May 2, 2006
XML
カテゴリ: 映画・ドラマ
前の日記の本、「4コマ哲学教室」で触れられていたので


死ぬまでにしたい10のこと
死ぬまでにしたい10のこと

突然余命2~3ヶ月と告げられた主人公が、
死ぬ迄にやりたいことを10項目書き出して…
体力が日に日に衰えていく中、その項目を実行に移していくという内容です。

この映画がきっかけになり、自分がもし10項目あげるとしたら、
というようなことが話題になったようですが、
現実になった時でないと、自分の沢山の煩悩や欲望の中から、
本当にやりたいことなんて見えてこないんではないでしょうかね…。


項目は大別すると、今迄やりたいと思っていてできなかったこと、
そして、自分がいなくなった後の子供と夫のためにしておきたいこと、
の2種類、小さな事からちょっとした冒険まで含まれています。

その中の「夫以外の男性と恋をしてみる」という項目、
これは、ファーストキスの相手との間に子供ができて17歳で母になり、
以来、家庭に仕事に尽して来た彼女ならではなのではないかと思います。
愛する夫や子供を裏切るのは許せない、という意見もあるようですが、
それまでの彼女の人生を考えると私は分かる気がします。

「残される家族のために自分の代わりを見つける」という項目も
あるくらいですし、それくらい自分自身の人生の心残りを実践しても
許されると思うんですけど…(ダメ?…笑)


残された家族が幸せでいてくれれば、くらい抽象的には考えられても、
自分の代わりの誰かを、なんて具体的に考えられる人がどれくらいいるでしょうか。

しかも、彼女は自分が余命僅かということを、誰にも言わず隠し通すのです。
…何という精神力。

心配をかけたくないから、というのもあるでしょうが、

違う世界になってしまった、
だからせめて、周りの人間からは特別扱いではなく、
これまで通りに接して欲しい、ということなのかもしれません。
その気持も分からないことはありませんが、
実際にそうするのは大変なことだと思います。

重い現実を独りで背負って、気丈に死に支度を整える彼女に、
尊敬と感嘆は覚えましたが、あまりに見事すぎて…。
映画の切り口がまず、余命モノにありがちなジメジメした感じでなく、
(雨の場面は多いです…笑)
淡々と描かれているということも勿論あると思いますが、
涙もろい私にしては、感動して泣くどころではなく、
立派な生きざまに、ただ呆然という感じです。

彼女の最期の迎え方は、理想だとは思うんですけどね。
多分自分は、もっと不様に足掻くんだろうな~…(-_-;)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jul 19, 2008 10:27:39 AM
コメント(8) | コメントを書く
[映画・ドラマ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

桃饅頭

桃饅頭

Comments

桃饅頭 @ Re:手作りジャムマニアです(04/07) 踊り子で~すさん 書き込みありがとう…

Calendar

Archives

Nov , 2025

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: