愛犬と下町のブログ

PR

プロフィール

2022-0110ルビーとピエロ

2022-0110ルビーとピエロ

カレンダー

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.11.26
XML
バスに乗る裕子と聡美。
 裕子はバッグの中をひっくり返している。 「裕子さん どうしたの?」
「あれが見つからない!!」
「あれって?」
「あれあれ」 
「スカーフ?」
「そうそう スカーフスカーフ この頃なんて言ったらいいか忘れちゃうことがあるの」
「みんなそうよ」
「でもスカーフ部屋に取りに行かなきゃね」
「裕子さん忘れたら困るから二つ持って来たの 裕子さんのピンクのスカーフほどキレイじゃないけど」
 子どもみたいに飛びつく裕子。
「バスでご説明しますわ」
「聡美先生 よろしくお願いしま〜す」
 ますますはしゃぐ裕子。
 バスに乗ってアル·パリード遺跡を通りヨブの墓をお参りした。
 聡美は話始めた。
 ヨブと言う人は色々な困難に会ったがただひたすらにアッラー(神)を信じたんです。それゆえに恵みを受け救われて以前より幸せな人生を送ったと言われているの。心境心の厚い人だったそうよ。そこをお参りするには必ず素足にならなければいけませんよ。そして女性は必ず頭にスカーフのようなものをかぶらなえれば行けなかったんです。
 聡美が裕子に黄色いスカーフをかけた。白いブラウスとよく合っていた。まるで裕子は妹のように見えた。
「オマーンの言葉で サラマレコン」 
「サラマレコン?」
「サラマレコン 貴女に神のお恵みを」
「貴女に神のお恵みを」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.11.26 18:02:07
[こんぺいとう〜世界一周ひとり旅] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: