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2010.09.08
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カテゴリ: Editor's Life




 入社して間もない頃というのは、すべてがわからないことばかりで、毎日必死になって仕事を覚え、心にも余裕がありませんが、3年を過ぎた頃になると、編集作業も一通り経験して仕事の段取りも覚え、作業の全体を見渡しながら、先を読む余裕も生まれてきます。 でも、この “ちょっとした自信が芽生えた頃” が、 “思わぬトラブルを起こす頃” なのかもしれません。

 僅かな経験から掴んだ “ちょっとした自信” 。 このこと自体は、次へのステップとして、とても大切なことだと思います。 でも、途中で何か問題が起こったときに、この僅かな経験だけに照らして事を判断してしまい、胆略的に (自分には正解と思える) 方針を導き出してしまいがちであることも確かです。 

 でも、自分も新人時代に経験がありますが、何か問題が起こったときに (自分なりの考えを導き出した上で) 先輩や上司に相談してみると、 「そんな方法や解決策があったのか・・・」 と感心させられる (勉強になる) ことが多かったものです。

 自分に (自分の仕事に) 自信を持つことはとても良いことですが、決して、独りよがりになってはいけませんし、わからないことを他人に聞くことは決して恥ではありません。 恥なのは、わからないのに、わかったふりをすることです。 判断に悩んだら、自分の周りの人に聞いてみる。 そのために、先輩や上司はいるのですから。

 私が知る、 経験豊富な敏腕編集者の方々は、 決して “自信過剰” ではなく、“自分に自信があるからこそ、謙虚であることを大切にしている” ように思います。






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Last updated  2010.09.09 01:55:07
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