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2006/11/27
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カテゴリ: 音楽生活。














うん。くるりだな。

間違いない。

こんな日はくるりだ。こんな、どんより曇った空の日は。

冬の曇りの空は、どうしたって私の心を

閉鎖的にするのだ。

心まで、どんよりしてしまう

だから、こんな日は、くるりしかない。














と思って、とても珍しく、くるりを聴いています

ベストです



ベスト出たよねーくるり!

ってだいぶ昔の話だし!私の誕生日近かったから7月の終わりとかだし!

夏だし!むしろ夏だしベスト出したの!

季節越えちゃってるし!今、冬だし!

でもくるりだし!

間違いないし!













とかおもいながら、くるり聴いています

とても珍しいです

巷では、

『好きな音楽は、くるりとフジファブリックです!あとくるりです。』

それくらい、このセットで叫ばれる事の多い



私の中では、ちっともセットにならないのですよねー

昔から。













『くるりとか好きなんだ』

そういう友人がいたら、まよわず

『あ、そうなの?じゃあフジファブリックとか好き?』



『あー!きっと好きだよ、くるり好きなら!フジファブリックとか!』

とか言っちゃったり

『フジファブリックってどういう系なの?』

って言われた時に

『んーくるりみたいな感じ…』

とか言っちゃったりしちゃったりしてますけど

実は全然、くるりみたいな感じだとは思ってませんけどね














むしろ、私、くるり聴きません

これ、ものすごいカミングアウトなんすけど

実は、くるり聴かないんです

じゃあなんで、くるり好きな人にフジファブリックを薦めるかといいますと

くるり好きな人に、フジファブリックを聴かせると

かなりの確立で、フジファブリックを気に入るからです

それだけです

それだけなんです

ごめんなさい













つまり、くるり好きな人が

フジファブリックを気に入る確立、ものっそい高いです

つまり、くるり好きな人が

はっぴいえんどを好きなのと、同じ感じです

しかし、実際、くるりとフジファブリックは全く違います

当たり前ではございますが、全く違います

やろうとしていることも、目指す部分も

音も、ルーツだってほとんど違います














岸田氏が、はっぴいえんどを好きなように

志村氏もまた、はっぴいえんどを好きですが

これは全く私の想像の範疇ですが

志村氏は、はっぴいえんどは好きだけど、やりたい音楽は

全く別なんじゃないかなぁ

寧ろ、志村氏の作る音楽には、ビートルズとか、ピンクフロイドとか

そっちの匂いを強く感じるのだなぁ

つまり、日本のフォーク的な匂いは、ほとんど感じないんです

岸田氏に感じるほど感じないんです














しかし、岸田氏がまだ、フジファブリックを余り存じない時分に

「銀河」を偶偶ラヂオにて聴いて、久々に興奮しておりました時には

私は、ふふん。と笑いました

矢張りなぁ、と

その後の、岸田氏のフジファブリックへの賞賛を耳にする度に

私は、ふふん。と笑いました

矢張りなぁ、と

岸田氏、ぴんとくるだろうなぁ

岸田氏、フジファブリックにぴんとくるだろうなぁ

ずっと、そうは思っていましたので

って私、なにものだよ

って私、何様だよまったく














そんなこんなで、あっちゅう間に

親交を深めていった、岸田氏と志村氏らしいのですが

いつかくるりとフジファブリックライブしてくんねぇかな

むりかな

あ、そだー

みやこ音楽祭では、実現したんだっけか

うらやましかー














くるり、聴かない、って言ったんですけど

実は、けっこう好きなんです

ものっそい好きな曲も、何曲かあって

くるりが、初めて音楽の世界に登場した時、

私はまだ、学生だったのですが

わぁー

出たー

私の好きそうな音楽やってる!

私の好きそうな音楽やってる!

めっちゃツボっぽい!

っていうかこの音作っている人(岸田氏)の音の好みとか憧れ、

私とめっちゃカブってるっぽい!













って思ったんですが、

なんだかそれが邪魔をしたんでしょうね。

憧れの方向が、好みの音が、自分と同じすぎて、

それ以上の面白みを感じなかったんだと思います

きっと私は、そこで、共有や共感をしたかったんじゃないとおもうんだ

「ああ、その音、私も好きー」

そういって共感したかったわけじゃなかった

それ以上のものが欲しかった

「すごい!なんじゃーこの音は!!!」

そう言いたかったんだし、そこでニヤリ、としたかったんだと思う













で、それがきっと私の中では、くるりに足りなかったもの

出す曲、出す曲、ものすごい好みなんですけどね

ツボを気持ちいいくらいついてくるんですがね

だから、時々無性に聴きたくなるんですが

そして、聴くととても落ち着いた気分になれるし

あの唄声も、大好きだし

しかし、結局私は、くるりには夢中にはなれなかったなぁ

なんでだろう

一番近い感情は、

「あまりにも作り手の音の好みが自分と似すぎていて意地を張っている」

これだと思います














「ばらの花」とかね

もう大好きなんだよね

学生時代を思い出すんだよね

スーパーカーのミキちゃんをコーラスで入れるあたりが

もう憎いなぁって

そう思ったんだよね、当時

ずるいなぁって

そう思ったんだよね、当時

バックでループしてるピアノの音とかさぁ

ずるいなぁコレほんともう

限りなく抑え目のギターとか、ドラムとか

計算しつくされている感じが

するいなぁコレほんともう

そう思ったんだよね、覚えてるよ

今聴いても、これかなり素晴らしい曲だよ、そうでしょう?

みんなもそう思うでしょう?













くるりを、みんな嫌いなわけがないんだ。

嫌いなわけがないよ、だってコレ

ずるいなぁホント

気持ちいい音ばっかだもん

憧れが、すごく綺麗に鳴ってるんだもの













まぁそんな私のくだらない感情をまとめると

くるりって素晴らしい

そんな感じです

特に、こんな曇りの空のどんよりした日は

くるりがあってくれて、本当によかった

本日の私には、

くるり以外ありえない

そう、ありえない

くるりしかない


















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Last updated  2006/11/27 04:28:35 PM
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