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2007年05月19日
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カテゴリ: 飛び出せ 芋!
岡山

山口、広島とご当地芋焼酎、訪ねてきて、今回は岡山。
「翠王」という芋焼酎と出会う。


翠王25翠王 原酒


その名の通り「すいおう」芋を原料とする黒麹仕込み。
この聞きなれない芋は
実は茎や葉を食べるために開発されたもので
品種登録を得るまでに実に10年の年月がかかっている。


鉄、カルシウム、カロテン、食物繊維、総ポリフェノールなど、
多くの成分含有量で、ほかの多くの野菜を越える。
血糖値の上昇の抑制、血圧降下があり、
ルティンやビタミンKなどの特有の成分比も高い。
健康野菜として注目されつつある存在....

とは九州沖縄農業研究センターの方のお話。
今、各地で「すいおう」育成に取り組み始めているようだ。
「きびみどり」とか「ヘルシー菜」なんて呼び名もある。

すいおう 葉すいおうの葉っぱ

まぁ、葉っぱに栄養があるからといって、

ただ、分析、実験そのものが行われていないだけなんだがね。
葉っぱ利用のための開発品種なので、
実には関心がなかったようだよ、ワトソン君。

そんな中で、芋実に着目したのが岡山の三村勝則氏、
酒のみむら
そして、この挑戦が岡山県初の芋焼酎を生むこととなった。
平成16年、勝山町の 辻本店 という蔵元さんでスタート。
しかし、不運なことに火災で焼酎蔵が損傷を受け、
現在は新見市の 三光正宗 さんにて仕込まれている。
今年の「翠王」は減圧蒸留から常圧蒸留に変えたことで、
芋の風味がより強調されているとのこと。

  ひと言で言うとどんなお味ですか?

  ブランデーに似た味わいとでもいいますか....

  それは造りによる工夫から来るもの?

  いえ、「すいおう」が持つ特性です。
  芋の特徴ですよ。

  造りの上では木樽を使うとか寝かせるとかではなく?

  特段、変わった造りはしていません。

今年分は原料芋が不足して、熊本から調達。
本当は地元のもので造りたいのだという。

「すいおう」は非常に代謝の激しい野菜で、
葉っぱでさえも収穫して30分程度でしなだれてしまうらしい。
だから、その芋となると貯蔵性は低そうでしょ。
かなりシビアな管理体制が必要みたい。

そこで、原酒を口にした人間からひとこと。
今の味がスタートだとすると、
まだまだ、大きな可能性を持つ芋だと思う。
多くの困難な状況を乗り越えてなお、
この味は追究していってほしい。
飲むことしかできない人間は身勝手にそう思った。


  取材協力 
酒のみむら  三村勝則氏
三光正宗株式会社
    九州沖縄農業研究センター
松元青果商店          敬称略
    みなさん、ありがとうございました。







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最終更新日  2007年05月20日 01時29分59秒
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