森安さんは視覚障害特別支援学校(盲学校)で数十年前に11年間勤務されました。以前は全盲教育中心の点字教育で進路はあんま鍼が多かったのですが、その後重複障害の教育が増えて新しい教育課程になり、進路も施設や就労支援事業所が増えてきていました。初任の頃、高等部の重複学級の担任をやってほしいと依頼され、2人担任制や帯時間時間割を仲間や管理職と相談しながら実施し教育をつくり上げていきました。いつも生徒たちにどんな力をつけてあげるのか、どんな内容を教えてあげようかと悩んだのですが、当時はまだ蓄積が少なく多くがゼロからの出発で仲間と相談しながらクリエイティブに進めていかれたそうです。いつも生徒の小さな成長や発達に寄り添い、ともに感動することを心がけて良い教育良い経験ができましたと話されました。たくましい視覚障害者の例として、津軽三味線演奏家の高橋竹山さんやバリアフリー研究者で東大教授になった福島智さんを挙げられ、成果と展望も示されました。
多くの学生たちは特別支援教育の実践的な話や経験をあまり聞いたことがなく学びが大きかったようで、とても前向きな感想や考察を書いてくれました。
最後に、森安さんはどんな世界に進んでもクリエイティブに取り組むことが大切と強調され、一同共感しました。

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