醍醐山と下部(しもべ)温泉

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2020.01.13
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カテゴリ: 山と生きる
山が最も美しく見える瞬間の一つが「モルゲンロート」です。

まだ明けきらない東の空から、一筋の赤い光線が山筋を照らし、山脈や雲が赤く染まる朝焼けのことをいいます。

そのあまりの美しさに心打たれた少女についてのエッセイが、中学3年の国語の教科書に載っています。

市川三郷町より:左から櫛形山・北岳・大崖頭山


八つか九つくらいの年頃だった。朝はまだひんやりしていた。
私は門柱に寄り掛かって空を見ていた。朝日が昇ろうとしていたのだろう、透明な空が色づいていた。

市川三郷町より:左から櫛形山・北岳・大崖頭山・鳳凰三山


朝早く戸外にノートと鉛筆を持ち出して、私はなにやら書きつけていた。


市川三郷町より:左から櫛形山・北岳・大崖頭山・鳳凰三山


けれどもなんという絶妙な光の舞踏……。

茅ヶ岳と煙突の煙


私はあの朝、初めて言葉というものの貧しさを知ったのである。
絶望というものの味わいをも知ったのだった。
自然の表現力の見事さに、人のそれは及びようのないことを、魂にしみとおらせた。

(明日に続きます)





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Last updated  2020.01.13 06:00:10
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