まぁ、ゆるく。

まぁ、ゆるく。

PR

×

プロフィール

Clema

Clema

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2026.02.27
XML
カテゴリ: 読んだ本
『イン・ザ・メガチャーチ』 朝井リョウさん

 ​
イン・ザ・メガチャーチ [ 朝井リョウ ]

内容紹介(JPROより)

あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側ーー世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」



「推し活」がテーマだと聞いて読んでみたくなった本なのですが、生温い内容ではなかったですね。ビジネスとして仕掛ける側のえげつなさには引いたし、搾取されているとわかった上で踊るファンの楽しさと苦しさ、そして危うさ。色々と考えさせられました。

印象的だったのは最後の方、仕掛ける側で、冷静で淡々としている国見さんが、やり方を間違えた久保田さんに「視野を狭めるのって、やっぱり楽しかったですか」と訊いたところ。
熱狂できない人にはできない人なりの「間違いへの憧れ」があるのかもしれないと、そこで初めて国見さんに人間らしさを感じました(それまではひたすら怖かった)。

同じく国見さんが言っていた「(ファンから絞り取るのではなく)自分自身を使い切らせてあげているんです」という言葉も印象的で。たとえるなら、自分が死ぬ時になって「燃え尽きるほど何かに熱中したり、心を埋め尽くすほどの思い出を作っておけば良かった」と後悔しない人生=「使い切った人生」なのかなと思いました。善意や優しさから出た言葉ではないんだろうけど。

一番良いのは、「メガチャーチ」が今のような搾取システムではなく、クリーンな形で作用すること。
でも来るのかな、そんな時代・・・。人間が人間である限り、無理な気がする(人は欲深い生き物だから)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.02.27 10:32:33
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: