こんばんは。
そうなってみなきゃわからないことですけど、私も自分ひとりの心にしまうのは無理かなあ・・・
逆に家族がそうなったときに、私に内緒にしてたらなんで?って思っちゃいます。
何かひとつ望みをかなえてくれるって言われたら、やっぱり死ぬ間際は誰かにそばにいてほしいと思います。

(May 4, 2006 09:36:43 PM)

May 2, 2006
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カテゴリ: 映画・ドラマ
前の日記の本、「4コマ哲学教室」で触れられていたので
興味をそそられ、DVDを観てみました。

死ぬまでにしたい10のこと
死ぬまでにしたい10のこと

突然余命2~3ヶ月と告げられた主人公が、
死ぬ迄にやりたいことを10項目書き出して…
体力が日に日に衰えていく中、その項目を実行に移していくという内容です。

この映画がきっかけになり、自分がもし10項目あげるとしたら、
というようなことが話題になったようですが、
現実になった時でないと、自分の沢山の煩悩や欲望の中から、
本当にやりたいことなんて見えてこないんではないでしょうかね…。


項目は大別すると、今迄やりたいと思っていてできなかったこと、
そして、自分がいなくなった後の子供と夫のためにしておきたいこと、
の2種類、小さな事からちょっとした冒険まで含まれています。

その中の「夫以外の男性と恋をしてみる」という項目、
これは、ファーストキスの相手との間に子供ができて17歳で母になり、
以来、家庭に仕事に尽して来た彼女ならではなのではないかと思います。
愛する夫や子供を裏切るのは許せない、という意見もあるようですが、
それまでの彼女の人生を考えると私は分かる気がします。

「残される家族のために自分の代わりを見つける」という項目も
あるくらいですし、それくらい自分自身の人生の心残りを実践しても
許されると思うんですけど…(ダメ?…笑)


残された家族が幸せでいてくれれば、くらい抽象的には考えられても、
自分の代わりの誰かを、なんて具体的に考えられる人がどれくらいいるでしょうか。

しかも、彼女は自分が余命僅かということを、誰にも言わず隠し通すのです。
…何という精神力。

心配をかけたくないから、というのもあるでしょうが、

違う世界になってしまった、
だからせめて、周りの人間からは特別扱いではなく、
これまで通りに接して欲しい、ということなのかもしれません。
その気持も分からないことはありませんが、
実際にそうするのは大変なことだと思います。

重い現実を独りで背負って、気丈に死に支度を整える彼女に、
尊敬と感嘆は覚えましたが、あまりに見事すぎて…。
映画の切り口がまず、余命モノにありがちなジメジメした感じでなく、
(雨の場面は多いです…笑)
淡々と描かれているということも勿論あると思いますが、
涙もろい私にしては、感動して泣くどころではなく、
立派な生きざまに、ただ呆然という感じです。

彼女の最期の迎え方は、理想だとは思うんですけどね。
多分自分は、もっと不様に足掻くんだろうな~…(-_-;)






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Last updated  Jul 19, 2008 10:27:39 AM
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余命2、3ヶ月  
やまぶき*  さん
長いようで短い、でもそれだけあれば、心残りを片付ける時間もあるかもしれませんね。
だけど一人の心に秘めておくのは反対、残された人たちはどう思うかしら、
死を迎える日まで、苦しみも一緒にと思うのが家族や友だちではないかと思うのですけど、、
勝手に死んでいって、と後で思うかもしれないです、
立派だとは思いますけど、回りを巻き込んで迷惑かけながら死んでいくのもいいじゃないですか、
私はそうしてほしいですね、、
(May 4, 2006 04:07:28 PM)

はじめまして  
ちょっと前に見ました。わたしは、
やっぱり子どもを思う母親の気持ちが一番ジンときたかな。彼女が死んでから、彼女の思ったとおりに事が進んでいて、余計涙が出てしまいました。まだ自分は死なないよね・・・と楽観してすごしている日々の中で、ふと、こんなこともあるかも・・と思わせてくれた映画でした。 (May 4, 2006 04:52:06 PM)

Re:『死ぬまでにしたい10のこと』(05/02)  
リタ0826  さん

Re:『死ぬまでにしたい10のこと』(05/02)  
はじめまして。見てみたいな、と思いつつまだ見てない映画だったので、テーマから来させていただきました。桃饅頭さん の日記もですが、リタ0826さん はじめ、コメントの一つ一つが素敵ですね。リタ0826さん の所へは、お邪魔してしまいました。ではまた! (May 4, 2006 11:52:00 PM)

Re:余命2、3ヶ月(05/02)  
桃饅頭  さん
やまぶき*さん

>長いようで短い、でもそれだけあれば、心残りを片付ける時間もあるかもしれませんね。
確かに、微妙な時間ですね。
苦痛を和らげる薬を飲めば、ある期間は自由に動き回れるというのも条件ではありますが。

>死を迎える日まで、苦しみも一緒にと思うのが家族や友だちではないかと思うのですけど、、
う~ん。家族は悔しいというかやるせない気持になるでしょうね。
病気の場合、看病をすることは家族にとっても死を受け入れる準備をする
大事な過程でもありますから、打ち明ける方が実は家族のためになるんでしょう。
言わないのは結局は自分のエゴかもしれない。
でも、逆に言って欲しいのも家族側のエゴかも…。
そこら辺が一致するといいんでしょうけど。

なんて言っても、日本の場合は先に家族の方が知ってたりするケースが多いから、
選択の余地がないことが殆どでしょうね(^_^;)

きっと自分は周囲を巻き込んで大騒ぎするんじゃないかとは思います(苦笑)
(May 5, 2006 09:19:31 AM)

Re:はじめまして(05/02)  
桃饅頭  さん
kirara8337さん
はじめまして♪書き込みありがとうございます(^_^)

>彼女が死んでから、彼女の思ったとおりに事が進んでいて、余計涙が出てしまいました。
本当に子供のことが一番の心残りでしょうね。
思ったとおりに進みそうという予感をベッドで感じながら、
「死んだら何にも感じないんだから…」と言い聞かせているところに切なかったです。
そうなったらいいとは思っていても、実際に自分の代わりが今迄の自分が居た位置に
おさまっているのを見るの辛いもんですよね。

>まだ自分は死なないよね・・・と楽観してすごしている日々の中で、
>ふと、こんなこともあるかも・・と思わせてくれた映画でした。
本当に、本人がまだまだ先と思っているだけで、実はすぐ近くに迫っているのかもしれない…。
(あ、ドキドキしてきました…)
そう考えると、毎日心して生きなければと思うんですけど、
現実はなかなかできないもんですね…(^_^;)
(May 5, 2006 09:31:19 AM)

Re[1]:『死ぬまでにしたい10のこと』(05/02)  
桃饅頭  さん
リタ0826さん

>そうなってみなきゃわからないことですけど、私も自分ひとりの心にしまうのは無理かなあ・・・
私も無理だと思います。
まず動転して暴れたり(苦笑)卑屈になったりしそうなので、バレバレ…?(^_^;)

>逆に家族がそうなったときに、私に内緒にしてたらなんで?って思っちゃいます。
ですね。心外に思うと思います。頼ってくれなかったことがショックというか…。

でも、自分の最後をどうしたいのか、本人がそうしたいと望んだものなのだったら、
理解してあげたいという気持もあります。気持の整理がつくまでに時間が要るでしょうけどね…。

>何かひとつ望みをかなえてくれるって言われたら、
>やっぱり死ぬ間際は誰かにそばにいてほしいと思います。
私もそう思います。
この映画の主人公も最後は家族の見守る中、息をひきとったのだと思います。

(May 5, 2006 01:00:29 PM)

Re[1]:『死ぬまでにしたい10のこと』(05/02)  
桃饅頭  さん
なお☆ちゃんさん
はじめまして♪リタさんのところでお見かけしました。
律儀においでくださって恐れいります<(_ _)>

>桃饅頭さん の日記もですが、リタ0826さん はじめ、コメントの一つ一つが素敵ですね。
ありがとうございます(^_^)
私はどうか分かりませんが、いらしてくださる方は皆素敵な方ばかりです。
お目に止まったリタさんは、これまたセンスのいいブログを運営されていらっしゃいます。

映画観る前の方に、あまりネタバレになっていないといいんですけど…(^_^;)
また良かったらおいでくださいね♪ (May 5, 2006 01:05:48 PM)

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