アシスタント吉田の琉球なこころ “河本先生と私”

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ねこむすめ@ Re:宝石光線遠隔療法 受付開始から1か月(02/09) はじめまして。酷い憑依、霊障で数年苦し…
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アラカキ@ Re:京都移転のお知らせ(03/07) 吉田さ~ん、先日はコトダマセッション受…

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2007.05.15
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初めて家に来た時、玄関先に入ってくるエカさんを2Fの窓から見たお手伝いノーラさんが開口一番

 「ボ!!チャカップ!(かっこいい!)でも・・・ノーラはもう年だから・・・。」

 と恥ずかしそうに言ったので、私と友人が(注:ノーラさんは40歳)

 「ちょ、ちょっとノーラさん!あんたダンナもいて、子供もいて、何言ってんの!?」

 って大笑い。もう年だからって、何だったんでしょう・・・(汗)。

 しかし、ラブラブダーリンと住み込みで働いているノーラさん40歳の頬を赤くさせるエカさんもすごい!(笑)


 そう、彼はとてもモテるのです。


 このノーラさんの娘さん、豊満というか何というか・・・すっごくごついんですね。大柄で。で、ちょっと面白い子で、しぐさが小さな子供みたい。ノーラさんに怒られたらギャアギャア赤ちゃんのように泣くし、歩き方もすごく変わっていて、彼女が歩くと 「地震か!?」 とびっくりするほどの振動が・・・(笑)。

 大きな5歳児に見えるのですが、やっぱり20歳の女の子。
 真面目でかっこいい運転手を見て、恋に落ちても不思議はありません。
 ヘニーちゃんのアタックは、それは凄まじいものがありました(笑)。

 仕事終わりでアパートに帰ろうとするエカちゃんに、お茶やお菓子の大サービス。
もうファーストクラス並みの扱いを受けるエカちゃんは ほとほと困って、ヘニーからの攻撃から逃げるように 仕事が終わったら秒速で帰るようになっちゃいました(笑)。

 で、ある時ヘニーちゃんがバスタオル一枚巻いただけの姿でエカさんの周りをウロウロしたという事件が発覚し、ヘニーちゃん 両親に死ぬほど怒られ、私たちとしてもヘニー&エカの攻防を面白がって見てる場合でもなくなったため、悪いけどヘニーちゃんにジャワに帰ってもらうこととなったんです。

 ヘニーちゃんにはかわいそうだったけど、どう頑張ったってエカさんにはちゃんと恋人がいるのです。面接の時の私の推測通り、とってもいい子が。

 で、一安心のエカさん、これでややこしい毎日とはおさらば♪ へニーちゃんのアタックから逃れられ、また仕事に集中できると思っていたのもつかの間、ちょっと恐ろしい事件に巻き込まれたのです。

 いえ、正確にはエカさんがではなく、エカさんの恋人スリちゃんが、です。

 ヘニーちゃんがジャワに帰ったその直後、なんとスリちゃんの右足のヒザの辺りがいきなりパンパンに腫れはじめ、その部分の色はどす黒く変色・・・!



 ここはバリ・・・。こういう場合、病院に行ってお医者さんに何と言われるか分かります?

 「ああ、これはブラックマジックですね。」

 そう、バリ島では未だにブラックマジックが一つの文化といっていいほど根付いています。

 これに関して最初私は自然療法士として、またエネルギーワーカーとして、理屈で捉えようと必死でしたし、解明していけばいくつかの例が 「人間の体も心もエネルギーでできている」 と理論づけるなら不思議でも何でもなく、当たり前に起こる出来事なのです。

 が!!



 「エネルギーワークを勉強する上で、人の思念や意志が距離や時間を越えて他人の体に影響を与えることがあるのは理解して欲しい。でもね、だからといって もしあなたの体が急におかしくなったとしても、これはきっと誰かのせいだ、私に向けられるあの人の思念なんだわ、なんて思っちゃいけませんよ。」

 と、口うるさく言っています。それだけは口うるさく。

 精神世界が流行り始めた日本では、結構 疲れや不幸を誰かのせいにすることを肯定する兆しもあります。そして医学も教育も発展するのが遅かったバリでも、病気や事故をすべて悪霊や妬みのせい、つまりブラックマジックだとして、治癒や問題解決にホワイトマジックで対抗するという文化があるんです。

 彼らは知らないかもしれないけど、突き詰めて解明すれば理にかなっていることもある。
たださっきも書いたように、簡単に誰かのせいにしてしまうのは間違っているように思うんですね。

 この一件もそうでした。
バリに住んでいていくつかのこういうケースと遭遇しましたが、スリちゃんの足はまさに 「そういうケース」 でした。

 ところがエカさんは、彼女がそうなっていたのを私たちに黙ってたんです。

 バリで働くスタッフって、すぐ自分の家族の病気を伝えるのですが、エカさん ボスたちの仕事の障りにならないよう、隠してたんですね。なんと2週間も。

 ところがそんなの隠しきれるわけはない。
スタッフの顔色の変化に気がつかない私たちではないんです。甘いね、エカさん(笑)。

 「あんた、何か隠してるでしょ?」  友人Yのメガネきらり・・・。

 追い詰められたエカさんは、一部始終を話してくれました。
どう考えても、ヘニーを辞めさせたその次の日から・・・そしてヘニーの出身地マドゥーラはブラックマジックのメッカ。

 普通のほとんどのバリ人なら、はっきりとヘニーが関わっていると口にするのをためらいません。でも彼は違いました。

 「医者やバリアンは、はっきり女性からの妬みだと言いました。でも自分は解りません。断定なんか出来ないと思います。」

 こういう青年を雇ってよかったなぁ、と思いました。

 「でもねエカさん、何で言わなかったの?キミ、私の仕事知ってるよね。」

 「はい・・・・・。よろしくお願いします。」

 バリアンのホワイトマジックでもなかなか治らなかった彼女の足。

 果たしてバリ文化の一つであるこの出来事に、レイキが作用してくれるかどうかは分かりませんでしたし、それまでムリにレイキを当てて彼らの領域に土足で踏み込むことなんてしませんでしたから、これは初めての試みでした。

 とにかくエカさんは彼女の写真を持ってきてくれました。そこに写っていたのは、ちっちゃくてコロコロとぽっちゃりした優しそうな女の子。

 レイキ第4シンボルを当ててみたら、凄まじいエネルギーが飛び出てきました。

 次の日、彼女の足はウソのように元通りになり、その翌日にはウェイトレスの仕事にも復帰したそうです。


 ブラックマジックにレイキが勝った、なんて言いません。

 誰が彼女にマジックをかけたか・・・なんて誰も考えなかったその流れが、レイキを活かしてくれただけの様な気がします。

 ともあれこれは一件落着しましたが、私が感心したのは、後日その彼女本人から私にお礼の電話がかかってきたことです。

 恥ずかしそうに、でもはっきりと

 「本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」

 ほらね、私の勘は正しかった(笑)。

 バリの文化と日本の文化は違う。どっちがいいというわけではないけど、今のバリの若い子の中には 礼儀として改めてお礼を言ってくる子なんて珍しいんです。(はいどうぞ、ありがとうみたいな感じではなく、ちゃんと礼儀を通す という子が)
 見返りを期待して何かをしてあげるわけではないけど、感謝のハートが見えるというのは嬉しいものです。

 ちゃんとお礼を言ってきたスリちゃん。

 面接の時に、エカさんが着ていたブルーのシャツに、ピシッとアイロンかけたのはこの子なのね・・・なんて、母親のような目でこの若いかわいらしいカップルを見守っている私たちです。


お待たせ♪エカさん写真初登場!


eka

男前・・・と言っても今風じゃないですねぇ。硬派空手部部長、という感じです。





ではまた明日。






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Last updated  2007.05.16 11:52:01
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