桁の11勝を挙げたわけですから、称賛に値する大活躍でした。実は藤井投手の投球については、今までほとんど書いたことが無かったので、どうせならここで球種のデータなどを見てみたいと思います。 割合% 平均球速 被打率 ストレ-ト 40 140.3 .268 スライダ- 28 128.3 .323ツ-シ-ム 15 134.0 .296チェンジアップ 7 123.3 .237カ―ブ 5 113.9 .250シュ-ト 4 138.2 .333こうしてみると、どの球種も結構打たれているようです。チェンジアップとカーブは比較的いいですが。スライダ-はホームランを4本打たれてもいるし、被打率の改善は必要の様ですね。今シ-ズン中でしたが、今江前監督が好投した藤井の投球について、こんなことを言っていたのを思い出しました。「彼の投球のどこが良かったのか、よく分かりません」何となくわかるような気がします。では、その藤井投手ですが、来季の年俸はどれくらいまでアップするか、予想してみたいと思います。1120万円(0勝)=>1000(1勝)=>1050(3勝)=>1300(11勝)と来ている訳ですから、倍(100%アップ)の2600万円は当然のこと、3倍の3900万円かなぁ?ちょっとここで話は逸れますが、早川の場合は3300万円(11勝)=>6600万円(+3300)の予想です。また、彼は1年目に9勝を挙げて、年俸が1600(9勝)=>3600(+2000)になったことがあります。これらを参考にすると、11勝だと2500から3000万円程度のアップでしょうか?ではその間をとって、1300+2750=4050…。ハイ、私の予想は4050万円です!かなりいい加減な査定ですね まあ、半分以上は遊びですからこんなもんでしょう。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.06
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ここまで野手2人やったので、今回は投手です。早川君はやっと楽天のエ-スになってくれました。これまでは毎シーズンのように体調不良で離脱することがあり、年間を通して活躍できていませんでしたが、今季は首脳陣も納得する大活躍をやってのけました。 早川君については、このブログでも何回か取り上げました。『去年のシ-ズンオフからほぼ休みなしで野球ばかりしている』とか、『岡島選手から教えてもらった握りのフォークで、少なかった空振りを増やせる』とか、『今季は間違いなく楽天のエ-スになる』とか書いたように覚えています。兎に角、目標にしていた二桁勝利を達成出来て良かったと思います。では、入団以来の成績を見ていきましょう。 年 防御率 登板 勝 敗 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)2024 2.54 25 11 6 170.1 156 10 160 35 .242 1.12 33002023 3.44 17 6 7 96.2 102 13 78 27 .270 1.33 33002022 3.86 19 5 9 107.1 105 19 86 23 .255 1.19 3600 2021 3.86 24 9 7 137.2 132 11 127 30 .254 1.18 1600こうしてみると、今季は、二桁勝利と規定投球回数に到達したばかりか、防御率、登板数、勝ち星、投球回数等ほぼ全項目でキャリアハイと言っていい成績を収めました。勿論、シーズン通してほぼロ―テを守り通すことも出来ました。昨オフの豪州ウィンターリーグへの派遣が良かったのか、侍ジャパンに選ばれて得るところがあったのか、何はともあれ期待された将来のエ-ス候補が『真のエ-ス』となった今季でした。では、彼の成績を項目別に、チ-ム内及びリーグでの順位を見ていきます。 チ-ム内順位(トップ又は2位) リーグ順位(トップ又は2位)防御率 2.54 1位(岸2.83) 5位(モイネロ1.88) 勝数 11 1位(藤井11) 4位(伊藤・有原14)投球回数 170.1 1位(岸143.1) 5位(有原182.2) 奪三振数 160 1位(藤井74) 3位(今井187)被打率 .242 2位(古謝.231) 6位(モイネロ.187)WHIP 1.12 1位(岸・古謝1.21) 11位(モイネロ0.94) 尚、チ-ム内順位は先発投手陣が対象、リーグ順位は、規定投球回数到達選手を対象としています。上の表から、早川はチ-ム内では断トツの成績と順位ですが、リーグ内ではなかなか上位に入ることが出来ませんでした。早川は本当に好成績を収めましたが、パリ-グにはもっと好成績の投手が、わんさかいるということです。これって、今季の楽天先発陣の状態を如実に表しているようですね。早川には、今季の成績で満足することなく、防御率と勝ち星にこだわってリーグを代表する投手になって欲しいと思います。さて、今オフも侍ジャパンに選ばれて休む暇もない早川クンですが、今度の契約更改で来季の年俸はどこまで上がるんでしょうか?今季は崩壊しかけた先発投手陣の中にあって、藤井と共に倒れかけた屋台骨を支えた早川ですから、球団の評価もそれ相応のものであるはずです。5000万円(+1700万円)越えは間違いないですが、6000万円(+2700)あるいは100%アップ(6600万円)、もしかするとそれ以上のアップがあるのか、というところが注目ポイントですね。現時点で投手陣の中での早川の年俸ランキングは、①則本(3億)、②田中(2.6億)、③岸(2.1億)、④ソン(0.9億)、⑤辛島(0.8億)、⑥酒居(0.56億)の次、つまり第7位です。酒居の5600万円を超えることは間違いありませんが、辛島の8000万円を超えることはないでしょう。(しかし昨季も今季も、1軍で使い物にならなかった彼が8000万円とは…。)では、ズバリ行きます。私の予想は『3300万円から100%アップの6600万円です!』当たります様に!にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.06
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今年は妻の葬儀や相続関係の一連の手続きで、我が家の隠し金庫の中は瞬く間に底を尽いてしまいました。とにかく物凄い出費でした…。更に追い打ちをかけるように、一人暮らしになったことで年金受給額も減少したことから、月々のやり繰りは大丈夫だろうか、という漠然とした不安がありました。要は心配はしていたけれども、正確には計算して確認していなかったので、相続などの一連の煩雑な事務手続きがすべて終了し、新しい年金額も通知されてきた昨日、やっと収入(年金受給額)と来年予想される支出額を計算してみよう、という気持ちになりました。今年の収支は、相続関連の支出を除いても完全な赤字(真っ赤っ赤!)であるのは明らかなので、今年はどうでもいいから来年の財務状況だけはしっかりと計算することにしました。そうしないとなんか落ち着かなくて…。結果は予想していた通り、間違いなく来年も『赤字』になることが判りました。来年になって「こんなはずではなかった」と落胆したくないので、出来るだけ楽観的な予測は避けて、現実的な数値を入れたんですが。やはり現実は厳しいですなぁ…。 ガックリはしましたが、これはある程度予想されていたことなので、気を取り直して、じゃあ早速節約を、ということで項目ごとに節約可能かどうかをチェックすることにしました。まず大口の支出項目を取り出すことに。TOP10のうち、所得税やら固定資産税やら家の保険料やら、削ろうとしても削れないものが6割を占めます。残ったものは、週一のス―パ-での買い物、家政婦、日本食、庭の手入れ(専門のJardinierに頼みます)です。《週一のス―パ-での買い物》年間ではかなりの額になりますが、かといって半分や3分の一をカット、なんていうことは出来ません。これは無理。《家政婦》以前妻と相談して、週一を2週間に一回に減らすなどしましたが、古い家のメンテは手を抜くと色々な意味で良くないことが判ったので、結局元に戻した経緯があり、これもダメ。《日本食料品》結局削減するとすれば、日本食料品やス―パ-での食料品などの食生活になってしまうんですよ。しかし、外国に住んでいる日本人は、ある程度の日本食を食べないと、健康面や精神面の観点から良くないからねぇ、と反論するもう一人の自分がいます。そお、その通り。これは大幅には削れません、絶対に! 《庭の手入れ》一昨年までは妻と二人でやっていました。昨年は初めて一人でやって大変な苦労をしたので、今年は時々鋏を入れた程度で、かなり手抜きをしました。その結果、庭はジャングルのような状態に…。10年位前に、庭にあった2本の大木(15メートル以上あった!)を切り倒しているので、リスやキツネなどの住処になるようなことは有りませんが、隣家とを隔てる垣根は伸び放題に…。遂に今年は12月に庭の大掃除をしてもらうにしました。自宅の庭をプロの庭師(こちらでは「ジャルディ二エ」と言います)に頼むのは初めてです。ただ、周りを見渡せば、多くの家がジャルディ二エにやってもらっているようです。来年は年2回で契約しましたが、それ以降は年1回にしようと思います。節約です。でもねえ、体力があれば自分でやりたいんですが、無理はしないことにします。下手すればもっと高くつくかもしれませんから…。ということで、大幅削減は望み薄の様です。可能な項目一つ一つで、少額ずつでも節約していく努力をしていくしかないようですね。まあ、どうにかなるでしょう。(昔、そんなタイトルの歌がありましたね♪)結局、真面目に考えてみたものの、大した名案や解決策は見出せませんでしたが、自分としては『やれることをやった』という自己満足(まあ、考えただけではありますが)はあるので、「よしよし、よくやったな」と自分を褒めることにします。そう、一人暮らしで気付いたことの一つは、如何に自分を『褒める』ことが大事か、ということでした。嫌なことをやるときに、誰かが「あなたにやって欲しい」とか「あなたなら出来る」とか「やってくれたら嬉しい」なんて言われたら、「よし、やってやろうじゃないか」と思って奮起するもんです。実際、奮起しました。やった後には「有難う、流石ねぇ」とか「本当に助かったわ」と言われれば嬉しいし満足します。頼まれればやるし、やれば褒められる。こんな当たり前の光景は、一人暮らしにはありません。なければ自分でやるしかありませんから。自分を動かすためには『自分で自分を褒める』、それしかありません。情けないし寂しいものではありますが、それは言っても仕方がない事。自分で褒めるのが嫌なら、褒めてくれる、褒める専門のAIロボットを買うしかないですね。もう直ぐ(あと数日で)愛犬パチュリが戻ってきます。まだ100%大丈夫とまではいきませんが、かなり元気になりました。この浪費家の王女様(彼女の責任ではありません!)との暮らしがまた始まります。頑張らねば! にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.05
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若手選手の契約更改が本格化してきました。新たに21年ドラ1吉野創士選手ら8人が交渉に臨みました。(あの、これは予想ではなく、実際の契約更改です。念のため) 選手 年齢 年俸万円 増減 今季1軍成績 吉野創士 21年ドラ1 内 21 750 100万円減 1軍出場無し前田銀治 21年ドラ3 外 20 550 現状維持 1軍出場無し秦勝利 21年ドラ4 投 20 550 現状維持 1軍出場無し林優樹 22年ドラ6 投 23 750 50万円減 1軍出場無し黒川史陽 19年ドラ2 内 23 860 80万円増 22試合 打率.232松井友飛 21年ドラ5 投 25 820 20万円増 7試合 防御率6.75入江大樹 20年ドラ5 内 22 550 20万円増 5試合 打率.417伊藤茉央 22年ドラ4 投 23 880 20万円減 6試合 防御率7.94それでは各選手(赤字の選手)のコメントです。(いずれも日刊スポ―ツ紙より)《吉野創士 内野手》記事へのリンクはここです。(眼鏡をかけた吉野君です)1)今季の成績について「今年は、自分の納得いく部分もある一方で納得いかなかった部分もあるので、何かが足りないシーズンでした」と総括。「バッティングは自分の中でつかんだものがあり、打率の向上につながりましたけど、守備は結構エラーをしてしまったので、なんとかしていかないといけないと思います」と話した。2)来季への抱負「来シーズンは4年目なので、2軍で監督、コーチから『こいつを上げてもいいぞ』と言っていただける成績を残し、堂々と1軍の舞台で活躍することが来年の目標です」 因みに彼の今季2軍での成績は次の通りです。打率 試合 打席 安打 2塁 本塁 打点 盗塁 長打率 出塁率.244 74 248 55 10 1 24 3 .311 .304 2軍で常時出場したのは3年目の今季が初めてですから、まずまずの成績ではないでしょうか。ただ、紙面には『高校通算56本塁打を誇る吉野は、右の長距離砲候補として』と書かれていましたが、上の成績からは『長距離砲候補』の片鱗は、今のところうかがえません。これからということなんでしょうか。このブログを書いている途中で、ソフトバンクの第2次戦力外通告を受けた選手の中に、21年ドラ1の風間投手の名前を見付けました。体調面の影響があるのでしょうか。球団もポジションも違いますが、吉野君と同じ21年高卒のドラ1ということで、ちょっとドキッとしてしまいました。あそこは選手がわんさかいる球団なので、選手層が薄い楽天ではそう簡単には起きないことかもしれませんが。《黒川史陽内野手》1)来季から2軍で世話になった三木監督が指揮を執ることについて「野球人生をかけた1年にしたい。三木野球についていけるように、自分がチームの戦力になれるように心がけてやっていきたい」2)オーストラリア・ウインターリーグで15日から12月15日まで1カ月の武者修行に臨む。「自分から球団に行きたい」と直訴し、参加が決まった。英語は「無理ですね。レベルとかの問題じゃない」と不安はあるが、通訳なしで海を渡る。「『行くんだったら1人で行きたいです』と言ったので、1人で何かをつかめるように」異国の選手と身振り手振りで会話しながら、「いろいろな考えを持っている」プレーヤーとたった1人で触れあうことになるんでしょう。 見知らぬ土地、それも外国に一人で行くのは内心はかなり心細いでしょうが、このたった一人の武者修行が、彼の目に見えない『堅い殻』を破って、精神的にも技術的にも一本立ちしてくれることを願っています。《松井友飛 投手》1)今季の成績について「本当に今年はいろんなところで投げさせてもらって、すごいいい発見もありましたし、先発だったらすごい悔しい経験もして…」2)先発か救援か「やっぱり1軍で投げられれば正直いいんで。(投げる)ポジションは監督、コーチが決めることなんで、言われたところをしっかり任せられるように頑張りたい」3)今オフの狙い「オフは本当に筋力アップをメインにして、今年は球速が(最速)152キロぐらいだったんですけど、やっぱ155キロ以上は投げたいので、本当に今年はウエートトレーニングを重点的にやるだけかなと思ってます」 楽天の投手にしては珍しく『キン肉マン』宣言ですね。体重を増やして筋力を増強して、球速をアップする。ただ、身体全体のバランスを崩さないようにしてくださいね。この選手については、これまでも何度か取り上げたので、ここではこれまでです。《入江大樹 内野手》この選手については、昨年の契約更改時以外は、このブログで取り上げたことはないし、あまり記事になることはないので、折角ですからちょっと長い引用になりますが、記事のほぼ全文をのせることにします。 『仙台育英(宮城)から20年ドラフト5位で入団。4年目の今季は1軍初出場を含む5試合で12打数5安打の打率4割1分7厘、2軍では98試合で打率2割5分9厘、4本塁打、36打点だった。本職は遊撃だが、1軍では三塁守備にも就いた。内野のポジションには浅村、鈴木大、村林、小深田、茂木らに加え、10月のドラフト会議ではドラフト1位でアマチュアNO・1遊撃手の明大・宗山塁内野手(21)の交渉権を獲得。レギュラー争いは熾烈(しれつ)だ。遊撃にこだわるかと問われると「出られたらどこでも(笑い)」と1軍での活躍に照準を合わせる。真価が問われる来季に向けては「けがなく1年、いつチャンスが来るか分からないんで、開幕から行けたらいいんですけど、ずっと1軍というのを目標にしてやっていきたい」と意気込んだ』今季は最終盤の5試合に出場して、好成績を収めることが出来ました。12打数5安打で、2試合でマルチ安打 というのは立派な数字ですよ。そうは言っても、来季は大物ル-キ-の宗山君が入ってくるので、内野の競争はますます激しくなっていくことは間違いありません。入江君にもチャンスが巡ってくることを願っています。《伊藤茉央 投手》伊藤投手についても、記事のほぼ全文を。『2年目の今季は2軍で41試合に登板し、防御率2・64と安定した一方で、1軍では6試合で防御率7・94と苦しんだ。「制球力というところはやっぱ1年通して、去年もそうですけど、ずっと課題だったので、そこが一番の課題かなと思ってます」と振り返った。来季は1軍に定着し、中継ぎとして「30試合は投げたい」と目標を掲げる。それを実現するために「フォームのシンプルさだったり、考え方もシンプルにしてみたり、自分であんまりこう難しくしすぎないように考えてやるっていうのは大事かなと思ってます」。シンプル思考で好成績を残す』その通り、制球力が課題なんです。1軍では 5.2回で被安打7の与四球4 WHIP1.942軍では 44.1回で被安打28の与四球23まあ、課題が『制球力』という時は、時に考えすぎて制球が悪くなることもあるので、『考え方をシンプルに』というのは良いかもしれません。なにしろ昨季は25試合登板して防御率3.27を残した投手ですから、来季に是非とも中継ぎで活躍して欲しい投手の一人です。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.04
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今季の小郷は、セパ両リ-グでただ一人全143試合の全イニングに出場した選手でした。2018年ドラフト7位(大卒)で入団した小郷は、前回書いた辰己涼介選手とドラフト同期生ということになります。入団以来順調だった辰己選手とは違い、小郷選手の場合は結構厳しかったと思います。 入団以来の打撃成績を見ていきます。年度 打率 試合 打席 安打 2塁 本塁 打点 盗塁 失策 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .257 143 642 145 24 7 49 32 3 .358 .337 .694 3100 2023 .262 120 441 102 16 10 49 13 5 .395 .321 .716 850 2022 .167 10 23 3 1 1 2 0 0 .389 .250 .639 900 2021 .182 38 88 14 3 2 6 1 0 9502020 .295 52 129 31 3 4 12 8 2 7302019 .172 22 34 5 2 1 4 0 1 700通算 .253 391 1357 300 49 25 122 54 11 昨季に大ブレ-クしてスタメンに定着したものの、規定打席にはもうちょっとで届かなかった小郷でしたが、今季は規定打席到達は勿論のこと、全試合全イニング出場して数々の記憶に残る活躍をしてくれました。今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 (トップ)打率 .257 3位(辰己.294) 12 位(SB近藤.314)安打 145 2位(辰己158) 2 位(辰己158) 2塁打 24 1 位(辰己22) 11 位(SB栗原40)本塁打 7 4 位(浅村14) 18 位(SB山川34)打点 49 4 位(浅村60) 13 位(SB山川99)盗塁 32 1 位(小深田29) 2 位(SB周東41)長打率 .358 3位(辰己.419) 14 位(SB近藤.521)出塁率 .337 3位(辰己.353) 5 位(SB近藤.439)得点圏 .295 2位(辰己.323) 5 位(SB近藤.324)OPS .694 3位(辰己.772) 12 位(SB近藤.960) リ-グ2位の安打数と盗塁数は、打順1番で起用されることの多かった(111試合)今季、リードオフマンとしてのチャンスメイクに多大な貢献をしたと思います。それだけではなく、チャンスにはチ-ム1位の2塁打数で打点を挙げる場面も数多くありました。1番打者でチ-ム4位の打点は見事ですね。出塁数、機動力に長打を兼ね備えた打撃こそが、小郷の魅力と言っていいでしょう。さて、昨季に打率.262、10ホーマ-、49打点とブレ-クした小郷の年俸は850万円から3100万円となり、2250万円の大幅アップを獲得しました。では、来季の年俸はどのくらい上がるのでしょうか?全試合全イニング出場、2年連続での活躍、1番打者としてのチャンスメイク力と機動性などを考えると、今回も大幅アップは間違いのないところ。少なくとも5500万円(+2400万)以上で、個人的には6000万円くらいまではいくと見ています。でも今年の年俸3100万円の倍の6200万円には届かないだろうなぁ、とも思っています。球団が簡単に100%アップするとはちょっと考えにくいですね。ハイ、小郷の来季年俸は6000万円と予想します。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.04
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まあ、毎年今の時期はどの球団も秋季練習中で、まだ契約更改交渉も本格化していないので、「これだ!」というニュ-スや記事が少なくて困ってしまいます。特に、テレビで贔屓チ-ムの話題に触れることが皆無な私にとって、この時期は何とも辛い…。ところで、今日やっと日本シリ-ズが決着したようです。横浜ベイスターズが日本一になったらしいですね。殆ど関心が無いので、どっちが勝っても良いから早く終わってくれないかなぁ、なんて考えていました。日本シリ-ズが終わった翌日が、戦力外通告の締め切りですから、明日には最終結果が分かるんですね。心配で眠れない選手もいるかもしれない…。ではではということで、秋季キャンプ終了と共に本格化するであろう『契約更改交渉』を先取りしてみようと思います。言うまでもない事ですが、単なる予測ですので、的中しなくても怒らないでくださいねさて、あの『ミステリー小僧』さんに登場してもらおうかとも考えましたが、書いていく内容がいい加減なことなので、言葉使いと雰囲気だけは丁寧に紳士的に行くことにしたので、今回はお引き取り願いました。先ずは主力選手からいきます。トップバッタ-は、今季楽天で最も活躍した選手の一人である辰己涼介外野手です。 まずはプロ入り後の年度別成績と推定年俸です。年度 打率 試合 打席 安打 2塁 本塁 打点 盗塁 失策 長打率 出塁率 OPS 年俸(万円)2024 .294 143 597 158 22 7 58 20 2 .419 .353 .772 80002023 .263 133 495 114 16 9 43 13 1 .385 .341 .726 5300 2022 .271 120 476 111 14 11 35 12 2 .401 .354 .755 33002021 .225 130 443 84 13 10 32 6 2 .345 .326 .671 20002020 .223 104 282 56 9 8 28 11 5 .378 .286 .664 22002019 .229 124 369 72 12 4 25 13 2 .318 .320 .639 1500通算 .257 754 2662 595 86 49 221 75 14 今季は最多安打のタイトルを獲得し、多くの項目でキャリアハイを達成しました。また、4年連続でのゴールデングラブ賞の期待もあります。今季の主な成績について、チ-ム内及びリーグでの順位(規定打席到達者のみ)を見てみると、 チ-ム内順位(トップ又は次点) パリ-グ順位 打率 .294 1位(鈴木.266) 2 位(SB近藤.314)安打 158 1位(小郷145) 1 位(小郷145)2塁打 22 2 位(小郷24) 13 位(SB栗原40)本塁打 7 4 位(浅村14) 18 位(SB山川34) 打点 58 2 位(浅村60) 9 位(SB山川99)盗塁 20 3 位(小郷32) 4 位(SB周東41)長打率 .419 1位(浅村.382) 7 位(SB近藤.521)出塁率 .353 1位(浅村.346) 3 位(SB近藤.439)得点圏 .323 1位(小郷.295) 2 位(SB近藤.324)OPS .772 1位(浅村.728) 7 位(SB近藤.960) こうしてみてみると、楽天唯一の長距離砲と言われている浅村には、本塁打数で大きく水をあけられてはいますが、打点はたったの2点差ですし、他の項目では浅村を凌いでいます。立派に3番打者の役割を果たしたと言っていいでしょう。(向うは5億円、こちらはたったの8千万円ですから、総合点とコスパでは辰己の方が圧倒的に良いですね)上記の他に、今季は刺殺数397のNPBの外野手における、歴代最高を記録しました。18年ドラフト時(1位)に『走攻守揃った即戦力外野手』とうたわれていた評判に違わない、パリ-グを代表する一流選手に成長しましたね。では来季の年俸はいくらくらいになるのでしょうか? 1億円プレ-ヤ-になるのは100%確実ですが、どこまで上がるのか?個人的には、《1億2千万円》が最低ラインだと思っています。つまり最低でも《4千万円増し》ということです。その程度は難なく行くと思いますが。どうでしょう、Maxは1億4千万円くらいかな?ズバリ 1億3千万円です!さて、前回の契約更改は楽天で最後、球界でもロッテ佐々木に次いで2番目に遅かったと記憶しています。遅くなった理由は、「持っているスマホが古くて、球団からのメッセ—ジが届かなかった」とか。今オフはどんな《隠し球》を持っているんでしょうか。楽しみな辰己くんです。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.03
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ここで述べることは、あくまでも個人的見解です。今日か昨日見たネットのスポ―ツ紙の記事のことです。秋季キャンプ中の楽天の2選手のことが書いてあったんですが、私の受け取り方にはかなりの差がありました。その2つの記事とはこれです。黄色部分をクリックすれば記事にリンクします。中島大輔、青学大の後輩ドラ1野手コンビにライバル心「僕だけ6位…。負けてられない」黒川史陽の来季序盤の目標は打率3割5分「うまさよりも心技体で強くなれるように」立場も内容も違いますが、二人に共通しているのは『悔しさ』そして『負けてたまるか』という強い気持ちでしょうか。それについては、どちらの記事を読んでも、その思いは伝わってきました。その悔しさをばねに秋季キャンプでは、特打や特守で何とかレベルアップして来季はレギュラ-の座をつかみたい、という切実さも感じました。それではどこが違うかというと、『目標の持ち方』と言ったらいいのか、あるいは『目標の絞り方』というものが違う、と感じました。中島の方が状況をより適格に理解している、そして自分の考えに近い、と感じたのです。でも、黒川の記事の内容とか黒川の言ったことが可笑しいとか間違っている、とか言うことではありません。中島と黒川の言葉を拾ってみると、中島 : 秋季キャンプでは「力強さ」にこだわり、この日の練習は特打で締めた。「ホームランバッターになりたいとは思わないですけど」と前置きした上で「長打が増えれば必要性も増してくると思うんで、単打より長打を打てるようになりたいですね。出塁率とか打率が一番ですけど、その中で力強さがあればって感じですね」と話した。黒川 : 「(技術の)うまさよりも『心技体で強くなれるように』を意識しています」。厳しい練習で自らの肉体と向き合うことで、総合的なレベルアップを目指していく。「圧倒的な数字を残せなかった」と反省し、来季開幕から序盤にかけて打率3割5分という高い目標を設定した。「率を打っていたら(2軍に)落とされることはないと思う。とにかく打ちまくらないと」私から見ると、中島の「長打が増えれば必要性も増してくる」という見方は、楽天の置かれている状況をよく理解しているし、そこを重点課題として鍛えていく、向上していく方向としては良いと思っています。楽天にはヒットを打てる選手はかなりいますが、長打を打てる選手はそんなにいない。ホームランバッタ-を狙うんでは無くて、外野手の間を抜く、あるいは頭を超す長打を打てる選手の必要性は高いですから。長打力に目標を絞って取り組んでいる姿勢は、評価して良いんじゃないでしょうか。一方、黒川は・心技体で強くなれるように・総合的なレベルアップ・とにかく打ちまくらないと ということを記事の中で言っていますが、余りに前のめりになり過ぎて、気持ちばかりが先行しているように思えます。私の知っている限りでは、上で言っていることは以前にも言っていたような気がしますね。私が心配しているのは、彼は同じところをグルグル回っているだけではないのか、ということです。それと彼の目標は欲張り過ぎですね。もっと重点課題を整理して、そこに集中したほうがいいのではと思います。残念ながら、彼の場合技術的に何がいけないのか、どこをどうしたらよいのかという打撃理論のようなものは、私は持ち合わせていません。彼が野球を好きだという思いもまた伝わってきますが、その思いだけでは気持ちと技術力の向上にはつながっていないように思えます。彼が序盤に3割以上打てれば、監督は当然彼をスタメンで起用するでしょう。問題はどうやって3割を打てるようになるか、ということです。心技体を鍛えて総合力をアップすることには賛成ですが、一方で『では具体的にどうするのか』という点についてはかなり曖昧なのでは、と感じますね。彼は練習にしても何にしても、かなりガムシャラにやる選手だと、常々感じていました。目標がはっきりピンポイントで決まって、それに向かって猪突猛進、ガムシャラにやることは間違ってはいないと思いますが、目標の範囲が余りにも幅広い(つまりあやふや)と、ガムシャラな分、目標を外してしまう懸念も凄くあります。つまり『空振り』してしまうということ。彼は秋季キャンプ終了後の11月15日から12月15日までの1か月間、豪州ウインターリーグで武者修行することになっています。確か、昨年早川が所属したチ-ムだと思いますが。あんなに頼りなかった早川が『自分の殻』を破ることが出来たのは、勿論彼の強い気持ちが第一ですが、豪州ウインターリーグでの経験が大きく生きているのではと思います。(もちろん。侍ジャパンに選ばれたことも大きかった!)黒川はいい意味での野球バカです。彼は練習熱心で、いつも練習(ばかり)していると読んだことがあります。ですが、練習バカすぎるとも思います。その意味では豪州に武者修行するのは、技術的にも精神的にも有りだと思います。もっと外の世界を見たほうがいいし、野球観が広がるだろうから。以前このブログで黒川のことを書きました。『2軍で燻っている典型的な選手』と書いたと思います。もういい加減にその薄汚れた不名誉な看板を外して欲しい!耳障りのよい言葉や数字を並べるのではなく、どうしたら確実に打てるようになるのか、もう一回自分自身に問いかけてみて欲しい。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.02
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最近起こったことを脈絡なく書いてみようと思います。一つだけ取り挙げてもそう面白い話題でもないので、数で勝負しようということです。 《愛犬パチュリの容態》先ずはパチュリのこと。前に手術直後のパチュリの容態は良くなってきた、ということを書きました。もちろん手術前の容態に比べれば格段によくなったのは確かでしたが、術後5日目の夜中に腹歩合が悪くなり、4-5回も下痢をしたそうです。娘のマンションは1階で、幸運にも小さいながら庭があるため、犬に起こされるたびにそこで用を足すことが出来ました。もし私の家だったら、何回も階段を下りたり上ったりで寝る暇もなかったでしょう。次の日の夜中は2回で済んだそうです。当然ながら娘は獣医に連絡を取り、月曜に獣医の診察を受けました。腹部のある個所を触診すると小さな悲鳴を上げるとのことで、原因は分かりませんがお腹が痛いことは間違いないそうで、鎮痛剤と下痢止めの薬を処方してもらいました。食事も消化の良いものに変えなければならないとのこと。2日後にパチュリに会いましたが、下痢も止まりまずまずの様子だったので、先ずはホッとしました。獣医から手術をうけた病院に連絡を取ってもらい、手術自体は順調だったとのことを確認しもらったので、今のところ『単なる腹痛』ということになっています。一時は『最悪』の事態も覚悟していたので、取り敢えずは胸をなでおろしています。 愛犬と言っても私たち父娘にとっては家族の一員ですから、とにかく元気になって欲しい、とそれだけを願っています。《招かれざる客 ハロウィ―ン》昨日の夜6時前、地下で洗濯直後の服などを干していたところ、玄関のチャイムの音が。ああ、また何か配達されてきたのかな、でも何かをネットで買った覚えもなかったので何だろう、と訝しい気持ちで1階に上がって戸口で「誰?」と声を掛けるが返事は無し。しょうがないのでドアを開けると、すっかり日が暮れて家の外灯に照らされた『化け物』が、戸口から2メ-トルくらい離れた所に立っていました。そうか、今晩はハロウィ―ンだったなあ、とドアをうっかり開けた自分のうかつさを後悔したが後の祭り。この祭りに好印象を抱いていない私は、不意の『招かれざる訪問者』に、「うちではハロウィ―ンを祝う習慣はない」といって、丁重にお帰り頂きました。私の住んでいる地域では、(多分)昨年からハロウィ―ンの来訪者を受け入れる人に対して、外から分かるように『受け入れますポスタ―(各家に配布されている)』を張るように促しています。そして訪問日は10月31日夜ではなく、前の週の土曜日の16時から18時の間に限定しています。この土曜日というのは、単に翌日が日曜だというだけではなく、『時刻が冬時間に替わる前日』だということです。つまり18時でもまだ外は日が暮れておらず、『化け物』を迎える住民にも安全上の配慮がされている、ということなんです。一歩間違えれば犯罪に利用されそうなこの『お祭り』は、ちょっと前にはベルギ-で『認知』されそうな気配がありましたが、昨年から見る限りでは『子供の祭り』に限定して定着するような感じですね。大人も仮装してはいますが、あくまでも子供にお付き合いしているだけで、自分たちも心から楽しんでいる、というようには見えませんでしたから。私がこのハロウィ―ンに醒めた気持ちでいるのは、学生の頃(70-80年頃)にアメリカで起こったある事件がその理由かもしれません。ある日本人留学生(高校生でした)がハロウィ―ンの仮装をして深夜家(ホームステイ)に戻ろうとして、間違って近くの別の家の前庭に入ってしまった(都市の郊外の家は、外見がかなり似ている家が多いですからありうることでした)のを、その家の住民に咎められ「フリ-ズ!」という警告を無視したために射殺された、という日本では信じられない事件でした。「フリ-ズ!」は日本語で「止まれ!」というかなり強い言葉ですが、当時の日本人でその意味を知っている人はほとんどいなかったと思います。普通『止まれ』はSTOPが一般的ですから。射殺した男性は、正当防衛かなんかが認められて無罪になりました。そのニュ-スを聞いた時に信じられない思いを抱いたのを今でもはっきりと覚えています。そのくらいショックなニュ-スでした。それ以来ハロウィ―ンについては不快なイメ-ジがありますね。大げさに言えば、一種の『トラウマ』みたいなものでしょうか。そんなことを頭の片隅で考えながら晩御飯の支度をしていると、また玄関のチャイムが鳴る音が…。時刻は時刻はほぼ7時。また招かれざる客が来たみたいです。私はチャイムを無視してそのまま料理に専念することにしました。断ってお互い不愉快な思いをするより、黙って無視するのが大人の対応だろう、と勝手に思うことにしました。いやいやながらやっている料理を中断されたくなかったのが本音ですが…。《料理にまつわる話》ハロウィ―ンのせいばかりではないのですが、時々無性に料理をするのが嫌になります。いや、正確に言うと、毎日料理をするのが嫌なんですね。それを騙しだまし何とか料理させようと、自分を奮い立たせている、というのが本当のところです。月に数回か、動こうとしない自分に鞭を入れて(鞭ではなく『喝!』を入れていますが)、何とかキッチンに立たせて総菜などの副菜を何品か作らせる、それ以外はちょっと料理すれば済む簡単なメインで済ませています。その大量に作った総菜のストックが切れる寸前の昨日、一大決心をしてカレ―を作ることにしました。料理の中でカレ―は独自の地位を築いています。まずは①比較的簡単に作れる(決して簡単という訳ではないが)、②素人が作ってもそれなりの味に仕上がる(市販のル-に感謝!)、③1回苦労して作れば3-4回は食べられる、④副菜は無くても良い、⑤特別食欲が無くても食べられる、という風にメリットばかりなんです。ということで昨日の昼にカレ―を作りました。今回はジャワカレーです。いつもの『中辛』でしたが、他のカレ-ル-より若干辛い気がします。味はそれなりにいけます。今回は、いつもは少なくて寂しかったニンジンを結構多めに入れました。そうそう、肉は牛(carbonnade)です。昨日は2度カレ―を食べたので、あともう1回くらいしか残っていませんまた何回か食べられる量の『何か』を作らないとなぁ…。と考えながら流しの方を見ると、やっぱりまだ消えずに残っていましたよ、使った食器や鍋などが。 食器洗い機はあるんですが、洗った食器を食器棚に戻す作業に中々取り掛かれなくて…。これはひとり身になって分かったことの一つなんですが、家族の為ならば何でもない、というか楽しくさえ思えた単純な簡単な作業でも、配偶者がいなくなってからは何とも苦痛なものに変わってしまいました。人間て、本当の意味で『社会的な生き物』だって思いましたね。一人で生きていると、自分の為に何かをする、ということに何の意味も見つけられないような気がします。誰かのために何かを『する』『出来る』という行為が、とてつもなく愛おしく思えてきたもんです。出来るもんなら、どんなに貧しくても良いから、前の生活に戻りたいですね。ホント、出来ることなら。そんなことを考えていたら、不意にそんな映画があったなぁ、と思いだしました。確か『timescape』という、タイトルからは中身がよく分からないSFミステリ-映画(でも物凄く面白かった)でした。タイムマシンが出てくるんです。そして、ラストで主人公はそれに乗って過去の世界に戻っていくんです。自分のせいで亡くなった妻が元気だったころに戻って、妻を助けるために…、そして自分自身をも助けるために…。《仏壇が無い生活》またまたどうしようもないことを書いてしまいました。どうしようもない独り言の最後は、4月以降ずっと感じていたことです。日本では、大半の家には仏壇があって亡くなった家族の遺影や遺骨などが供えられていたりしますよね。妻のことがあるまでは、仏壇なんて特別必要には感じていなかった私ですが、いざそうなってしまった時に感じたことは、仏壇も遺影も遺骨もない家でどうやって過ごして行ったらいいものか、暫くは途方に暮れていたのを思い出します。遺影に向かって手を合わせて何かブツブツとしゃべることもなく(というより、出来ない)、線香をあげる訳でもない、その生活が習慣が酷く寂しく思えたもんです。こういうことは、フランスで生まれベルギ-で育った子供たちには絶対にわからないことです。でも残念だとは思いません。それは思っても考えても仕方がない事ですから。そう、こればっかしはどうしようもありませんから。 にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ
2024.11.01
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