ぶたのものづくり

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May 20, 2011
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565656.jpg
SP武川のモンキー用旧スペシャルクラッチこと
通称「スペクラ」。
手元に新品同様に復活したカバーがあるんだけど

・・・一体コレ、いつ登場したんだろう?



90年代にレースでモンキーを使っていた人の話では
「その頃はもう現行風カバーしかなかったよ」とのこと。
つまり、旧スペクラはそれ以上昔。
そこでちょっとさかのぼると
1984年の雑誌にはすでに

うわぉ。

さらにさらに
「1次側だとクラッチがポンポン爆発するから」
「ホンダ純正で2次側クラッチがなかったから作った」
という話を聞けたので
CD90が2次側クラッチを採用する以前の話というのもわかった。
となると1980年以前になるはずだから(たぶん)
初登場は1970年代後半?




ついで言うと、「スーパーヘッド」初登場の時期も「?」。
(※スーパーヘッド登場はGAG登場後とのことなので
 「GAG登場はいつだろう?」と調べてみたら
 Wikiの「スズキ・ギャグ」の項目に
 「余談だが、タケガワの代表的商品である
 モンキー用のボアアップキットスーパーヘッドや
 スペシャルクラッチはギャグのそれをベースに
 開発されたという話は公然の秘密である。」という記述を発見。
 おお、スペクラは
 86年発売のGAGをベースにしていたのか。すごーい←棒読み
 こういう記事、昔よりだいぶ減っちゃいましたね。
 Wikiは妄想や間違いを堂々と断言してるのが楽しいのに・・・)

GAG登場直後にSP武川が「スーパーヘッドを積んだGAG」で
ミニバイクレースに参戦したらしいので

スーパーヘッド初登場は1986年か
遅くても1987年ということがほぼ確実に。






スーパーヘッドはだいたいわかったので
話戻ってスペクラ!


SP武川のスペクラが
「モンキー初の2次側クラッチ」と思っていたけど
1977年8月(たぶん)の雑誌記事に
「ダイシンの乾式クラッチを付けたSP武川モンキー」を発見。
・・・となると、1977年の夏にダイシンから登場した
モンキー用の乾式クラッチ(当時59500円)が
「ホンダ横型エンジン用初の2次側クラッチ」?

話逸れるけど、このダイシンの乾式、マジヤバイ。
巨大な穴で軽量化されたプライマリドリブンギアとか
(現代のパワフルなエンジンに装着したら
 一撃で粉砕すると思えるほど!)
クーリングのためか軽量化か知らないけど
「それ・・・ダメじゃね?」と考えちゃうほど
カバー横にわざわざドリルでたくさん穴開けたり!
「何を優先しているか」という順位付けが明確で
メーカーの意地に感動できます。
もちろん現代では、こんな商品発売できないでしょうけどね。


話戻って推測ですが
ダイシン乾式をふまえた上で
「2次側で、壊れないように、しかも普通に使えるように」
とSP武川が開発したのがスペクラな気がしてきました。
なのでこれは推測ですが
ダイシン乾クラ後の1977年以降で
(遅くても1984年までには確実に発売しているのはわかってます)
2次側CD90の発売前の1979年以前に登場?

これならつじつま合うし・・・
なんとなく見えてきたような?





さてさて
1974~77年くらいの雑誌記事を見ていると
メーカーの商品にはプライドがあるし
記事には必ず「これらのパーツ付けて公道走るな」ってあるわ
何もかもライトになった現代とはエライ違いで
こりゃ熱い。
なので昔のナマを知ってるオジサンたちのことが
ちょっとうらやましくなったり。

山があったとして、登ってるとして
ロープウェーで途中まで一気に登ってきたような人と
ふもとから歩いて登ってきた人とじゃ
道とか景色とか、季節とか天候とか
話の重みが全然違う罠。
ブタはもちろんロープウェー乗ってきたし
今さら「一度降りて歩いてこい」なんて言われても
時間が逆行しないかぎり不可能だけど
幸いにもブタさん、下の景色を見る時間はいくらでもあります。
でも、山を登っているんだとしたら
途中で下を眺めてる時間なんてもったいない。
なので、リアルで歩いてきて登り方や道を体験してきた
「昔からの人」がうらやましいなー、と思ったわけです。

もちろん、間違った道筋を覚えちゃってる場合とか
正確には覚えてない、なんて場合も多いもの。
でも「正しいか間違えてるか」なんてどうでもいいでしょう?
そもそも改造とかチューニングなんて
踏み込んではいけない樹海みたいなもので
やろうとする時点で目指す山を違えてますよ立派に。
どこまで行っても山頂はないし
入ろうとする時点で頭狂ってるんだから。
ただし、先人が通ってきた道筋を知ろうとせず
2~30年も前、先人が迷ってる間に見つけた道
(それも今じゃ使われていないようなもの)を
偉そうに「自分が見つけた」風に出してる商品は大問題。
また道に迷って失敗するのにね。
「なんでこの道がダメだったか」は知っておかないと損します。
この世界に目指す「上」とか山頂はないんですよ。
見えていても、絶対に届きません。

今度東京行った時には
国会図書館に寄って
古い雑誌を探して読んでみるかな・・・?





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Last updated  May 21, 2011 12:23:52 PM
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