2009年03月13日
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去年の4月から1年間、近所の人に頼まれて、小学4年生の女の子の英語を見てあげていました。

もう何年も前から、会うたびに「うちの子の英語、見てよ~」と頼まれていたのですが、sioの妊娠、出産があったので、そのたびに断っていました。
が、sioも大きくなってきたので、週1回だけ見てあげることにしました。

彼女は、小4になるまでまったく英語に触れていなかった(に等しい)ので、アルファベットも読めないし、英語の単語もほとんど知らない状態からのスタートでした。

「私の好きなようにやっていい」と言われたので、教材は、児童英語研究所のものを使うことにして、「トーキングトレーナー・スターターセット」を買ってもらいました。
そして、アルファベットも文法も読み方も個々の発音も何も教えず(30分のレッスンでは、教えようと思っても無理でした)、とにかく手引書どおりの使い方を宿題として出し、進み具合をチェックする、というのが基本的なやり方でした。

スタートした頃は、英語は読めないし、勿論意味も分からないので、まったく音だけで会話を再現せねばならず、ものすごく苦戦しました。
(1年たった今でも、はっきり「読める」ようにはなっていません)

最初は、2週間で終わらせるべき1レッスンを4週間かけてやったりしていました。


が、私が見てあげる時間は30~40分程度で、あっという間に終わってしまうし、宿題もあまりたくさんは出せないのでどうしようもなく、ただ淡々と進めていました。

夏休みに、復習として、それまでのレッスンの暗唱を宿題にしたら、レッスン1を音だけでほとんど完璧に暗唱してきました。
これには、正直言って、私も驚きました。

それから、理解や完成度を求めるよりも、どんどん先に進めよう、という気になり、「分かろうと分かるまいと、とにかく毎日、宿題をやるように」と言って、2週間経って、出来がどうであれ、次に進むようにしたら、半年ぐらい経った頃から、なんとなく「英語が読めるように」なってきて。なんとなく「単語が分かるように」なってきて、なんとなく「ドリルの問題が正解できるように」なってきました。

それで、ようやく、この教材は、
「大量の英語に触れることで、全体から(ぼんやりと)英語を理解していく」
という、(児童英語研究所ならではの)教材だったんだ、と得心しました。

その頃は、なまじ英語が少し読めるようになってきて、最初はCD通りにできていた(その代わり、間違いも多かった)発音が、逆に悪くなってきて、スピードにもついていけなくなってきました。
これも何だか、英語育児の「読み始め」に通じるものがあるな~、と興味深く思いましたが、せっかく耳だけで音を再現できていたのに、これでは勿体ないと思い、
「1週目のCDの取り組みは、1回目はテキストを見ないで聞くように、2回目はテキストを見ながら聞くように」
と指示しました。


さらに、ドリルの問題形式の部分も、正解率がぐ~んとあがってきました。
本人も最近は「なんだか英語が分かるような気がする」そうです。
(傍で見ていても、そんな感じです)

小学生の耳の良さと「トーキングトレーナー」の威力を思い知った気分です。
最近は、1週ごとに目を見張るような上達ぶりで、私も毎回レッスンが楽しみでした。

来週が最後のレッスンです。

彼女の今後の課題は、「読み(書きも)」と「語彙」です。
これからの取り組み方を手紙に書いて、本人とお母さんに渡しました。
もう私が見てあげることはできませんが、このまま英語を続けて、「小4からバイリンガル」になって欲しいと思います。





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最終更新日  2009年03月15日 02時17分22秒


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