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9月初旬に阿蘇カルデラ周辺をめぐりました。カルデラ東内側にある「古閑の滝」を見てきました。滝口のある台地は平らであまり水が集まりませんが、台風一過のこの日は水量が案外多かったのではないかと思います。それにしても落差が大きい。約100mだそうです。この滝の水は垂直に近い坂梨流紋岩の岩肌を男滝、女滝の二つに分かれて流れ落ちるそうですが、この日は1筋しか見えませんでした。古閑の滝の位置は阿蘇カルデラの東の内縁部にあります。この古閑の滝は、阿蘇カルデラが形成される以前27~29万年の溶岩(坂梨流紋岩)を流れ落ちています。①カルデラ形成以前に溶岩が噴出(以下の図は駐車場の阿蘇ユネスコジオパーク掲示より)②巨大噴火で中央が陥没すると同時に坂梨流紋岩上に火砕流堆積物がつもり、 川や谷を埋め立てカルデラ上部に平地ができる。③滝がかかる絶壁は阿蘇最古の溶岩がむき出しになっているところです。水量はそれほど多くないのですが、この岩壁がすごい迫力でした。1月から2月は氷瀑になるそうで、ライトアップもされているようです。しかし、午後4時過ぎで人気はまったくなし、駐車場には車1台もなく、職員もおらず不安になりながらも向かいしました。徒歩5分とwebの案内にありましたが、急こう配の山道をゼイゼイいいながら登って15分かかりました。山道を登り切った尾根。道は整備されていましたが、ここまで途中にあった竹の杖を借りてもきつかったです。このあたりから、やっと水音が聞こえてきます。人気がない道に両側から草が浸食し始めていて実に不気味な感じ。イノシシやクマでも出るんじゃないかと不安でした。登りがきつくて、怖くて思い出に残る滝でした。それにしても、阿蘇カルデラは壮大です。
2024.10.20
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9月の初め、台風10号が富山県に向かったころ、熊本県阿蘇市を訪ねました。阿蘇火山群の火砕流が作りだした、幅20m、落差10mほどの滝です。台風通過の後でしたので、これでも水量が多かったと思います。ゴウゴウというより、ザーっという感じでおとなしい滝ですが、裏に回ることができます。暑い日でしたが、滝のしぶきが漂って涼しかったです。上の写真で分かると思いますが、滝のひさしはぶあつい凝灰岩です。次の写真は案内板の記事です。噴火前、かつての川が作った柔らかい土砂の層の上につもった火砕流堆積物は、その 熱と圧力で固い岩(今 の滝上部をつくる岩) となりました。その後、柔らかいかつての河川堆積物が浸食されくぼみが作られます。後ろから見ると水のカーテンのようです。暑い中、涼むことができました。
2024.10.17
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2024年のノーベル化学賞はAIでたんぱく質の構造予測に成功した研究者ら3人に授与されました。①全く新しいたんぱく質の設計に成功;アメリカ、ワシントン大学のデイビッド・ベイカー教授https://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize/2024/chemistry/article_01.html よりコンピューターを使ってたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸から他のたんぱく質とは異なる全く新たなたんぱく質を設計することに成功。たんぱく質を自由自在に設計することで、例えばコロナウイルスを阻害するたんぱく質を設計して薬をつくることができたり、新しい触媒や酵素をつくって環境問題の解決につなげたりすることもできる。←分子科学研究所の小杉貴洋助教談②AIでたんぱく質の構造予測に成功;「DeepMind」社、デミス・ハサビスCEO、ジョン・ジャンパー氏引用先同上ハサビスとジャンパーは「アルファフォールド」と呼ばれるAI=人工知能モデルを開発。すでに形がわかっているたんぱく質のアミノ酸のつながり方をAIに学習させることで、折りたたまれた状態の立体構造を高精度に予測することができ、これまで、多くの研究者が特定した2億個のたんぱく質の構造を予測した。これまで、タンパク質の3次元構造は目的のタンパク質を精製し、結晶にして、X線回折による構造決定を行わなければならず、かなりの時間を要していた。タンパク質のデザインにおいて、アミノ酸配列の検討ー生成するタンパク質の3次元構造ー触媒機能の予測ーDNAシーケンスの確定ータンパク質の合成という流れが高速に進展しそう。今年のノーベル物理学賞はAIの中核担う「機械学習」の基礎に関わったアメリカの大学の研究者など2人が受賞しており、なんだかAI祭りが起こっているよう。
2024.10.15
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9月の初め、台風10号が富山県に向かったころ、熊本県阿蘇市を訪ねました。阿蘇カルデラ内の南の裾野には、たくさんの湧水があり、それぞれ飲用可能なおいしい水が湧き出しています。その代表である白川水源は毎分60トンもの豊富な湧水であり、環境省が日本全国から選ぶ”名水百選”にも選ばれています。環境整備協力金を100円払って水源へ向かいます。水汲み場があり、ひしゃくで汲んで味わうことができます。まろやかでおいしい水。コーヒー淹れたらおいしいだろうなぁ。ペットボトルに水を持ち帰ることができます(ペットボトルも売っていた)。近くには、塩井社水源、川地後水源、寺坂水源、湧沢津水源、池の川水源、小池水源、吉田城御献上汲場、明神池名水公園、妙見ヶ池、竹崎水源など、良質で豊富な水が湧出しています。このあたりは特に水源が発達していて道路沿いにたくさんありました。公益財団法人 日本地下水学会「九州地方の地下水」から抜粋・改変先阿蘇火山岩類上にできた扇状地からの自噴帯がこのあたりに分布していると思います。このあたりは溶岩流の上に火砕流層・れき層があり、そこに水が保持されているようです。阿蘇カルデラ周辺は北縁も南縁もたくさんの自噴帯があり、そこでは、きれいな水が豊富に湧き出していました。
2024.10.06
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東京スカイツリー麓の「ソラマチ」手芸ショップの「貴和」で構造式ピアスを見つけました。gargleというブランドのScienceシリーズです。50歳若かったらつけてたかも知らん(笑)実物を見たい方は「貴和」(銀座にもある)にお出かけください。オンラインショップもあるので、興味がある方は覗いてみてください。リンクを下にはっておきます。Garagle online サイエンスシリーズDNAやドーパミン、セロトニン、ビタミンCなどたくさんあります。とくにビタミンCは酸化型と還元型がペアになっています。6年前に他から購入したことがありました。ドーパミンのネックレスが届きました→2018/10/15ブログ※このほかに、Gargleではアートシリーズがあり、音符や名画のネックレス、ピアスがあります。
2024.10.05
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