英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2011/10/28
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カテゴリ: 音楽/その他





1972年4月22、29日。この2週間ナンバー2だった“ロッキン・ロビン”。
この曲はボビー・デイというシンガーが1950年代、1958年にヒットさせた曲のカバーなんですが、このボビー・デイ・バージョンも最高2位だったんです。だからオリジナルもカバーもどっちも2位。ちょっと珍しい。

もう1曲は1982年。あのポール・マッカートニーとの世紀のデュエット“ザ・ガール・イズ・マイン”。
この曲が収められているアルバム「スリラー」はウルトラマンモスヒットですよね。もう1億超えるわけですから凄いヒットです。マイケル・ジャクソンがキング・オブ・ポップと言われるようになったわけですが。
このポール・マッカートニーとは1983年にも“セイ・セイ・セイ”で共演して、こっちはナンバー1を独走しました。

ところで“ロッキン・ロビン”のナンバー1を阻止したのはロバータ・フラックの“ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソー・ユア・フェース”(邦題:愛は面影の中に)。
そして世紀のデュエット“ザ・ガール・イズ・マイン”のナンバー1を阻止したのはホール&オーツ“マンイーター”、そしてメン・アット・ワークの“ダウン・アンダー”。それにしてもポール・マッカートニーと共演してナンバー1を取れなかったってのはびっくりしましたよ。あの頃は。

ではキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンのナンバー2ソング。2曲続きます。
“ロッキン・ロビン”、“ザ・ガール・イズ・マイン”。

06 MICHAEL JACKSON // ROCKIN’ ROBIN

07 MICHAEL JACKSON & PAUL McCARTNEY // THE GIRL IS MINE


「とことんNo.2を考えてみたら?」。
2曲続きましたね。
マイケル・ジャクソンで“ロッキン・ロビン”、そしてポール・マッカートニーとの共演“ザ・ガール・イズ・マイン”。

さてそのポール・マッカートニーなんですが、ビートルズ解散後も数々のヒットを量産するギネスシンガー。
意外にもポール・マッカートニーのナンバー2はわずかに“ザ・ガール・イズ・マイン”を除くと1曲のみなんですよ。ポール・マッカートニーはナンバー2少ないですね。
やっぱついてる人ってことが言えるかもわかんないですよ。
1973年に007シリーズの「死ぬのは奴らだ」の主題歌として発表した“リヴ・アンド・レット・ダイ”(邦題:007/死ぬのは奴らだ)。
この曲はビートルズ時代のプロデューサー、ジョージ・マーティンが必死で力を入れたアレンジで。すっごい出来だったでしょ。でもこれがナンバー2なんですよ。

そしてポール・マッカートニーと来ればやはりジョン・レノンですが、1980年12月8日マイク・チャップマンの凶弾に倒れて帰らぬ人となった後、生前最後のアルバムとなった「ダブル・ファンタジー」から2枚目のシングルとしてカットされた“ウーマン”。これ残念ながら最高位2位で終わりました。
そしてさらにこのジョンの死を追悼するために書かれたジョージ・ハリスンの“オール・ゾーズ・イヤーズ・アゴー”(邦題:過ぎ去りし日々)。この曲も最高位2位でした。
ちなみにリンゴ・スターは最高位2位という曲はありません。ビートルズの元メンバーの揃い踏みは第2位に関してはできません。

ところでポール・マッカートニーの“リヴ・アンド・レット・ダイ”を阻んだのは3曲あります。
モーリン・マクガヴァンの“ザ・モーニング・アフター”。これは映画「ポセイドン・アドヴェンチャー」の主題歌。覚えていますかねぇ?
そしてダイアナ・ロスの“タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング”。これは名曲。
そしてストーリーズの“ブラザー・ルイ”という。「ルイ、ルイ、ルイ、ルイ♪」という。簡単な曲でちょっと暗い内容。人種を超えた物語。これが1位ですから。それに阻まれちゃったんですね。

さてジョン・レノンの“ウーマン”を阻んだのはREOスピードワゴンの“キープ・オン・ラヴィング・ユー”。そしてブロンディ“ラプチュア”。この2曲。当時強力でした。
そしてジョージ・ハリスンの“オール・ゾーズ・イヤーズ・アゴー”のナンバー1を阻んだのは9週間もナンバー1を続けていたキム・カーンズの“ベティ・デイヴィス・アイズ”(邦題:ベティ・デイビスの瞳)。これもしょうがないですね。

ということでポール・マッカートニー&ウィングスの“リヴ・アンド・レット・ダイ”、ジョン・レノンの“ウーマン”、そしてジョージ・ハリスンの“オール・ゾーズ・イヤーズ・アゴー”(邦題:過ぎ去りし日々)。3曲。

08 PAUL McCARTNEY & WINGS // LIVE AND LET DIE

09 JOHN LENNON // WOMAN

10 GEORGE HARRISON // ALL THOSE YEARS AGO


小林克也がお送りしています「とことんNo.2を考えてみたら?」。
ビートルズ関係が3曲続きました。
ポール・マッカートニー&ウィングスの“リヴ・アンド・レット・ダイ”、ジョン・レノンの“ウーマン”、ジョージ・ハリスンの“オール・ゾーズ・イヤーズ・アゴー”。

最後にこんな話なんですが、アメリカの映画協会ってのがあって、アメリカ映画が100周年を迎えた1998年から映画のランキングをアカデミーの会員が投票するんですけど、2007年にアメリカ映画ベスト100ってのを投票で選んで発表しているんですが。
第2位は…音楽の第2位やってるから映画の第2位は「ゴッドファーザー」です。第1位は「市民ケーン」。これが1位ですよ。

「ゴッドファーザー」は主演のマーロン・ブランドがマフィアのドンをやりましたね。彼のセリフで「I’m gonna …」「絶対断れないような申し出をするから」っていう。これがなんと名セリフ100の第2位なんです。これなんか、あんまり面白くないと思うでしょ。だけどマーロン・ブランドが言ったから面白いんですよね。
ちなみにセリフの第1位は「風と共に去りぬ」でクラーク・ゲーブルが言った「…」っていう。やっぱクラーク・ゲーブルが男らしく「勝手にしろよそんなのは。俺には関係ないことだ」っていう。そういうセリフが第1位で。第2位がマーロン・ブランドだって。
だけどあの人は結構凝っちゃって、ちょっと整形したりセリフを言う時は口の中へティッシュを両方に入れてるんですよ。それであれを言ったから。そういうような総合的なところがあるんだと思います。

というわけでゴッドファーザーが公開された頃の第2位ちょっと聴いてみる? 
ビル・ウィザースです。“ユーズ・ミー”。

11 BILL WITHERS // USE ME

小林克也がお送りしてきました「とことんNo.2を考えてみたら?」。
今日お届けした曲はクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの“プラウド・メアリー”、同じくクリーデンスの“グリーン・リヴァー”、同じくクリーデンス、あるいはCCR。呼び方いろいろありますが“トラヴェリン・バンド”。
そしてティナ・ターナー“ウィー・ドント・ニード・アナザー・ヒーロー”、同じくティナ・ターナー“ティピカル・メイル”。
マイケル・ジャクソン“ロッキン・ロビン”、マイケル・ジャクソン&ポール・マッカートニー“ザ・ガール・イズ・マイン”。
そしてポール・マッカートニー&ウィングス“リヴ・アンド・レット・ダイ”、“死ぬのは奴らだ”。ジョン・レノン“ウーマン”、そしてジョージ・ハリスン“オール・ゾーズ・イヤーズ・アゴー”、“過ぎ去りし日々”。
そしてビル・ウィザースの“ユーズ・ミー”。

どうですか。この番組そろそろ定着し始めたかな。
僕の中ではもう定着し始めましたよ。皆さん良かったら間奏、意見。リクエスト。リクエストは全米ナンバー2ソングのみ受け付け…(略)

「とことんNo.2をかんがえてみたら?」。
お相手は小林克也でした。






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Last updated  2011/10/29 01:58:36 AM
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