1967年からゴードン・ハスケルはバンドのみならず他のタレントにも曲を提供し始めます。その中でもっとも有名で、67年末の西ドイツではチャートにも入ったのがホールド・オン。シャロン・タンディが歌うホールド・オンが最初に日の目をみたのはこのシングルのB面だったのでした(曲自体としてはFleursがRupert's People名義で出したテイクが初出でこのシングルは数日遅れて出たようです)。翌年、ジュリー・ドリスコールスタイルのDaughter Of The Sunとカップリングしてもう一度シングル盤化されていますが、それもドイツでの売れ行きがA面で再発となるきっかけになったのかもしれません。
Fleur De Lysの復刻CD REFLECTIONSに収められているヴァージョンは盤起こしのリマスター、それも1990年代の技術でなので今レコードと聞き比べるとどうしてもレコードでのリミッター部分をCD化に際し古いデジタル処理している為に高域がざらついています。後に出たシャロン・タンディのCDの方が年代が後の為、音質的にも安定しています。 レコードでちょっと音量を上げて聞くと、パンっと張り詰めた空気感が感じられ、バンドが一発録音していた時代の鮮度が現れてきます(この曲は4TRレコーディングでしたが)。同時に古いレコードをCDへ再現することの難しさを覚えます。