ラビィのしあわせ

  ラビィのしあわせ

March 13, 2006
XML
カテゴリ: Miscellaneous
子供の頃は雨の日が大嫌いだった。

どんよりした空を見てると、気持ちまで沈んできたりして。

なのに、最近は、「雨の日もそんなに悪くないなぁ」って思っている。
普段ならコンクリートの塊にしか見えないビルも、違った色調に見えたり、
ビルの壁をよく見ると、雨に濡れた部分が面白い形をしていたりする。
子供の頃、青空を見上げて、雲の形が何に似ているか
当てっこしたのを思い出す。

埃にまみれた街路樹の葉っぱも、

本来の目に鮮やかな緑の色をしている。

いつも見慣れた街が違って見える。


随分前に、「風土記」や「源氏物語」に詳しい友人に聞いた話だけど、
学童期に家が貧しかったために、学校に行けなくて、文盲の女性がいた。
初老になってから、識字教室に通い始めたある日の授業で、
「夕日が赤々と燃えていて美しい」という文章を習った。
その帰り道、彼女は、まさに「赤々と燃えていて美しい夕日」を見て、
生まれて初めて夕日が美しいと感じた。

この話を友人は新聞で読んだらしい。
言葉を大切にする彼女だからこそ、この小さな投稿が
目に留まったのだろうと思うと、その友達を誇らしく思えた。


手段であるから、その表現を知らなかったその女性にとって、
それまでは夕日は美しいと認識する対象ではなかったのかもしれない。

嫌いだと思っていた雨の日が、大人になって違って見えるのは、
少しは成長したってことかなぁ~


   "fire" & "flame"

   "fire""flame"ともに「火」のことを指しますが、
    "fire"は火災を指します。"flame"は同じ火災でも
   小火や、ろうそくの炎(the candle flame)などの
   表現に使われます。"flame"を用いて火災を説明したい場合は、
   複数形の"flames"とします。

森林火災
      a forest fire ○
   a forest flame ×

マッチの炎
      a match fire ×
      a match flame ○   









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 13, 2006 06:22:39 PM
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: