PR
コメント新着
カテゴリ
カレンダー

【香港=吉田健一】香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは13日、中国各地で行われている犬の処分や管理強化などの狂犬病対策キャンペーンが、胡錦濤国家主席の指示で中止になった、と報じた。
胡氏は愛犬家からの嘆願書を読み、キャンペーン中止を指示したという。
同紙によると、キャンペーン中止を求める愛犬家ら6万人以上の署名を添えて嘆願書2通を出した女性のもとに、胡主席が嘆願書を読み、11月末にキャンペーンを中止させたと、主席の筆頭秘書から連絡があったという。この女性は、嘆願書に加え、犬の処分を含む中国の狂犬病対策が海外メディアで取り上げられたことも胡主席の判断に影響したと指摘した。
今年、中国では各地で狂犬病が流行し、雲南省で数万匹の犬を処分するなど各地方政府が対策を進めた。北京では11月11日、飼い犬を1匹までに制限する規則に反発する愛犬家数百人が抗議デモを行った。
(2006年12月13日19時54分 読売新聞)