今回もジャイルズ先生のセッションワークから昔の一枚。 このLPも30年以上前に廃盤を探しまくって購入したのでしたが、当時はジャイルズ先生もよくわからんSSWの作品に参加してるもんだな位にしか思っておりませんでした。1曲目のMe Without Youの身震いするほど美しいメロディーには感動しましたが、その後はレコード棚で他のLPと共に長い間眠り続けていた訳です。たしかに70年代初め頃のセッションでのジャイルズのプレイには、クリムゾン時代の興奮を求めるには程遠い作品もあるわけで、お仕事作品という事で片付けちゃったというのもありました。 ところが、このケニー・ヤング氏。実の所ポップスの世界ではとんでもないヒットメーカーで知られる人だったんです。ソングライターやプロデューサーとして60代前半から活躍してた人で、64年に大ヒットしたUnder the Boardwalk(邦題:渚のボードウォーク)の作者の1人でもあったのでした。トップテンに何曲もヒットソングを送り込みグラミー賞も受賞した人物で、ローリング・ストーンズ、ビーチボーイズ、ハーマンズハーミッツ、ベンEキング、ケニー・ロジャース、ジャクソン5、ジョニ・ミッチェル、デビー・ハリー、ケイト・ブッシュ、サム&デイヴ他多くのアーチストと仕事をしたり、カバーされたりと凄く有名な方だったんですね。そんな彼が残した二枚のソロアルバムのうち、最初に出たのが1972年のClever Dogs Chase The Sunだと言う事になるようです。 参加ミュージシャンは、キ-ボード担当のフィアクラ・トレンチのコーディネイトで集められた面々で、当時ジャイルズ先生がよく共演したメンツが顔を揃えています。 Kenny Young - Clever Dogs Chase The Sun (1972)Warner Bros K46111 Electric and Acoustic Guitars - Bob Falloon Acoustic Guitars - Bruce Epstein, Mark Warner Keyboards - Fiachra Trench Bass Guitar - Dave Wintour
Pedal steel guitar - Gerry Hogan (A6,B2,3) Bottleneck guitar - Chris Spedding (A3) Percussion - Barry de Souza (A3,4) Electric Guitar - Dave Edmunds (B3) アメリカ盤は今でも安く市場に出る事がありますが、UK盤は状態のいいものはモノが無いだけに高くなりがちです。 しかし、現在このアルバム、ituneなどのダウンロード販売が行われているので、そこで購入可能です。