2009年11月17日
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今週は、地道にこちらの本をやっています。


英語通訳への道改訂新版

この本は、通訳教本のスタンダードですが、これまで一度も取り組んだことはありませんでした。

通訳学校で、もちろんこうしたことは習ってきたのですが、学校では、ここまで系統立って教わることはなく、とにかく訳す、訳す中でこうした理論や技術を学んでいく、というスタイルでした。

学校に通っている間は、日々の宿題や予習復習、試験対策に手一杯で、こういう教本にじっくり取り組む時間も心の余裕もありませんでした。
今こうして、基本をじっくり整理する時間があるのは、私にとってはとてもよかったように思います。

独りで勉強していると、どうしても訳が独りよがりになってしまったり、訳のことばかりに頭が行って、パフォーマンス(声の出し方とか)にまで気が回らなかったりするという欠点はありますが、自分の足りないところを自分でじっくり補強できるというメリットも大きいです。

通訳学校に通っている時は、全ての勉強の9割が学校の勉強でしたが、理想は、自分なりの強化6割、学校の勉強4割ぐらいの比率かな~、なんて思います。

やはり、外国語として英語を習得するには、独りで地道に勉強する時間の多寡がモノを言うと思いました。





夫が出張でいないこともあり、夜を中心に、毎日1時間のマンツーマンレッスンを受けています。
これまでに、ネイティブ(イギリス人)を含めて4人の先生でレッスンを受けてみました。

講師はほとんどフィリピン人で、フィリピン訛りの先生もいますが、一見ネイティブばりの英語を話す先生もいます。
これまで、eveのレッスンも含めて、フィリピン人のレッスンばかり受けていたので、「まぁ、こんなもんか」と思っていたのですが、イギリス人(おじいちゃんでしたが)のレッスンを受けた後では、やはりネイティブとの英語の違いは歴然でした。
やはり母語の英語は、第二言語の英語とは全然違いました。
ネイティブが基本的に英語でしか思考していないのに対し、基本的に他言語で思考する人間が英語をしゃべるのは、やはりどこか「借り物の言葉」なのだと痛感しました。

もっとも、教え方の上手下手は、それとはまた別の次元で、イギリス人先生は、英語が通じると分かると、自分の話に夢中になってしまって、私のアウトプットという意味では、あまり実になるレッスンではありませんでしたが、先生の話を聞いているだけでも、リスニングのいい勉強になりました。
リスニングと言っても、「英語の音がどうこう」ということではなく、英語を思考の種としている人が、どういう順番、どういう論理で考え、どういう言葉でそれを表現するのか、が、とても興味深かったです。


フィリピン人先生だと「お互い外国語同士」という気安さがあるせいか、どんなに早口でぺらぺらしゃべる先生に対しても、私も口をはさんで発言できるんですが、イギリス人先生には、なかなか割って入ることができませんでした。
この先生とのフリートークで、ガンガン発言できるようになるのが、当面の目標です。

eveにも、今は(コストパフォーマンスの面で)発音のきれいなフィリピン人の先生のレッスンを受けさせていますが、やはり、いずれは(→中学生とか高校生ぐらいになったらの話ですが)ネイティブのレッスンを受けさせたいな、と思っています。





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最終更新日  2009年11月17日 12時34分38秒


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