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以前にダイエットのことを少し書いたことがある。

ダイエットは単純な”足し算引き算”である。

それが判っていながら、様々な”ダイエット方法”にチャレンジし、大半の人間は失敗して別の方法を探す。ダイエット産業は衰えることなく、巨大な市場を維持している。

単純な足し算引き算と言ったが、これは誰もが認める事実だ。

痩せたいと思えば、摂取カロリーを減らし消費カロリーを増やす。そうすることで、とりあえず健康な人間なら自然に痩せることができる。

むしろ痩せている人間こそ、医療行為を取り入れたダイエットが必要なのだが、そこら辺はダイエット産業にとって旨みのある話ではないので、大きく取り上げられることはない。それどころか周囲から”痩せてていいわね”などと言われる。大きな間違いである。

人間もまた動物である以上、本能の奥底に飢餓に対する恐怖が生きて活動している。野生の時代の名残が意識に根を張っているのである。それ故、太ることは本能が命じていると言える。

健康的に太ることは、とりたてて気にする必要のない自然な状態なのである。

問題は”健康的ではない”太り方である。これをこそ肥満と呼ぶべきであって、”健康的に太ること”は肥満と呼ぶべきではない。



人間の身体は本来健康維持するように出来ているから、”太っておけ”という本能的命令が正しく発せられていれば、健康を害するほどに太ることはない。まずいのは、その本能的命令が正しく発せられない場合である。

さて、腹が減れば食べ物が欲しくなり、飯を食えば眠くなる。
このプロセスは人間の身体にとって自然だが、生活環境がそれを許さない。

飯を食えば眠くなるのは、動物の行動の第一目的が食料を得ることであるからだ。食料を得れば、更に得ようとする必要がないので、活動は鈍る。

人間も動物としての部分で、同じ流れが起きる。

しかしながら、自然の流れとは無関係に、生活があり仕事がある。
その環境にあって、一個の人間の中でヒトとドウブツが争いあっている。

ヒトはドウブツを管理しようとするが、時には自分の中のドウブツを自由にさせてやることも必要ではないかと思う。

自分自身の身体を管理しようなどとせず、身体に問いかけ、身体の声に真摯に耳を傾けることが必要なのではないか、と思う。

そこのアナタ、自分の身体の声に耳を傾けてますか?





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最終更新日  2006年01月11日 13時06分18秒
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