サルサを踊って、ワインを飲んで、Human Resource Managementを考える

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2009.12.19
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本日の日本経済新聞の経済教室(山内昌之 東京大学教授の記事)は、大変勉強になった。


「純粋な物欲と対立する概念としての禁欲の精神こそが、冨だけを追及する貪欲や拝金主義を抑制できる」(マックス・ウェーバー)

マックス・ウェーバーは論文『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中で、カルヴァン派の予定説が資本主義を発達させた、という論理を主張している。

カルヴァンは、宗教改革の立役者で、『予定説』とは、神に救済されるかどうかは、教会への寄付等による「善行」をどれだけ積んだかには関係なく、救われるものと救われない者とに既に予定されているとする説。全能の神に対して人間が徹底的に無力であるという考えを背景に説かれたものといわれている。
これでは、人々が救われるか救われないかはわからぬままの為、毎日を虚無的に過ごすしかなくなってしまうのであるが、カルヴァンは同時に「職業」は神から与えられたものであるとし、神に与えられた仕事に禁欲的に没我的に打ち込み、その結果得た資産を備蓄することをよしとした。

こうして、禁欲的労働(世俗内禁欲)に励むことによって社会に貢献し、この世に神の栄光をあらわすことによって、自分が救われているという確信を持つことができるようになる、という一巡の社会思考システムが築かれた。


マックス・ウェーバーは、この過去の歴史的転換を分析し、カルヴァンの影響を受けたプロテスタントが、暇を惜しんで少しでも多くの仕事をしようとし、その結果増えた収入も享楽目的には使わず更なる仕事のために使おうとした為、結果的に資本主義を発達させた、という論理を展開したのである。

カルヴァン派といえば、イギリス国教会の改革を唱えたプロテスタントの主力グループであり、市民革命の担い手として歴史に登場している。イギリス本国での弾圧を逃れるべく、1620年にメイフラワー号で渡米したのもピューリタンである。



マックス・ウェーバーは、資本主義論について、信仰が薄れ、資本主義を内側から駆動する精神が弱体化すると、営利追求が自己目的化すると説き、営利主義者の人々を「精神のない専門人、心情のない享楽人」と批判し、将来を悲観したという。





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Last updated  2009.12.19 19:48:49


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